デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
見応えがたっぷりあってとても面白かったです
これぞ映画館で観るべき作品ですが、
残念ながらVODでの鑑賞です
劇場公開時に都合が合わず、
映画館観たかったです
主役のお二人は勿論素晴らしいですが
オースティン・バトラー氏の尖りっぷりが冴えていてよかったです
あと、クリストファー・ウォーケンさんですね
自分のような高齢になった映画ファンにはたまらないキャスティングです
懐かしいです。
シャーロット・ランプリングさんも出演されていていたり
幅広い年代のトップクラスの俳優さんの共演が見所でもありました
MCUに出演されている俳優さんも多かったし、
好きな俳優さんが多くて嬉しかったです
アニヤ・テイラー=ジョイさんが少しだけ出ていましたね
次回作が楽しみです
まさに青本の扉絵の世界が!
IMAXの威力まざまざだが、
Part1 は派手な映像の割には退屈なストーリーで、「もう、続きはいいかな」と思っていたのですが、Part2 の更にド派手な予告編にそそられて何と数年ぶりの IMAX での鑑賞に臨みました。
いやぁ、やはり追加料金 +500円 取るだけの事はあるなぁ。髪の毛も震動する大音響と大画面のIMAXの威力をまざまざと見せつける迫力映像を堪能しました。Sand Worm が出て来るのはいつかいつかとドキドキしてしまいます。
でも、物語は「ああ、やっぱりな」程度でした。名家の相克、血筋、復讐、救世主、そして最後はチャンバラで決着の定食コースです。これは言っちゃいけない事なのでしょうが、あれだけの最新鋭の兵器が数多くあるのに、なんで刀を振りかざしての白兵戦になるんだ? 欧米人は本当にこんなお話が好きなんだなぁとややゲンナリしました。ただ、世界中の映画ファンの皆さんには内緒ですが、僕は「スター・ウォーズ」もあの古臭いお話が苦手で全然好きになれないので(と言いつつ6エピソード分は観ているのですが)、その分は差し引いてご判断下さい。
でも、チャニの今後には豊かな物語性がありそうなので、Part3も観てしまうんだろうなぁ。
2作合わせて上映時間実に5時間半。壮大なスケールのSF叙事詩としては、カットすべき部分はなかったですね。
本日は早稲田松竹さんにて『DUNE/デューン 砂の惑星 PART1』(2021年/155分)『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』(2024年/166分)の豪華2本立て(1,500円)上映!
チケット販売は当日の窓口のみで開館前から並びましたが何だかオンラインが無い学生時代に戻ったようで懐かしいですね。
2本合わせて上映時間は5時間半!本日はどっぷり「砂の惑星」の世界に浸りました。
『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』(2024年/166分)
クリストファー・ノーラン監督も述べているように『スター・ウォーズ』シリーズで例えると“帝国の逆襲”。主人公アトレイデス(演⁻ティモシー・シャラメ)が預言者(救世主)として覚醒していくさまは高揚感があって良いですね。
また主人公の出自の真相、政治ドラマとしての盛り上がりも良かったですね。
作品としては一応の大団円、区切りはついてますが、PART3「砂漠の救世主」への期待感を高めるラストになってました。
PART1、PART2合わせて上映時間実に5時間半。鑑賞中は気が張っておりぐったりでしたが、壮大なスケールのSF叙事詩としては、カットすべき部分はなかったですね。
これはPART3も楽しみです!
待ちに待った続編!
