デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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壮大な叙情事詩! だが終盤の曖昧進行が惜しい。(途中からネタバレ)★4.1
(IMAXY先行視聴) 前作は人気SF映画・・ぐらいの評価だった。 だがこの続編は圧倒的な叙情事詩! そう、情も事も壮大に描いている。 エンタメもこういう大人演出の方が私(年配者)には合う♪ 4D上映でもないのに、低音で座席が振動する程の音圧! 是非IMAXでの視聴を勧めます。
(ポールの家系や人物関係の復習もした方が理解しやすいかと♪)
血筋・信仰・予言・思慮・尊厳と見る者にも思惑を与えながら、じっくり、ゆったり魅せ、アクションシーンも多数あるのに早いカット割りはほとんどないほど。
part 1よりさらに、心理描写にも重点を置く脚本に見入ってしまう。
まあ私は1984年版の「砂の惑星」も何度か観てるので、大方の物語は知っているつもりだったが、演出や細部の進行が全く違っていて、予想以上のシーンが多い反面、もっと分かりやすく描いた方がよいのでは・・と思う事も。
中盤まではポールとフレメン(砂の戦士)達の意思疎通の描写や、圧倒的スケールの香料収穫機との戦闘、そして巨大サンドワーム搭乗シーン等、黒澤明やイーストウッド作品の様なじっくり魅せる描写が続き、まさに巨匠監督と同等級の演出に感じた。
(サンドワーム搭乗シーンは1984年版の方が、今作よりさらに優れてたと感じる。 それに84年版にあった音声攻撃機は今作では描かれてない。)
ところがそれ以後がちょっと複雑で?シーンも見受けられる・・。
えっ味方軍勢がそんなに・・、皇帝がなぜそんな場所に・・今の攻撃はどっち側・・ 等、説明描写がないまま進行している感じで先を急ぎすぎてる感覚に・・。
本当はもっと沢山のシーンがあったのを、3時間未満に抑える為、かなり編集でカットしたのかと思うほど・・。
惜しい・・。 中盤まで★4.3~4.5位に感じた程でしたが、中盤以後が説明不足に感じたシーンが多くこの評価に。
でも後半にも見所は多数あります♪
演技的にはデンゼイヤが複雑な心境を上手く自然に表現していて目に止まり、シャラメはパート1の延長というイメージ。
「エルビス」を演じた オースティン・バトラーが、人造人間かと思えるほど武闘冷血漢を見事に演じて、前作イメージを覆していました。
後半説明不足はあるも、稚拙ヒーロー物とは全く違う大人演出の本作は必見です♪
↓ ネタバレ
中盤以降の特に戦闘に関してが、説明描写が割愛しすぎに感じた。 フレメンは200人程との台詞があるが、北部軍勢の詳細描写がないまま、大軍同士の戦闘になる。
えっそんな味方大軍がどこから? 絶対的存在の皇帝がいつの間にかハルコンネン男爵らの危険な前線近くに来て、簡単に攻撃されてしまう?・・トンボ型戦闘機で今撃っているのはどちら側? 等、理解が追いつかずに進行するシーンがやや多くなる。
中盤の大観衆の前でのポール対ラウサ(男爵甥)の個々対決シーン等はかなり丁寧に描かれているのに、終盤の断片的な大戦シーンをかなり惜しく感じた。
ポールが男爵の孫という設定描写も唐突に感じて違和感が増す。
さらに今作も完結ではなく、part3でさらなる大戦になる様で、昨今の事前情報が知らされないままのシリーズ化はどうも不親切過ぎると感じる。
完結しない事を作中で知った場合の残念感はそれまでの満足感に水を差す。
1作目は全てに明瞭だったが、今作中盤以降に曖昧シーンが増え、もう一度見れば理解出来るのか分からぬが、あと10分ほどでも理解しやすい描写を挿入してくれていたら、もっと傑作級の評価に上がったかと。
PS
1985年版「砂の惑星」を見た後に原作も読んだが、30年近く前の文字情報など、もうほとんど覚えてない^^;
