デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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読んでから観るか、観てから〜
PART2なので、PART1のあらすじくらいは把握していないといきなりポカンである。
「主人公ポールはアトレイデス家の一人息子だが、宿敵ハンコンネン家の奇襲を受け、アトレイデス家は壊滅。母ジェシカとともにかろうじて砂漠に逃れ、砂漠の民フレーメンと出会うが、そこにハンコンネンの追手が迫る」
原作の後半部分にあたる本作は、ストーリー的に盛り上がるのはもちろん、映像的に前作以上に迫力のあるシーンが多く、IMAXで観るとさらに見ごたえのあるものでIMAXで無いとしても、できるだけ良いスクリーンでの鑑賞をオススメする。
本作の鑑賞には二つの悩み所がある。
一つは「字幕」か「吹替」か。IMAXでは特に映像に集中できる「吹替」だが、本作は独特な単語が多く、文字で読める「字幕」も捨てがたい。
もう一つは「読んでから観るか」「観てから読むか」問題。おそらく映画だけで本作を楽しむのは困難かと思うが、実は文字だけで理解するのもまた困難なのが本作。できれば「観て→読んで→もう一度観る」がベストかもしれない。
特に原作ではPART2の内容までで完結となっているが、映画は原作の続編をPART3として作るつもりのようで、含みを残したラストになっている。
豪華な配役
ポール(ティモシー・シャラメ)は砂漠の民、フレメンと行動をともにしていた。
ワームを乗りこなすことにも成功、預言者と思われ、母(レベッカ・ファーガソン)は教母となる。
ポールとフレメンのチャニ(ゼンデイヤ)は愛し合うようになる。
一方、ハルコンネン家ではフレメンとの戦いで成果が上がらないラッバーン(デイブ・バウティスタ)に代わり、次期男爵のフェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)が登場する。
また、皇帝(クリストファー・ウォーケン)もアトレイデス家攻撃に加わったことがバレると思い、皇女(フローレンス・ピュー)とともに現れる。
一大叙事詩が壮大なスケールで出来上がり、堪能させてもらった。
アニヤ・テイラー=ジョイが出てきたときは驚いた。
こんなリッチな作品はそう巡り会えない
大河ドラマ10本分の怒涛の展開
没入感
砂漠に没入💛最高です‼️
公開に先駆けて前作をもう一度復習した甲斐があった💕冒頭での『前回までのDUNEは〜』的なおさらい内容が盛りだくさんだからかはほぼ無し。よく言えば効率的、悪く言えば前作観てない人はお呼びでないパターン(私はコレをmarvelパターンと呼んでいる。no offence!)
それもそのはず。内容が盛りだくさん!復習に時間割くなんて勿体無い!!
3時間弱の長丁場だとは事前に知っていたけど、長ったらしく感じることはなく最後の最後まで楽しめた✨✨終盤の方で重要な事実が発表されて、(あ〜時間的にここで終わるのかな〜次作に続くパターン?)と思ったけど、そのまま続行ってのが2度3度繰り返されたため(この映画はいつまで続くの〜???と)途中から時間の感覚無くなった😂
ネタバレなんてしたくないから内容については割愛。
ただ、大筋を振り返ると一作目で少年感強めだったシャラメ王子様が二作目では成長して急にリーダー感出してきた。でもさ、一作目と二作目との間には長い月日が流れてるわけでは無く、直後からのスタートだったのにいきなり内面成長してるからビックリしたゎ😅その後、ラブロマンスも生まれ、激しくもほっこり見ていられる素敵な若かりしカポー💕と思いきや………
今から3作目が楽しみだー💜
そして復習前振りがほぼ無いから2作目は砂漠のシーンがめちゃんこ堪能できる (๑>◡<๑) これはdesert loverにとっては至福眼福❤ ❤ ❤
IMAX GTさまさま💛ご馳走様です〜🍀
前作以上に濃密なドラマが見ごたえあり
物語は前作から直結しており、スタッフ、キャストも同じということで世界観やテイストがしっかりと引き継がれていて、すんなりと入り込むことが出来た。