SF小説の金字塔作品を、『メッセージ』『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映像化するシリーズの2作目。
私自身は、原作や過去の映像化作品は未履修であり、前作と今作、またYouTubeの動画による作中ワードの解説や批評レビュー等を元に、今回の映像化で初めて『DUNE』に触れたビギナーとしてレビューする。
というのも、前作の圧倒的なビジュアルと音楽、映画という媒体を最大限に活用した贅沢な語り口に大変な満足感を、また今後の展開への期待感を抱いたため、今回の映像化をまっさらな気持ちで楽しむ意味でも、それらには触れずにいようと思ったので。
前作では、徹底してポールの目線からアトレイデス家の滅亡、そしてベネ・ゲセリットの企てによる自身を取り巻く救世主伝説に苦悩しながらも、皇帝に復讐を誓って砂漠の民フレメンに協力を仰ぎ、次第に潜在能力を覚醒させていく様子が丁寧に描かれていた。
対する今作は、そんなポールの救世主としての覚醒ストーリーに加えて、新たな登場キャラの紹介も相まって若干の駆け足感・総集編感を抱いたのは否めない。
それとは対照的に、前作では控えめだったアクション面での見せ場のシーンが今作では随所に散りばめられ見応え十分。
ポール達のハルコンネン家に対するゲリラ戦やフレメンの通過儀礼であるシャイー=フルード(サンドワーム)を乗りこなす様子。フェイドの闘技場での誕生セレモニーによる格闘戦。皇帝軍とのアラキスでの一大決戦、皇帝の座を賭けたポールとフェイドの決闘シーンと、印象的なアクションが目白押しだった。
救世主として覚醒したポールが議会の場へ赴く際の、後ろにサンドワームを従え、砂漠の風にマフラーやマントを靡かせながら歩く様や、議会での演説でフレメン達を纏め上げるシーンも画作りに力が入っている。
ただ、そうした豪華な画作りがされる一方で、敵役である皇帝一族の権力や財力に関する描写が分かりづらかったのは残念。アラキスに降り立った際の宇宙船や、お抱え軍のサーダカーの規模を見る限り、噂通りの強大な一族だという事が“戦力面”では分かる。もっと言えば、クライマックスまで来てようやく分かるといったところ。
だが、そこに至るまでの皇帝や皇后の“生活面”での優雅さがスケール感に乏しく、安っぽくすら感じられた。屋内中心、しかも狭い部屋でのシーンばかりで構成されていた為か、前作を含めて存分にスケール感が描かれていたハルコンネン家と比較して遥かに劣る気がしてしまい、そうなるとハルコンネン男爵やレト侯爵が警戒する程の人物として説得力に欠ける。
政治采配を娘の助言を元に行う様子含め、所詮はベネ・ゲセリットの操り人形という小物感を演出する意図があったのかもしれないが、ならばせめてベネ・ゲセリットの得体の知れない強大さや恐怖感には、もう少しスケールの大きな描写が欲しかったところ。特に教母様に至っては、ジェシカに取って代わられ、覚醒したポールの“声”に圧倒され怯む時点で一気に小物化する面白さがあったので、そこに更なるカタルシスを与える意味でも、ハルコンネン家以外の勢力にももう少しスケールの大きさを強調する描写は欲しかった。
前作でも顕著だった出演陣の豪華さは、今作からの追加キャストでも遺憾無く発揮されている。
開幕早々、満を持して登場した銀河皇帝役にクリストファー・ウォーケン、皇帝の娘でありベネ・ゲセリットでもある皇后イルーラン役にフローレンス・ピューという豪華さ。
そんな中でも、オースティン・バトラーによるハルコンネン家のフェイド=ラウサは今作ピカイチの存在感。戦いや死に対する愉悦、一族にさえ牙を剥く冷酷で残忍な狂人っぷりと、そこから来るカリスマ性は非常に魅力的だった。
そんな彼を利用する事を画策し、遺伝子を手にするベネ・ゲセリット役にレア・セドゥというのもまた豪華。
欲を言えば、そんな存在感抜群のフェイド=ラウサの活躍や内面の掘り下げをもっと見たかった。生誕セレモニーのシークエンスでの残忍さや狂人さの演出こそ、オースティン・バトラーの熱演もあって最高なのだが、以降ラッバーンに代わってアラキス統治に乗り出してからの活躍が、フレメン1人を火炎放射器で焼き殺すのみ。クライマックスでの決闘シーンまでは割と空気化してしまうので、あまりにも勿体なく感じた。登場人物の多さやストーリー進行上やむを得ないのかもしれないが、登場のインパクトとの落差の激しさが目に付いてしまう。上映時間が更に伸びても構わないから、もっと彼を見せてくれと思わずにはいられなかった。
