デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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なんて美しい映画なんだろう…
やっと観に行けた!!
鑑賞後の熱が冷めないうちに
このレビューを残しているが、
自分もアラキスに行って実際に闘ってきて、
まだ意識が戻って来れていない気持ち…
気づいたら歯を食い縛りながら
自分の左手に爪を立てて観ていて。
3時間弱の上映時間だったのに
いつの間にかエンドロール。
音楽や映像がもはや芸術作品。
特に砂漠でのポールとチャニのキスシーンがとても美しく、
タイタニックにも負けずとも劣らない名シーンだと感じた。
こちらのシーンの音楽がかかると心が震える…
レディマーゴットとフェイドラウサのシーンは
妖艶な雰囲気と音楽も相まってとても好きなシーン。
ポールが覚醒するシーンでは
ティモシー•シャラメの迫力に鳥肌…!
宗教的な怖さを感じるものの演技に圧倒された。
サンドワームを使っての攻め入るシーンでは
高揚感と共にもうどうしようもできない絶望感も感じる。
終盤のポールとフェイドラウサとの決闘シーンは、
二人のシルエットだけで
美しすぎて泣けてきてしまった。
何度観ても新たな発見と好きなシーンの連続!
109プレミアム新宿のScreen Xでも鑑賞したが、
個人的にはScreen Xよりも
IMAXで体感したい映画だと思った。
Screen Xだとこのシーンは拡がらないのね…
など余計な感想を持ってしまい集中できなかった。
いつか4DXで観てサンドワームライドもしたい。
Desert
前作に出てきた単語を漁って覚えて映画館に向かうという、SFってこういう楽しみ方をするんだなぁと思いながら鑑賞。
こういう長い作品にはポップコーンを付けようと思ったんですが、朝イチの回なのにコンセ激混みで断念…。腹鳴りっぱなしでした。
テストの答え合わせをするかの如く、知ってる単語が出てきたら喜んで、新展開に驚かされて、みたいな感じで前作よりも派手な見せ場が多かったので楽しめました。
PART1では全体的に序章を全て消化する回だったので、映像のインパクト以外はちょっとかったるいなぁと思っていましたが、今作では前作よりも進みが早いので、退屈する事なく観れたので、3時間乗り切る事ができました。
サンドワームを操縦して一気に蹴散らしていくシーンの爽快感と破壊力が素晴らしく、画面により一層釘付けになっていました。
アクションシーンも前回よりは圧倒的に多くて、画面が目まぐるしく動き、吹き荒れる砂にまみれての大戦争は見応え十分でした。
ポールが急に覚醒して大暴れし出して笑ってしまった自分がいました。
映像の見応えはこれぞスクリーンで観るべきだと言わんばかりのハイクオリティでした。この映像を整理しきった製作陣の腕が光りまくっていました。来年のアカデミー賞の視覚効果賞の大本命だと思います。
キャストは1人1人で主演作品作れるぞってくらい豪華な面々が揃っていましたし、ティモシーにゼンデイヤが光り輝いていました。
終わり方的には2本でやっと1本が終わったなと思ったら、PART3に突入しそうな終わり方だったので、これはまだまだ続くだろうなと思いました。
どうしても物語が重厚すぎるせいか、進みの遅さはマシになった程度でまだその面については難がありますが、前作より観れたというところを強く評価したいなと思います。これは大スクリーンで集中して観るべき作品でした。
鑑賞日 3/17
鑑賞時間 9:30〜12:30
座席 M-18
映像はすばらしいのは間違いない
IMAXで鑑賞。
とにかく映像体験として、すばらしかった!
砂の描写やバトルシーンでその場にいるかのような臨場感でした。砂の惑星にまぎれこんだ気持ちになれます。
ハルコンネン家の闘技場とかも、縦の動きを見せてくれて、IMAXの醍醐味を堪能しました。
ただ終盤が物足りなくて、ハルコンネン家の不気味さ、怖さがいきなりなくなるんですね…。覚醒したポールが追い込まれるとかあってもよかったかと。原作の制約があると思いますが。
あと王として信奉するのに、不安要素がある描き方になっていますが、後味はよくない。惜しい作品だと感じました。
思ったよりも長かった
周りの評価良くアメリカでも客入っているので
期待して観に行きましたが
なんか前作よりも登場人物多くて
複雑しすぎて 少し退屈
最後の戦闘シーンもあっという間に終わって
残念でした
いくら膨大な敵でも相手が核を持ってたら
あっという間にやられるから なんか
今の世界に反映してるみたいで
この映画の本当の悪役は誰だというわけで
最後の女の子の怒りの顔で終わってる所が印象的
でした
あまり他人におすすめできる映画じゃないですね
SFのフルコースに感激です!
