BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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JAZZ根漫画? 御託並べる前にJAZZだって音楽何だから楽しもう
仙台なのに、なんで東京に出なけりゃならないの?
なんで葛飾区をウマシカにするんだ。葛飾区ではないが、墨田区のある所に生セッション聞かせてくれる場所があるよ。(映画より生演奏の方が良いのにね♥) 葛飾区在住なんで、長野県の人に葛飾区をディスられたくないかなぁ。まぁ、葛飾区はクラシックの方が開催されてるけどね。最も、長野県だってマエストロ小澤◯◯の記念フェスがあるじゃん。わざわざ、JAZZを引っ張り出す事もあるまいしね。
馬場智章さんて『バ◯クリ◯音楽大学』出る様な基礎がしっかりした方だ。そもそも、石若巌って東◯芸術大学じゃん♥付け焼き刃で、根性だけでは。ね。
普通、
ビックバンドで
『It Don't Mean a Thingスウィングしなけりゃ意味がない』
『Sing Sing Sing』
をやってて、休み時間にセッションがあって
『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』に繋がる。
いきなり『ピテカントロプス』や『ソー・ロング・エリック』はなかろう。
チャールズ・ミンガスのサイン持ってるよ♥
PS ここで演奏しているのはプロのミュージシャンなんで、その評価でーす。アニメーションや漫画はどうかなぁ?
PPS 劇中バンドの演奏者のトランペットを演奏されている村上基さんは知っていたよ。すげ~。
製作年 2023年
製作国 日本
劇場公開日 2023年2月17日
上映時間 120分
映倫区分 G
It Don't Mean a Thing
ジャズ映画と言えば「スィングガールズ(2004)」が好みでしたので、本作のようなフリージャズは前衛的でスウィング感が薄く、今一、乗れませんでした。ピアニスト沢辺の演奏は上原ひとみさん、技巧派だが面白みに欠けるという設定は半ば自虐的にも思えます。
クライマックスも左手のピアニストを持ってきて別の意味で感動狙い、友情物語ではあってもジャズ映画としてはどうなんでしょう、情熱とか根性、死ぬ気でやるぞとか、昭和時代のアスリートものみたいにジャズを語ってほしくない、もっとクールな世界観の筈でしょう。
原作との違いはあるが、映画もすごくいい!
原作ではボロボロ泣きました。マンガ読んでて泣く事ってほぼないんですが、この漫画は泣きました。ラストシーンにはえ?と思いました。こんな展開だったっけ?違くね?と。でも、始まりのストーリー進行や、映画としての喜怒哀楽表現、ラストシーンの変更で原作ファンも3倍量の涙。そりゃ普通に映画化しても尺足らねーし、何より初見の人に1から説明すると飽きられる。誰でもわかる様にこの原作を最高の形で2時間尺に収めている。天才か。そして見終わってからも原作も読みたくなる。この漫画を映像で表現できるかの不安などもありましたがマジで完成された映画でした。素晴らしい。何よりも最高のJAZZでした。音楽での感情表現やばいね。
硬派でエネルギーほとばしる秀作
ジャズ演奏の映像表現が素晴らしい
演者の全身から溢れ出るエネルギーを色や空気の歪みで表現し観客を包むように迫りくる手法は見事
ジャズの知識はほとんど無いし、たまにBGMで聴く程度ですが、あらためて とてもいいなと思い、この機にもうちょっと聴き込んで見よみようと思いました
後半のステージ演奏は臨場感溢れるダイナミックな演奏が展開され、本当にジャズ・バーのステージを観ているような圧巻の迫力、素晴らしかったです
という良作でしたが、ドラマ面が好みではありませんでした
読んではいませんが、大人気の原作があるので、そこに忠実に作ってあるのかもしれませんが、
主人公3人組がサクサクと成功の道を上がっていくのが上手く行き過ぎで いささかノレなかったのと、ラストのピアニストがようやく辿り着いた夢のステージ前夜に交通事故で右手がグチャグチャにされるくだりとか観ていてとても辛かった、あの展開は要りますかね?
