劇場公開日 2024年3月15日

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デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価

全385件中、21~40件目を表示

4.0前作を上回る見応え

2025年1月5日
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救世主と予言された男が
原住民と率いて支配者に立ち向かう話。

SF映画としてのアクションや映像美も良し。
主人公の成長(もしくは変貌)ぶりも良し。
様々な勢力、人物が絡み合う様相は前作以上。
リーダーや信仰心の恐ろしさという
深みもあってかなり見応えありました。
音楽も前作同様、世界観にマッチした重低音
響くものになってたのも最高です!

ただ序盤、中盤がかなり長めで
終盤の戦闘シーンが少なかったのが残念。
あえて人間ドラマを厚めに
してるんだとは思いますが。

とは言えスケールがかなり大きくなっていて
次回作への期待がかなり高まりました。
今作の新キャラは全員豪華だったので
そこも楽しみです。

前作の直後から始まるので前作の予習は必須です!

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マスノブ

3.5レベッカ・ファーガソン

2024年12月18日
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2024年12月18日
映画 #デューン 砂の惑星PART2 (2024年)鑑賞

“砂の惑星デューン”を舞台に、ハルコンネン家との宇宙戦争により滅ぼされたアトレイデス家の唯一の生き残りが、砂漠の民フレメンと協力し、ハルコンネン家との最終決戦に臨む

壮大なストーリーにどうしても気圧されてる感じが否めない

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とし

3.5リサーン・アル=ガイブ?

2024年12月14日
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Part1 に比べたら、圧倒的に進むストーリー。始まる大きな戦い。
彼は本当に救世主なのか?
砂の惑星を、緑の楽園に導くことができるのか?

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上みちる

3.5圧倒的映像美

2024年12月7日
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鑑賞方法:VOD

1をうろ覚えなので、画面で起こってる事に置いていかれそうになりながら必死に食らいついて行ったと言う感じだけど、主人公が自分の宿命を受け入れ成長して行く様、
砂漠をバックに立ってる背中がとてもカッコよかった。

まず驚くのは2はほとんど砂漠が舞台で
背景は変わらないのに全く見飽きないこと。

砂漠での戦闘も無重力になったり、
デッカいワーム、
砂漠での大爆発とか見応えがあった。

劇場公開の時に1を振り返って映画館に行くの面倒くさい
なと思って行かなかった事を悔やむくらい、
戦闘シーンは映画館の大画面で観たかった。

キャラビジュアルもカッコ良いし
キャスティングもめちゃくちゃ良い。
ジョシュ・ブローリンが出て来るところなんて
頼もしくて胸熱だった。

最後の戦闘シーンと決断
それによるゼンデイヤの切なさったらない。

やってる事は家族の復讐と単純なのに、
聞き馴染みのない単語や、
種族の宗教観がややこしくさせてるのが
もったいないと感じた。

ドゥニ・ヴィルヌーブファンとしては
シリーズものより単発ものをやって欲しいけど
まだまだ続きそうである。

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奥嶋ひろまさ

4.5臨場感と緊張感と没入感と満足感

2024年12月7日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

Netflixの字幕付日本語吹替版をスクリーンで(130インチ、約2メートル離れた場所から)視聴。

今回、ジェイソン・モモアが出演しないのは残念ですが、チャニの台詞が沢山あるのでプラマイゼロだと個人的に思っています。

チャニの日本語吹替をした内田真礼さんは『非公認戦隊アキバレンジャー』(戦隊マニア向け実写ドラマ、2012年放送)でハカセ役で出演していました。現在も声優として歌手としても活躍しています。チャニに扮した女優も『グレイテスト・ショーマン』で大活躍していました。

何よりも、主人公のポールの活躍とその母レディ・ジェシカのシーンが楽しくて、砂だらけで単調な筈の景色も飽きず、あり得ないようなSFなのに没入していました。戦闘シーンも迫力がありました。臨場感や緊張感が圧倒的で素晴らしい体験でした。展開が読めず程よく難しいというところも醍醐味で、全く退屈しませんでした。前作同様満足度が高いです。

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Don-chan

5.0パート2です。

2024年12月3日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

興奮

難しい

幸せ

 さぁ反撃開始と思ったらストーリー的に丁寧な描写が多く、前半じっくり砂漠での生活·訓練のシーンが続きます。後半は怒涛の戦闘シーンで迫力満点。
 今回から重要な人物が何人が登場します。ハルコンネンのもう一人の甥·皇帝·皇女等が加わって更に話に厚みが出た感じです。世界観が分かり辛い作品と思いますが、圧巻の映像だけでも観てて堪能した感じになります。

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池田輝政

4.0大作

2024年10月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

大作って感じがしました。面白かったです☆

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hide1095

3.5凄い!凄いよ!でも陰気クサくて…辛い!辛いよ!

