母性のレビュー・感想・評価
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母性…愛とは
とてもおもしろい作りになっている作品
パート1はルミ子(戸田恵梨香)
と実母とのstory
母を愛し尊敬して母の言うことは
・・"絶対の存在"
で異常とも思える母子関係
パート2はルミ子の娘(永野芽郁)
からの真実
また、同じところの描写でも
母とは違った
真意はおもしろい
パート3は母と娘双方からの真実
と言うことで
ますますオモシロクなっていく
パート1.2はおとぎ話のような雰囲気
でお嬢様育ちのルミ子が明るくて嬉しそう
家も絵に描いたような生活
パート3では夫の家で義母の母に
強いたげられながら義母に使える姿が
痛々しい
ここまで見てくると夫の存在
娘からすると父の存在が見えてこない
母を助けようとしない父を激しく
言うところはスッキリした
・・母性というタイトルだから
分かりやすくするため…なのか
あまりにも"無"の存在
戸田恵梨香の娘の時代実母からの
愛情と
結婚し母になって
娘との愛情のかけ方が
あまりにも違う
自分の思う娘を押し付ける
怖い母になっていた
明るかったルミ子の性格が
娘を持ってから暗いルミ子になっていく
戸田さんの対称的な演技がすごかった
最終的に母性とは…
で母性は二つのタイプがあるらしい
が…いま一つ分からなくてモヤモヤした
タイプ分けは要らないと思う
母親の愛情を求め続ける娘、そんな娘に育てられた孫、 二人の回想シー...
母親の愛情を求め続ける娘、そんな娘に育てられた孫、
二人の回想シーンが交互に繰り返され物語が進行していく。
立場によって事実が捻じ曲がる様はありがちで、
宣伝文句にある驚愕のどんでん返しは期待した程ではなかった。
サスペンスミステリーとしてみるより、
母性とか親子関係のあり方として見た方が有意義かなと。
大地真央演じる祖母は完璧な母性の人のように描かれているが、
その娘である戸田恵梨香はなぜここまで毒親に育ってしまったのか。
そんな毒親が、妊娠した永野芽郁演じる娘と今後生まれるであろう孫に対して、
果たしてどのように向きあうのか。
「私が間違えていたのです」という懺悔最後の言葉。これは何を意味するのだろうか。
今後を想像するのが怖い、そんな結末でした。
なぜに神戸?
駄作ではないと思いますけどなんというか観てて疲れる映画でした。
まず主人公の旦那・田所の描写がよくわからない。年の1/3が夜勤だという鐵工所に勤めてる。近所に鐵工所あったけど夕方には閉まってたけどなぁ。あと何故か作業着で通勤してます。で、競馬に目がないと。その人物が市民講座の絵画教室通いってなんか無理ありません?
学生運動のくだりも必要かな?と思いましたし。そもそもいつの時代の物語なのかわかりにくいですし主人公と田所が結婚するのもなんか組み合わせがピンと来ません。
戸田恵梨香、永野芽郁の演技も良かったし、いつも鼻につく高畑淳子も最後の方は流石と思わせました。
原作は読んでないです。あまり映像化には不向きな作品かな?と思いました。
他の方のレビューにもあるように豪華女優陣による演技力の無駄遣いという感は否めません。
まぁ、嫁が戸田恵梨香で娘が永野芽郁なら幼馴染と浮気?なんかしないで真っ直ぐ帰宅するやろ⁉️というのが一番のツッコミどころかも。
女優さんたちの演技が好き
母親がこわい
愛能う限り、息子を育ててきました♥愚息だからね。
愛能う限り、娘を育ててきました。
『自分の中に生き物が存在する。これから私の血や肉を奪いながら成長して行く。そして、私の体をつきやぶりこの世に出て来る』
さて、仮に妊娠が男女どちらに起こる事か分からないと仮定する。さてその状況下で、男性諸君。妊娠の間をどう感じるどうすごすのだろうか?
