「ピーター・パーカーからネイサン・ドレイクへと進むトム・ホランド最新作。トレジャーハント系でアクションと謎解きが見どころ。」アンチャーテッド 細野真宏さんの映画レビュー(感想・評価)
ピーター・パーカーからネイサン・ドレイクへと進むトム・ホランド最新作。トレジャーハント系でアクションと謎解きが見どころ。
「スパイダーマン」シリーズで知名度アップとなったトム・ホランドが、新たな物語のヒーローとして活躍する本作は、プレイステーションの人気アクション・アドベンチャーシリーズが基になっているので、ゲームをやっている人とそうでない人では多少、感想が変わるのかもしれません。
私はゲームを知らないで映画だけを見た場合です。
まずは、突然の空の彼方での派手なアクションシーンから始まり、それがパッと15年前にさかのぼります。
そして、現在に時間軸が移り本作的な物語がスタートします。
そのため「冒頭のシーンはどこにつながっていくのか?」という視点は忘れずに持っていた方が楽しめます。
バーテンダーとして働くネイサン・ドレイク(ネイト) は、かなり本格的な手さばきで、トム・ホランドの役者としての幅が広くなっていることを実感しました。
さらにアクションシーンは、スパイダーマンをやっていただけあり、ハリウッドにアクションヒーローが誕生していたことも改めて実感できました。
マーク・ウォールバーグが現れてからトレジャーハント系に移っていくのですが、思っていたよりも規模が大きく、「アクション・アドベンチャー映画」として楽しめます。
所々にユーモアシーンも交える等、エンターテイメント映画としてバランスが良いと思います。
特にトレジャーハント系は「騙し騙され」という展開も楽しめ、敵・味方の境界が曖昧な点も魅力でした。
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