デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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面白かった。パート3が待ち遠しい☺️
音と光に圧倒される映画!
砂嵐はたっぷり、ラストバトルはあっさり
IMAXで鑑賞。原作は未読。
貴重なスパイスと呼ばれる資源をめぐり、アトレイデス公爵家とハルコンネン男爵家が砂の惑星の覇権を争う。
アトレイデス家は母と息子、そして一部の人間を除き、滅亡。
母子は復讐を果たすため、
惑星の伝承にある救世主が息子であるとし、現地民のフレメンの戦力を得ようとする。
息子は大勢の犠牲や愛する者の死を予知夢で見たことにより葛藤が生まれるが、
最後には救世主として、ハルコンネン家に反転攻勢をかける。
IMAXの大画面と音響でいわゆる「映画体験」を堪能。
砂嵐、砂虫、重低音の爆音、俳優のアップシーンが繰り返し訪れておなか一杯。
そして、重低音はそのおなかに響きます。
ティモシー・シャラメはまだ、20歳代ですか。将来が楽しみ。
女性陣も美しすぎる母親のレベッカ・ファーガソン、
アップの表情でまくりのゼンデイヤ、
のこのこ、砂の惑星につかまりにきたフローレンス・ビュー、
短い出演ながらもインパクトがある、お気に入りのアーニャ・テイラージョイ
と、充実ぶり。
説明不要のイカれ役オースティン・バトラーとキャストはバッチリ。
大満足という感じで映画が進んでいったけど、
・敵方が白坊主ばっかりで誰が誰だかわからない。
・あれ、その血縁関係って「いとこ」っていうんだけ?よくわからん。
・何度か訪れるワンパターンの戦闘シーン(奇襲作戦)
・ラストバトルって、これで終わり?こんなあっさり勝てるんだっけ?
のところが減点です。
大画面で文句なし!見応え大ありでした!IMAXがオススメ!
PART1から約2年半、待ちに待った続編!
前回があの内容と終わり方だったので続編は期待しまくりでしたがストーリー、風景、演者、そして迫力!大満足!なんて豪華!
序盤にフレーメンと合流したポールをチャニが友達と小馬鹿にするシーンはなぜ?だったんですけど、これって若い女性あるあるなのか、同じフレーメンのリーダーであっても南部出身のスティルガーとは考えが異なってることを表したということ?
その直後にはチャニがポールに優しくなるし、惹かれてるのにからかっちゃう心理?何ですかあれ笑
スターウォーズファンなので、ハルコンネンはジャバザハットだし、命の水で覚醒したポールはダークサイドに堕ちたアナキンだし、この原作がその元だからこそくすぐられる場面があり内心小躍りでした
(追記、ポールがサンドワームに初めて乗り込むシーンは少年アナキンのポッドレースさながらでした!)
何よりポールやチャニの表情から感情の移り変わりが痛いほど伝わってきてそこも良かった
個人的にはガーニィ、ジョシュブローリンが意外にもかっこ良くて!ギャップにやられました!ロン毛カッコいい
ドラックスがサノスにやられた!とか違う意味で楽しんだり
PART1でガーニィから教えを受けた殺陣もお互いさらに磨かれて強くなってアクションシーンたっぷりで見応え十分
間違いなく今後のSF映画の金字塔になるんだろうと思えた映画でした
続編!絶対いいものにしてほしい!!!