3時間があっという間でした。日本のアニメの傑作や、スターウォーズなどに影響を与えた完璧なお手本SF映画と言えるかもしれません。今回はパート2ですが、原作の持つ難しい表現が反映してるのか、格調が高く、近づき難いところも垣間見えましたが、それはそれでリスペクトできる作品に仕上がっていると思います。ラストシーンでは、本格的な宇宙戦争に主人公が挑戦しようと決意しますが、早くも3作目の制作に期待が高まるばかりです。この作品は、戦争をメインとしていますから、その戦い方やアクションを見ていると、過去の戦争を彷彿とさせてくれますので、人間は争いや競争心というものを払拭することは不可能と思いました。さらに独裁者たちを見ていると、プーチンや北朝鮮のキム・ジョンオンに見えてしまうのは私だけでしょうか。さらに主人公が救世主となって戦うわけですが、その主人公を救世主として仰ぐまでの過程は、既存の宗教の誕生に似て、人間の性を俯瞰しているように見えました。ビジュアルとしては主人公が巨大なサンドワーム(巨大砂虫?)に乗って、馬の手綱のようにして操るところが圧巻です。また、主人公(ポール)とヒロイン(チャニ・私には酒井和歌子にしか見えませんが笑)のキスシーンにジーンとくるものがありました。いずれにしても、SF映画の粋が詰まったフルコース、芸術の頂にある名作の一つだと思いました。
追記 砂漠のネズミが一瞬だけ出てきます。可愛い!
映画は圧倒されるものの、パンフレットが砂粒より小さい字で読みにくいのが難点
2024.3.18 字幕 MOVIX京都 ドルビーシネマ
2024年のアメリカ映画(166分、G)
原作はフランク・ハーバートの小説『Dune(1965年)』
前作『DUNE PART1』の続編
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本はドゥニ・ヴィルヌーヴ&ジョン・スパイツ
映画は、前作にてアトレイデス家を壊滅させられ、母ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)とともに砂漠の民フレメンに合流するポール(ティモシー・シャラメ)が描かれて始まる
彼は、秘密結社ベネ・ゲセリットの規範に背いて生まれた男性で、多くのマスターから教えを学んできた
先の決闘にて、ジャミス(バルス・オウサンモクン)に勝利したポールは、フレメンのメンバーとして受け入れられていたが、それは部族長スティルガー(ハビエル・バルデム)が、ポールを救世主だと信じて疑わなかったからだった
本作は、フレメンに合流したポールがそこで数々の奇跡というものを起こしていく様子を描き、彼が救世主として生きることを決意する様子が描かれていく
惑星デューンを統治している皇帝(クリストファー・ウォーケン)はベネ・ゲセリットの支配下にあり、秘密結社は裏で惑星を支配しようと目論んでいた
皇帝に取り入っているマーゴット(レア・セドゥ)は巧みに彼をコントロールし、教母ヘレネ(シャーロット・ランブリング)の思惑通りに事が進んでいた
だが、ジェシカが禁忌を犯したことで一変し、それを阻止するために皇帝を動かし、アトレイデス家を崩壊に導いたのだが、実はポールは生きていて、フレメンに紛れ込んでいた
ジェシカはフレメンの教母となるべく儀式を受け、その力を得て、アレキス南部の原理主義者を鼓舞して、ハルコンネン家と戦おうと目論んでいた
だが、ポールは度々見る悪夢によって、恋人チャニ(ゼンデイヤ)を失う恐怖から、南に行くことを拒んでいたのである
映画は、前作鑑賞必須の内容で、観ていないと何が起きているかの半分ぐらいはわからない感じになっている
私もすっかり予習をすることを忘れていて、英語版wikiであらすじだけおさらいしたが、それをしていなかったら人間関係がわからなかったように思えた
映像美に特化している内容で、音響重視のためにドルビーシネマに行ったが、IMAXレーザーでも良いと感じた
4DX関連も動きが激しそうだが、砂漠の映像、サンドワームの怒号の音響などは、良い設備で見た方が良いだろう
なお、ストーリーに関しては、そこまで突出したものではなく、原作が古典中の古典なので、既視感のある流れになっている
むしろ、現代の映像と音響技術で古典を復元しているようなものなので、それを堪能するのが正解だと感じた
いずれにせよ、原作は作者が亡くなって未完状態だったところを、息子が引き継いで終わらせたものだが、PART 1とPART 2でようやく導入というところなので、「これから始まる」という感覚は拭えない
ポールが惑星デューンの救世主として立ち上がり、その犠牲を払う覚悟を見せるというところまでなので、とりあえずはうまくまとめたという印象があった
続編があるかはわからないが、この監督とスタッフで制作するのなら、付き合っていきたいと思う
なんか合わなかった
まず、銃が無くて、どうして白兵戦なの?