困難な道に果敢にチャレンジしていくだけでいいのに大事故だの作品によっては大病とか、なんか邦画に多く見られる無駄に不幸を投下するストーリーテリングが個人的には好きではないので、作品の良さを台無しにしてしまっている印象が強かった
山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さんの主人公3人組のボイスキャストはとても合っていて良かったです
純粋に頑張っている若者たちの熱いサクセス・ストーリーでよかった気がしました
良かったです
音や感情を視覚的に表現できるアニメーションて、とても面白くて楽しいですね。青い炎、めくるめく展開する虹色、パチパチ火花が、キラキラ汗が弾け散って。創意工夫が満載。しかも演奏はプロのジャズプレイヤー。なんという贅沢さ。
主人公は典型的なキャラ。こういうタイプが一番主役には多いですよね、ストーリーが動く。沢辺だけダメ出し食うのも事故も予想の範囲内。バイトのシーン見た時に「ああいうバイトして大丈夫かなぁ…ケガして弾けなくなるパターンか?」とどうしても頭をよぎる。で、フラグ立ってその通りになっても、なお涙を我慢することは不可能でした。左手で途中参加するまでは想像してなかったんで、上回るとやっぱ泣いちゃいますね…いや、普通は無理ですけどね。分かってますけどね…やっぱり、本気で何かに挑む姿はアツい。
演奏シーンの違和感は最後まで拭えず、残念でした。あと、やっぱり実際にライブに行って聴くのとは別物なので、ライブに無性に行きたくなりました。
個人的に刺さったのは、ドラムの成長を見に来るおじいさんの言葉。思わず自分に重ねちゃって爆泣きしてしまった。隣で見ていた旦那がえ、そんなに…?みたいになってました笑
カッコいい!激アツ!
日本のアニメって凄いとあらためて思いました!
三人の友情や圧巻の音楽シーン、とても良かった!
特に音楽シーンは、映画館の音響で観れて良かったです!
まだ続く?ような終わり方だったので、映画になったら、観にいきたいです!
拍手だよ!迸る汗とブレス音が心の奥底まで激しく伝り広がる~見事な出来栄えに感動!
今日は少し寒い雨の日だったけど
こんな気分にさせてくれた映画に出会うなんて・・・
いつもの様に劇場へ~
今日は「BLUE GIANT」を鑑賞です。
前から映画の2種あるチラシは持っていたが
全く興味は無かった。なんで2つも作ってる?
絵からすると 若者の激しい超能力決戦みたいな物かと
ずっと思ってた。(中身読んでませんでした(*´ω`*) )
それが人気漫画ベースで作られたアニメの
ジャズ映画作品だとは ネットトレ-ラ見て初めて知った。
私の間違った思い込みを払拭し一気に興味が開花したのは
言うまでもない。
音楽系映画でもPOPではなく ジャズという大人系のジャンルで
その物語は描かれていて、今までのアニメ作品では
見た事も感じた事もない衝撃を心の奥底に受けた。
昨今のアニメ作品の偏った傾向閉塞感を
一気にぶち破った感じがしたね。お見事ですよ。
とにかくブレス音、カットされること無く
思いっきり息を吸い込む感じが入っており
凄まじいパワ-を作り出してるのが伝わる。
そこがとってもリアル感有って良いかなと感じました。
原作:石塚真一氏
監督:立川譲氏
音楽:上原ひろみ氏
cast---CV
宮本 大:山田裕貴さん(主人公・テナ-サックス)
玉田 俊二:岡山天音さん(ドラム)
沢辺 雪祈:間宮祥太朗さん(ピアノ・作曲)
