ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師

劇場公開日:

ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師

解説

アフリカ大陸コンゴで5万人もの女性を救い、2018年にノーベル平和賞を受賞した婦人科医デニ・ムクウェゲを追ったドキュメンタリー。「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれるアフリカ大陸コンゴ民主共和国東部で、性暴力によって肉体的、精神的に傷ついた女性たちを20年以上にわたって無償で治療してきた婦人科医のデニ・ムクウェゲ。彼の病院には年間2500~3000人の女性たちが運ばれ、治療の日々は終わることがない。レアメタルや錫(すず)などの豊富な鉱物資源を有するコンゴでは、武装勢力による利権争いが続き、それらが女性たちの悲劇を生んでいた。根本的な問題の解決がなければ、永遠に女性たちの治療を繰り返すことになることに気づいたムクウェゲ医師は、コンゴの地で女性たちの身に起きている悲劇と、その原因を世界に向けて発信し始める。常盤貴子がナレーションを担当。監督はTBSプロデューサーの立山芽以子。

2021年製作/75分/G/日本
配給:アーク・フィルムズ
劇場公開日:2022年3月4日

スタッフ・キャスト

監督
製作
竹内明
エグゼクティブプロデューサー
大久保竜
渡辺信也
プロデューサー
藤井和史
松原由昌
撮影
寺尾文人
音声
長谷部全伸
吉良絵里菜
編集
大生哲司
MA
深澤慎也
音楽プロデューサー
服部英司
音楽
深澤恵梨香
選曲
越前屋修
語り
常盤貴子
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(C)TBSテレビ

映画レビュー

3.5Don't Anticipate a Happy Exit

2022年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

Mukwege is a documentary of an African doctor who treats women raped by Congolese rebels. The film interviews past perpetrators, many of whom were child soldiers and now carry on ordinary lives. Obviously it's difficult to watch but it's a must-see. It's a pretty in-depth production for Japanese documentary standards. Perhaps not the most theatrical of films, it's more bold than anything on TV.

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Dan Knighton

4.0根底にあるのは

2022年4月14日
Androidアプリから投稿

国家の弱体と女性蔑視?
武装勢力の脅威にも関わらず、とても働き者で芯が強いコンゴの女性達 アフリカ大陸は資源が豊富なことやルワンダ虐殺については知っていたのですが、そんな危険な場所であっても住居や人も密集した国の様子 本来ならとても豊かな国のはずがなぜか貧困が蔓延 先進国は自分たちの生活が如何に犠牲を払って成り立っているのか一度立ち止まって考えてみるべきだと思いました。スマホがひいてはコンゴの女性達に危害を及ぼしているとは! しかし情けないですがリサイクル、なるべく買い換えない位しか出来ることが無い レアメタル代替開発は進んでないんでしょうか?
日本にも縁のある方で、好きな言葉が、ありがとうなんてありきたりでなく「利他」っていうのも深い コンゴの女性達の為にもご無事を願うしかない

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ゆう

4.0【”利他の大切さ””愚かしき武装勢力の男達は、どれだけ非人道的行為を行うのか!”コンゴ東部の都市で、命を懸けて心身共に傷ついた女性達を救う崇高な医師の姿を追ったドキュメンタリー作品。】

2022年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ー 今後民主共和国東部の都市、ブカブでは今でも年間2500~3000人の女性が100を超える武装勢力にレイプされ、心身に深い傷を負っている。生後半年の赤子が含まれていると伝えられた時には、耳を疑った。-

◆感想

 ・ブカブは隣国、ウガンダ、ルワンダと近接しており、更にスマートフォン、やパソコンに欠かせないレアメタルを始め、鉱物が豊富な土地である事。
 それ故に、隣国からも武装勢力が国境を越えて侵入してきて、コンゴ人民を虐殺したり、”自分達の力を誇示するために”女性を年齢問わずにレイプしているという実態。
 - 恐怖による、支配を図る武装勢力。それに対し、コンゴの司法機関は腐敗し、法治国家としての機能を果たしていない事が、描かれる。
   懲役5年でも、刑務所長に賄賂を贈れば、4カ月で刑務所から出てくる”不処罰”の文化が生み出す負の連鎖。-

 ・その状況に対し20年以上も、傷ついた女性を保護し、長い時間を掛けてケアをするムクゥエゲ医師の姿。彼の家の周囲には国連兵士が24H、警備を行っている。過去に暗殺未遂事件に会ったからだ。
 - それでも、彼は屈せずに日本を含めた世界を飛び回り、コンゴの窮状を訴える。
   ・”皆が使っているスマートフォンは、コンゴ人の血に塗れている。”
   ・”知っているのに、知らない振りをするのは同罪である。” -

 ・劇中、元、武装勢力に所属していた20代の穏やかそうな男性が登場するシーンも印象的だ。武装勢力に家族を殺され、母や姉がレイプされ自分は強制的に武装勢力に連行され・・、いつの間にかドラッグを服用しながら、レイプする側に回っている。
 - 正に負の連鎖である。-

<大変、重く見ていて苦しい気持ちになるドキュメンタリー作品であるが、一人の崇高な医師の姿が印象的である。
 ムクゥエゲ医師は、日本を訪れ、元安倍首相とも会ったそうだが、日本はキチンとした支援をしているのであろうか・・。
 広島に落とされた核爆弾のウランが、コンゴ産だったという話も、切ない。
 法治国家として、キチンとコンゴ行政府が機能していれば、あんなに貧しい国ではなく、レアメタルを始めとした貴重な天然資源により、富める国になっていたであろうに・・。
 今作は、大きな問題提起を観る側に投げつけてくる作品である。>

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NOBU

4.0コンゴの再生

2022年3月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知りませんでした。
武装勢力のレイプの実態。
助けた人、5万人以上のムクウェゲさん、ノーベル平和賞納得です。
資源がいっぱいのコンゴ、たくさん買っている日本、「利他」ですね!

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かん

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