レーザー光線はあるのに?
そこに埋まって、待つ必要ある?
砂虫に乗るのはわかった。では、どうやって降りてるの?
え、こんな弱ってるのと決闘して、盛り上がる?
なのに、薬飲ませて無いやんって、どんだけ弱らせるんよ。
そして、最後はまた決闘、、、。
なんか、作りたいシーンだけ集めた感じがしてしまい、途中からぐったりでした。
これが政略結婚ですか?!チャニはどうなる?としても、なんか盛り上がれなかった。
チャニは、最高に素敵でした!
凄い映画なのかもしれないけど、合わなかったという感じでした。
ティモシー・シャラメをよく前作で採用していたね。
引っかかったのはアトレイデス家たった一人の生き残りという触れ込みたったけれど、母親いるし、お腹に妹がいるし、あとハルコンネン家の闘技場みたいなところに囚われの親族がいたし、ちょっと宣伝文句が違うか?ということが頭に残った。
ネタバレ的には母親はハルコンネン家出身でアトレイデスの純粋な人間でないから、命の水を飲むことで過去の両家の闘いの歴史を能力で記憶し、うちらもハルコンネンじゃん?から始まるポールの振り切った性格変化が絶妙で、次回作楽しみになる作りが良かった。
圧巻の惑星デューンの風景作り。圧巻のワームの造形。何処までが本物、何処までがジオラマ、何処までがCGなのか、全く分からない出来映えでたまらなかったです。
チョコレート工場の若き日でのウォンカの笑顔のティモシーも、デューンのポール・アトレイデスでの真剣顔のティモシーもどっちも俳優として素晴らしい役作りでしたね。
サンドワ-ムよもっと暴れろ、込み入った話で長いけど前作よりは楽しめた!
3/16北陸新幹線が延伸し金沢-敦賀間が開通。
色んな意味で今北陸が熱い!
私もかがやきで東京-敦賀間乗りたいな。(最速で3時間8分)
今日はその乗車時間と同じくらいの映画「デューン 砂の惑星PART2」鑑賞です。
上映時間は166分。(映画館は3時間枠取り)
・1984年デューン/砂の惑星(デイヴィッド・リンチ監督版)137分
・2021年デューン 砂の惑星(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版)155分
・2024年デューン 砂の惑星 PART2(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版)166分
・20XX年デューン 砂漠の救世主(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督予定?)
原作は全6作シリ-ズ。
今作はPART2で 続くPART3(デューン 砂漠の救世主)の製作に取り掛かる模様。リンチ版を昔劇場で見たけども 今作のパート1・2の融合ダイジェスト的な内容だったかな。カイルマクラクランとスティングの出演は非常に魅了されたのを覚えているよ。
兎に角、砂の惑星と言ったらサンドワームじゃろ!これが観たいのよと 前作には出て来なかったんで 喧しく言ってたら、なんとトレ-ラ時から3体モノ飛び出しシーンが有ったんでワタシャ満足。こんな砂虫を乗り回すんやで~アラキスの原住民フレメン達はね。この惑星DUNE(アラキス)の唯一の採掘物”メランジ”を巡ってコリノ家、フレメン原住民ら アトレイデス家たちと、ハルコンネン家らの戦いを描く込み入った話展開です。
まぁアレだね、サウンドエフェクトはええ音かましてるね。ドッカンバッキン~ウルサイ位に耳に突き刺さってくる。
サンドワームはガガガーーーっと 登場するし いいよ良いよ。
前作に引き続き 音楽はハンス・ジマー氏。中々の未来感ある音色。
前作見た時はあんまり意識してなかったけど 今作は良い感じに受け取れました。
しかしポール役( ティモシー・シャラメ氏)とフェイド役(オースティン・バトラー氏 ピカ頭にw)タイマンで戦うんやけどw もうちょっとあの場面何とかならんのかな。そう思う。でもまぁ昔の話だし決闘シーンになるんかな結局。
そもそも DUNEって地球上の話?って位 別惑星感が感じられない。サンドワ-ム出て来なかったら 飽きられてるわ。きっと。
巨大採掘ユニットの爆破とか、戦いアクションはスゲ-楽しかったかな。
このアクション流れの波が上手く続いて行かなかったのはとっても残念に感じました。