(モ-ションキャプチャ演奏:諸星翔希さん)
話展開:
この映画は高校卒業後18歳の主人公が
故郷の宮城県仙台を離れ、楽器とバックパック一つを持って
東京に上京する所から始まる。(漫画の東京編に当たる様だ)
大学に通う同郷の玉田を頼り一時同居し居候に。
そしてあるジャズ喫茶のママからの紹介で訪れたジャズライブハウスで
同い年のピアノを弾く沢辺と出会う。彼のピアノに天性の響きを
感じた宮本は彼に自分とジャズバントを組まないかと持ち掛ける。
沢辺に自分のサックスの腕前を見てもらい決めてくれたらいいと。
その初めて聴く彼のブレスは 若々しく激しいサウンドで
侮っていた沢辺の競争心に火をつけた。
※実際の音は、若さを演出した強めの激しい感じに思います。
ソロでは良いけども歩調が合わないと曲にはならない。
そこでドラマ-を探すことに。彼らは身近にいた素人の玉田に
ドラムを教えて叩かせ、最初は仮メンバ-として迎え入れて
3人のバンドとして初めてのステ-ジを踏む。
いつかはでSO BLUEで演奏を~それを目指し夢見て行く
サクセススト-リ-です。
---
(感じた事)
・今作東京編からなので 原作読んでないと
宮本のサックスに対しての憧れた理由とか、苦悩とか、
家族観とかがさらりとしか分からない。
ずっと努力してきた天才的に見えるんで
そこが惜しいかな。若者なんだし
成功するには大きな挫折感が要ると思う。
・最初の3人の初ステ-ジ。 お客さんが少しだったけど
”この日の感覚をいつまでも覚えて措きたい~”
この思いとても良かったし、
ここでの演奏は荒々しかったけど 心震えたかな。
何故か涙したよ。
・ドラムの玉田が素人なのはオレだから
バンドを外してくれと言う所。
川岸側に向かい涙する彼の思いはジーンとしたわ。
・長野でピアノの教室(実家)で一緒に練習をやってた
少女が、両親の夜逃げで急遽別れる事になった~。
彼女は今でもきっとピアノを続けているよと、
3人が思う所。今の自分たちの挫折感を乗り越えるために
そう思う事が出来る流れは良いなと感じた。
・沢辺と平(SO BLUE支配人)との会話で、
若者に対しての振る舞い、礼儀とかその辺を叱責する所。
実直に彼に対して今の評価を告げる所は良かった。
彼がこれからの プロとしての厳しさを感じたと思う。
・ラストSO BLUEでの演奏。
(彼等の努力が実って夢が叶ったが、
しかしそれはJASSの解散を意味する事でもあった。)
沢辺の事故もあったが、最初2人で そして
最後3人で 見事に演奏する所は
とても素晴らしかった!!
心の底から震えが止まらない~ 感激です!
本作はアニメとか、実写とかそういう枠組みでは無くて
日本映画作品としてこれを製作出来た事は
本当に良かったと思います。
いつか世界に持って行けたらと感じましたね。
上映している劇場は
限られているかもですが、
彼等の白熱した演奏を聴きに
是非 劇場へどうぞ!!
俺は男くせえからジャズが好きだ
なんで映画館に行って見なかったんだろう
この後悔を久しぶりにしました。映画館の大音響で見たかったなあー
漫画を読みはじめたタイミングとしては既に映画の公開が終わってるときで帰りの地下鉄でなんかいい漫画ないかなって探してる時に、ちょっと読んでみようかなとサンデーうぇぶりで毎日3話ずつ読み進めていったらもうどハマりしてしまいまして!今では僕の帰り道ルーティンです。
で!で!ここからが大事なんです!
