デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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砂嵐はたっぷり、ラストバトルはあっさり
IMAXで鑑賞。原作は未読。
貴重なスパイスと呼ばれる資源をめぐり、アトレイデス公爵家とハルコンネン男爵家が砂の惑星の覇権を争う。
アトレイデス家は母と息子、そして一部の人間を除き、滅亡。
母子は復讐を果たすため、
惑星の伝承にある救世主が息子であるとし、現地民のフレメンの戦力を得ようとする。
息子は大勢の犠牲や愛する者の死を予知夢で見たことにより葛藤が生まれるが、
最後には救世主として、ハルコンネン家に反転攻勢をかける。
IMAXの大画面と音響でいわゆる「映画体験」を堪能。
砂嵐、砂虫、重低音の爆音、俳優のアップシーンが繰り返し訪れておなか一杯。
そして、重低音はそのおなかに響きます。
ティモシー・シャラメはまだ、20歳代ですか。将来が楽しみ。
女性陣も美しすぎる母親のレベッカ・ファーガソン、
アップの表情でまくりのゼンデイヤ、
のこのこ、砂の惑星につかまりにきたフローレンス・ビュー、
短い出演ながらもインパクトがある、お気に入りのアーニャ・テイラージョイ
と、充実ぶり。
説明不要のイカれ役オースティン・バトラーとキャストはバッチリ。
大満足という感じで映画が進んでいったけど、
・敵方が白坊主ばっかりで誰が誰だかわからない。
・あれ、その血縁関係って「いとこ」っていうんだけ?よくわからん。
・何度か訪れるワンパターンの戦闘シーン(奇襲作戦)
・ラストバトルって、これで終わり?こんなあっさり勝てるんだっけ?
のところが減点です。
大画面で文句なし!見応え大ありでした!IMAXがオススメ!
PART1から約2年半、待ちに待った続編!
前回があの内容と終わり方だったので続編は期待しまくりでしたがストーリー、風景、演者、そして迫力!大満足!なんて豪華!
序盤にフレーメンと合流したポールをチャニが友達と小馬鹿にするシーンはなぜ?だったんですけど、これって若い女性あるあるなのか、同じフレーメンのリーダーであっても南部出身のスティルガーとは考えが異なってることを表したということ?
その直後にはチャニがポールに優しくなるし、惹かれてるのにからかっちゃう心理?何ですかあれ笑
スターウォーズファンなので、ハルコンネンはジャバザハットだし、命の水で覚醒したポールはダークサイドに堕ちたアナキンだし、この原作がその元だからこそくすぐられる場面があり内心小躍りでした
(追記、ポールがサンドワームに初めて乗り込むシーンは少年アナキンのポッドレースさながらでした!)
何よりポールやチャニの表情から感情の移り変わりが痛いほど伝わってきてそこも良かった
個人的にはガーニィ、ジョシュブローリンが意外にもかっこ良くて!ギャップにやられました!ロン毛カッコいい
ドラックスがサノスにやられた!とか違う意味で楽しんだり
PART1でガーニィから教えを受けた殺陣もお互いさらに磨かれて強くなってアクションシーンたっぷりで見応え十分
間違いなく今後のSF映画の金字塔になるんだろうと思えた映画でした
続編!絶対いいものにしてほしい!!!
つまらない
前作未視聴。前作分の説明は少ないと感じた。
砂漠と謎技術の飛空船の雰囲気を味わえるかどうか。
私には最後までそのロマンが伝わってこなかった。
話は最初から淡々と進み、そのまま最後まで淡々と進んだ。
カタルシスが感じられない。
なぜそこでそうなる?という場面も多い。
敵の軍隊が毎回あっけなく撃退され弱すぎて迫力も緊迫感もなく、かといってレジスタンス(?)側も住居地区をあっけなく攻撃され壊滅。
説明が足りない。
物語が薄いくせに、いちいち絵面がクサい。
ご自慢のCGなのだろうとは思う。
ラストの一騎打ちはカメラワークが悪く、何してるのか分かりにくい。
最後は謎の掛け声を連呼されて押し切られた。
は?