空中浮遊のブタ野郎(ハルコンネン男爵役:ステラン・スカルスガルド氏)をあっさり殺す?あの スタスタスタって歩いてきて皆が避けてて・・・ドスッって、ナンデヤネン。(´-ω-`)
ブタ野郎ヤルのは良いけど もっちょっと劇的にズタズタに殺して欲しいわ。
ポ-ルの恋人フレメンのチャニ(役:ゼンデイヤさん)を愛してるが裏切ってまで策略的な婚姻を自身の力で成し遂げようとする姿が ちょっと悲恋な感じするね。
最後場面のチャニのワームに乗る姿が カッコ良くもあるが ふざけんなよ、ポールって言ってるみたいで 健気ですな。
そんなこんなで、ポール大活躍で ブタ野郎一家丸潰しですわ。
第一幕?砂の惑星 メデタシめでたしって事でしょうか。
あ~ 疲れた。
でも まだ聖戦が続くのよネ~ 次作が楽しみ。
長時間だけど ご興味ある方は
劇場へGO!
期待は見事に裏切られた
1.サンドワームの様な形状の生き物は、水や砂の流体の中を、直線で進んでいく事は物理的に不可能。又、単に上に乗れたら言う事を聞く!不思議さ、ロデオか。
2.宇宙空間を自由に行き来するテクノロジーがありながら、戦闘シーンになると、チャン バラ活劇。おまけに最終兵器が「核爆弾」。
3.父の仇を果たして、皇帝を跪けた暁にその娘を妻にして、自分が宇宙を支配する!共に戦い、愛を誓い合った相手はお妾!!!
この物語は、そんなレベルのものだったのか。
8月のデヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』が早く見たい。
新約?
神話とSFが融合したかのような壮大で緻密な世界観。予言や運命がからむところは古代ギリシャの叙事詩みたい。服装、道具、メカなどのデザインも好みにドンピシャですばらしかった。
前作を完全に忘れていたので、あらすじを復習してから観たので、ストーリー、専門用語、人間関係で混乱することなく観れた。でも、もし復習してなかったからかなりの部分理解できなかっただろうな、と思う。
ただ残念ながら、ストーリーは正直言って「面白い」とは言い切れなかった。これは僕自身の感性の問題だと思うので、面白いと思える人には面白いんだろうなと思う。
前作は独特な世界観を初めて知れるというだけですごく面白かったのだが、今回は世界観は分かっているので、それ以上のドラマ部分の面白さを感じたかったのだが、それがあまりピンとこなかった。
まず、共感できる人物がいない。それぞれのキャラの裏の思惑が読み切れなかったということもある。とくに、ベネ・ゲセリットが結局何を目的とした組織なのか、クウィサッツ・ハデラックが彼女らにとってどういう存在なのか、良く分からない、ということが大きいと思う。
救世主(クウィサッツ・ハデラック)の位置づけは面白いと思った。普通は救世主といえば、宗教的な文脈の中で登場が予言される存在であるし、実際にフレメンからはそうみなされているが、実はベネ・ゲセリットが「作り出す存在」である。
救世主は救世主としての能力を示すから救世主としてあがめられるのではなく、「皆が救世主と信じるから救世主になる」という存在である。主人公もそれが分かっているから、複雑な葛藤に苦しむことになる。
救世主といえばキリストだが、もしかしたらこの物語は変形した新約聖書なのだろうか? などとも思った。救世主信仰をもつ先住民族(フレメン)がいて、彼らは他民族に支配されていて、支配者側は信仰心を統治に利用しようとする一方で、実際に救世主があらわれてしまったことをきっかけに先住民族の反乱がはじまって、みたいな…。先住民族側も支配者側もそれぞれ一枚板ではないし、それぞれに通じている存在があったりして非常に複雑。
主人公は仕組まれた運命を強いられている存在なのだろうか? それとも、運命どおりにならないように反発しようとしているのだろうか? それとも、運命を受け入れて、積極的にその運命を達成しようとしているのだろうか? その辺が観ていてよく分からなくなってくる感じもした。主人公に比べると彼の母親の行動は確信的で、彼女の本当の意図は分からないとしても、ブレない行動をしている気がする。
どうでもいいが、うちの近くだと字幕版が小さいシアターでしかやってないので、できるだけでかいスクリーンで観たい。やっぱこういう壮大な物語は。
もうスターウォーズ超えてるやん!