僕は帰り道、地下鉄に乗り、さあ読み始めるぞって時に、この映画のサントラの『N•E•W』と『FIRST NOTE』を聴きながら読んでたんです。
なので僕と皆さんのこの映画の感想で決定的に違う所が、漫画で読んでた大のサックスとかどんな音なんだろうって映画を楽しみに観たと思うんですけど、僕は違うんです。既にあのJASSの3人の演奏を聴いていたんですよ。
もったいないという人もいるかもしれませんが、全然失敗だったと思っていません。その理由もこの後説明します。
さあ、僕は漫画を第一部まで読み切り、第二部欧州編まで進んでいました。
そのタイミングでAmazonプライムでレンタル配信されてたのに気がついたので即レンタルして家のテレビで父と二人で鑑賞し始めました。
「お、いきなり東京行くところからなのね、文化祭で音楽の先生と演奏するシーンとか、スーパーで家族の前で吹くシーンないのね」と、少し物足りなさを感じつつも映画版では良くあることです。
一方父は序盤の東京の街並みを観て昔自分が東京にいた時のことを思い出して懐かしそうにしていました。
まあこの映画のつかみのシーンとしてはTaketwoで雪祈に大が自分のサックスを聴いてもらうシーンでしょうね。あそこで初めて映画を観た人も大がすげえやつってことが分かると思います。
そっからは玉田の加入、初ステージ、カツシカロックフェス、雪祈ソーブルーの人にボロクソ言われる、と原作とほぼ同じ流れで進んでいきます。ここら辺は非常に観やすかったです。全然中弛みも感じず、やっぱりサントラが抜群にいいから流れるように観ていけるんですよね。
そして、雪祈が一足先にソーブルーの姉妹店で初演奏。あの演奏シーンめっちゃ良かった。漫画で読んでたソロから全体に繋げるところとか分かりやすかったし、実際に映像と音で感じていると、本当に大と玉田のリアクションになります。拳突き上げちゃいます。
ただ、原作読んでるとそろそろ覚悟しないといけないシーンがやってくることに気づくんですよね。僕はあのシーンを地下鉄で読んだ日は理解できなさすぎて、やりきれなさすぎて、初めて漫画読んでメンタル落ち込みましたもん。
さあそして、例のあの事故シーン。あそこは指の隙間から見ていました。漫画で見たまんまではなく、雪を見てたら前からトラックがパターンでよりリアルで残酷なシーンでした。父なんか轢かれた瞬間「えぇっ!!!」って叫んでましたもん。いやありゃそうなる。漫画読んでてもそうだったもん。
一気に落ち込んだけど、あの伝説のデュオでのソーブルーライブ。あれが始まるとワクワクしてた自分もいました。ここで玉田の神プレーに魅了されました。大と雪祈、天才2人と凡人1人。スラムダンクの宮城と三井のようにみんなこの凡人タイプに感情移入しちゃうんですよね。あのソロはエグかった。「セッション」のオマージュ的、玉田の汗がドラムに落ちて跳ねていく描写、たまらん!激アツ!
最高!と思っていたら!
まさかの
雪祈来たーーー!!!!
ここにきて!?原作改変!?
いつもなら怒ります。けど、
いい!やろう!雪祈をソーブルーのステージに立たせてやろう!この原作改変ラストクライマックスは原作を読んであまりにも残酷な仕打ちを喰らった雪祈を救ってやれたと思います。
そして!最後の!『FIRST NOTE 』!!!
僕が!毎日帰りの地下鉄で聴いていた!あの曲が!
ああもうたまらんです、1人で見てたら泣いてました。
号泣必至って言われてたけどこりゃ泣くわと、
特に雪祈のソロ。片手一本で弾いている雪祈の姿を水の入ったコップ越しに、そして今までの練習してきた日々、ピアノの楽しさを教えてくれたあの子のこと。それらをひっくるめて全部感じ取れました。大の言っていた、「音で会話する」ってのが分かりました。ピアノからサックスからドラムから
「これが俺たちのジャズだ!」
とはっきりと僕には聞こえた感じがします。
ラストオブラスト
大のスーパー青いソロからの玉田のクライマックスソロからのグランドフィナーレ。そして
エンドロール
完璧!見事すぎた!エンドロールの文字出てきた瞬間、僕と父で「クゥーー!!!」ってなりました。
最高の映画を観れました!続編やってください!
PS 初めてこんな長いレビュー書いたかも
明日のジャズ
タイトルの“BLUE GIANT”とは、天体からの語源で、“青色巨星”の事。
温度が高すぎて赤色を通り越し、青く輝く星。
青が赤より熱い…? イメージ的には冷めた(ブルー)印象するけど…?