アラキスには住めないなぁ
3部作の2作目 主人公覚醒編
第1作の続き。
主人公のポールと母親は砂漠の民と行動を共にするべく仲間になろうと努力する。ポールは仲間になるべく頑張ったが砂漠の民は予言や彼の実力を見て救世主、指導者として信仰したがった。砂漠の民はポールの母親を教母の後継者とするべく引き継ぎの儀式に。
教母となった母親は引き継いだ能力で過去と未来を知る事になりポールを予言の救世主として画策を始める。ポールはスパイスの影響で朧げな未来を知り救世主を拒むがハルコンネン男爵のスパイス採取の妨害とチャニとの愛との葛藤、なんだかんだあり救世主を目指す為に聖水を飲み母親と同じく過去と未来を見る。そして自分の運命とおぞましき過去を知る。ハルコンネン男爵と皇帝の陰謀、砂の惑星のスパイス利権をめぐる統領家達との確執。物語は最終決戦へ。ポールとチャニ、母親とお腹の中の妹の運命や如何に。
戦闘シーンも多いし巨大な砂虫を操ったりと映像的な迫力がありIMAXで見て正確だったが、前作に続き分かりにくい。大きな流れは分かるが細かい設定がよく分からん。それと砂漠の民の言葉や伝承もよく分からん。そっちを考えていると全体の話の流れを見失いそうになる。
できるだけ正確に表したいのだろうが煩雑すぎて楽しめない。
あと特殊な能力やお腹の中の妹と話をしたりとついていけない所もある。突っ込んだら負けなんだろうけどどうも自分には馴染めない設定だ。
とりあえず次回作が作られたら全ての決着がつくのだろう終わり方だった。
全体としては面白かったが魚の小骨が引っかかる様な所も多くて3時間近い放映時間もあって頭がついていくのが大変だった。見終わった後の爽快感、次回作へのワクワク感より疲労感の多い映画だった。
まあ謎の巨大生物である砂虫の事が少し分かったのは収穫だった。
つまらない
前作未視聴。前作分の説明は少ないと感じた。
砂漠と謎技術の飛空船の雰囲気を味わえるかどうか。
私には最後までそのロマンが伝わってこなかった。
話は最初から淡々と進み、そのまま最後まで淡々と進んだ。
カタルシスが感じられない。
なぜそこでそうなる?という場面も多い。
敵の軍隊が毎回あっけなく撃退され弱すぎて迫力も緊迫感もなく、かといってレジスタンス(?)側も住居地区をあっけなく攻撃され壊滅。
説明が足りない。
物語が薄いくせに、いちいち絵面がクサい。
ご自慢のCGなのだろうとは思う。
ラストの一騎打ちはカメラワークが悪く、何してるのか分かりにくい。
最後は謎の掛け声を連呼されて押し切られた。
は?
美麗なCGで+0.5
嫌悪感はないので+1
他に見所はない
Pt1は最終回直前スペシャル総集編、Pt2は最終回3時間スペシャル
Pt1が総集編のような淡々とした物語のポイントだけで構成されていたのに反し、Pt2はヴィルヌーヴ監督の真骨頂。
Pt1だと5分で終わらせてたようなエピソードが30分くらいになってるカンジ。それだけPr1の詰め込み度が高かったとも言える。
Pt1は吹き替え推奨だがPt2はしっかりオリジナル音声を味わいたい。
何はともあれ構成やタッチが違う。
アレの続編ならめんどくさいから見ないや、となってしまいそうなPt1をよくぞ世に出したとも言える。
いや、映像とサウンドの力だけでとりあえず2も見に行っちゃう?と思わせたところが凄いのか。
クリストファー・ウォーケン、生きててくれてありがとう。
白いピッコロ大魔王(パン1にはなりません)は倒されたものの、続編がいくらでも作れてしまうエンディング。
ヴィルヌーヴは新作が出たらとにかく見に行く監督であることはたしか。打率が高い。
前作の方が良かったかな
やっぱり長いかな(^_^;)
変な青い液体を飲んでパワーアップ&デッカイワームカウボーイがメインでしたね。
格闘シーンは面白かったが、前作の格闘シーンの方が見ごたえはあったかな
何度もでかいワームタクシーを呼ぶのが、、、巨大ミミズは、そんなにカッコイイ仲間な感じでもないし。
プロメテウスみたいな、ツルツルの敵は怖かった
UHDは買おうと思える映画でした。
以下ネタバレ
「デューン 砂の惑星PART1」は
デヴィット・リンチ版より映像は美しいけれど、
戦闘シールードの表現やサンドワームは
デヴィット・リンチ版の方が
センス・オブ・ワンダー感あるなと思っておりましたので、
「デューン 砂の惑星PART2」は
デヴィット・リンチ版より面白い要素あるかしら?・・な
鑑賞態度で鑑賞しました。
「PART1」で超カッコよかったオーニソプターは
すでに知ってる機体(存在)になってしまっていたので驚きはなく、
