デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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アラキスには住めないなぁ
圧巻映像と音響。あっと言わせるストーリーテリング。そしてラストシーンの次作への含み。
期待通りの感動を与えてくれました。
子供の頃、早川書房の文庫本シリーズを読破しましたが、すっかりストーリー忘れ。
も一度、読みたい。そしてpart3に期待します。
3部作の2作目 主人公覚醒編
第1作の続き。
主人公のポールと母親は砂漠の民と行動を共にするべく仲間になろうと努力する。ポールは仲間になるべく頑張ったが砂漠の民は予言や彼の実力を見て救世主、指導者として信仰したがった。砂漠の民はポールの母親を教母の後継者とするべく引き継ぎの儀式に。
教母となった母親は引き継いだ能力で過去と未来を知る事になりポールを予言の救世主として画策を始める。ポールはスパイスの影響で朧げな未来を知り救世主を拒むがハルコンネン男爵のスパイス採取の妨害とチャニとの愛との葛藤、なんだかんだあり救世主を目指す為に聖水を飲み母親と同じく過去と未来を見る。そして自分の運命とおぞましき過去を知る。ハルコンネン男爵と皇帝の陰謀、砂の惑星のスパイス利権をめぐる統領家達との確執。物語は最終決戦へ。ポールとチャニ、母親とお腹の中の妹の運命や如何に。
戦闘シーンも多いし巨大な砂虫を操ったりと映像的な迫力がありIMAXで見て正確だったが、前作に続き分かりにくい。大きな流れは分かるが細かい設定がよく分からん。それと砂漠の民の言葉や伝承もよく分からん。そっちを考えていると全体の話の流れを見失いそうになる。
できるだけ正確に表したいのだろうが煩雑すぎて楽しめない。
あと特殊な能力やお腹の中の妹と話をしたりとついていけない所もある。突っ込んだら負けなんだろうけどどうも自分には馴染めない設定だ。
とりあえず次回作が作られたら全ての決着がつくのだろう終わり方だった。
全体としては面白かったが魚の小骨が引っかかる様な所も多くて3時間近い放映時間もあって頭がついていくのが大変だった。見終わった後の爽快感、次回作へのワクワク感より疲労感の多い映画だった。
まあ謎の巨大生物である砂虫の事が少し分かったのは収穫だった。
音を聴きに行く映画
良くも悪くも雰囲気映画だった1作目からかなりエンタメ度アップ。大きく動くストーリー、派手な戦闘、疾走する巨大生物、沸騰する群衆、活き活きとしたSFガジェット、そしてレア・セドゥにアニヤ・テイラー=ジョイ!
ティモシー・シャラメの演説シーンが何度かあるのですが、これが本当に素晴らしい。最高にぶち上がります。彼の危険なほどのカリスマ性を見事に捕らえた良いショットがたくさんありました。
1作目から続いて音楽を担当するハンス・ジマー。今回もめちゃくちゃ良い。はっきり言って、前作も今作も撮影がイマイチなので絵はたいしたことない。とにかく、音が最高なのですこのシリーズは。
IMAXで観たほうが良いのは確かですが、音響設備がよければIMAXにこだわる必要はない映画だと思います。ついでに言うと、1作目を観ていなくても十分楽しめる映画だと思います。
健闘したな、ヴィルヌーヴ(それ以上)
至極!映画(館)体験の楽園
ファーストシーンから引き込まれる…その本編尺ずっと"最高!"ってわけではないがしれないが、やはりサンドワームに乗るシーンや、フェイド=ラウサのお誕生日プレゼント(?)シーン、そしてもちろん終盤の戦闘シーンと、目も心も奪われてしまうような至れり尽くせりの名シーンたちで彩られており、その間のシーンもどれも重要で、その多くに観客を魅了するような求心力があるのは確かだ。本シリーズは本作で『ロード・オブ・ザ・リング』の高みへ到達した(あるいは今後できる)のかもしれない…!!