2024年9月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

難しい

このシリーズは予備知識を入れて観た方が楽しめそう。
一作目もそうだけど、メカが重厚でかっこいいし迫力や世界観も凄い!!
良く出来てると思う!
だけど個人的には話が分かり難いし、兎に角陰気臭い…。
どーしても眠くなってしまう…。
この作品を絶賛する人の気持ちも、耐えられない人の気持ちも分かる。
前作でも書いたが陽のスターウォーズ、陰のデューンって感じ。

あとクリストファー・ウォーケンがじーちゃんになっていた…。

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トラ吉

5.0新たな敵? 領主連合ってなにぃ?

2024年9月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

TSUTAYAで借りて見ました 前作があまりにも良かったので期待値が上がってしまいますよね やはりこの作品は世界観が好きなんです そこで評価が分かれると思います 白と黒と茶というかベージュ(砂漠の色)のほぼ3色だけの映像ですよね良く見たら このシック感がいい 強力な悪役ハルコネン男爵は意外にあっさり殺されます やはりデューンは悪役が強烈なので ほぼ悪い奴は一蹴されますが 3作目があるのは間違いないのでこれらを上回る悪役が果たして次回作で出てくるのかどうか 次の敵が領主連合ってことなんでしょうがこの2作目までで全く登場して無いので楽しみですね まあ星は5点でしょうね良くできてますから

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レクター2023

3.0乗り切れない空気感

2024年9月14日
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すごい派手なシーンもあり、面白い感あるのですが、1もそうですが2もなんだか合わない…SF大好きですなんですが。でもたぶん2回は見ないかな。ワクワク感はなく、結構小さい話が本筋で演出でデカくしてる感があるので、ダラダラ見せられてる感じを受けてしまうんですよね。

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ほんげ

4.0ずっしり見応え

2024年9月4日
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鑑賞方法:その他

不思議な世界なのに、見入ってしまう。
ティモシー、パート1から比べての覚醒ぶりが!すごい。。

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ginger

5.0まさに青本の扉絵の世界が!

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館

重そうな宇宙戦艦が荒涼とした大地に浮かぶの図、
子供の頃にあこがれたSF小説の表紙そのもので感涙。
砂漠世界の描写もとても細やかで、本当に素晴らしい!

見せすぎず、だが出し惜しみもなく丁度いい塩梅で、
ぬっくぬくの救世主伝説サイコーです!
3も絶対見に行くぜい

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ジャム太

IMAXの威力まざまざだが、

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館

 Part1 は派手な映像の割には退屈なストーリーで、「もう、続きはいいかな」と思っていたのですが、Part2 の更にド派手な予告編にそそられて何と数年ぶりの IMAX での鑑賞に臨みました。

 いやぁ、やはり追加料金 +500円 取るだけの事はあるなぁ。髪の毛も震動する大音響と大画面のIMAXの威力をまざまざと見せつける迫力映像を堪能しました。Sand Worm が出て来るのはいつかいつかとドキドキしてしまいます。

 でも、物語は「ああ、やっぱりな」程度でした。名家の相克、血筋、復讐、救世主、そして最後はチャンバラで決着の定食コースです。これは言っちゃいけない事なのでしょうが、あれだけの最新鋭の兵器が数多くあるのに、なんで刀を振りかざしての白兵戦になるんだ? 欧米人は本当にこんなお話が好きなんだなぁとややゲンナリしました。ただ、世界中の映画ファンの皆さんには内緒ですが、僕は「スター・ウォーズ」もあの古臭いお話が苦手で全然好きになれないので(と言いつつ6エピソード分は観ているのですが)、その分は差し引いてご判断下さい。