美麗なCGで+0.5
嫌悪感はないので+1
他に見所はない
Pt1は最終回直前スペシャル総集編、Pt2は最終回3時間スペシャル
Pt1が総集編のような淡々とした物語のポイントだけで構成されていたのに反し、Pt2はヴィルヌーヴ監督の真骨頂。
Pt1だと5分で終わらせてたようなエピソードが30分くらいになってるカンジ。それだけPr1の詰め込み度が高かったとも言える。
Pt1は吹き替え推奨だがPt2はしっかりオリジナル音声を味わいたい。
何はともあれ構成やタッチが違う。
アレの続編ならめんどくさいから見ないや、となってしまいそうなPt1をよくぞ世に出したとも言える。
いや、映像とサウンドの力だけでとりあえず2も見に行っちゃう?と思わせたところが凄いのか。
クリストファー・ウォーケン、生きててくれてありがとう。
白いピッコロ大魔王(パン1にはなりません)は倒されたものの、続編がいくらでも作れてしまうエンディング。
ヴィルヌーヴは新作が出たらとにかく見に行く監督であることはたしか。打率が高い。
前作の方が良かったかな
やっぱり長いかな(^_^;)
変な青い液体を飲んでパワーアップ&デッカイワームカウボーイがメインでしたね。
格闘シーンは面白かったが、前作の格闘シーンの方が見ごたえはあったかな
何度もでかいワームタクシーを呼ぶのが、、、巨大ミミズは、そんなにカッコイイ仲間な感じでもないし。
プロメテウスみたいな、ツルツルの敵は怖かった
UHDは買おうと思える映画でした。
以下ネタバレ
「デューン 砂の惑星PART1」は
デヴィット・リンチ版より映像は美しいけれど、
戦闘シールードの表現やサンドワームは
デヴィット・リンチ版の方が
センス・オブ・ワンダー感あるなと思っておりましたので、
「デューン 砂の惑星PART2」は
デヴィット・リンチ版より面白い要素あるかしら?・・な
鑑賞態度で鑑賞しました。
「PART1」で超カッコよかったオーニソプターは
すでに知ってる機体(存在)になってしまっていたので驚きはなく、
サンドワームの驚きは
デヴィット・リンチ版で初めてみた時の驚き以上の驚きがなかったため、
今回の
「デューン 砂の惑星PART2」も
デヴィット・リンチ版より映像は美しいけれど、
センス・オブ・ワンダー感なかったな・・・と
思いました。
「デューン 砂の惑星PART2」の前半で
フレメンたちが敵を倒した際、
冷却水のために敵の水分を回収したり、
仲間の水分を地下に貯めたりする描写は
デヴィット・リンチ版より緊張感あるなと
思いましたが、
フレメンたちがレーザー兵器や地雷で
スパイス採取マシンをあっという間に破壊してしまうのは
緊張感がなかったので、
もうちょっと砂の惑星の住人ならではの
砂戦闘バトルアイデアが見たかったなと思いました。
(砂の中で待ち伏せする作戦も砂アイデアだとは思いますが・・・)
ハルコネン一味や皇帝が
「PART1」より存在感が軽くなってたのと、
終盤でチャニが感情表現多めになってくるのが
少し急ぎ足感あるなと思いつつ、
「PART3」あるかもなしれないよ!!という
チャニの表情で終わるラストシーンよりも、
景色が壮大なSF映画ならではの
壮大なデューンの景色で絞めてほしかったなと
思いました。
デヴィット・リンチ版で表現された
音声兵器やブロックシールドなどの
地球文明とは違う戦闘シーンが
体験できなかったのは残念でしたが、
デヴィット・リンチ版より砂の映像は美しいし、
