デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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圧倒的映像美
1をうろ覚えなので、画面で起こってる事に置いていかれそうになりながら必死に食らいついて行ったと言う感じだけど、主人公が自分の宿命を受け入れ成長して行く様、
砂漠をバックに立ってる背中がとてもカッコよかった。
まず驚くのは2はほとんど砂漠が舞台で
背景は変わらないのに全く見飽きないこと。
砂漠での戦闘も無重力になったり、
デッカいワーム、
砂漠での大爆発とか見応えがあった。
劇場公開の時に1を振り返って映画館に行くの面倒くさい
なと思って行かなかった事を悔やむくらい、
戦闘シーンは映画館の大画面で観たかった。
キャラビジュアルもカッコ良いし
キャスティングもめちゃくちゃ良い。
ジョシュ・ブローリンが出て来るところなんて
頼もしくて胸熱だった。
最後の戦闘シーンと決断
それによるゼンデイヤの切なさったらない。
やってる事は家族の復讐と単純なのに、
聞き馴染みのない単語や、
種族の宗教観がややこしくさせてるのが
もったいないと感じた。
ドゥニ・ヴィルヌーブファンとしては
シリーズものより単発ものをやって欲しいけど
まだまだ続きそうである。
臨場感と緊張感と没入感と満足感
Netflixの字幕付日本語吹替版をスクリーンで(130インチ、約2メートル離れた場所から)視聴。
今回、ジェイソン・モモアが出演しないのは残念ですが、チャニの台詞が沢山あるのでプラマイゼロだと個人的に思っています。
チャニの日本語吹替をした内田真礼さんは『非公認戦隊アキバレンジャー』(戦隊マニア向け実写ドラマ、2012年放送)でハカセ役で出演していました。現在も声優として歌手としても活躍しています。チャニに扮した女優も『グレイテスト・ショーマン』で大活躍していました。
何よりも、主人公のポールの活躍とその母レディ・ジェシカのシーンが楽しくて、砂だらけで単調な筈の景色も飽きず、あり得ないようなSFなのに没入していました。戦闘シーンも迫力がありました。臨場感や緊張感が圧倒的で素晴らしい体験でした。展開が読めず程よく難しいというところも醍醐味で、全く退屈しませんでした。前作同様満足度が高いです。
パート2です。
凄い!凄いよ!でも陰気クサくて…辛い!辛いよ!
新たな敵? 領主連合ってなにぃ?
乗り切れない空気感
まさに青本の扉絵の世界が!
IMAXの威力まざまざだが、
Part1 は派手な映像の割には退屈なストーリーで、「もう、続きはいいかな」と思っていたのですが、Part2 の更にド派手な予告編にそそられて何と数年ぶりの IMAX での鑑賞に臨みました。
いやぁ、やはり追加料金 +500円 取るだけの事はあるなぁ。髪の毛も震動する大音響と大画面のIMAXの威力をまざまざと見せつける迫力映像を堪能しました。Sand Worm が出て来るのはいつかいつかとドキドキしてしまいます。
でも、物語は「ああ、やっぱりな」程度でした。名家の相克、血筋、復讐、救世主、そして最後はチャンバラで決着の定食コースです。これは言っちゃいけない事なのでしょうが、あれだけの最新鋭の兵器が数多くあるのに、なんで刀を振りかざしての白兵戦になるんだ? 欧米人は本当にこんなお話が好きなんだなぁとややゲンナリしました。ただ、世界中の映画ファンの皆さんには内緒ですが、僕は「スター・ウォーズ」もあの古臭いお話が苦手で全然好きになれないので(と言いつつ6エピソード分は観ているのですが)、その分は差し引いてご判断下さい。
でも、チャニの今後には豊かな物語性がありそうなので、Part3も観てしまうんだろうなぁ。
2作合わせて上映時間実に5時間半。壮大なスケールのSF叙事詩としては、カットすべき部分はなかったですね。
本日は早稲田松竹さんにて『DUNE/デューン 砂の惑星 PART1』(2021年/155分)『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』(2024年/166分)の豪華2本立て(1,500円)上映!
チケット販売は当日の窓口のみで開館前から並びましたが何だかオンラインが無い学生時代に戻ったようで懐かしいですね。
2本合わせて上映時間は5時間半!本日はどっぷり「砂の惑星」の世界に浸りました。
『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』(2024年/166分)
クリストファー・ノーラン監督も述べているように『スター・ウォーズ』シリーズで例えると“帝国の逆襲”。主人公アトレイデス(演⁻ティモシー・シャラメ)が預言者(救世主)として覚醒していくさまは高揚感があって良いですね。
また主人公の出自の真相、政治ドラマとしての盛り上がりも良かったですね。
作品としては一応の大団円、区切りはついてますが、PART3「砂漠の救世主」への期待感を高めるラストになってました。
PART1、PART2合わせて上映時間実に5時間半。鑑賞中は気が張っておりぐったりでしたが、壮大なスケールのSF叙事詩としては、カットすべき部分はなかったですね。
これはPART3も楽しみです!