 でも、チャニの今後には豊かな物語性がありそうなので、Part3も観てしまうんだろうなぁ。

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La Strada

4.52作合わせて上映時間実に5時間半。壮大なスケールのSF叙事詩としては、カットすべき部分はなかったですね。

2024年8月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

本日は早稲田松竹さんにて『DUNE/デューン 砂の惑星 PART1』(2021年/155分)『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』(2024年/166分)の豪華2本立て(1,500円)上映!
チケット販売は当日の窓口のみで開館前から並びましたが何だかオンラインが無い学生時代に戻ったようで懐かしいですね。
2本合わせて上映時間は5時間半!本日はどっぷり「砂の惑星」の世界に浸りました。

『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』(2024年/166分)
クリストファー・ノーラン監督も述べているように『スター・ウォーズ』シリーズで例えると“帝国の逆襲”。主人公アトレイデス(演⁻ティモシー・シャラメ)が預言者(救世主)として覚醒していくさまは高揚感があって良いですね。
また主人公の出自の真相、政治ドラマとしての盛り上がりも良かったですね。

作品としては一応の大団円、区切りはついてますが、PART3「砂漠の救世主」への期待感を高めるラストになってました。

PART1、PART2合わせて上映時間実に5時間半。鑑賞中は気が張っておりぐったりでしたが、壮大なスケールのSF叙事詩としては、カットすべき部分はなかったですね。
これはPART3も楽しみです!

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矢萩久登

2.0唯一チャニだけ

2024年8月13日
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難しい

キャラクター的に同感出来たのは、チャニだけ。彼女には幸せになってもらいたいな。物語の様々な設定に納得が出来ず、「作られた物」感が強すぎて感情移入出来ずにいる。はるか彼方の未来に人間はまだ一対一で刃物を持って戦うの?砂漠で彼等は何を食べ、あの甲冑の上にどこで作ったか分からないボロ布をまとう、お風呂は?砂嵐や気温上昇をむき出しの顔でどうやって回避出来るだろうかとか、映画のストーリーとは全く別の部分で冷めた目でしか観れなくて、謎だらけのただただ長〜い映画でした。

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見聞

3.5贅沢な作品

2024年8月1日
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鑑賞方法:映画館

豪華キャスト&高額の制作費&全体で何部作になるのだろう&2時間40分超えの上映時間と、贅沢すぎる。

普通のプロデューサー&映画会社なら、
「上映時間を短縮しろ」とか
「前編後編の2作で完結させろ」と言うだろう。

1作目も2作目もストーリー展開はゆっくり。
監督のこだわりを尊重したんだろうな。それだけ監督への信頼が厚いのだろう。
3作目に期待。

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みっく

4.0衣装が凄まじい、、

2024年7月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

全ての衣装が完璧。
何種類あるのか、、。デューンの衣装個展をひらいてほしい。全ての衣装を細部まで生で見てみたい。素材に触れてみたい。装飾を眺めてみたい。
ハルコンネンのスキンヘッドの女性の衣装、エキセントリックでありどこかクリーン。

デューン2、お見事であった。。
原作や、昔のデューンは全く拝見しておらず、予備知識なしで大体のあらすじと登場人物だけ予習してからの鑑賞だったが、原作を知らなくても内容にのめりこめた。素晴らしい。

劇場で観ればよかった😂😂
「これだけは言う。。命ある限り君を愛してる。」

くぅぅ〜、、😂😂😂
このシャラメのセリフやばい。。。
シャラメに言われているゼンデイヤいいなあ〜。羨ましすぎる🤣10万円払うから言ってほしい笑
ボイスビジネス🤣
気絶級のセリフじゃん。

良すぎて、全部まだレビューできてないので近々レビュー追記します!