砂の景色を眺める環境映像としては素敵だったので
UHDは買おうと思える映画でした。
そしてデヴィット・リンチ版をBlu-rayで
また見てみようと思える映画でした。
絵巻もの完結か⁇
ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した「ブレードランナー2049」
リドリー・スコットが監督を務めた「ブレードランナー」
共に人間の命と魂の神秘に焦点を当てた名作でした。
そのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が製作した映画であると知り、
俄然、観る気になったのですが、前作を観ておかなければと思い、アマゾンのプライムビデオで観たら、(夜中に観ていたせいもありますが)頭が回らず、正直言って話についていけない。これは本作も理解不可能かと、不安を抱えながらも映画館に足を運びました。
しかしながら、その不安は解消。前作を観ていない方にも状況設定がある程度分かる作りになっています。
① メシアへの兆し
主人公のポール・アトレイデスが砂漠の民フレメンの地に導かれるのですが、そこで予言された救世主として紹介されます。この時点ではフレメンは半信半疑で、ポール自身も否定します。
②メシアへノ道
ポールの母が「命の水」を飲むことにより、自分の出世の秘密を知り聖母(教母)としてのを役を演じ、ポールにはメシアの役を演じる事を迫ります。ポールは自分は戦士である事を主張し、これを拒否します。
③メシアの仮面
ポールも命の水を飲み、母の出世から自分に背負わされている運命を知り、メシアの仮面を被り、ある意味フレメンを利用し、宿敵ハルコネン男爵を殺し、最後は自分が皇帝の座につくことになります。
かいつまんで、内容を説明しましたが、話しが断然面白くなる理由は、ポールが母の出生の秘密を知り、ハルコネン男爵とポールの関係が明らかになり、ポールがメシアではなく鬼人と化す、終盤のストーリー展開にあります。
もちろん、鬼人となるまでの布石はテンポ良く描かれていて、
ポールが最後に戦う対マン勝負を絶頂へと押し上げてくれます。話の組み合わせ方に関しては「ブレードランナー2049」と同じく、最後に衝撃を与える手法は見事です。
鬼人となったポールが銀河をこれからどう納め、ポールは一体何者になるのか?観客に次回作を期待させる映画になっていますが、これも「ブレードランナー2049」と同じく続編は制作しないと監督は公言しているらしく残念ですが、壮大なスケールの映画が好きな方は感銘を受けるでしょう。
砂漠の戦闘シーンは素敵でした🤗
3月17日新宿ピカデリーにて鑑賞しました
ここからネタバレします
当初この映画は迷ってましたが上映時間を待たずに見れるので鑑賞しました
前作は鑑賞しましたが、記憶がありません
感想はまあ普通かなあと感じでした
いろいろ細かい設定あると感じましたが、そこは深く考えませんでした
今回は主人公のティモシー・シャラメさんです
後半命の泉!?をのんでから人格がガラリ一変します
その演技が良かったです!!
もちろんラストの皇帝の座をかけて戦う
シーンも良かったです!!🤗
この映画の関係者の皆様お疲れ様でした
ありがとございます♪♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪🤗
なんて美しい映画なんだろう…
やっと観に行けた!