膀胱の上辺りに男性の子宮があると仮定して、その子を男性諸君は平常心を保って、どう気持ちを維持出来るか?と言う事だ。さて。
つまり、父親不在の矛盾をデフォルメしたストーリーである。
我が母がこんな目にあっている。日本古来の男系家族社会に対する皮肉だと僕は判断した。
僕の母親は義母つまり父親の母親を嫌いだった。
僕がその義母つまり祖母と仲良くすると怒られたくらい、。『何考えてんだ』とガキの頃は思っていたが、今になって母の気持ちがよくわかる。
小説を読んでないので、原作との比較とか、テーマの本質は分からないが、何もかも矛盾する。
デフォルメだから仕方ないが、学生運動とかを例えにだして貰いたくないね。
60年安保と反ベトナム戦争を真剣に戦った学生運動家も沢山いて、それが団塊の世代にあたる。彼等のやった事は全てが間違いではない。彼らの間違いはこの映画で語る様にその思いを後世に『伝える事が出来なかった事』だと感じた。
つまり、母性と言う題名と主旨は全く違う。
言わば『日本の家族の絆』が『日本の家族の木綱』と言う事だと思う。
やがて、日本は拡大家族から核家族へと変わっていく。つまり、少子化へと突き進むのだ。自然の流れかもしれない。
男の私には母性ってのがピンとこなくてテーマが難解
原作未読。告白の映画が好きなので、湊かなえ繋がりで鑑賞。
最近男臭い映画ばっか観てたから、ほぼ女性しか登場しない絵面が新鮮だった。中でも演技が印象的だったのは、高畑淳子と戸田恵梨香だ。
高畑純子はめちゃくちゃ嫌な姑の感じ出てて1番ハマり役。戸田は最初棒読みっぽくて下手じゃね?と思ったけど、逆にそれが無機質で感情が無いロボットみたいで不気味に感じてきた。これは演出なのか気になる。
母と娘2つの視点で展開されるストーリーは面白かった。ただ、男の私には母性ってのがイマイチピンとこなくてテーマが難しかったかな。最後の「女は母と娘の2種類いる」って台詞も分かりそうで分からない。娘を持つ母親や女性陣に感想を聞きたくなる映画だった。
「私のお母さんは普通の人で良かった。」
この映画を見てそんな風に言う人がいたら
「普通?」私は心の中でそう呟いてしまうかも知れない。
登場人物の殆どが他人軸。自分の内面と向き合わないため自己肯定感が低い。自立も出来ず他者に依存している人たち。しかしそれは現代のありふれた日本人の姿だとも思う。
日本の家庭の8割が機能不全家族という話もあるくらいだ。
かくいう私も 母と共依存の関係にあった。
当時の私はそれには気づかず ただ息苦しさから家を出た。
しかし 依存の対象が母から彼氏・旦那さんに変わっただけであり 他人軸の人生に変わりはなかった。
ルミ子は気遣いや思いやりの対象を母親に限定してしまっていたようだ。娘にもそれを強要する始末。
独占的な愛を求めて 承認欲求が強くなる。そして 執着に苦しむ。
かつての私も「旦那さんの敵は自分の敵だ。」などと思い込み コミュニケーションが歪んでいた。 私の場合、離婚を機に自分と向き合うことを覚え、かなり価値観を変えることができた。
予告では『事故か自殺か 殺人か?』などと言うから サスペンス的なストーリーを想像していた。 しかし 冒頭の場面から、成人して教師となった さやか が登場する。そのおかげで 無駄な緊張感は消えた。登場人物たちのやりとりから心情を感じ取り、じっくり鑑賞することができた。
『空気が読めない娘』という位置づけになっている さやか。しかし 幼少期 母と祖母の間にいる時の彼女を見る限り、感受性が強く人の心を読む力に長けていたように思う。だがその力が逆に仇となり、母の価値観をそのまま取り込んでしまったとも言える。
高校生になった彼女、父親と浮気相手に対して ズバズバ 本音を言い当てるシーンは爽快であった。大人2人が うろたえながら 応戦する姿も滑稽で笑えた。
最終的には ルミ子も義母を母として見る様になったようだ。さやかも結婚して当たり前のように母親になっていた。律子はあの彼氏と夫婦になって、お店まで開いている。これはバッドエンド…ではないよな…。ほのぼのエンド?