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HY

4.0映像はリアルで美しいものの少々知的にした『スター・ウォーズ』に帰着

2024年7月19日
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ここのレビューの評価が案外低いので意外だった。で、低評価のものをいくつか読むと、やはり中途半端でストーリーがわからないとか、意味不明なシーンがあるとかいうものが多いようで、ああ、結局はそういう見方をされるのかな、というある意味納得感があった。

実は小生もいちおう☆4つはつけるが、さほど高く評価しているわけではない。理由は、映像の素晴らしさに比して、原作の内容のつまらなさが露呈してきたからだ。

本作は作品の冒頭に異形なものの声で「スパイスを制する者はすべてを制す」というメッセージが流れ、とてもビックリさせられ、その趣味の良さに満足する。ところが…その先がちょっと問題なのである。

前回、ハルコンネン、皇帝連合に寝首を搔かれたアトレイデス家のポールが、本作では砂漠の民フレメンに紛れてスパイスによる超能力を獲得するとともに、復讐とデューン新生に踏み出す。ということで、単に砂漠の美やさまざまな大道具、小道具の知的なデザイン等に堪能できた前作とは違い、いろいろ人や世界が動き出す。

その過程で帝国歴1万何年とかいう世界で、ヨーロッパ中世封建支配と同じ支配構造があり、国王と封建領主、教会の多元的権力が存在し、似たような権謀術数が駆使され、果ては王族の紋章とか政略結婚が登場し…てな話を見るにつけ、やはりツッコミどころ満載となっていくのは致し方ないか。だから話が進めば進むほど、いろいろガッカリ感が募っていく。

このガッカリ感をひと言で言うと、「中世ドラマの焼直しに過ぎない」ということだ。日本にもかつて、会社員の出世競争を戦国の権力争いに見立てた『サラリーマン太閤記』とかがあったではないか。
もうちょっとシリアスなところでは、井上靖『蒼き狼』で領土拡大の戦いに臨む瀬戸際に、妃のご機嫌を伺っているチンギスハンの姿に対して、大岡昇平が「現代サラリーマンの情けない家庭事情を重ねただけで、こんなものが歴史小説とは聞いて呆れる」と侮蔑したのと似た感じだろう。本作の場合は、中世封建国家や王侯貴族間の勢力争いの焼直しに過ぎないくせに、こんなものがSFとはちゃんちゃらおかしいwということである。

ヴィルヌーブ監督は今回も、リアルに美しく壮大な映像を作って楽しませてくれた。しかし、所詮は原作が原作である。結局、全体の印象は何というか、『スター・ウォーズ』を少々知的にした感じ…というところに帰着したのは必然であろう。

なお、ポールのまだ生まれていない妹役でアニャ・テイラー=ジョイが登場したのは嬉しい。ケチをつけながらも「これは次回作も見なきゃいけないな」と決意するのであったww

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徒然草枕

2.5マ王の知らないパート3が待っている

2024年7月13日
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楽しい

難しい

デビッド・リンチ監督作品の「デューン 砂の惑星」を昔に観たマ王の感想は「壮大な物語だけど色んな映画に勝ててない」でした🫤
SFだけど「スター・ウォーズ」的な迫力は薄い、覇権争いにしては「ゴッド・ファーザー」のような奥行き程は無い、恋愛映画にしては碧い目が気味悪い、とあまり良い印象が無かったのを覚えている🤔
そもそもが麻薬戦争的な話に宗教戦争の要素まで詰め込んでるので内容が難し過ぎるのがアカンと思うのよ😶
で、それじゃダメよとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取りリメイクされた「デューン」を観たが、え?ここで終わりなん?と中途半端度★★★★★🤣
明らかにパート2を作る気満々だったのさ😅
ま、今回その便秘を解消すべく「デューン2」を観たんだけどね(映画好きの運命として)

パート1ですら本家と変わらぬ長さなのにパート2も同じくらい長い、なのに内容はデビッド・リンチ監督のと変わらない印象しか無いのよ😑
ていうか戦争シーンに力を入れ過ぎてるワケでも無く、人間関係に重点を置いてるのでも無く、コレではデビッド・リンチ監督版の方がサクサク観れた(いや長いけどね)感じかしてならない💦
そもそも原作が映画化向きの話ではない気がするのはマ王だけか?
また今の世界情勢が剥き出しの物語なトコは、ん?ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、狙ってない?とまで思わせる態とらしさまで伺えたし、だったら今更感が強いかな、みたいな風にも捉えられたのはマ王の邪推だろうか🤨

