もっと超越した所へ。のレビュー・感想・評価
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果てしない二人
元は舞台で演じられていた作品ですが、その存在はこの作品を観る直前に知ったので何も知らない状態での鑑賞。
クズ男の見本市かの様なバリエーションの豊富さに笑い、呆れ、怒れる作品でした。これは役者陣のパワーが段違いで素晴らしかったです。特にOKAMOTO'Sのオカモトレイジさんのフレッシュなヤンチャさがとても良かったです。千葉くんの無垢なクズっぷりも最高!
後半のどんでん返しというか1つのセットとして物語を締めくくりに行き、壁を壊して取っ払って思いの丈を吐き出して、妥協を決意するという終わり方には少しもやっとしました。彼らは妥協をせずに自分第一に考えているのに対して、彼女たちは妥協して共に歩む人を決めるというのはいかんせん納得がいかず…。ついさっきまでキレ散らかしていたのにいいのか…。
舞台から映画への昇華というのは好きですが、あまり活きてはいなかったなぁという印象です。前半がとても面白くてのめり込んだだけに惜しかったです。
鑑賞日 10/31
鑑賞時間 17:20〜19:30
座席 H-11
8人によるコロブチカ、またはオクラホマ・ミキサー実写版
日本人の主食は米!米=女が作る?食べるのは誰?あきたこまち、ゆめぴりか、富山県産コシヒカリの米パック。そして男はみんな寄生虫。ただし、男にはつまらないプライドがあって、愛情はあるものの、またどこかに行けばいいと思ってる。
2020年1月15日からの物語スタート。まだコロナ発症例のない頃で、次の場面はぼちぼち日本にもコロナの波が押し寄せてきた3月14日。マスクをして完全にガードしているようにも思えるが、その頃はまだ未知のウイルスとしてじわりじわりと浸透してきた時期だ・・・今となっては懐かしい。
元は舞台劇だと知り、会話の応酬や男女の性格の違いが浮き彫りにされはじめ、やがて破局に向かうのかと思った矢先に時代は2018年に飛ぶ。舞台だと4つの部屋が正面を向き、それぞれの会話劇がメインとなるんだろうな~と想像がつく設定だ。
ただ、あらすじを読んでみても子役が2人いるし、その過去が鈴(趣里)によって語られていたし、5万円の振り込みやそれぞれ男の過去も徐々に語られているので、ある程度予想がついてしまった。これはまさにフォークダンスでパートナーが移動するやつだ!そしてそれを検証するべくドラマにはまり込んだが、やはり大きな失敗は三和が怜人に毎月5万円貢いでいた事実だろう。男のそれぞれのクズっぷりは女が稼いで家賃の支払い能力があったことで、甘えが極度に増長したものだったのだ。
怒濤のタイムスリップは舞台上の大道具とミックスした映画的トリックを使ったり、何かと楽しい。戻る時間が小さな幸せ分だったことも良かった。「グリルズ」というのも覚えたけど、やっぱ金髪ギャルと万城目のカップルが最も面白かったなぁ。
舞台劇か
なにこれ
クライマックスで評価ははっきり分かれるのでしょう。
舞台の映画化で評価も高いので急遽鑑賞。演劇は好きなのでね。
4組のカップルの会話劇のような前半。ほぼそれぞれの部屋のみで進行するシチュエーションドラマでそれ自体は大好物です。演劇的台詞回しもいい感じ。そして2年前にさかのぼると・・・この捻れも面白かったのですが。
うーん、あのクライマックスで評価ははっきり二分されるでしょうね。
私にはあそこからはクドく感じてしまい、そもそもヨリを戻してどうすんのよ!!っていう怒りが。それぞれが男を追い出して終わり、もしくはまたまた45度回転して新たなバカップル誕生の輪廻物語で良かったのでは。
舞台として観ればあの仕掛けは面白いだろうし、スッキリできるのかもしれませんが、映像としては個人的に受け入れられませんでした。
前田敦子さんは良くなりましたねぇ。一番光っていました。
三浦貴大さんは「夜明けまでバス停で」に続いてゲス野郎で(笑)。すっかりクズ男俳優に?
設定や会話は良い。前半は良かった
大切な人に会いに行きたくなる映画
恋愛映画っぽいんだけど、それだけではなくて。
人と関わっていく事は、生きていく事はけして楽な事ばかりではないけれど、観終わった後に「明日からも頑張っていこう」と思えるような素敵な映画だった。
一人でじっくり世界観に浸って観るのも良し、友だちと一緒に観て「どのクズが一番許せなかった?」なんて、ワイワイ話すのもすごく楽しかったのでオススメ。
ストーリーもキャラクターも主題歌も全部ドストライクで、「好き」を共有したくて友だち連れてもう一回観に行った。
一番好きだったのは、日常に欠かせない「お米」をキーアイテムにしているところ。最近お米を研ぎながら、この映画を思い出して余韻に浸ってる。
恋人でも友だちでも家族でも、誰か大切な人にすぐに会いに行きたくなる映画だった。
まさに「もっと超越した所へ。」
腹落ちしない
完成度高い
想像を超越して面白かった!
消滅するか超越するか
オリジナル男はギリギリあり。テンパってるだけだからね。役者男も少しだけ「可哀想だなぁ」と思える。性マイ君は経験上「いるいる(うぜぇ…)」だった。でもね、ナルシスファンタジー男、お前はダメだ。声出そうになったよ「ソレだけはヤメとけ」と。多少ポカンとしたけども面白かった。どっちもどっちよね、やっぱ。
今年はオジサンでも揺さぶられる恋愛系ヒューマン映画が豊作なので、「スゲー!」とまではいかなかったけれども、監督(原作者)が映像でやりたかった事はキチンと表現されていたので、映画としてちゃんと面白かった。舞台演劇の映像化って好きだけれども、結構難しいですもんね。素晴らしい。
個人的には「風俗さん」の会話や間合いが好きでした。あと、以前は出演知るとガッカリしていた前田敦子さん。肩の力が抜けたのか最近すこぶる良い感じですね。今更ながら今年は新人賞をあげたいくらいです(何様や)。
好みは分かれるかもしれない
タイトル通り、ラストシーンは好みが分かれるかもしれない。
しかし舞台オタクでもある私にはどハマりした!ツボだった!想像もしなかった展開。ただのラブコメではない!
混沌とした世の中で、息抜きできる時間が、何も考えずにただ笑える時間があってもいいのではないだろうか。元気を出したい時、私はまたこの映画を観ると思う。
キャスト陣それぞれが素晴らしく、4組のカップルを描いているのにそれが複雑化していなくてとても観やすい。それぞれの部屋で主に話が進んでいくという世界観も好みだった。
面白い
最初はありがち、退屈な感じ。徐々にのめり込まされた。各自の発言が、普段言いたくても言えない、痛いところを言いきる。一種の爽快感。昔のビートたけしのブラックギャグのイメージ。
最後は、大どんでん返し。ハッピーエンド。映画なんだから、ありじゃない。ありそうで、無かったバターン。
各俳優陣の力演。脚本演出俳優陣が見事にはまった秀作。
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