「令和版「インディ・ジョーンズ」」アンチャーテッド maruさんの映画レビュー(感想・評価)
令和版「インディ・ジョーンズ」
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大規模なセットや数多の小道具を作り込んで徹底した世界観で冒険のワクワク感を見せてくれた「インディ・ジョーンズ」とは違って、必要最低限のセットと小道具で、その他ほぼCGで表現されており、非現実を見せてくれる。原作のゲームもトゥーム・レイダーのような主人公の華やかさはない渋めのキャラクターなので、ダブル主人公のような展開にするのはいたしかたないかなと思います。
空を浮かぶ船の上でのアクションだったり、ヘリから落下する荷物の上でのアクションだったり、屋根の上のチェイスシーンなど、アクションの派手さを見せるためか「遠いカット」が多いので、あまり没入できませんでした。インディ・ジョーンズしかり、トゥーム・レイダーしかり、パイレーツ・オブ・カリビアンしかり、「冒険もの」はキャラクターが大事だと思うので。キャラ要素を前面に出して展開しているそれらの作品と比べると、本作は弱い気がする。
マーク・ウォールバーグを「画力の強さを足すため」だったりサポート的に配役したと思うのですが、主人公のキャラクターがいまひとつ立たなかった。本作の主人公の俳優は好きですが、無名の新人でも良かった気がする。
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