唯一チャニだけ
贅沢な作品
衣装が凄まじい、、
全ての衣装が完璧。
何種類あるのか、、。デューンの衣装個展をひらいてほしい。全ての衣装を細部まで生で見てみたい。素材に触れてみたい。装飾を眺めてみたい。
ハルコンネンのスキンヘッドの女性の衣装、エキセントリックでありどこかクリーン。
デューン2、お見事であった。。
原作や、昔のデューンは全く拝見しておらず、予備知識なしで大体のあらすじと登場人物だけ予習してからの鑑賞だったが、原作を知らなくても内容にのめりこめた。素晴らしい。
劇場で観ればよかった😂😂
「これだけは言う。。命ある限り君を愛してる。」
くぅぅ〜、、😂😂😂
このシャラメのセリフやばい。。。
シャラメに言われているゼンデイヤいいなあ〜。羨ましすぎる🤣10万円払うから言ってほしい笑
ボイスビジネス🤣
気絶級のセリフじゃん。
良すぎて、全部まだレビューできてないので近々レビュー追記します!
映像はリアルで美しいものの少々知的にした『スター・ウォーズ』に帰着
ここのレビューの評価が案外低いので意外だった。で、低評価のものをいくつか読むと、やはり中途半端でストーリーがわからないとか、意味不明なシーンがあるとかいうものが多いようで、ああ、結局はそういう見方をされるのかな、というある意味納得感があった。
実は小生もいちおう☆4つはつけるが、さほど高く評価しているわけではない。理由は、映像の素晴らしさに比して、原作の内容のつまらなさが露呈してきたからだ。
本作は作品の冒頭に異形なものの声で「スパイスを制する者はすべてを制す」というメッセージが流れ、とてもビックリさせられ、その趣味の良さに満足する。ところが…その先がちょっと問題なのである。
前回、ハルコンネン、皇帝連合に寝首を搔かれたアトレイデス家のポールが、本作では砂漠の民フレメンに紛れてスパイスによる超能力を獲得するとともに、復讐とデューン新生に踏み出す。ということで、単に砂漠の美やさまざまな大道具、小道具の知的なデザイン等に堪能できた前作とは違い、いろいろ人や世界が動き出す。
その過程で帝国歴1万何年とかいう世界で、ヨーロッパ中世封建支配と同じ支配構造があり、国王と封建領主、教会の多元的権力が存在し、似たような権謀術数が駆使され、果ては王族の紋章とか政略結婚が登場し…てな話を見るにつけ、やはりツッコミどころ満載となっていくのは致し方ないか。だから話が進めば進むほど、いろいろガッカリ感が募っていく。
このガッカリ感をひと言で言うと、「中世ドラマの焼直しに過ぎない」ということだ。日本にもかつて、会社員の出世競争を戦国の権力争いに見立てた『サラリーマン太閤記』とかがあったではないか。
もうちょっとシリアスなところでは、井上靖『蒼き狼』で領土拡大の戦いに臨む瀬戸際に、妃のご機嫌を伺っているチンギスハンの姿に対して、大岡昇平が「現代サラリーマンの情けない家庭事情を重ねただけで、こんなものが歴史小説とは聞いて呆れる」と侮蔑したのと似た感じだろう。本作の場合は、中世封建国家や王侯貴族間の勢力争いの焼直しに過ぎないくせに、こんなものがSFとはちゃんちゃらおかしいwということである。
ヴィルヌーブ監督は今回も、リアルに美しく壮大な映像を作って楽しませてくれた。しかし、所詮は原作が原作である。結局、全体の印象は何というか、『スター・ウォーズ』を少々知的にした感じ…というところに帰着したのは必然であろう。
なお、ポールのまだ生まれていない妹役でアニャ・テイラー=ジョイが登場したのは嬉しい。ケチをつけながらも「これは次回作も見なきゃいけないな」と決意するのであったww
マ王の知らないパート3が待っている
デビッド・リンチ監督作品の「デューン 砂の惑星」を昔に観たマ王の感想は「壮大な物語だけど色んな映画に勝ててない」でした🫤
SFだけど「スター・ウォーズ」的な迫力は薄い、覇権争いにしては「ゴッド・ファーザー」のような奥行き程は無い、恋愛映画にしては碧い目が気味悪い、とあまり良い印象が無かったのを覚えている🤔
そもそもが麻薬戦争的な話に宗教戦争の要素まで詰め込んでるので内容が難し過ぎるのがアカンと思うのよ😶
で、それじゃダメよとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取りリメイクされた「デューン」を観たが、え?ここで終わりなん?と中途半端度★★★★★🤣
明らかにパート2を作る気満々だったのさ😅
ま、今回その便秘を解消すべく「デューン2」を観たんだけどね(映画好きの運命として)
パート1ですら本家と変わらぬ長さなのにパート2も同じくらい長い、なのに内容はデビッド・リンチ監督のと変わらない印象しか無いのよ😑
ていうか戦争シーンに力を入れ過ぎてるワケでも無く、人間関係に重点を置いてるのでも無く、コレではデビッド・リンチ監督版の方がサクサク観れた(いや長いけどね)感じかしてならない💦
そもそも原作が映画化向きの話ではない気がするのはマ王だけか?