まあこの先も色々ありそうな人たちだけど!
なんだかんだ私にとっては面白い映画でした。
そして母になる
こわい
【愛に慣れ過ぎた母と愛を求め過ぎた娘】
湊かなえ先生の『母性』。原作小説は既読です。
先ず小説を読み終わった時は、こんな濃密な359ページを2時間に纏められるか。と勝手に危惧していました。
それが当たったか外れたかはわかりませんが、やはり大作小説を2時間に纏めるのは難しかったのかな、という印象です。
勿論、映画自体の質は良く、高畑淳子さんの演技力には凄くシビれる物が有りました。個人的になってしまいますが、「あ、ここ削るんだ」等の、もっと表現して欲しかった部分に欠けている印象を持ちました。
特に田所(夫)の醜悪さと脆さはもう少し描いて頂きたかったです。彼の所為とは言いませんが、彼処まで母娘が壊れてしまったのは、義母だけの所為では無いと。
これは映画自体の感想ではなく、原作にも通ずる物なのですが、小説を読んでいた時にも気になったのは、「何故ルミ子は田所(夫)に文句や不平不満を漏らさないのだろうか。」という点です。それは義母の家に住まわせて貰っているからという簡単な理由は付けられますが、映画を見た時にふと思いました。それはルミ子の母が勧めた婚約者だからでは無いか。
結局ルミ子は結婚相手でさえも、母の勧めに乗っ取り、全てを自分で決定していないのだと。
母と子と言うのは安易に語れませんが、愛を他人に要求すること無く、自分で保持し続けられる事こそ、幸せになれる方法なのかもしれませんね。
原作は読んでないが・・・
祖母と母と娘‼️
真実
何かの作品のセリフにあった「真実は人の数だけある。でも事実は1つだけ。」みたいな言葉を思い出した。
事実はもちろん大切だが、世の中は真実で成り立っているのだろうなと。
真実には間違いというものはないのだろう。
真実と事実の差を知った時に真実が変わりうるのことはあるけれど、事実を知るまでの真実が間違っていたということはない。
この作品の面白いところは事実がどうかということではないところだと個人的には思った。
湊かなえ作品の中では少し特殊なのでは?
原作未読だけど、映像化するのにこれ以上の映像構成はないのではと思うくらい良かった。
ただ好き嫌いは分かれるのだろうな〜
嫁入りでストレスMAX(観客が)!!
嫁入りストレスMAXで多分寿命が削られましたが、目を背けすに女の辛さと強さを表現していたと思います。声がデカい高畑淳子の姑っぷりが凄かったです。私の父もそうでしたが、旦那がショボすぎますが、女性から見れば男はこんな感じなのだと思います。臆する事なく愛人に言い返したのは良かったです。結婚という一時の判断力の欠如で、子供も永久に鎖で縛られますね。私も自分が幸せだという気持ちは薄いです。キティちゃん云々のくだりは一見どうでも良いですが、女性らしいと感じました。
☆☆☆★★ 嗚呼惜しい!そして勿体ない。 原作読了済み。少しだけの...