鑑賞後の熱が冷めないうちに
このレビューを残しているが、
自分もアラキスに行って実際に闘ってきて、
まだ意識が戻って来れていない気持ち…
気づいたら歯を食い縛りながら
自分の左手に爪を立てて観ていて。
3時間弱の上映時間だったのに
いつの間にかエンドロール。
音楽や映像がもはや芸術作品。
砂漠でのキスシーンがとても美しく、
タイタニックにも負けずとも劣らない
名シーンだと感じた。
こちらのシーンの音楽がかかると心が震える…
またフェイドラウサとの決闘シーンは、
二人のシルエットだけで
もう綺麗すぎて泣けてきてしまった。
後日Screen Xでも鑑賞したが、
個人的にはScreen Xよりも
IMAXで体感したい映画だと思った。
4DXで観てサンドワームライドもしたい。
Desert
前作に出てきた単語を漁って覚えて映画館に向かうという、SFってこういう楽しみ方をするんだなぁと思いながら鑑賞。
こういう長い作品にはポップコーンを付けようと思ったんですが、朝イチの回なのにコンセ激混みで断念…。腹鳴りっぱなしでした。
テストの答え合わせをするかの如く、知ってる単語が出てきたら喜んで、新展開に驚かされて、みたいな感じで前作よりも派手な見せ場が多かったので楽しめました。
PART1では全体的に序章を全て消化する回だったので、映像のインパクト以外はちょっとかったるいなぁと思っていましたが、今作では前作よりも進みが早いので、退屈する事なく観れたので、3時間乗り切る事ができました。
サンドワームを操縦して一気に蹴散らしていくシーンの爽快感と破壊力が素晴らしく、画面により一層釘付けになっていました。
アクションシーンも前回よりは圧倒的に多くて、画面が目まぐるしく動き、吹き荒れる砂にまみれての大戦争は見応え十分でした。
ポールが急に覚醒して大暴れし出して笑ってしまった自分がいました。
映像の見応えはこれぞスクリーンで観るべきだと言わんばかりのハイクオリティでした。この映像を整理しきった製作陣の腕が光りまくっていました。来年のアカデミー賞の視覚効果賞の大本命だと思います。
キャストは1人1人で主演作品作れるぞってくらい豪華な面々が揃っていましたし、ティモシーにゼンデイヤが光り輝いていました。
終わり方的には2本でやっと1本が終わったなと思ったら、PART3に突入しそうな終わり方だったので、これはまだまだ続くだろうなと思いました。
どうしても物語が重厚すぎるせいか、進みの遅さはマシになった程度でまだその面については難がありますが、前作より観れたというところを強く評価したいなと思います。これは大スクリーンで集中して観るべき作品でした。
鑑賞日 3/17
鑑賞時間 9:30〜12:30
座席 M-18
映像はすばらしいのは間違いない
IMAXで鑑賞。
とにかく映像体験として、すばらしかった!
砂の描写やバトルシーンでその場にいるかのような臨場感でした。砂の惑星にまぎれこんだ気持ちになれます。
ハルコンネン家の闘技場とかも、縦の動きを見せてくれて、IMAXの醍醐味を堪能しました。
ただ終盤が物足りなくて、ハルコンネン家の不気味さ、怖さがいきなりなくなるんですね…。覚醒したポールが追い込まれるとかあってもよかったかと。原作の制約があると思いますが。
あと王として信奉するのに、不安要素がある描き方になっていますが、後味はよくない。惜しい作品だと感じました。
思ったよりも長かった
周りの評価良くアメリカでも客入っているので
期待して観に行きましたが
なんか前作よりも登場人物多くて
複雑しすぎて 少し退屈
最後の戦闘シーンもあっという間に終わって
残念でした
いくら膨大な敵でも相手が核を持ってたら
あっという間にやられるから なんか
今の世界に反映してるみたいで
この映画の本当の悪役は誰だというわけで
最後の女の子の怒りの顔で終わってる所が印象的
でした
あまり他人におすすめできる映画じゃないですね
映画は圧倒されるものの、パンフレットが砂粒より小さい字で読みにくいのが難点
2024.3.18 字幕 MOVIX京都 ドルビーシネマ
2024年のアメリカ映画(166分、G)
原作はフランク・ハーバートの小説『Dune(1965年)』
前作『DUNE PART1』の続編
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本はドゥニ・ヴィルヌーヴ&ジョン・スパイツ