サンドワームの驚きは
デヴィット・リンチ版で初めてみた時の驚き以上の驚きがなかったため、
今回の
「デューン 砂の惑星PART2」も
デヴィット・リンチ版より映像は美しいけれど、
センス・オブ・ワンダー感なかったな・・・と
思いました。
「デューン 砂の惑星PART2」の前半で
フレメンたちが敵を倒した際、
冷却水のために敵の水分を回収したり、
仲間の水分を地下に貯めたりする描写は
デヴィット・リンチ版より緊張感あるなと
思いましたが、
フレメンたちがレーザー兵器や地雷で
スパイス採取マシンをあっという間に破壊してしまうのは
緊張感がなかったので、
もうちょっと砂の惑星の住人ならではの
砂戦闘バトルアイデアが見たかったなと思いました。
(砂の中で待ち伏せする作戦も砂アイデアだとは思いますが・・・)
ハルコネン一味や皇帝が
「PART1」より存在感が軽くなってたのと、
終盤でチャニが感情表現多めになってくるのが
少し急ぎ足感あるなと思いつつ、
「PART3」あるかもなしれないよ!!という
チャニの表情で終わるラストシーンよりも、
景色が壮大なSF映画ならではの
壮大なデューンの景色で絞めてほしかったなと
思いました。
デヴィット・リンチ版で表現された
音声兵器やブロックシールドなどの
地球文明とは違う戦闘シーンが
体験できなかったのは残念でしたが、
デヴィット・リンチ版より砂の映像は美しいし、
砂の景色を眺める環境映像としては素敵だったので
UHDは買おうと思える映画でした。
そしてデヴィット・リンチ版をBlu-rayで
また見てみようと思える映画でした。
音を聴きに行く映画
良くも悪くも雰囲気映画だった1作目からかなりエンタメ度アップ。大きく動くストーリー、派手な戦闘、疾走する巨大生物、沸騰する群衆、活き活きとしたSFガジェット、そしてレア・セドゥにアニヤ・テイラー=ジョイ!
ティモシー・シャラメの演説シーンが何度かあるのですが、これが本当に素晴らしい。最高にぶち上がります。彼の危険なほどのカリスマ性を見事に捕らえた良いショットがたくさんありました。
1作目から続いて音楽を担当するハンス・ジマー。今回もめちゃくちゃ良い。はっきり言って、前作も今作も撮影がイマイチなので絵はたいしたことない。とにかく、音が最高なのですこのシリーズは。
IMAXで観たほうが良いのは確かですが、音響設備がよければIMAXにこだわる必要はない映画だと思います。ついでに言うと、1作目を観ていなくても十分楽しめる映画だと思います。
健闘したな、ヴィルヌーヴ(それ以上)
至極!映画(館)体験の楽園
ファーストシーンから引き込まれる…その本編尺ずっと"最高!"ってわけではないがしれないが、やはりサンドワームに乗るシーンや、フェイド=ラウサのお誕生日プレゼント(?)シーン、そしてもちろん終盤の戦闘シーンと、目も心も奪われてしまうような至れり尽くせりの名シーンたちで彩られており、その間のシーンもどれも重要で、その多くに観客を魅了するような求心力があるのは確かだ。本シリーズは本作で『ロード・オブ・ザ・リング』の高みへ到達した(あるいは今後できる)のかもしれない…!!
様々なキャラクターが入り乱れ、様々な視点から語られる中で、ポールとフレメンの娘チャニの心を通わせていく描写や、「ベネ・ゲセリット」たち教母が暗躍するさまを盛り込み、とりわけポールの母レディ・ジェシカがまるでカルト教団のでも始められそうなほど周囲の心を操っていく展開など、時に不安感を煽られるような不穏な空気も流れるほどだ。そして、あの衝撃の真実へ辿り着く!見ていて疲れはするけど、飽きることはない。それは原作の力も勿論あるが、何より映画としてのこの作品の普遍的な力強さを物語っているようだ。フェイド=ラウサもっと見たかった感もあるけど、これくらいでよかったのかもな。
本作を見ていて面白いなと思うのは、フランク・ハーバートによる本原作は言わずもがな『スター・ウォーズ』はじめあらゆる作品に影響を与えてきた名作で、主人公ポールは"the one"選ばれし者なわけたが、ポール自身はそれを「ベネ・ゲセリット」の策略・謀であると考え、否定しながらも時にそう自ら演じようとしていることだ。かつ、彼のそうした面に懐疑的な目を最後まで向ける(その後も気になる!)ゼンデイヤ演じるチャニの存在によって、本作は単なる"ザ・ワン'選ばれし者の作品や、所謂"白人酋長"モノになっていないということだ。終わり方はまるで『ゴッドファーザー』?ということで、ヴィルヌーヴは続編制作にも乗り気らしいので楽しみ!!!