様々なキャラクターが入り乱れ、様々な視点から語られる中で、ポールとフレメンの娘チャニの心を通わせていく描写や、「ベネ・ゲセリット」たち教母が暗躍するさまを盛り込み、とりわけポールの母レディ・ジェシカがまるでカルト教団のでも始められそうなほど周囲の心を操っていく展開など、時に不安感を煽られるような不穏な空気も流れるほどだ。そして、あの衝撃の真実へ辿り着く!見ていて疲れはするけど、飽きることはない。それは原作の力も勿論あるが、何より映画としてのこの作品の普遍的な力強さを物語っているようだ。フェイド=ラウサもっと見たかった感もあるけど、これくらいでよかったのかもな。
本作を見ていて面白いなと思うのは、フランク・ハーバートによる本原作は言わずもがな『スター・ウォーズ』はじめあらゆる作品に影響を与えてきた名作で、主人公ポールは"the one"選ばれし者なわけたが、ポール自身はそれを「ベネ・ゲセリット」の策略・謀であると考え、否定しながらも時にそう自ら演じようとしていることだ。かつ、彼のそうした面に懐疑的な目を最後まで向ける(その後も気になる!)ゼンデイヤ演じるチャニの存在によって、本作は単なる"ザ・ワン'選ばれし者の作品や、所謂"白人酋長"モノになっていないということだ。終わり方はまるで『ゴッドファーザー』?ということで、ヴィルヌーヴは続編制作にも乗り気らしいので楽しみ!!!
原作ファンが恐らく長年コレを見たかった書かれている通りの"証" As written
リサーン・アル=ガイブ!リサーン・アル=ガイブ!リサーン・アル=ガイブ!今の映画界にとってのクウィサッツ・ハデラックでリサーン・アル=ガイブ!コロナ禍でノーランの『テネット』が、トムの『トップガンマーヴェリック』がそうであったように映画館を救う救世主か。こちらは偉大なる原作ありきでオリジナル作品ではないが、そういう意味で「指輪物語」の傑作映画化『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに匹敵するような、今の世代にとっての新たなるSF映画の巨塔が生まれたかもしれない…。
至福の映像と音に包まれる楽園。今回もしっかりとその尺、長い上映時間は感じるが、その価値がある。撮影も音楽も美術にプロダクションデザインもなんて贅沢、これぞ"映画"体験だ。これは映画館で見るべきだし、なんならIMAXで見るべき!じゃないとこの真価を本当の意味では感じれない。全編IMAXカメラで撮影されており、前作が全編の40%程度とのことなので、なんと倍以上!! これは映画館で見なきゃ損。
カメラの前にも後ろにも最強の布陣、再集結!ハヴィエル・バルデム&ジョシュ・ブローリンの『ノーカントリー』盟友コンビに、シャラメ&フローレンス・ピューの『Little Women ストーリー・オブ・マイライフ』若手演技派コンビ。若手演技派と言えば、やはり本作の大きな見どころでポールのライバル的立ち位置で、最凶の刺客フェイド=ラウサを流石の存在感で演じるオースティン・バトラー!シャラメ VS バトラーの決闘シーンは必見なのでぜひとも刮目して見てほしい!!
ムアディブ!ムアディブ!ムアディブ!素直にスゴいのダメ押し、これを圧倒的情熱をもって実現してくれた我らがドゥニ・ヴィルヌーヴに畏怖と尊敬の念を抱かずにいられない、そしてもちろん感謝も。今回も技術的な部門で賞レースを席巻しそうだ。おまけに、オースティン・バトラーが助演部門に絡んできてもおかしくなさそうだし、なんなら作品賞ノミネートも!! 確かに荘厳さこそあれどキャッチーさなどはないが、日本でももっと人気出て売れたらいいのに、と思う(自分が続編見るために)。
健闘したな、アトレイデス
ムアディブ!
リサーン・アル=ガイブ!
P.S. アニャ・テイラー=ジョイ
IMAX体験
せっかくなので遠出してIMAXで鑑賞(近くの劇場の大きなスクリーンはドラえもんとハイキューに占領されている)。
前作でも思ったけど、これ小さなスクリーンで観て満足できるのかな。
確かに映像と音量には圧倒される。 ただ、
ストーリーにはドキドキもハラハラもワクワクすることもない。俳優さんたちは良いけどキャラクターに魅了されることもない。
最後の対決をはじめ、肝心の格闘シーンに迫力がない。
前澤さんが宇宙に行き、ロシアとウクライナが戦争している時代に、ファンタジーでもなく文明批判でもなく、宇宙の彼方で皇帝だ侯爵だの辛気臭い戦争見せられてもなぁ。
それでもPART3が公開されたら必ず観に行くと思う。
IMAX体験したいから。
緑の自然がみたくなった。
ナウシカの実写版作ってくれないかな。
寄ってらっしゃい観てらっしゃい、決して損はさせませぬ
ちょっと長いが、盛り上がって来たよ!