非情な運命を背負ったポールの足跡がドラマチックに展開されており、前作で謎だったアトレイデス家の秘密も明らかにされ、クライマックスを大いに盛り上げている。
贅をつくした映像も文句なく素晴らしい。広大な砂漠の映像はスケール感タップリであるし、ド派手な戦闘シーンも目を見張る出来栄えである。
特に、ポールがサンドワームを乗りこなすシーンの迫力は圧巻である。この臨場感、興奮は映画館でこそ味わいたい。テレビのモニターでは勿体ない。
中盤から登場するハルコンネン男爵の甥フェイドの決闘シーンはモノトーンの映像で描かれていて、この美しさも特筆に値する。本作は砂漠のシーンはセピア、ハルコンネン家のシーンはブルーと巧みな色彩演出が際立っていた。
強いて難を言えば、幾つか性急に映る場面があり、そこは少し勿体なく感じた。一つ一つのカットがPART1よりも少し短く感じられたのは気のせいだろうか。上映時間は前作よりも10分ほど長くなっているが、それでも本作の方が物語は濃密だ。元々長大なドラマなこともあり、展開を早めないと枠の中に収まりきらないということがあったのかもしれない。
他に、ポールの元剣術師範ガーニイの再登場も周囲のリアクションの弱さが仇となりやや乱暴に感じられてしまった。
また、本作には様々な特異な設定が登場するが、”命の水”についてはもう少し説明を要したかったかもしれない。その効力については今一つ呑み込みづらかった。
物語はポールとフレメンの女戦士チャニのロマンスを軸にすることで、より女性ドラマ的な趣が増した。しかも、身重のジェシカの宿命や皇帝の娘の登場など、後半から女性キャラに比重が置かれていくようになる。このあたりは監督のドゥニ・ヴィルヌーヴのフィルモグラフィーを考えれば、なるほどと思える所である。
シリーズは本作で一区切りとなるが、結末を見ればまだ物語が続いてもおかしくはない。ヴィルヌーヴ自身も第3作への意欲はあるようなので、次は彼女たちのドラマがどう転じていくのか。期待したい所である。
おもしろかった
パート1から時間が開いていたので復習してから観ようと思っていたけど、時間がなくて振り返らずにスクリーンへGO!
結果、観ながらいろいろ思い出してきて、あ~そうそう、スキンヘッドの宙に浮かぶマツコさん!とか考えながら違和感なく没入できました。
前作で割と厳しめの評価が多かったけど、ワタシ的にはかなり楽しめて、今作もやっぱりおもしろかったですよ。
なんといっても画が綺麗!ドゥニ・ビルヌーブの世界観なのかもしれないけれど、いろいろなものがよく作りこまれていると感嘆しきりです。IMAX鑑賞だったので音も相まってスクリーンに引き込まれます。ただ、砂の中での戦闘シーンが多いせいか、誰が誰だかどっちの側の人なんだーい?って、置いてきぼりにされるシーンもありました。
あと、3時間ほどの上映時間の公判でややだれ気味になった感もありますね。
それでも面白さのほうが勝り、満足でした。
それにしてもエンドクレジットを眺めていると、ティモシー・シャラメ様専属のシェフまで大きく名前が出てくるのが、なんかすごいなぁなんて変なところで感心してしまいました。
宿命と権力
2024年。ドゥニ・ビルヌーブ監督。SF大作の第二弾。突然の襲撃による一族絶滅の危機から、母とともに逃げ出した青年は、砂漠の民に迎えられ、次第に彼らのなかに伝わる「救世主」に擬せられていく。香辛料の独占を狙って惑星支配をたくらむ宿敵に対してともに戦ううちに、不思議な力によって、過去の因縁や未来のビジョンが見えるようになり、自らの宿命を受け入れて宿敵の背後にいる皇帝権力の簒奪まで目指すようになって、、、という話。
香辛料の争奪や砂漠の民の救世主思想などは現実の世界政治の力学を踏まえているようにもみえる。血縁によって大いなる力に目覚めることで、恋人との現実の関係を諦めて治者たらんとするところなどわかりやすい貴種流離譚でもある。つまり、現実的でありつつ神話的である。決闘から大規模な戦闘まで、地中の巨大なワームを乗りこなすことも含めたアクションも満載。
監督独自の「宇宙の音」ともいうべき重厚な音楽と、巨大な軍事的な乗り物の静かさや動きの遅さが、壮大で運命的な物語を盛り上げている。