ポール役のティモシー・シャラメは、今更褒める必要もないくらい、前作に引き続き最高の演技を披露している。前作のインタビューでヴィルヌーヴ監督が「彼がいたから映像化出来た」と語ったように、今作もまさに“彼の為の映画”だったと思う。
前作冒頭では、まだ15歳という年相応な弱々しく世間知らずな印象があったポールが、今作のラストではまるで別人。覚醒して得た圧倒的な能力と、戦いの中で培われていった格闘センス、フェイドを退け皇帝を跪かせるにまで至ったカリスマ性を兼ね備えた恐怖すら感じさせる成長を見せる。それは、皇帝以上の新たな恐怖の支配者を生み出したにすぎないのかもしれないという不穏さも纏っている。この変化を見事に演じ切ったシャラメに拍手。
ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルドにも引き続き拍手を送りたい。合成ではなく実際に特殊メイクをして撮影に臨み、トイレに行かなくて済むように水分補給にまで気を配ったとか。
キャラクター描写で言うと、ハビエル・バルデム演じるスティルガーの狂信っぷりが意外だった。前作時点では、フレメンの一集団のリーダー格で、無頼漢的な印象が強かっただけに、今作冒頭からのポールへの心酔っぷりには驚かされた。「自分は救世主じゃない、あくまでフレメンの一員として一緒に戦わせてくれ」と懇願するポールに、「謙虚だ。やっぱり救世主だ」と仲間に吹聴する様子は面白かったが。
ゼンデイヤ演じるチャニの現実的な視点は、現代的なアプローチとして正解だったと思う。原作が60年代の作品なだけに、当時の男性上位な視点を持つ原作から1番変化させて描かれているのだとか。ジェシカによって次第に宗教としての勢力を強めていき、ポールの覚醒によって完全に救世主伝説を盲信していくフレメン達と、自分を見失い始めているかのようなポールに、あくまで冷静且つ批判的な視点を最後まで投げかける。
ラストシーンで砂虫に乗るために準備する彼女の目には、名作『ゴッドファーザーPart1』でマイケルがマフィアのボスになった事でファミリーの静かな崩壊が始まった事を示す様子を、部屋の外から静かに見つめていた彼の妻に似た悲痛さが滲み出ている気さえした。あのラストシーンがあったからこそ、今作でのポールの覚醒や皇帝失脚による戦乱の時代の幕開けという、決してハッピーエンドではない物語の不穏さがより際立っていたと思う。
監督によれば、Part1・Part2は原作を基にした二部作。更にその先にオリジナルのPart3の構想もあるらしく、今作の世界的ヒットから、問題なく実現するだろう。
新たな皇帝となったポールが、諸大領家との戦争にどう立ち向かっていくのか。狂信化したフレメン達を“楽園”に導く真の救世主となるのか、夢で見て恐れていた死体の山を築く恐怖の支配者となるのか。それには、チャニの存在が重要になってくるのは勿論だろう。
彼がチャニに投げかけた「この先もずっと君を愛してる」という言葉や、未来に生まれてくる妹(アニャ・テイラー=ジョイなの豪華過ぎ!)による「愛してる」の言葉、前作で父親のレト侯爵に言われた「真の指導者は進んでなるのではなく、求められてなるのだ」(これが指し示すのがベネ・ゲセリットによって植え付けられた信仰心による今作での覚醒かは不明)という言葉を振り返ると、まだポールには引き返す道、別の道があるようにも思える。現に覚醒前は、自身も疑問を抱き続け苦悩していたので。
もしかすると、今のポールはベネ・ゲセリットが作り出した偽の救世主にすぎず、真に銀河に平和を齎す救世主となるには、チャニが必要であり、彼女との対決もあるのかもしれない。
そんな先のストーリーへの期待と妄想を膨らませながら、この壮大な物語に、ヴィルヌーヴ監督がどういった決着を着けるのか今から楽しみで仕方ない。
Pt 1とくらべると、、
謎の装置で空中浮遊する巨漢の親父が得体のしれない恐怖があって好きだったので、
ラスボスとして出てきたウォーケン皇帝が猫背の小悪党すぎて、恐怖が薄まっていたのが少し残念でした。
つねに謎の思惑があって動いているレベッカ・ファーガソンが1番怖いです。
主人公がさいごに1番のヒールぽくなるのは新鮮でした。
ハビエル・バルデムがどんどん太鼓持ちになっていく過程がおもしろく、
食い気味の「リサルアルガイブ!」には笑いました。
唯一チャニだけ