原作ファンが恐らく長年コレを見たかった書かれている通りの"証" As written
リサーン・アル=ガイブ!リサーン・アル=ガイブ!リサーン・アル=ガイブ!今の映画界にとってのクウィサッツ・ハデラックでリサーン・アル=ガイブ!コロナ禍でノーランの『テネット』が、トムの『トップガンマーヴェリック』がそうであったように映画館を救う救世主か。こちらは偉大なる原作ありきでオリジナル作品ではないが、そういう意味で「指輪物語」の傑作映画化『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに匹敵するような、今の世代にとっての新たなるSF映画の巨塔が生まれたかもしれない…。
至福の映像と音に包まれる楽園。今回もしっかりとその尺、長い上映時間は感じるが、その価値がある。撮影も音楽も美術にプロダクションデザインもなんて贅沢、これぞ"映画"体験だ。これは映画館で見るべきだし、なんならIMAXで見るべき!じゃないとこの真価を本当の意味では感じれない。全編IMAXカメラで撮影されており、前作が全編の40%程度とのことなので、なんと倍以上!! これは映画館で見なきゃ損。
カメラの前にも後ろにも最強の布陣、再集結!ハヴィエル・バルデム&ジョシュ・ブローリンの『ノーカントリー』盟友コンビに、シャラメ&フローレンス・ピューの『Little Women ストーリー・オブ・マイライフ』若手演技派コンビ。若手演技派と言えば、やはり本作の大きな見どころでポールのライバル的立ち位置で、最凶の刺客フェイド=ラウサを流石の存在感で演じるオースティン・バトラー!シャラメ VS バトラーの決闘シーンは必見なのでぜひとも刮目して見てほしい!!
ムアディブ!ムアディブ!ムアディブ!素直にスゴいのダメ押し、これを圧倒的情熱をもって実現してくれた我らがドゥニ・ヴィルヌーヴに畏怖と尊敬の念を抱かずにいられない、そしてもちろん感謝も。今回も技術的な部門で賞レースを席巻しそうだ。おまけに、オースティン・バトラーが助演部門に絡んできてもおかしくなさそうだし、なんなら作品賞ノミネートも!! 確かに荘厳さこそあれどキャッチーさなどはないが、日本でももっと人気出て売れたらいいのに、と思う(自分が続編見るために)。
健闘したな、アトレイデス
ムアディブ!
リサーン・アル=ガイブ!
P.S. アニャ・テイラー=ジョイ
IMAX体験
せっかくなので遠出してIMAXで鑑賞(近くの劇場の大きなスクリーンはドラえもんとハイキューに占領されている)。
前作でも思ったけど、これ小さなスクリーンで観て満足できるのかな。
確かに映像と音量には圧倒される。 ただ、
ストーリーにはドキドキもハラハラもワクワクすることもない。俳優さんたちは良いけどキャラクターに魅了されることもない。
最後の対決をはじめ、肝心の格闘シーンに迫力がない。
前澤さんが宇宙に行き、ロシアとウクライナが戦争している時代に、ファンタジーでもなく文明批判でもなく、宇宙の彼方で皇帝だ侯爵だの辛気臭い戦争見せられてもなぁ。
それでもPART3が公開されたら必ず観に行くと思う。
IMAX体験したいから。
緑の自然がみたくなった。
ナウシカの実写版作ってくれないかな。
寄ってらっしゃい観てらっしゃい、決して損はさせませぬ
絵巻もの完結か⁇
ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した「ブレードランナー2049」
リドリー・スコットが監督を務めた「ブレードランナー」
共に人間の命と魂の神秘に焦点を当てた名作でした。
そのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が製作した映画であると知り、
俄然、観る気になったのですが、前作を観ておかなければと思い、アマゾンのプライムビデオで観たら、(夜中に観ていたせいもありますが)頭が回らず、正直言って話についていけない。これは本作も理解不可能かと、不安を抱えながらも映画館に足を運びました。
しかしながら、その不安は解消。前作を観ていない方にも状況設定がある程度分かる作りになっています。
① メシアへの兆し
主人公のポール・アトレイデスが砂漠の民フレメンの地に導かれるのですが、そこで予言された救世主として紹介されます。この時点ではフレメンは半信半疑で、ポール自身も否定します。
②メシアへノ道
ポールの母が「命の水」を飲むことにより、自分の出世の秘密を知り聖母(教母)としてのを役を演じ、ポールにはメシアの役を演じる事を迫ります。ポールは自分は戦士である事を主張し、これを拒否します。
③メシアの仮面
ポールも命の水を飲み、母の出世から自分に背負わされている運命を知り、メシアの仮面を被り、ある意味フレメンを利用し、宿敵ハルコネン男爵を殺し、最後は自分が皇帝の座につくことになります。
かいつまんで、内容を説明しましたが、話しが断然面白くなる理由は、ポールが母の出生の秘密を知り、ハルコネン男爵とポールの関係が明らかになり、ポールがメシアではなく鬼人と化す、終盤のストーリー展開にあります。
もちろん、鬼人となるまでの布石はテンポ良く描かれていて、
ポールが最後に戦う対マン勝負を絶頂へと押し上げてくれます。話の組み合わせ方に関しては「ブレードランナー2049」と同じく、最後に衝撃を与える手法は見事です。
鬼人となったポールが銀河をこれからどう納め、ポールは一体何者になるのか?観客に次回作を期待させる映画になっていますが、これも「ブレードランナー2049」と同じく続編は制作しないと監督は公言しているらしく残念ですが、壮大なスケールの映画が好きな方は感銘を受けるでしょう。
ちょっと長いが、盛り上がって来たよ!