前作公開が2021年なので、俺の記憶はもちろん薄い。仕方が無いので、配信で前作を復習してから本作の公開を待った。
【物語】
〈前作〉
時代ははるか未来(100世紀ごろ?)。
宇宙で最も希少なとある香料を唯一採掘できる惑星DUNE。長きにわたりその惑星を支配し莫大な利益を上げて来たハルコンネン家が皇帝の命によって去り、代わりに統治することを命じられたアトレイデス家。しかし、それは皇帝とハルコネン家の陰謀であり、ハルコネン家の突然の攻撃でアトレイデス家は壊滅。辛うじて後継者の息子のポール(ティモシー・シャラメ)と母親ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)だけが生き残り、先住民フレメンの部落へたどり着く。
〈本作〉
ポールとジェシカは対面した先住民フレメンのリーダー、スティルガー(ハビエル・バルデム)になんとか受け容れられる。 ポールはそこで過去に度々夢に現れた謎の女チャニ(ゼンデイヤ)と出会い、絆を強めていく。
スティルガーはポールが伝説の救世主だと信じるようになる。他の者はスティルガーの言葉を疑うが、ポールのその後の行いにより救世主と信じるようになる。そしてポールが率いるフレメン軍が皇帝とハルコンネン家への反撃に向かう。
【感想】
予め知って観るべきと思うので最初に書いておくけど、本作PART2では物語はまだ完結しない。ネット情報では監督は(制作が未決定らしいが)PART3で完結と言っているとか。
で本題。
PART1でも感じたが、本作はスケールの壮大さを感じる。
「どこが?」と聞かれると、説明に困るけれども、未来、他惑星という設定もあるけれど、広大な砂漠がメインの舞台という映像から来るところが大きいか?
大体、砂虫も、乗り物も、建物も現実世界の物と比べて単純にデカいというのもある。加えて映像に重厚感もある。それは演出とカメラワークによるものと思われる。
ストーリー的にはある意味“良くある話”の中で、
映画ならではのそのスケールの大きさが本作の一番の評価ポイント。
PART1では良く言えば物語の展開が丁寧、悪く言えばテンポが悪くイライラするところがあったが、PART2では(やっと設定が呑み込めて来たこともあるが)特に後半、怒涛の展開となる。 とは言え、166分という長尺なので後半に辿りつくまでやっぱり長いけど(笑)
主演のティモシー・シャラメは男が観ても美しい。
そして、俺の好きな母親役レベッカ・ファーガソンの美しさも重要なポイント。この主軸である母子の美しさが本作にどこか崇高さを感じさせる重要なポイントだと思う。
容姿醜悪なハルコネン男爵との対比も本作の絵的な意図かと思う。
一方、もう一人の最重要登場人物となるチャニ役ゼンデイヤは絵的に物足りないと思うのは俺だけ? “グレイテスト・ショーマン”で初めて彼女を観た時、素晴らしいスタイルも含めて魅力的だと思ったけど、あの作品では役にフィットしていたと思うけれど、本作はヒロインなので、そのポジションとしては甚だ物足りない。広いハリウッド映画界なら別の候補も探せたであろうにと、ちょっと残念。
でも、やっと物語が盛り上がって来たところで、PART3があまり間隔をあけずに公開されることを切に望む。
砂虫Go
多くの作品の原点だが古典
最新のCGとデザインで現代風であるが良くも悪くも古典
もはや世界観を含めてこの世界のどこかに砂の惑星がある事の説得力は完璧、PART1でたまった鬱憤を後半一気に解放するカタルシスは最高
ただ、その説得力を持たせるために、あれほどの闘技場を用意する必要があるのか?遠未来における懐古趣味という演出が、何周かまわって古典に感じてしまった。
とはいえ、民主主義の限界を感じる現代から未来を想像した時、皇帝や貴族、教会、神秘主義による支配にリアリティを感じたのも事実。
それを言ってはおしまいなのだが、スパイスの重要性を考えれば、フレメンとの和解が経済的最適解だし、それが不可能なら、核攻撃でも細菌兵器でも解決は可能だと思えてしまうのが、現代に疲れているのかも知れない。ある意味、見る側も1965年に書かれた事を思い出して古典を楽しむ事が正しいと思う。
そして、何より続編が作られる事を祈る
高すぎるハードルは、下げても十分高い
IMAX 字幕版で鑑賞
前作は公開時ピンとこなかった。ただ今作はその後半。前半は盛り上がりが無い映画でも、後半には盛り上がるのが普通。でも前作見たし大作らしいので、家で復習して、ハードルをグッと下げて鑑賞。
やっぱりダメでした。ハードルグッと下げたのに。
高評価の人はどういった視点で見ているの?