人間性を捨ててく主人公
パート1より断然面白かった
特に最後の40分間くらい(主人公が人間性を捨てる決意をしたところらへんから)
宗教と大衆の支持獲得と玉座奪還の3つ、それぞれの面白さを余すことなく抑えてる感じ
予言がどうであれ、自分の復讐を果たすためにしなければならない道がある。最初は気づいていなかったが結果として信者、あるいは戦ってくれる軍勢を増やすために必要な道を辿っていく。
沙漠のフレメンの懐に入るべく決闘したり訓練したり命懸けの作戦に加わったり。
未来を見通すための命の水を飲んですべき行動を選び取れる力を手に入れたり。
フレメンに馴染んだことで手にれた戦い方や軍を利用し、また彼らに「楽園」を約束して宗教じみた推進力をゲットしていく
また命の水(砂虫って何者!?)きっかけで恋人いるのに政略結婚だとか大衆の前での煽動スピーチだとか、本心や本来の性格とは真逆の行動を周囲への相談無しにするようになっていくのがまさに玉座争い系の物語って感じ。
復讐のために私生活を切り捨て人としての幸せと優しい心を失っていく
君を愛すると口では言っても、自分自身そう信じていても行動が違えば意味は消えていく
少年漫画みたいなベタな要素があったのも前作と比べると意外。
特にめちゃくちゃデッカい砂虫に乗るのに成功したシーンとか。
めちゃくちゃでかい砂虫を使って攻め入るシーンは圧巻。圧倒的なデカさと神聖さのある生物のパワーで勢力図が逆転していくのは好きな勝ち方。(ここはやっぱ映像的にナウシカ思い出した)
操縦方法が引っ掛けるだけなんで、やや説得力は薄く感じた。
砂虫とは信頼関係が重要で一歩間違えれば操縦しようとする奴を食いますよみたいなハウドラのドラゴン的な危険性の描写があればなとは思ったり。
未来視できる奴が王になるとどうなるのかなっていうのは楽しみ!アニャも出るっぽいし次作は十二年後が舞台だとか。待ちきれん!
多分一作目で見た映像のように、最後は死ぬと分かっていながらチャニの刃を受け入れるんじゃないかなって思ったり
ゼンデイヤの目力が素敵
贅沢な作品
衣装が凄まじい、、
全ての衣装が完璧。
何種類あるのか、、。デューンの衣装個展をひらいてほしい。全ての衣装を細部まで生で見てみたい。素材に触れてみたい。装飾を眺めてみたい。
ハルコンネンのスキンヘッドの女性の衣装、エキセントリックでありどこかクリーン。
デューン2、お見事であった。。
原作や、昔のデューンは全く拝見しておらず、予備知識なしで大体のあらすじと登場人物だけ予習してからの鑑賞だったが、原作を知らなくても内容にのめりこめた。素晴らしい。
劇場で観ればよかった😂😂
「これだけは言う。。命ある限り君を愛してる。」
くぅぅ〜、、😂😂😂
このシャラメのセリフやばい。。。
シャラメに言われているゼンデイヤいいなあ〜。羨ましすぎる🤣10万円払うから言ってほしい笑
ボイスビジネス🤣
気絶級のセリフじゃん。
良すぎて、全部まだレビューできてないので近々レビュー追記します!
映像はリアルで美しいものの少々知的にした『スター・ウォーズ』に帰着
ここのレビューの評価が案外低いので意外だった。で、低評価のものをいくつか読むと、やはり中途半端でストーリーがわからないとか、意味不明なシーンがあるとかいうものが多いようで、ああ、結局はそういう見方をされるのかな、というある意味納得感があった。
実は小生もいちおう☆4つはつけるが、さほど高く評価しているわけではない。理由は、映像の素晴らしさに比して、原作の内容のつまらなさが露呈してきたからだ。
本作は作品の冒頭に異形なものの声で「スパイスを制する者はすべてを制す」というメッセージが流れ、とてもビックリさせられ、その趣味の良さに満足する。ところが…その先がちょっと問題なのである。
前回、ハルコンネン、皇帝連合に寝首を搔かれたアトレイデス家のポールが、本作では砂漠の民フレメンに紛れてスパイスによる超能力を獲得するとともに、復讐とデューン新生に踏み出す。ということで、単に砂漠の美やさまざまな大道具、小道具の知的なデザイン等に堪能できた前作とは違い、いろいろ人や世界が動き出す。
その過程で帝国歴1万何年とかいう世界で、ヨーロッパ中世封建支配と同じ支配構造があり、国王と封建領主、教会の多元的権力が存在し、似たような権謀術数が駆使され、果ては王族の紋章とか政略結婚が登場し…てな話を見るにつけ、やはりツッコミどころ満載となっていくのは致し方ないか。だから話が進めば進むほど、いろいろガッカリ感が募っていく。