映画は、前作にてアトレイデス家を壊滅させられ、母ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)とともに砂漠の民フレメンに合流するポール(ティモシー・シャラメ)が描かれて始まる
彼は、秘密結社ベネ・ゲセリットの規範に背いて生まれた男性で、多くのマスターから教えを学んできた
先の決闘にて、ジャミス(バルス・オウサンモクン)に勝利したポールは、フレメンのメンバーとして受け入れられていたが、それは部族長スティルガー(ハビエル・バルデム)が、ポールを救世主だと信じて疑わなかったからだった
本作は、フレメンに合流したポールがそこで数々の奇跡というものを起こしていく様子を描き、彼が救世主として生きることを決意する様子が描かれていく
惑星デューンを統治している皇帝(クリストファー・ウォーケン)はベネ・ゲセリットの支配下にあり、秘密結社は裏で惑星を支配しようと目論んでいた
皇帝に取り入っているマーゴット(レア・セドゥ)は巧みに彼をコントロールし、教母ヘレネ(シャーロット・ランブリング)の思惑通りに事が進んでいた
だが、ジェシカが禁忌を犯したことで一変し、それを阻止するために皇帝を動かし、アトレイデス家を崩壊に導いたのだが、実はポールは生きていて、フレメンに紛れ込んでいた
ジェシカはフレメンの教母となるべく儀式を受け、その力を得て、アレキス南部の原理主義者を鼓舞して、ハルコンネン家と戦おうと目論んでいた
だが、ポールは度々見る悪夢によって、恋人チャニ(ゼンデイヤ)を失う恐怖から、南に行くことを拒んでいたのである
映画は、前作鑑賞必須の内容で、観ていないと何が起きているかの半分ぐらいはわからない感じになっている
私もすっかり予習をすることを忘れていて、英語版wikiであらすじだけおさらいしたが、それをしていなかったら人間関係がわからなかったように思えた
映像美に特化している内容で、音響重視のためにドルビーシネマに行ったが、IMAXレーザーでも良いと感じた
4DX関連も動きが激しそうだが、砂漠の映像、サンドワームの怒号の音響などは、良い設備で見た方が良いだろう
なお、ストーリーに関しては、そこまで突出したものではなく、原作が古典中の古典なので、既視感のある流れになっている
むしろ、現代の映像と音響技術で古典を復元しているようなものなので、それを堪能するのが正解だと感じた
いずれにせよ、原作は作者が亡くなって未完状態だったところを、息子が引き継いで終わらせたものだが、PART 1とPART 2でようやく導入というところなので、「これから始まる」という感覚は拭えない
ポールが惑星デューンの救世主として立ち上がり、その犠牲を払う覚悟を見せるというところまでなので、とりあえずはうまくまとめたという印象があった
続編があるかはわからないが、この監督とスタッフで制作するのなら、付き合っていきたいと思う
なんか合わなかった
まず、銃が無くて、どうして白兵戦なの?
レーザー光線はあるのに?
そこに埋まって、待つ必要ある?
砂虫に乗るのはわかった。では、どうやって降りてるの?
え、こんな弱ってるのと決闘して、盛り上がる?
なのに、薬飲ませて無いやんって、どんだけ弱らせるんよ。
そして、最後はまた決闘、、、。
なんか、作りたいシーンだけ集めた感じがしてしまい、途中からぐったりでした。
これが政略結婚ですか?!チャニはどうなる?としても、なんか盛り上がれなかった。
チャニは、最高に素敵でした!
凄い映画なのかもしれないけど、合わなかったという感じでした。
ティモシー・シャラメをよく前作で採用していたね。
引っかかったのはアトレイデス家たった一人の生き残りという触れ込みたったけれど、母親いるし、お腹に妹がいるし、あとハルコンネン家の闘技場みたいなところに囚われの親族がいたし、ちょっと宣伝文句が違うか?ということが頭に残った。
ネタバレ的には母親はハルコンネン家出身でアトレイデスの純粋な人間でないから、命の水を飲むことで過去の両家の闘いの歴史を能力で記憶し、うちらもハルコンネンじゃん?から始まるポールの振り切った性格変化が絶妙で、次回作楽しみになる作りが良かった。
圧巻の惑星デューンの風景作り。圧巻のワームの造形。何処までが本物、何処までがジオラマ、何処までがCGなのか、全く分からない出来映えでたまらなかったです。
チョコレート工場の若き日でのウォンカの笑顔のティモシーも、デューンのポール・アトレイデスでの真剣顔のティモシーもどっちも俳優として素晴らしい役作りでしたね。
サンドワ-ムよもっと暴れろ、込み入った話で長いけど前作よりは楽しめた!