ダイナミックで繊細
映画館で見よう
You Tubeまとめ動画で予習しただけ
スパイス
フランクハーバートの長大な原作を、ここまで映像化した
Dヴィルヌーブには敬意を表する。大作であり、見応えもある。
パート1が序章であった、ということを差し引いても私には少し冗長、かつ物語の起伏を感じにくかった。
比べて今作はストーリーが駆動し、一定の起承転結にまで至っており、冗長さを感じることはなかった。
私は今やカルト作ともいわれる、80年代デビッドリンチ版デューンも好きな者である。
さまざまに酷評され批評、興行、原作ファンからも失敗作であるといわれたいわくつきの作品。
あのAホドロフスキー監督も完成した映画をみて、ひどくて安心した、なんてコメントしたそうな…
しかしながらリンチの味が色濃く出ているし、映像的にも面白くみられる。ストーリーの粗さや、編集面での様々な問題などあれ、悪くないと感じている方もいるのではないだろうか。
さて今作
原作未読ながら、かつてリンチが映像化した物語の理解が一定程度深まり、壮大なスケール感、音響の体感的感覚、没入感は凄まじい。VFX、音響技術などの進化がこの映像を可能にしたのだろう。
ストーリーとしては典型的な貴種流離譚。長大な原作初期部分を映像化している。
原作者Fハーバートものべているが、アラビアのロレンスも参考にした、と。今観ると中東イスラム世界、欧米アメリカ帝国?的世界の争いに複雑な集団が絡み合う権力闘争。
救世主伝説、宗教間闘争…などが入り組んでいる。
確かに映像化するには相当な手腕、力量の監督でないと難しいだろう。シナリオ創作も困難を極めたに違いない。
そこに、メランジと呼ばれる香料をめぐる争いまで入り、
なんと壮大なスケール。原作はSF小説でありながら全体文学小説的。未読ながら…そう思う。
自分が少し物足りなく思うのは、素晴らしくリアルな映像でありながら、洗練されすぎている気がしてならないこと。
それは人物描写にしても。
リンチ版が強烈にインパクトを残しているのは、そのシュールレアリスム的な表現。人物描写、醜悪、露悪的描写…
アトレイデス家、ハルコンネン家、砂漠の民フレメン、ベネゲセリットの魔女たち、皇帝一族…
今作のキャストも素晴らしい。Tシャラメ、ゼンデイヤ、Lファーガソン、ジョシュ・ブローリン、クリストファーウォーケン!ハビエルバルデム…一流のキャスト
シャーロットランプリングもいた
ただ、インパクトが弱いと感じるのは求めすぎか…
リンチ版のハルコーネン男爵役、狂気の甥フェイドラウザのスティングも、今作オースティンバトラーに比べてインパクト大。
スティングってミュージシャン…
ヴィルヌーブ監督の、ミニマリスト的表現も影響しているのだろうか。
人物のアクの強さが弱い。必ずしもそれが必要だとは思わないが。
個人の好き嫌いといえばそれまでではあるけれど。
ヴィルヌーブ監督の名作SF
メッセージをみたら、これが監督の描写表現なのだろう。
しかし作品は大作でありながら、スピード感あり起伏もうまく使い、美しい描写も多く観ておくべき大作映画でしょう。
気になったのが、劇中で出てくる核弾頭。切り札としての武器だ、との表現だったがこれは現実世界を反映しているのか。
急げ❗これぞスクリーンで・・・
純然たる映像と音
デューンのパート1が残念だったので、
パート2は観ない。
と、心に決めてたのですが、
ヴィルヌーヴ監督のインタビュー記事を目にしました。
そしたら
「良いセリフがあったという理由で映画を記憶しない。
力強い映像がある映画を記憶する。
対話シーンには興味がない。
純然たる映像と音、それこそが映画の力。」
なんていうものだから
IMAXで
映像と音を観に行きました。
パート1に比べると、物語に間延びもなく、予想外な展開もありーので、観終わった感想は
最高でした。ぷっふぁーでした!
これ、いろいろレビューをみると
原作小説は必須科目ですね。
原作を意識した映像と音なんじゃないかと...
パート3までには、原作読破!
課題ですよ。奥さん!
絶対IMAX 話が難しい🫠
前作を越えた
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