とまでいうとマニアにグサリとやられそうだが、デビットリンチ版を初めて見たのは中学生で、明らかにアレは超えてると言っても過言ではない。世界観、宗教観、死生観、歴史観に加え、圧倒的な映像美やVFX、それを支える音楽までもが完璧で、50越えのオヤジは腰を抜かしてしまった。
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督のこれまでの作品(灼熱の魂、ブレードランナー2049、メッセージなど)はどれも素晴らしいが、テーマが哲学的で小難しいと思われるのか、いつも評価が二分されていてこれまで少々切なかったのだが、本作はどうなんだろうか?
日本ではなかなかヒットしないかもしれないが、こんな大作なかなか見れないので、しぬまでにぜひ3作目にお目にかかりたいものだ★
前半ゆっくり後半駆け足。
1作目の方が良かったかなぁ。
前半がなかなか進まないのに後半に物凄い駆け足感があって、丁寧にしたかったのなら、この2作目は、前後半にさらに分けた方が良かった気がする。
フレメンの指導者になるまでの通過儀礼が何度も何度もある割に、強大な敵の筈の皇帝軍をあっという間に圧倒してしまう。そのバランスが非常に悪いと思った。
続編もあるみたいなので三部作に収めるためにはしょうがなかったのかな。
でも、よく出来てますよ。画面は綺麗に迫力あるし面白いです。主人公がとにかく格好いいです。
タイトルなし(ネタバレ)
何故あんなに嫌がっていた南部地域への進行をあっさり決断してしまったのか⁈其処がどうしても納得いかなかった… 例えば愛した彼女が危ないとかの危機があれば分かるが… ストーリーの都合上であれば、何かそこには危機的イベントが欲しかったと思う。また核があるならそのまま中心を狙えば済む話しではないのか⁈反対する諸領主に対しても核で威嚇すれば良いのではないのか⁈でないとそれこそ死体の山となる。SWの様なサーガを創り出したいのは分かるが、あくまで二番煎じで終わってしまう。
更に
パート3があるのですかね?前半のスタート後は背景を思い出しながらだったので、大変ですが、ポールが砂の民に名前を貰う辺りからのめり込めました。ポールの顔つきも段々と精悍な感じになって行きますね。
個人的にはpart 1が好き!
絵力が凄い!ワァームが突進してくるシーンなんか凄いですよね! ストーリーは主人公の出生とか、皇帝の娘が懐妊するとか、シリーズとすると大事なんだけど、本作だけで観ると本筋から距離をおいたシーンが多く、ちょっとテンポが悪く感じられました…
84年度版のスティングもカッコ良かったけど、本作のラウサ、とても良かったです!
とんでもない見応え!
原作の難解さ、前作の話の進まない感じで半ば義務的に見に行ったのだが、嬉しい誤算でかなり見応えのある作品でした。区切りもある程度いいところで終わっています。
役者も更に豪華になってきてます。発表はされてますが、アニャが次作に出るって、これも嬉しいサプライズでした。余計な知識無しで行って良かった!
切り札があるとは言え、皇帝継承をタイマンって、、、と思いましたが、殺陣はいい感じでポールが勝つとわかっていても見応え十分でした。ジマーの音楽や、音響もとてもよく、トンデモ演出も、なんか納得して見れてしまいました。それと、CGも良かったと思います。
これで次作はまた期待して見に行けそうです。
Dune 2
クオリティー高い
観て良かった。しかし フェイスダンサーも出ていないし 原作の長さから考えても 3、4と続いて欲しいが このクオリティーで続けられるほどヒットするだろうか?