前作公開が2021年なので、俺の記憶はもちろん薄い。仕方が無いので、配信で前作を復習してから本作の公開を待った。
【物語】
〈前作〉
時代ははるか未来(100世紀ごろ?)。
宇宙で最も希少なとある香料を唯一採掘できる惑星DUNE。長きにわたりその惑星を支配し莫大な利益を上げて来たハルコンネン家が皇帝の命によって去り、代わりに統治することを命じられたアトレイデス家。しかし、それは皇帝とハルコネン家の陰謀であり、ハルコネン家の突然の攻撃でアトレイデス家は壊滅。辛うじて後継者の息子のポール(ティモシー・シャラメ)と母親ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)だけが生き残り、先住民フレメンの部落へたどり着く。
〈本作〉
ポールとジェシカは対面した先住民フレメンのリーダー、スティルガー(ハビエル・バルデム)になんとか受け容れられる。 ポールはそこで過去に度々夢に現れた謎の女チャニ(ゼンデイヤ)と出会い、絆を強めていく。
スティルガーはポールが伝説の救世主だと信じるようになる。他の者はスティルガーの言葉を疑うが、ポールのその後の行いにより救世主と信じるようになる。そしてポールが率いるフレメン軍が皇帝とハルコンネン家への反撃に向かう。
【感想】
予め知って観るべきと思うので最初に書いておくけど、本作PART2では物語はまだ完結しない。ネット情報では監督は(制作が未決定らしいが)PART3で完結と言っているとか。
で本題。
PART1でも感じたが、本作はスケールの壮大さを感じる。
「どこが?」と聞かれると、説明に困るけれども、未来、他惑星という設定もあるけれど、広大な砂漠がメインの舞台という映像から来るところが大きいか?
大体、砂虫も、乗り物も、建物も現実世界の物と比べて単純にデカいというのもある。加えて映像に重厚感もある。それは演出とカメラワークによるものと思われる。
ストーリー的にはある意味“良くある話”の中で、
映画ならではのそのスケールの大きさが本作の一番の評価ポイント。
PART1では良く言えば物語の展開が丁寧、悪く言えばテンポが悪くイライラするところがあったが、PART2では(やっと設定が呑み込めて来たこともあるが)特に後半、怒涛の展開となる。 とは言え、166分という長尺なので後半に辿りつくまでやっぱり長いけど(笑)
主演のティモシー・シャラメは男が観ても美しい。
そして、俺の好きな母親役レベッカ・ファーガソンの美しさも重要なポイント。この主軸である母子の美しさが本作にどこか崇高さを感じさせる重要なポイントだと思う。
容姿醜悪なハルコネン男爵との対比も本作の絵的な意図かと思う。
一方、もう一人の最重要登場人物となるチャニ役ゼンデイヤは絵的に物足りないと思うのは俺だけ? “グレイテスト・ショーマン”で初めて彼女を観た時、素晴らしいスタイルも含めて魅力的だと思ったけど、あの作品では役にフィットしていたと思うけれど、本作はヒロインなので、そのポジションとしては甚だ物足りない。広いハリウッド映画界なら別の候補も探せたであろうにと、ちょっと残念。
でも、やっと物語が盛り上がって来たところで、PART3があまり間隔をあけずに公開されることを切に望む。
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