☆☆☆★★
嗚呼惜しい!そして勿体ない。
原作読了済み。少しだけの感想…そしてどうでも良い話し。
やっぱり…と言うか、どうしても製作側としては感動作品として作りたいって事なのだろう。
しかしながら、原作自体が【名うてのイヤミス】でもあるだけに、、、それはどうなんだろう?と。
原作の構成としては実にシンプルには一見して見えた。
6っの章仕立てによって母親目線で語られる話は、直ぐに娘目線の語りによって真実が暴かれて行く。
それを章の最初に導くのは、謎に満ちた(おそらくは)学校の先生による、〝 ある場所 〟での話し合いだ。
読み進めて行くに従い、シンプルに見えた構成だったのだが。実に強かで大胆な構成であったのに、次第に気付かされる内容だった。
それだけに映画本編で、【憲子と英紀】の話を完全にカットしているのは、尺の都合上だったとは言え〝 母性 〟を巡る内容としては、どうしても不完全に思えてしまったのです。
この母親にとって、何よりも1番に愛していたのは、〝 自分にとっての母親 〟である。
その1番愛する人を《自分から奪った者》を、心の中ではどうしても赦す事が出来ない。
この気味の悪さが実に半端ない。
だがこの母親は、それを周りに気付かれない様に振る舞って居るのだけれど。その想いを中和させるに値する強烈な存在の人物を、原作は登場させる。
とにかく、義母のキャラクターの強烈具合は最高で。この義母の存在感の強さゆえに、母親の《娘に対する要求》の気味の悪さは増幅される。
その増幅感を更に倍増させる存在だったのが、【憲子と英紀】により、この母親が味わう《流産》であり。その《流産》がキッカケとなり、ママ友との交流が生まれる。
【 愛 能 う 限 り 】
しばしば原作でも語られるこの言葉。
母親は事ある毎に「神父様…」と語り、自らの回想に入る。
何故に「神父様…」だったのか?
映画本編では、最初と最後に神父が登場していた。
何故母親は神父に悩みを訴える事になったのか?
原作でのママ友との交流によって、この母親が《新興宗教の餌食》になって行く過程が、すっぽりと抜け落ちてしまっている為。映像化での、この神父が〝 登場する意味 〟が薄まってしまっているのです。
更に言えば〝 ある場所 〟でのこの男女の会話。
この会話自体が、《新興宗教の餌食》になっているのが【この母親だけではない!】とゆう事実。
静かに、そして日本中に深く進行している…とゆう事に結び付いているのを、読者に悟らせて締めくくっている。
この気味の悪さのイヤミス感。
嗚呼!なのに映画本編でのこの無理矢理な《押し付けによる母娘の感動作》に、ちょっとだけイラっとしてしまったのでした。
その後の義母への介護であったり。最後に自分もやがて母親となる…と言った、確執が有った母親との関係性の修復等。この辺りの(確か)原作には無かったと思う無理矢理な展開が、感動作品としての押し付け感に思えてしまい。観ていてどうも、、、と言った感じではありました💦
ここから先はどうでも良い話しなんですが、、、
映画本編を観終えてから丸1日以上が過ぎてしまった。
普段は鑑賞し、なるべくその日のうちにレビューを書き留める。
本当は帰宅して直ぐに書こうとしたのですが。テレビを点けたら何と生放送での【鈴木軍解散8人タッグマッチ】
もう涙でテレビが見れねえじゃねえかよ〜!
号泣ですよ旦那!
流れの中で生まれた4人対4人が、いっの間にか1対7に。
最後は 「thank you SUZUKI」 からのザックドライバーの終止符。
オマケのオマケで〝 あの登場曲から【あの人】まで登場。《iron finger globe》をひったくって行ってしまった。
「身体仕上がってんな〜!」(by ミラノ)
理屈じゃないんですよ!
無理矢理に作った訳じゃあなく、11年に渡る〝 絆が導いた結果 〟があの結末だったんですよ!
もう号泣しちまってしまい、レビューどころじゃ〜有〜馬温泉!
こちとら、人生に於いて大事な事は。全〜部プロレスから学んで来たんですよ旦那!
…って事でレビューが遅れた理由で有〜馬温泉!
2022年 12月23日 109シネマズ木場/スクリーン6
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