母性のレビュー・感想・評価
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凄い!戸田恵梨香さん(宗教的世界に入り込んでる!)
「湊」ワールド
ストーリー以上に、演技が凄い!
内容は、原作で! 今日は映画の感想。
戸田さんが演じ出すルリ子の精神世界は
映画ならでは、映画でしか味わえない‼️
(引き込まれる)
人には果たして「善人」と「悪人」で
分けられる、区別される指標など
ないのかもしれない?を
表情、たたずまいだけで
見せてくれる戸田さん! やっぱり凄い。
芽郁ちゃんも、役どころにピッタリ!さすが。
いい役者さんに、どんどんなっていくね。
高畑さんは、もう別次元の演技
(このあたりは、監督の想像を越えてたと思えるほど、凄まじい)
大地さんの世間離れ感も、大好演です。
愛能う限り娘を愛しなさい。
物語は、母親視点、娘視点の二つの視点から描かれる。
「母性」とはなんだろうか?ある辞書には「本能的に女性に備わっているものではなく,一つの文化的・社会的特性。」と記述があり、もう一方の辞書には「女性に備わっている、子供を生み育てる資質。」と記述があった。私自身も母親からは無条件に愛を注がれ、それが当たり前の様に育った。辞書からも異なる記述があるように、この異なった記述こそが母親と娘の食い違いを加速させていく。
ルミ子は母親から無条件の愛を最大限に注がれ育った。しかし、その無条件の愛こそがルミ子が娘よりも母親に依存してしまう原因を作ってしまった。娘を愛せない母親、母親に愛されたい娘、この言葉を書くだけでも悲しくなってくる。
映画は見る人によって感想が変わるが、この映画はそれが顕著に現れると感じた。私は娘を愛さない母親に心底憎しみを感じた。劇中の最後で娘を愛する感情、「母性」が目覚めたような雰囲気になっていたがいつもの様な単調で淡白な言い方で私にはまだ母親の依存から解かれていないと感じた。
「母性」を感じることで子供は自分の存在価値を見出すと心理学論文に記述があった。劇中の女子高生自殺、娘の自殺未遂は自分の存在価値を母親から認識して欲しかったのだろう。
母親視点の感情、娘視点の感情、この二つの気持ちに一つずつ寄り添ってもう一回観賞したいと思った。
母性は持って生まれたものではない
母、娘、命が引き継がれていく。
女は、母と娘のどちらかしかいない。
母に深く愛されたルミ子は、自分が母になっても娘だったのね。うーん、娘が母になる瞬間とはいつなのでしょう。
ルミ子の娘、さやか(後半でようやく名前が分かりました)は母の愛を受けたくて必死に見える。
同じ場所で同じ言葉を聞いても、捉え方は人によって違う。正確な感情を言葉で伝えるのは難しいから、普段のコミュニケーションが大事。ん、正確な感情ってなんだ?伝える必要あるのか?そこに愛はあるんか?あら?
義母の振る舞いが酷すぎる。それに対するさやかの反応は分かるけど、ルミ子の気持ちがよく分からない。。日本中、特に田舎の方ではよくある家庭事情かなと。
わたしは母なのか、娘なのか。場合によって切り替えているのか。
映画を見ていて、いろんなこと考えました。
観てよかったです。
そして母になる?
大体の大人は「子供でいられなくなった」だけ
原作未読で観賞。
このレビューのタイトルは、
知っている人もいるかもしれないですが
とある漫画の台詞です。ただしくは
「大体の大人は大人になろうとしたんじゃなくて、子供でいられなくなっただけなんだから」。
これはそんな映画。
この作品の見所、
主人公である母と子は勿論なのだが
大地真央、高畑淳子演じる「祖母」。
どちらも演技が素晴らしい。
特に高畑淳子さんの嫌味たらしい演技は
迫真すぎて、心が持っていかれる。
まぁ正直言って終始明るい作風ではなく、
見る人によっては心が痛くなる部分も多々ある事だと思います。
予告だけ見るとサイコホラーかなにかと
見間違えてしまいそうですが、それ系ではありません。
ジャンルは…一応謎を抱えたまま進んでいくのでミステリーなのでしょうか。
まぁ簡単に言えば「毒親」を主軸とした話です。
「真実は人の数だけあるけど、事実は1つ」
これも漫画の台詞です。
真実なんていう物は受けとる人によって
都合のいいように解釈されただけの代物なのだと改めて感じました。
予告が本編をつまらなくする典型的な例
2022年劇場鑑賞276本目。
予告を見る限りでは「告白」の中島哲也監督最新作で、親子がショッキングな殺し合いでもするのかな、みたいな印象でしたが全然違うじゃん!
監督がまず違うし、冒頭で亡くなった女子高生は永野芽郁じゃないし(その記事を永野芽郁が読んでるシーンから登場)なんなんこれ?