このガッカリ感をひと言で言うと、「中世ドラマの焼直しに過ぎない」ということだ。日本にもかつて、会社員の出世競争を戦国の権力争いに見立てた『サラリーマン太閤記』とかがあったではないか。
もうちょっとシリアスなところでは、井上靖『蒼き狼』で領土拡大の戦いに臨む瀬戸際に、妃のご機嫌を伺っているチンギスハンの姿に対して、大岡昇平が「現代サラリーマンの情けない家庭事情を重ねただけで、こんなものが歴史小説とは聞いて呆れる」と侮蔑したのと似た感じだろう。本作の場合は、中世封建国家や王侯貴族間の勢力争いの焼直しに過ぎないくせに、こんなものがSFとはちゃんちゃらおかしいwということである。
ヴィルヌーブ監督は今回も、リアルに美しく壮大な映像を作って楽しませてくれた。しかし、所詮は原作が原作である。結局、全体の印象は何というか、『スター・ウォーズ』を少々知的にした感じ…というところに帰着したのは必然であろう。
なお、ポールのまだ生まれていない妹役でアニャ・テイラー=ジョイが登場したのは嬉しい。ケチをつけながらも「これは次回作も見なきゃいけないな」と決意するのであったww
マ王の知らないパート3が待っている
デビッド・リンチ監督作品の「デューン 砂の惑星」を昔に観たマ王の感想は「壮大な物語だけど色んな映画に勝ててない」でした🫤
SFだけど「スター・ウォーズ」的な迫力は薄い、覇権争いにしては「ゴッド・ファーザー」のような奥行き程は無い、恋愛映画にしては碧い目が気味悪い、とあまり良い印象が無かったのを覚えている🤔
そもそもが麻薬戦争的な話に宗教戦争の要素まで詰め込んでるので内容が難し過ぎるのがアカンと思うのよ😶
で、それじゃダメよとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取りリメイクされた「デューン」を観たが、え?ここで終わりなん?と中途半端度★★★★★🤣
明らかにパート2を作る気満々だったのさ😅
ま、今回その便秘を解消すべく「デューン2」を観たんだけどね(映画好きの運命として)
パート1ですら本家と変わらぬ長さなのにパート2も同じくらい長い、なのに内容はデビッド・リンチ監督のと変わらない印象しか無いのよ😑
ていうか戦争シーンに力を入れ過ぎてるワケでも無く、人間関係に重点を置いてるのでも無く、コレではデビッド・リンチ監督版の方がサクサク観れた(いや長いけどね)感じかしてならない💦
そもそも原作が映画化向きの話ではない気がするのはマ王だけか?
また今の世界情勢が剥き出しの物語なトコは、ん?ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、狙ってない?とまで思わせる態とらしさまで伺えたし、だったら今更感が強いかな、みたいな風にも捉えられたのはマ王の邪推だろうか🤨
同じ長い3部作として「ロード・オブ・ザ・リング」があるけど、アチラは(やっぱり長いけど)上手に作ってたと思うのよ😬
でもコレって監督の好みの問題かもしれないからマ王も納得はしています😗
が、その部分を差し引いても(前宣伝とかレビューが相変わらず過熱気味だった割には)面白くは無かったかなと😮💨
しかし!デビッド・リンチ版には無かったパート3があるではないかっ😳
ココまでは本家の内容の長尺映画だったけどマ王が知らないストーリーが待っている、と思えば期待も膨らむって話だ👍
そういうワケで★は今回までの評価です😋
正直、パート2までのストーリーだけならデビッド・リンチ版で充分♪(そういう意味では改めて評価し直すべきである)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画「メッセージ」が良かった分だけ期待外れかなと⤵️
せめてパート3にマ王が驚く展開が待ってるのを祈るばかりだ🌀
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
宗教?覇権?麻薬?恋愛?精神世界?度★★★★☆
便秘解消度★☆☆☆☆
意味不明な終わり方なのが残念
160分観てきて、なかなかの仕上がりだった、どう終わるのかと思っていたら、なぜかチャニがワーム乗りの準備をし始めて、こちらをにらみつけてカットアウト・・・?。Part1から続く長い物語全体を締める終わり方としては、意味不明で台無しな印象。そこだけが残念。まさかPart3あるのだろうか?