いやいや、分かるように言えば、ゴジラの熱線が赤ではなく青白いのと一緒。…寧ろ、分かりづらい?
原作は、同名コミック。
いつもの事ながら、読んだ事ナシ。
題材は、ジャズ。
映画などで聞けばいいなぁ…と思うが、全く詳しくない。
そんな原作未読者&ジャズ・ビギナーには分からない世界…?
否! 全く!
原作を読んでなくともジャズを知らなくても、思う存分見れ、浸れる。
あなたの中の“BLUE GIANT”が迸る!
まず、話が超ド直球。まさしく話が主人公そのものを表している。
主人公・大。夢は、世界一のジャズ・プレーヤーになる!
…どっかで聞いたような台詞。“海○王”的な。
地元・仙台の川辺や橋の下で日々サックスの練習。
やがて上京し、仲間と出会い、バンドを組み、一歩ずつ次のステージを目指していく…。
何かこれも“アレ”みたいな。猪突猛進、怖いもの知らずな主人公像も。
自分を信じて。
仲間を信じて。
まだまだ自分が未熟なのは知ってるけど、それでも自信を持っている。
俺たちの演奏は、必ずお客さんに響く。俺たちなら、やれる!
憎めず、人懐こい性格で、とにかく熱い!
ジャズを始めてまだ数年。が、才能があり、時々暴走しがちでもそれが自由と個性になり、彼の吹くサックスは聞く人を惹き付ける。
THE漫画的な主人公。しかしそれが、この作品にぴったり。
大、死ぬほどカッケェよ。
二人の仲間もしっかり個性。
たまたまとあるライブハウスで出会ったピアニストの雪祈。
幼い頃からピアノの練習を続け、こちらも才能があり、大学でも一目置かれている。
作曲も担当。性格はクールでドライ。
バンドを組むには、後一人。ドラムが必要。そこで大が抜擢したのは…
同郷の友人で、居候させて貰ってる玉田。
そのドラムの腕前はと言うと…、全くのド素人。ドラム経験ナシ。
大に感化されて参加。雪祈は反対するが、大は最初は誰でも素人だ。
自分のドラムはクソ。自分が足を引っ張ってる。
だからとにかく、練習!練習!練習! 少しずつ上達していく。
彼らの“セッション”と友情と青春のストーリーがドストレートだからこそ心地よい。
バンド名も決定。“JASS(ジャス)”!
本当に話はシンプル。時々ご都合主義とトントン拍子過ぎる所もあるが。
無論、若者の宿命。壁にぶち当たる。
大抵主人公が葛藤するが、本作は雪祈。
彼らのまず第一の目標は、日本一のジャズライブハウス“ソーブルー”での演奏。今のこの10代で。
そこの支配人が彼らの演奏を聞く。大を面白い、玉田を一生懸命と高評価。が、雪祈に対しては…。
小手先ばかりの演奏で面白くない。君はジャズだけじゃなく、人もバカにしている。
その言葉は的を射ていた。その通りだった。
JASSの足を引っ張っていたのは自分だった。
小手先だけじゃない、内臓をひっくり返すような、自分の演奏。それが見出だせぬまま、ひたすら練習を続ける。
そんな時、あの支配人から思わぬオファー。
まさかの晴れ舞台で演奏。自分だけ抜け駆けに気が引けるが、大も玉田も応援。ぶちかましてこい!
内臓をひっくり返すような演奏。雪祈が聴かせたのは…
ジャズ題材なら、実写でやれば…?
その方が演者や奏者を生で見る事が出来る。
では、アニメでやった意味は…?
アニメで何処までジャズを聴かせる事が出来るか。魅せる事が出来るか。表現する事が出来るか。
その描写一つ、演奏一つ、演出一つは、ひょっとしたら生以上にこだわりにこだわり抜いている。
演奏シーンが秀逸。演奏と感情が迸り、最高潮になると、画面が赤から青になる。そう、“BLUE GIANT”!