あんなに好きなドラマのハコヅメで先輩後輩だった戸田恵梨香と永野芽郁が親子をすることにどこかの記事を目にしてようやく気づいたのですが、同じ歳の吉永小百合と田中泯が親子を演じたのに比べたらKAWAIIもんですよね。
永野芽郁の役の子供の頃を演じた子の表情の使い分けが素晴らしかったのと、高畑淳子が愛しのアイリーンの木野花を彷彿とさせる(いや、さすがにあっちの方が群を抜いてすごかったですけど)鬼姑を演じていたのは良かったです。
ただ、先に書いた予告で期待していたものと全く違うものが出てきたことと、表情の演技は天才的だと思うのですが、声優をやった時に声の演技は正直今ひとつだと思った永野芽郁のモノローグが多かったことで評価は低めです。
高畑淳子さんがさすが
みんなからお嬢様育ち言われてて
それでも出きることはやり続けて
「私は働いたことのない専業主婦でお金も無いから離婚は出来ないの、我慢するしかないの。」
って言わないのはホントにスゴいと思う。
「義母のおかげでここに居れる」って言って奉仕して最後に息子を忘れて戸田恵梨香を
「私の大切な娘」って言わせてるのはそこまで接し続けてきたってことだからとんでもない根性持ち。
でも娘のことはさすがにちょっと。
共感できるところと、ものすごく
「湊かなえ原作」
凄いものを見たなという感じがした。 元々湊かなえ作品は告白を見たこ...
凄いものを見たなという感じがした。
元々湊かなえ作品は告白を見たことがあったが、ただただ映像美というだけで、なんの感情も脇上がらなかった。原作が原作だけにこんなものかと思ってしまったのをよく覚えている。その上で母性を見に行ったのであまり期待はしていなかった。しかし、上映中はただただ気持ち悪くなり今すぐここから逃げ出したい気持ちに駆られるほど作品に魅了された。作中に出てくるものは全て「実際こんな事あるかよ」と言うような豪邸だったり、 タクシーだったりするのだが、それがまた冷静にその場を見れるようになっており、それが故に気持ち悪さを倍増させる作りになっている。作品を通して、事件を通して、また世代を通してなんにも変わらない。その事がより一層私の胸にしこりのようなものを残してくれた。見てよかったと思える1作だ。
まあ、いいか
女には2種類しかない
母が娘か
???
マザコンの戯言(たわごと)はぜんぜん響かなかった
テーマを絞るのはいいけど
なんか、視野が狭すぎないかな
母親が娘より何より大事なんて、自分本位の人間には理解しようがないからね
だから、テーマについてはとは違う事ばかりが気になりました
人間の嫌な部分をたくさん見せられたようで
気分が滅入る
人が生きていく中での現実を突きつけられたよう
例えば死ぬのが怖い病の僕は一時、精神的に追い込まれたけれど、何をしても死ぬんだから悩むだけ損と考えました
だから、死が迫るまで忘れる事にしました
なのに老いとか死を思い出させるような・・・
嫁姑問題とか、介護とか、浮気とか
その時が来た時に考えればいいのに
見たくもないのに無理やり見せられた
物事を突き詰めて考えるのは勇気もいるし、必要な時も有ります
でも大抵は解決できなかったりどうでもよかったり
だから
まあ、いいか
って許容する
その方が気楽に生きていけるし、人生がシンプルです
特に男はメンタルが弱いから、そうやって逃げる必要がある
老いによる権力の交代も突きつけられる嫌な事
怒鳴り散らして頂点に君臨していた姑が介護されるようになって権力が嫁に移る
よく出来た嫁ならいいが、徹底的にイジメられる可能性もある
ただ、その時が来るまで我慢する嫁というのはいかにも昭和的
これを良しとする時代はもう終わっている
なんにせよ、原作者の人生観が古すぎる
男は息抜きに外に女を作り、妻はそれを知りながら平穏を保つ
女は一生愛人ですごすんだろう
これで良しとするのが寛容だろうか
男ばっかりいい思いできる時代は終わりかけているんだろう
たぶんね
やっぱり、男から変わっていかないといけない
とは思う
そうそうたる女優陣は見応えがあった
戸田恵梨香、大地真央、高畑淳子
一歩も引かない永野芽郁は大したものだ
中村ゆりの悪女?は初めて見た
これが毒親か。
湊かなえ作品のため鑑賞。
あらすじなど情報を何も得ずに映画館へ行ったが体感時間10分ほどで出てくる登場人物一人ひとりに恐怖を感じることができた。
特にルミ子とルミ子の母二人だけの空間は狂気を感じざるを得なかった。
進んでいくにつれ、人間社会はこういう部分が有るなと変に納得をしてしまい歯がゆい気持ちになった。この気持ちは「白ゆき姫殺人事件」を映画館で観たときの気持ちに似ている。
田所は始めから裏がありそうで、田所に何が起こるのかを想像しながら観た。
戸田恵梨香の演技は本当に凄く、毒親をこんなにも上手に演じることができるとは。顔にも疲れを感じることができて女優の凄さを実感した。
大地真央が「愛」というたびにあるCMがちらつき、某企業様には罪の重さを感じてほしい。コメディタッチのCMとはかけ離れた演技を今回観ることができてこちらも同様女優の凄さを実感した。
ずっと歳は上だが憧れの人の一人になった。こんな風に歳を重ねたいものである。
※帰りに国立科学博物館で行われている特別展 毒 の広告を見て このタイミングもあり見入ってしまった。周りから不審人物に見られたかもしれない。
♪愛が〜い〜ち〜ば〜ん
良作
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