3/16北陸新幹線が延伸し金沢-敦賀間が開通。
色んな意味で今北陸が熱い!
私もかがやきで東京-敦賀間乗りたいな。(最速で3時間8分)
今日はその乗車時間と同じくらいの映画「デューン 砂の惑星PART2」鑑賞です。
上映時間は166分。(映画館は3時間枠取り)
・1984年デューン/砂の惑星(デイヴィッド・リンチ監督版)137分
・2021年デューン 砂の惑星(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版)155分
・2024年デューン 砂の惑星 PART2(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版)166分
・20XX年デューン 砂漠の救世主(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督予定?)
原作は全6作シリ-ズ。
今作はPART2で 続くPART3(デューン 砂漠の救世主)の製作に取り掛かる模様。リンチ版を昔劇場で見たけども 今作のパート1・2の融合ダイジェスト的な内容だったかな。カイルマクラクランとスティングの出演は非常に魅了されたのを覚えているよ。
兎に角、砂の惑星と言ったらサンドワームじゃろ!これが観たいのよと 前作には出て来なかったんで 喧しく言ってたら、なんとトレ-ラ時から3体モノ飛び出しシーンが有ったんでワタシャ満足。こんな砂虫を乗り回すんやで~アラキスの原住民フレメン達はね。この惑星DUNE(アラキス)の唯一の採掘物”メランジ”を巡ってコリノ家、フレメン原住民ら アトレイデス家たちと、ハルコンネン家らの戦いを描く込み入った話展開です。
まぁアレだね、サウンドエフェクトはええ音かましてるね。ドッカンバッキン~ウルサイ位に耳に突き刺さってくる。
サンドワームはガガガーーーっと 登場するし いいよ良いよ。
前作に引き続き 音楽はハンス・ジマー氏。中々の未来感ある音色。
前作見た時はあんまり意識してなかったけど 今作は良い感じに受け取れました。
しかしポール役( ティモシー・シャラメ氏)とフェイド役(オースティン・バトラー氏 ピカ頭にw)タイマンで戦うんやけどw もうちょっとあの場面何とかならんのかな。そう思う。でもまぁ昔の話だし決闘シーンになるんかな結局。
そもそも DUNEって地球上の話?って位 別惑星感が感じられない。サンドワ-ム出て来なかったら 飽きられてるわ。きっと。
巨大採掘ユニットの爆破とか、戦いアクションはスゲ-楽しかったかな。
このアクション流れの波が上手く続いて行かなかったのはとっても残念に感じました。
空中浮遊のブタ野郎(ハルコンネン男爵役:ステラン・スカルスガルド氏)をあっさり殺す?あの スタスタスタって歩いてきて皆が避けてて・・・ドスッって、ナンデヤネン。(´-ω-`)
ブタ野郎ヤルのは良いけど もっちょっと劇的にズタズタに殺して欲しいわ。
ポ-ルの恋人フレメンのチャニ(役:ゼンデイヤさん)を愛してるが裏切ってまで策略的な婚姻を自身の力で成し遂げようとする姿が ちょっと悲恋な感じするね。
最後場面のチャニのワームに乗る姿が カッコ良くもあるが ふざけんなよ、ポールって言ってるみたいで 健気ですな。
そんなこんなで、ポール大活躍で ブタ野郎一家丸潰しですわ。
第一幕?砂の惑星 メデタシめでたしって事でしょうか。
あ~ 疲れた。
でも まだ聖戦が続くのよネ~ 次作が楽しみ。
長時間だけど ご興味ある方は
劇場へGO!