同じ長い3部作として「ロード・オブ・ザ・リング」があるけど、アチラは(やっぱり長いけど)上手に作ってたと思うのよ😬
でもコレって監督の好みの問題かもしれないからマ王も納得はしています😗
が、その部分を差し引いても(前宣伝とかレビューが相変わらず過熱気味だった割には)面白くは無かったかなと😮‍💨
しかし!デビッド・リンチ版には無かったパート3があるではないかっ😳
ココまでは本家の内容の長尺映画だったけどマ王が知らないストーリーが待っている、と思えば期待も膨らむって話だ👍

そういうワケで★は今回までの評価です😋
正直、パート2までのストーリーだけならデビッド・リンチ版で充分♪(そういう意味では改めて評価し直すべきである)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画「メッセージ」が良かった分だけ期待外れかなと⤵️
せめてパート3にマ王が驚く展開が待ってるのを祈るばかりだ🌀

映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
宗教?覇権?麻薬?恋愛?精神世界?度★★★★☆
便秘解消度★☆☆☆☆

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マ王

4.0ゴグとマゴク

2024年7月7日
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『スパイスを制するものは世界を制する』映画冒頭“ボイス”で語られるこの言葉は、おそらくユダヤ人政治学者ヘンリー・キッシンジャーの名言からの引用であろう。フランク・ハーバードが書いた古典SFの完全映画化を望んだと伝えられるドゥニ・ヴィルヌーヴの意図がはたしてどこにあったのか。パート1を見た限りではハッキリとは分からなかったのだが、小説の中と下を合体させたパート2を観てなんとなくわかった気がしたのである。

架空の惑星デューンが舞台になっている原作小説は、作家のイスラム文化に対する傾倒が感じられる斬新なタッチが、発表当時の読者にすこぶる受けたという。救世主をモチーフにしているせいもあり、『スターウォーズ・シリーズ』と比べたがる人が多いのも頷ける内容だ。しかし、ティミー演じるアトレイデスの王子ポールが砂漠の民フレメンを率いて父親の復讐を果たす物語は、有名な予言がベースになっていると思われる。

ガザのパレスチナ虐殺が一向におさまる気配のないイスラエルで、現在まことしやかに囁かれているある噂があるのをご存じだろうか。マゴクの地の首長ゴグがイスラエルに大軍を連れて攻めこんでくるという、旧約聖書エゼキエル書38章に書かれている予言が現実化しつつあるというのだ。マゴクとは現在の世界地図でいうロシアにあたり、ゴグとはつまりプーチンのことではないか、と。イスラエルではそのアルマゲドンに備えるために、どの家庭も1ヶ月分の水と食糧を備蓄しているんだとか。

なんでロシアがイスラエルに?と不思議に思われるのかもしれない。ウクライナにおいてロシア系住民を迫害していたネオナチの正体は実はユダヤ人であり、イスラエルの宿敵イランとロシアの親密な関係を知っていると、まんざら風評とも言いきれない現実味を帯びてくるのである。つまり、ロシアとイランを挑発してアルマゲドンを勃発させ、真の救世主到来を待ち望んでいるイスラエル=ユダヤ人という構図が浮かび上がって来るのである。

旧約聖書の予言によると、アルマゲドンに際し怒った神が空からミミズのようなもの(砂蟲?!)を降らせる相手はイスラエルに攻め上るゴクたちの方であり、本作とは真逆の記述になっている。スパイス採掘のためフリンジたちを平気で虐殺するハルコンネン軍は、誰がどうみても無力なガザ市民をひたすら虐殺するイスラエル軍そのものであり、それを空の上から傍観する領主大家たちはイスラエルを支持するNATOにそっくりだ。不思議なことにフランク・ハーバードの予言の方とピタリ一致しているのである。

そんな反ユダヤ主義の映画がハリウッドで作れるのかって?実はこの映画の製作会社レジェンダリーは、2016年に中国系の製作会社に買収されているため、たとえユダヤの爺さんたちの顔色を伺わなくともヴィルヌーヴが自由に映画を撮れる環境がすでに出来上がっていたのである。いずれにしても、旧約聖書をモチーフにしている古典SFを映画化するタイミングとしてはバッチリであり、勝利をおさめたゴクことポールの苦悩が描かれるパート3『砂漠の救世主』に乞うご期待といったところだろうか。

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かなり悪いオヤジ
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