アップテンポ、クールでスタイリッシュ。光の演出も印象的で、斬新な表現。『コナン』の監督と知って驚き…!
そして言うまでもない、劇中奏でられるジャズ音楽の数々。作曲は世界的ピアニストの上原ひろみが担当。
ちょいと調べた所によると、まず作曲し、それに画を合わせたとか。だからこその臨場感と曲の魅力。その一体感。
演奏はたっぷりと織り込まれ、サントラ買うかダウンロードしたいほど。私だったら、今年の最優秀作曲賞に推すね。
山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音の声の演技も悪くない。
私も東北人なので、大や玉田の方言がしっくり来る~。
サブキャラでは、彼らに練習場としてバーを貸すママがいい。
遂にソーブルーへの出演決定。
が、その目前で悲劇が…。雪祈が交通事故に遭い、右腕負傷の重体。
急遽、サックス大とドラム玉田の二人だけの出演。
二人であっても、心は3人。見事、ライブを成功させる。
アンコール。そこに、雪祈が…! 左腕だけで演奏をする。
オイオイ、幾ら何でも…のツッコミ所ではあるが、それでもいい。
3人揃ってステージに立つ。
このラストシーンの興奮・感動・臨場感・高揚感は、『セッション』や『ボヘミアン・ラプソディー』など数々の音楽映画に匹敵。
最高の演奏。
そして彼らには分かっていた。これがJASS最後の演奏…。
てっきり3人でこれからもセッションとサクセスしていくのだと思っていた。
3人にはそれぞれ音楽の方向がある。
大は、世界一のジャズ・プレーヤーになる。
雪祈は、ジャズで勝つ。
玉田は、3人でやっていきたい。
固い友情でも、目指す方向はバラバラ。
ひょっとしたら3人共、内心は分かっていたのかもしれない。
JASSは今この一瞬だけ。行く行くは…。
これは終わりではない。始まり。
明日のジャズへーーー。
俺たちはその明日へ向かって、今、最高のジャズを聴かせる!
調べた所によると、原作コミックの序盤を映画化。
確かに劇中でもインタビューで大を知る者たちが応えるシーンが。
サラリと調べたが、大はこの後海外など、次のステージへ立つという。
続編作られないかしら…?
スマッシュヒットしたんだし、是非!
いやはや、思ってた以上に面白かった!
『SAND LAND』『マリオ』『スパイダーマン』と並んで、今年のベストアニメの一本!
午前中見たばかりなのに、もう一度流し見&聴きながら、私の“BLUE GIANT”が迸るまま、一気にレビューを書き上げてしまったよ。
期待はずれ
観る前にハードルを上げ過ぎた私が悪いのですが、正直言って期待はずれでした。
まずは作画についてですが、奏者の動きがぎこちない上に曲と合ってないのがすごく気になりました。また、同じ人物でも場面によって違う顔に見えたり、観客の描き方も何度も同じ人が出てきて使い回してる感があったり、演奏の盛り上がるシーンもいつも同じ演出だったりと、全体的にクオリティーが低かったです。
次にキャラクターについてですが、それぞれのキャラについてのエピソードが弱く、今一つ人物像が伝わってきませんでした。そもそも、主人公がJAZZに対して何であんなに熱いのか全く伝わってこなかったです。
そして、物語についても、あまりにもトントン拍子過ぎて、そんな簡単に演奏が上達するの?とか、そんな簡単にsoBlueに出演できちゃうの?と、感じてしまい盛り上がりに欠けました。盛り上がりと言えば、ラストの方での交通事故のエピソードも、ここでこの人、車に轢かれるのだろうなと思って観ていたら、本当に轢かれたので、盛り上げ方が安易すぎてがっかりしました。
という訳で評価は3としました。期待せずに観ていたら4だったかも知れません。
追記>
演奏についてはJAZZに関する知識が無いので評価するのも失礼ですが、分からないなりにも上手だと思いました。
運ちゃん、何やっちゃってくれてるのー!
JASSにベストなパフォーマンスさせてよ!なんだよ!
