「何を持ってガチオタとするのか知りませんが。」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル 黒さんの映画レビュー(感想・評価)
何を持ってガチオタとするのか知りませんが。
リアルタイム視聴
映画も全部初日、朝に行った。
小説も買って読みました。
当時DX玩具全部購入
当時のブルーレイも全部購入
スペシャルCDボックスも買いました
アーツ、フィギュアライズ購入
CSMも新旧でセットの物を購入
その他のグッズも購入
今回のも先行上映視聴、初日朝にも行き、後2回も行く予定です。
それでもガチじゃないと言うなら教えてください。
それだけオーズが好きですがこの作品は無しです、
まず最終章、完結編にするには本編からの設定を無視しすぎ。割れたはずのコアメダルや2個目のドライバーの出自等。
女の子を庇って死ぬのが、火野映司としては正しい行動だとは思いますが、火野映司だけじゃなくヒーロー、仮面ライダーならあの状況ならああするだろうし、ご都合主義であの状況にしたのはスタッフです。
オーズって自己犠牲の否定ですよね。
一人でなんでもしようとするな、人々と手を繋ぐ事でどこまでも手は届く。
なんで、一人で戦って死んでるんすか?
それに最後にアンクを追い出して死ぬのが意味わらからない。死期を悟ったってなんすか?最終回で空から落ちて諦めてる映司を叱咤して手を伸ばさせたのはアンクですよね?なんで今回は素直に死なせたんですか?
それがオーズらしいって言うなら俺はもう無理です。
死んでも助けたいから1人で手を伸ばして自分を犠牲にしてもいいという映司が、他の人と手を繋ぐことで簡単に手が届くことを学んだのがテレビ版で、そのテレビ版があるからこそFinalやMEGA MAXでも手を繋ぐことを大事に!っていう映司がいると思います。
他のヒーローと違って死に飛び込んでも少しの戸惑い無く助けに行くのが映司だと思います。
常日頃、ちょっとのお金と明日のパンツさえあればいい、けど他人を助けると言う欲望が誰よりも強い。
自殺願望は全くないけど生への欲望は薄い癖に他人は見返りがなくても助けるし抱え込む。
これが小林靖子の描いてきた仏様の様な人物、火野映司だと思います。
この火野映司の欲望を肯定した結果が今回の映画だと思います。