ハヤカワさん
砂漠の子らも再訳出版お願いします
【埋まる映画】
前作より増した砂の緻密な表現に、見ているこちらも砂塵に埋まるような没入感。巨大な砂虫がうごめくど迫力バトル、緊迫感満載の決闘と、エンタメ性もグッと上がった映画の深みに埋まる。
◆概要
第94回アカデミー賞で6部門に輝いた「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。
【原作】
フランク・ハーバート「デューン」
【監督】
「ブレードランナー2049」ドゥニ・ビルヌーブ
【出演】
「君の名前で僕を呼んで」ティモシー・シャラメ
「グレイテスト・ショーマン」ゼンデイヤ
「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」レベッカ・ファーガソン
「グーニーズ」ジョシュ・ブローリン
「エルヴィス」オースティン・バトラー
「ミッドサマー」フローレンス・ピュー
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ デイヴ・バウティスタ
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」レア・セドゥ
「ドラゴンタトゥーの女」ステラン・スカルスガルド
「007 スカイフォール」ハビエル・バルデム
「ラストナイト・イン・ソーホー」アニャ・テイラー=ジョイ
【音楽】
「トップガン マーヴェリック」ハンス・ジマー
【公開】2024年3月15日
【上映時間】166分
◆ストーリー
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。
◆
◆以下ネタバレ
◆
◆復讐劇
“香料を制するものはすべてを制する”と記される冒頭。本作でも、香料をめぐるアラキスの地がステージとなることがここで示される。そのアラキスの地でレト公爵、ダンカン、そして数多のアトレイデス兵士を失ったポール(スフィル・ハワトは登場しなかったので、死んだ設定か)。本作はその復讐劇が主な映画の軸となっていた。“足音で分かる”ガーニイとの再会を果たし、そのガーニイが長く仕えたレト公爵の仇、ラッバーンを始末する。ポールは自分の祖父だと勘づくも、躊躇なく“獣のように死ね”とハルコンネンを刺す(フェイドが止めに入らなかったのは、闘技場の決闘でのハルコンネン男爵の不始末が伏線になっていた)。全ての黒幕である皇帝も、ポールはアトレイデスの家紋の前に平伏させる。前作の想いを晴らす、2作にわたる大規模な伏線回収だった。
◆迫力
前作で一瞬だけ描写されたサンドワームライド。ポールがそれに挑む砂虫の巨大さと砂の勢い、そしてそのスピードが迫力満点。全てを飲み込むあの砂虫に乗るなんて発想にワクワクするし、そもそもそれがフレメンの移動手段だという設定も面白い。そしてサーダカー&ハルコンネン軍、フレメン軍(砂中から現れる兵士たち、そして無数の巨大なサンドワーム達に痺れまくる)の戦闘シーンはまるで「アベンジャーズ/エンドゲーム」('19)や「レディ・プレイヤー1」('18)のそれに勝るとも劣らぬカオスなど迫力。ポールとフェイドラウサの一騎打ちは、分かっちゃいるけどギリギリまで追い詰められる描写に手に汗握る(演じたオースティン・バトラーのサイコな役作りが素晴らしく、そのおかげでこのシーンの緊張感が非常に増していた)。前作に比べて、エンタメ度がMAXで向上していて、IMAXその他の特別シアターならいかに興奮度が増したかと少し後悔した笑。
◆チャニ
海を知らないチャニに、砂漠を海に例えるポール。広大な砂漠がバックのあのキスシーンがなんと美しいこと。互いの別名を知り、心寄せ合う2人は、“命ある限り愛してる”とポールが語るまでに。ポールの命の危機には、その涙で復活させ、チャニは預言書の一部にもなってしまう。その事で覚醒し、人格そのものからリサーン・アル=ガイブとなったポール(その事で見えた“ポール、愛してる”と話すアニャ・テイラー・ジョイは、おそらく生まれてくる妹だったというミスリード)。チャニのいる前でも、救世主としての選択肢をとったポールは皇女をめとる宣言をする。覚醒時にチャニがポールに張ったビンタは、この時無言で立ち去るしかすべのなかったチャニの、心の距離を強調するための映画表現に思えた。砂虫を呼ぶ彼女の悲しげな表情が印象的なラストは、ポールとの決別を意味しているようで、彼が次作で次のステージへと進む事の映画表現か(セリフで語らせず、表情で表現させる演出がなんともドゥニ監督らしい)。前作の冒頭がチャニのモノローグで、本作がポールとチャニの物語だった、つまりそれが前作で予言されていた。そう考えると、本作の冒頭は皇女イルーランのモノローグだった事から、次作はポールとイルーランの物語となる事が予測できる。ドゥニ監督はすでに脚本をほぼ書き上げているそうで、3部作での完結を公言しているそう。やはり数年後にはなってしまいそうだが、次作はそんな自分の“予言”が当たるかも確認しながら作品を楽しみたい。
◆関連作品
〇「DUNE デューン 砂の惑星」('21)
前作。第94回アカデミー賞では撮影賞など6部門を受賞。プライムビデオ配信中。
◆評価(2024年3月15日現在)
Filmarks:★×4.2
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