相変わらず出来はいいが
2021年に初作が公開された
かつてデビッド・リンチが手掛けた
SF大作のリメイクの続編
来週観るつもりではいましたが
たまたま映画館通りかかったら
先行上映していたので
前作は世界観の説明に終始し
惑星アラキスの香料をめぐる
利権争いでアトレイデス一家が
ハルコンネン家にハメられ組長
じゃなかったレト侯爵が謀殺され
跡取りポールと侯爵の嫁ジェシカが
逃げ延び砂漠の民フレメンと出会う
というところまで
出来はいいんだけどストーリーは
いくらでも観てきた感じで
後感に乏しい感じでしたが
まあ話が進んでいけばと
思ってましたが・・
やっぱり今作も同じような
感想でした
今作ではポールらがフレメンにまず
認められるところから始まり
ジェシカも預言者団体の後継者に
クラスチェンジしハルコンネン家
への復讐の足掛かりにしていきます
ついにはサンドウォームも手懐け
フレメンの皆さんは予言のとおりだと
認めるようになります
ほんっとどっかで聞いた
観たようなストーリーなので
わかりやすい
それだけに新鮮味が相変わらず
ない感じはします
また今作は砂漠が中心で
前作のようなメカニックの
面白さのような部分も少なかった
のはSFとしては残念かなぁ
ヴィルヌーヴ監督って淡々と
ひねりなく描いてくる人だから
実直でそれはいいんだけど
SFになると仰々しい割に
話のインパクトが負けやすい
のかなと思ってしまいました
IMAXらしさをもっと活かして
ほしいとこありました
こないだの「クリエイター/創造者」
も面白かったギャレス・エドワーズが
撮ったらまた違ったんじゃないかな
なんて思ったりしました
極上の映像美とアクションの超欲張りエンタメ!
先行上映、ドルビーシネマで観賞。
これは良い音響のデカいスクリーンで観ないとダメな映画。
前作の美しい砂漠映像に加え、前作では少なめだったバトルシーンが盛り盛りに追加され、超欲張りエンタメ大作に大変身!
#映像
兎に角砂漠の風景が美しい。これだけで2時間余裕で観賞出来る。
めちゃくちゃ大変なはずなのに、真面目に砂漠でロケをしていることが頭が下がる。
特に中盤、ほぼ無彩色の闘技場シーンの後、切替わりのシーンで砂漠の色彩が際立つように狙っている。
個人的に終盤の戦争シーンよりは、序盤のポールが修行をしてフレメンに受け入れられる過程が丁寧に描かれていたのがよかった。
収穫機を強襲するシーンも、スリルがあって見応えMAX。
スティルガー(ハビエル・バルデム)がいい親分味を出してるよ。
#音響
ポールがサンドワームに初めて乗りこみ砂丘に突っ込むシーンは、自分も揉みくちゃになるような振動と轟音が堪能出来きる!
#演技
今回のMVPはベネ・ゲゼリット3人娘!
レディジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、
皇女イルーラン(フローレンス・ピュー)
そして先代ババ教母!!
ジェシカの美しさ・恐ろしさが前作の10倍増し!
正に宇宙一の毒親!原理主義者だけでなく鑑賞者も支配してしまった。
衣装と佇まい(もしかして全然瞬きしてない!?)、人間より超常の存在に見え恐ろしかった。
代替りの儀式で、ジェシカか毒で悶えるのと、先代教母が笑うのが今作での最恐シーン!
対するイルーラン、ラウサを手玉に取りハルコンネンを操り存在感を発揮。
#ラストの決闘シーン
ポールとラウサの決闘シーン。
PART1より圧倒的に緊張感ある演出。途中までポールが全く勝てる気がせず終始ハラハラしていた。
#惜しいなーと思った点
上記の良かった点に比べれば砂粒みたいな小さいなものなんだけど、幾つか??と思った点を。
・ハルコンネン弱過ぎ問題
時間配分なのか原作準拠なのか、後半のハルコンネン家、弱過ぎないかね??