ゴグとマゴク
『スパイスを制するものは世界を制する』映画冒頭“ボイス”で語られるこの言葉は、おそらくユダヤ人政治学者ヘンリー・キッシンジャーの名言からの引用であろう。フランク・ハーバードが書いた古典SFの完全映画化を望んだと伝えられるドゥニ・ヴィルヌーヴの意図がはたしてどこにあったのか。パート1を見た限りではハッキリとは分からなかったのだが、小説の中と下を合体させたパート2を観てなんとなくわかった気がしたのである。
架空の惑星デューンが舞台になっている原作小説は、作家のイスラム文化に対する傾倒が感じられる斬新なタッチが、発表当時の読者にすこぶる受けたという。救世主をモチーフにしているせいもあり、『スターウォーズ・シリーズ』と比べたがる人が多いのも頷ける内容だ。しかし、ティミー演じるアトレイデスの王子ポールが砂漠の民フレメンを率いて父親の復讐を果たす物語は、有名な予言がベースになっていると思われる。
ガザのパレスチナ虐殺が一向におさまる気配のないイスラエルで、現在まことしやかに囁かれているある噂があるのをご存じだろうか。マゴクの地の首長ゴグがイスラエルに大軍を連れて攻めこんでくるという、旧約聖書エゼキエル書38章に書かれている予言が現実化しつつあるというのだ。マゴクとは現在の世界地図でいうロシアにあたり、ゴグとはつまりプーチンのことではないか、と。イスラエルではそのアルマゲドンに備えるために、どの家庭も1ヶ月分の水と食糧を備蓄しているんだとか。
なんでロシアがイスラエルに?と不思議に思われるのかもしれない。ウクライナにおいてロシア系住民を迫害していたネオナチの正体は実はユダヤ人であり、イスラエルの宿敵イランとロシアの親密な関係を知っていると、まんざら風評とも言いきれない現実味を帯びてくるのである。つまり、ロシアとイランを挑発してアルマゲドンを勃発させ、真の救世主到来を待ち望んでいるイスラエル=ユダヤ人という構図が浮かび上がって来るのである。
旧約聖書の予言によると、アルマゲドンに際し怒った神が空からミミズのようなもの(砂蟲?!)を降らせる相手はイスラエルに攻め上るゴクたちの方であり、本作とは真逆の記述になっている。スパイス採掘のためフリンジたちを平気で虐殺するハルコンネン軍は、誰がどうみても無力なガザ市民をひたすら虐殺するイスラエル軍そのものであり、それを空の上から傍観する領主大家たちはイスラエルを支持するNATOにそっくりだ。不思議なことにフランク・ハーバードの予言の方とピタリ一致しているのである。
そんな反ユダヤ主義の映画がハリウッドで作れるのかって?実はこの映画の製作会社レジェンダリーは、2016年に中国系の製作会社に買収されているため、たとえユダヤの爺さんたちの顔色を伺わなくともヴィルヌーヴが自由に映画を撮れる環境がすでに出来上がっていたのである。いずれにしても、旧約聖書をモチーフにしている古典SFを映画化するタイミングとしてはバッチリであり、勝利をおさめたゴクことポールの苦悩が描かれるパート3『砂漠の救世主』に乞うご期待といったところだろうか。
編集見直した方が…
大画面で観てよかったSFエンタメ大作
前作で吹き荒れた砂嵐は少なくなり、代わりにウォームに乗ったり神秘的な儀式のシーンが増え、しまいには悪玉ハルコンネンを成敗でき、愉しかった。
シャラメ君もゼンデイヤさんも前作より戦闘シーンが増えてカッコよさ増し増しだったが、若手ヴィランを演じたオースティン・バトラー君の迫力は出色だった。他のキャスト、特に女性陣も良かった。
前作に続き今作も巨額の費用がかかっているのは間違いなさそうでその分プレッシャーも凄まじいだろうし、ゆえに監督はシリーズ化を否定されているのかな、と思う。とはいえシャラメファンとしては、制作進行中の、複雑な背景事情が明らかになってきた中で皇子ポールがどうしていくのかが描かれる次作の公開をとても楽しみにしている。
砂の惑星とティモシー•シャラメの美しさ
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