期待は見事に裏切られた
1.サンドワームの様な形状の生き物は、水や砂の流体の中を、直線で進んでいく事は物理的に不可能。又、単に上に乗れたら言う事を聞く!不思議さ、ロデオか。
2.宇宙空間を自由に行き来するテクノロジーがありながら、戦闘シーンになると、チャン バラ活劇。おまけに最終兵器が「核爆弾」。
3.父の仇を果たして、皇帝を跪けた暁にその娘を妻にして、自分が宇宙を支配する!共に戦い、愛を誓い合った相手はお妾!!!
この物語は、そんなレベルのものだったのか。
8月のデヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』が早く見たい。
新約?
神話とSFが融合したかのような壮大で緻密な世界観。予言や運命がからむところは古代ギリシャの叙事詩みたい。服装、道具、メカなどのデザインも好みにドンピシャですばらしかった。
前作を完全に忘れていたので、あらすじを復習してから観たので、ストーリー、専門用語、人間関係で混乱することなく観れた。でも、もし復習してなかったからかなりの部分理解できなかっただろうな、と思う。
ただ残念ながら、ストーリーは正直言って「面白い」とは言い切れなかった。これは僕自身の感性の問題だと思うので、面白いと思える人には面白いんだろうなと思う。
前作は独特な世界観を初めて知れるというだけですごく面白かったのだが、今回は世界観は分かっているので、それ以上のドラマ部分の面白さを感じたかったのだが、それがあまりピンとこなかった。
まず、共感できる人物がいない。それぞれのキャラの裏の思惑が読み切れなかったということもある。とくに、ベネ・ゲセリットが結局何を目的とした組織なのか、クウィサッツ・ハデラックが彼女らにとってどういう存在なのか、良く分からない、ということが大きいと思う。
救世主(クウィサッツ・ハデラック)の位置づけは面白いと思った。普通は救世主といえば、宗教的な文脈の中で登場が予言される存在であるし、実際にフレメンからはそうみなされているが、実はベネ・ゲセリットが「作り出す存在」である。
救世主は救世主としての能力を示すから救世主としてあがめられるのではなく、「皆が救世主と信じるから救世主になる」という存在である。主人公もそれが分かっているから、複雑な葛藤に苦しむことになる。
救世主といえばキリストだが、もしかしたらこの物語は変形した新約聖書なのだろうか? などとも思った。救世主信仰をもつ先住民族(フレメン)がいて、彼らは他民族に支配されていて、支配者側は信仰心を統治に利用しようとする一方で、実際に救世主があらわれてしまったことをきっかけに先住民族の反乱がはじまって、みたいな…。先住民族側も支配者側もそれぞれ一枚板ではないし、それぞれに通じている存在があったりして非常に複雑。
主人公は仕組まれた運命を強いられている存在なのだろうか? それとも、運命どおりにならないように反発しようとしているのだろうか? それとも、運命を受け入れて、積極的にその運命を達成しようとしているのだろうか? その辺が観ていてよく分からなくなってくる感じもした。主人公に比べると彼の母親の行動は確信的で、彼女の本当の意図は分からないとしても、ブレない行動をしている気がする。
どうでもいいが、うちの近くだと字幕版が小さいシアターでしかやってないので、できるだけでかいスクリーンで観たい。やっぱこういう壮大な物語は。
もうスターウォーズ超えてるやん!
とまでいうとマニアにグサリとやられそうだが、デビットリンチ版を初めて見たのは中学生で、明らかにアレは超えてると言っても過言ではない。世界観、宗教観、死生観、歴史観に加え、圧倒的な映像美やVFX、それを支える音楽までもが完璧で、50越えのオヤジは腰を抜かしてしまった。
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督のこれまでの作品(灼熱の魂、ブレードランナー2049、メッセージなど)はどれも素晴らしいが、テーマが哲学的で小難しいと思われるのか、いつも評価が二分されていてこれまで少々切なかったのだが、本作はどうなんだろうか?
日本ではなかなかヒットしないかもしれないが、こんな大作なかなか見れないので、しぬまでにぜひ3作目にお目にかかりたいものだ★
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