また今の世界情勢が剥き出しの物語なトコは、ん?ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、狙ってない?とまで思わせる態とらしさまで伺えたし、だったら今更感が強いかな、みたいな風にも捉えられたのはマ王の邪推だろうか🤨
同じ長い3部作として「ロード・オブ・ザ・リング」があるけど、アチラは(やっぱり長いけど)上手に作ってたと思うのよ😬
でもコレって監督の好みの問題かもしれないからマ王も納得はしています😗
が、その部分を差し引いても(前宣伝とかレビューが相変わらず過熱気味だった割には)面白くは無かったかなと😮💨
しかし!デビッド・リンチ版には無かったパート3があるではないかっ😳
ココまでは本家の内容の長尺映画だったけどマ王が知らないストーリーが待っている、と思えば期待も膨らむって話だ👍
そういうワケで★は今回までの評価です😋
正直、パート2までのストーリーだけならデビッド・リンチ版で充分♪(そういう意味では改めて評価し直すべきである)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画「メッセージ」が良かった分だけ期待外れかなと⤵️
せめてパート3にマ王が驚く展開が待ってるのを祈るばかりだ🌀
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
宗教?覇権?麻薬?恋愛?精神世界?度★★★★☆
便秘解消度★☆☆☆☆
ゴグとマゴク
『スパイスを制するものは世界を制する』映画冒頭“ボイス”で語られるこの言葉は、おそらくユダヤ人政治学者ヘンリー・キッシンジャーの名言からの引用であろう。フランク・ハーバードが書いた古典SFの完全映画化を望んだと伝えられるドゥニ・ヴィルヌーヴの意図がはたしてどこにあったのか。パート1を見た限りではハッキリとは分からなかったのだが、小説の中と下を合体させたパート2を観てなんとなくわかった気がしたのである。
架空の惑星デューンが舞台になっている原作小説は、作家のイスラム文化に対する傾倒が感じられる斬新なタッチが、発表当時の読者にすこぶる受けたという。救世主をモチーフにしているせいもあり、『スターウォーズ・シリーズ』と比べたがる人が多いのも頷ける内容だ。しかし、ティミー演じるアトレイデスの王子ポールが砂漠の民フレメンを率いて父親の復讐を果たす物語は、有名な予言がベースになっていると思われる。
ガザのパレスチナ虐殺が一向におさまる気配のないイスラエルで、現在まことしやかに囁かれているある噂があるのをご存じだろうか。マゴクの地の首長ゴグがイスラエルに大軍を連れて攻めこんでくるという、旧約聖書エゼキエル書38章に書かれている予言が現実化しつつあるというのだ。マゴクとは現在の世界地図でいうロシアにあたり、ゴグとはつまりプーチンのことではないか、と。イスラエルではそのアルマゲドンに備えるために、どの家庭も1ヶ月分の水と食糧を備蓄しているんだとか。
なんでロシアがイスラエルに?と不思議に思われるのかもしれない。ウクライナにおいてロシア系住民を迫害していたネオナチの正体は実はユダヤ人であり、イスラエルの宿敵イランとロシアの親密な関係を知っていると、まんざら風評とも言いきれない現実味を帯びてくるのである。つまり、ロシアとイランを挑発してアルマゲドンを勃発させ、真の救世主到来を待ち望んでいるイスラエル=ユダヤ人という構図が浮かび上がって来るのである。
旧約聖書の予言によると、アルマゲドンに際し怒った神が空からミミズのようなもの(砂蟲?!)を降らせる相手はイスラエルに攻め上るゴクたちの方であり、本作とは真逆の記述になっている。スパイス採掘のためフリンジたちを平気で虐殺するハルコンネン軍は、誰がどうみても無力なガザ市民をひたすら虐殺するイスラエル軍そのものであり、それを空の上から傍観する領主大家たちはイスラエルを支持するNATOにそっくりだ。不思議なことにフランク・ハーバードの予言の方とピタリ一致しているのである。
そんな反ユダヤ主義の映画がハリウッドで作れるのかって?実はこの映画の製作会社レジェンダリーは、2016年に中国系の製作会社に買収されているため、たとえユダヤの爺さんたちの顔色を伺わなくともヴィルヌーヴが自由に映画を撮れる環境がすでに出来上がっていたのである。いずれにしても、旧約聖書をモチーフにしている古典SFを映画化するタイミングとしてはバッチリであり、勝利をおさめたゴクことポールの苦悩が描かれるパート3『砂漠の救世主』に乞うご期待といったところだろうか。
編集見直した方が…
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