リンチ版は駆け足ながら、終盤の闘いをガッツリやってたイメージ。
ヴィルヌーヴ版ラウサも男爵も魅力的な悪党になってるので、もっと暴れさせて欲しかった。
フレメンにサンドワームがいるとはいえ、アトレイデスを一晩で消した大軍団+皇帝軍が、あんなにあっけなく倒されていいのか?
最後、モヤモヤ点も書いたが、
サンドワームに乗るシーンだけでも十分に映画館にいく価値がある映画!
求む "砂漠の救世主"‼️
この作品は21世紀に作られた最高にエポックメーキングな叙事詩‼️「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に勝るとも劣らない、完璧なる二部作の後編‼️原作もあるし、デヴィッド・リンチ監督版も観ていたので、ある程度物語の流れは分かっていたのですが、改めて最新の映像技術とヴィルヌーヴ監督の素晴らしい演出で観せてもらうと、「スター・ウォーズ」「風の谷のナウシカ」、そして「アバター」まで、いかにこの「砂の惑星」という物語が、数々の名作の礎となっているかが分かります‼️前作でハルコネンケン家の陰謀により、一族を皆殺しにされたアトレイデスのポールが、母親とともにフレメンと合流、数々の試練を乗り越えて救世主として覚醒するまでが描かれます‼️アラキスの素晴らしい砂漠の絶景を背景にしたポールとチャニのキスシーン‼️ホントに美しいです‼️ポールが超巨大なサンドワームに乗り、見事に操るシーン‼️その高揚感がたまりません‼️複数のサンドワームを操るフレメン軍がハルコネンケン軍と激突する戦闘シーン、そのビジュアル‼️壮大すぎます‼️ドラッグス対サノスの再戦がまた観れたのもヨカッた‼️オースティン・バトラー演じるフェイド=ラウサの1対3の決闘シーンでは、彼のサイコパスを象徴するかのようなモノクロ映像が使用される‼️ヴィルヌーヴ監督の演出、冴えまくりです‼️ポールとフェイド=ラウサの皇帝の前での凄惨な決闘シーン‼️もうドキドキです‼️そしてポールと皇帝が対峙するシーンは、登場人物の様々な感情が揺れ動く名場面‼️これからどうなるの〜⁉️ホントに3時間がアッという間で、一瞬たりとも目が離せません‼️キャスト陣もティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、オースティン・バトラー、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、フローレンス・ピュー、デイブ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、そしてシャーロット・ランブリングまで、豪華という言葉では生ぬるい史上最強のキャスト陣ですね‼️これに前作で退場したオスカー・アイザックやジェイソン・モモアを加えたら、この二部作でハリウッドの縮図を観れそうな強力布陣です‼️そんなキャスト陣をまとめあげたヴィルヌーヴ監督、あなたは素晴らしい‼️「メッセージ」「ブレードランナー 2049」、そして「デューン」二部作と、SFを撮らせたら現在ヴィルヌーヴ監督の右に出る人はいないでしょう‼️願わくば、ポールのその後が描かれる「砂漠の救世主」を製作してもらって三部作に‼️それもキャストの皆さんが若いうちに‼️でもこの作品で終わったとしても、最高の二部作として確実に映画史に残ると思う‼️そんな大傑作です‼️
新たな英雄が生まれる壮大なストーリー
3月頭にインドでは公開だったので観てきました。
もう、最高。
その一言。
映像は美しいしストーリーも壮大、惹きこまれすぎてあっという間だった。
惑星アラキスは過酷な環境だが、そこでポールは戦士として活躍し新しい名ウスルを授けられ、母もまた預言者として確固たる地位を築いていく。
予知をする力を持つ2人は、サンドワームの血を飲むことで未来のヴィジョンをみる。そしてフレメンに伝わる伝承を使い、英雄として民をリードしていくことに。
ハルコネンとの因縁の闘いに加え、彼らを裏切った皇帝との闘い、そしてハルコネンとポールたちとの驚きの関係など、明らかになることも多々。
最後のポールの決断は、チャニにも辛いものだと思ったが、めざすもののためには手段を選ばないということだなあと。
今後、ポールの妹が生まれてからどうなるのかもまた気になる…。
もちろんIMAX推奨。
映画の最後、インド人がみんなで拍手してたのが印象的でした。
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