殆どの場面がオレンジ色やモノクロ。 画面の変化に乏しく、夕陽の場面はきれいだと思うけど、全編にコレを見せられてもね。退屈の一言。戦いの場面もやっぱり見栄えがしない。インド映画はカッコいいと思うけど。美に対する感じ方が大きく違う。
映画の名前も分かりにくいし、長ったらしいなんかは救世主かなんかなの?そのくせ主人公がありふれた「ポール」。キリスト教圏の人なら、名前でピンとくるものがあるかもしれないけど。その落差が理解できない。
画面が変わっても、どうストーリーが進んでいったのか全く分からず。単なる部族闘争みたいなものか、本当の敵なのかも分からない。
ラストはポールがゼンデイヤに「死ぬまで愛する」的な事をいった次の瞬間、(誰か知らんが)結婚するって。その時のゼンデイヤ、かわいそう。それまでポールは世界を救ういい奴と思っていたけど、政略結婚で権力が欲しいやつ?原作があるから分かっているのかもしれないけど、ポールがダースベイダーになるの?
最近欧米人にだまされっぱなし。でも日本での評価も決して悪くないから、自分の感性が違うだけか。😭
これも異文化コミュニケーションものか
美しい砂漠、尖ったデザインのメカと建物と衣装、俳優陣の素晴らしい演技には満足しました
フレメンの風俗を細やかに描いたのも良かった
だが、フレメンの盲目的な信仰心を利用してる感じがかつての白人が未開人とされる人々に対して行った宗教を利用した侵略行為を連想させてかなり気分が悪くなった‥
未開人を啓蒙してやる、導いてやるっていうスタンスがどうもね‥受け付けないんです
1ミリも話進まなかった前作が嘘みたいに ぐんぐん話進むし、こうゆう...
自分には合わない
2024年劇場鑑賞63本目。
前作はまだ色んなギミックが面白いなと思ったのですが、今作は砂の惑星だから仕方ないのですが砂漠のシーンの戦闘が多すぎて、自分はなんか砂漠の戦闘にワクワクしないのもあって戦闘に入るとうとうとしてドーン!と爆発音で目が覚めるみたいな感じでした。逆に敵側の時は基本どこかのヒンヤリした戦艦とか城のシーンが多いので、配下をゴミ箱蹴っ飛ばす感覚で簡単に殺す描写は嫌でしたがそちらの時の方が集中して観られました。
スター・ウォーズと比較される事が多いこのシリーズですが、あちらはライトセーバーの存在がかなり大きいなぁと思いました。
DUNEを観た人の話に一切出てこないんですが、アーニャ・テイラー・ジョイ数秒出てましたよね?ノンクレジットでしたが。
続編あるらしいときいてから観たのですが別にここで終わってもいいんじゃないか?と思ったらまだ原作の6分の1なの!?
評価が難しい
IMAXの画面がちっちゃい
原作は高校生の時に熟読しました。
きっかけは石森章太郎の挿絵が入っているからという不純な動機でしたが、その壮大な世界観に圧倒された記憶があります。
アラブ世界を下敷きにしてるんだろうなという感覚は何となくありましたが、今の現実世界の方がもしかしたら複雑怪奇かもしれませんね。
本編に関しては期待通りの満足度でした。
IMAXの画面が物足りなくなる程の情報量です。
昭和の映画館なら優に4倍のスクリーンはあったのにな。
そこで今の映写技術で観てみたい。
そう思いながら過ごした166分でした。
あえて不満を言うとすれば、惑星デューンの規模感と各都市の位置関係がイマイチわからなかったことと、「核」の存在でしょうか。
「核」という言葉を聞くと、感覚が現実に引き戻されます。
原作に「核」という言葉があったのかは記憶が定かではないのですが、遥か未来の世界ならば「核」を上回る兵器は当然開発されていると思います。
「核」の存在が当たり前になっている現代の公開だからこそ、あえて他の最終兵器に置き換えてもよかったのになと思いました。
IMAXの画面の大きさに物足りなさを感じたので、国内最大級と言われるグランドシネマサンシャインにまた観に行こうと考えています。
最後にひとつ疑問が。
サンドワームって、大勢が乗り降りする時に停まってくれるんですかねw
映像の美しさだけでも見る価値はあります
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