と久々な作品に感情移入。個人的には、あそこは3人でやって欲しかった。うん、もちろん、2人だからこそあのパフォーマンスなのはわかってる。
そういう意味では少し「芝居ががった」ところはいくつかね。初心者の玉田が大たちに追いつくっていうのもややドラマチックすぎたかも。「すきだからこそ」という気持ちが大事という趣旨には合ってるけどね。
原作は未見。音有りで知っちゃうと少し漫画はなあ、という感じ。
音楽に関することについては大いに賛同!仲間内でバチバチやってこそだよね。
今の世の中、「論を交わす」ってのを避けがちだからなあ。
音楽はすごくよかった。サックスはもちろんいいけど、個人的な好き嫌いで言えば、「ばっちり」とは行かない感じも。。。
アニメだからこそ表現できた部分があると思う。日本人の実写ならこけたかもなあ。海外での実写ならヒットしたかもだけど。
また、素晴らしい日本のアニメができたかな。アニメ実写わけなくても年間ベストの候補に入りそう、個人的には。
とにかく、雪祈にはベストな状態でSo Blueに出て欲しかった!でも、アンコールのfirst noteは、最高だった!
音は言わずもがな
音楽がいい、ライブ会場にいるよう、という前評判を先に聞いてしまったので、ライブはもちろん最高だし音すげー!ってなりつつもまあまあ、さもありなんのスタンスの序盤。
ところがどっこい、ステージが大きくなるにつれグルーブ表現というか音にエネルギーがのって伝播する「髄」の部分の絵がすごい。マインドゲームを彷彿とさせる歪みと、音が、目と耳から体を揺さぶる。この映画体験は最近なかった!
新人玉田のドラムソロ最高でした。
あと、セッションのときのやー!。やー!いいよね。
食わず嫌いだったのかな?
あまり映画を観たりしない知り合いが絶賛していたことに驚き、そうかーそんなに良いのねっ?!と単純に何の前知識も無く鑑賞に出かけました。
元々、ジャズってあまり興味のあるジャンルではなく。
オサレなお店とか、オサレラーメン屋さんとかでBGMで流れているイメージで…
(ジャズのファンの方、ごめんなさい)
全く原作も読んだ事もないし、どれどれ?
って感じで観てきました。
結果、
ジャズってこんなカッコいいんだ!!!
と驚きました。
熱いんだなぁ、って知りました。
というか、どんなジャンルであれ、心を打つ演奏っていうのはあります!うんうん!
ストーリーはきっとかなり原作を端折っているのだろうなとは想像できるけど、とてもわかりやすかったです。
上原ひろみさんしか、実際に演奏してらっしゃる方のお名前は存じ上げませんでしたが、テナーもドラムもとても素晴らしかった。
そして、近くのブルーノートがコロナ禍でなくなってしまった事を思い出しました。
あんな素晴らしい空間だったのなら、一度行ってみたかったなぁ。
この映画を観て、さぁ、原作を読んでみよう、とは思わないけれど
ジャズは聴いてみよう。
きっと感じ方が変わってるはず。
えっ!?と思ったことが一つだけ。
学生さんとはいえ、現役のピアニストが夜間の工事現場の信号整理のアルバイトはないんじゃないのかな…
少しでも危険回避するんじゃないのかな…
そこで充分、不穏フラグ感じとってしまいました笑
曲がめっちゃいい
ライブシーン多めでライブまでの間のストーリーはかなり端折った感があるものの曲の説得力が凄いもんだから曲数入れられるこの形で正解だったんだと思う。劇場で見るのおすすめです。
漫画読んでないのですが、この映画音楽を無音の作品から作曲者に想像させる原作が気になってきました。ストーリー全部知ってる人は相乗効果で余計に泣けるみたいで終わった後に泣いてる人も多かったし。JAZZ自体が分かりにくいイメージだけど、盛り上がりと熱さのある楽曲で知識がなくても聴いててとても気持ちが良かった。
途中、話を知らない分ストーリーに没入できてなかったのかオーディエンスの感動ショットが過剰に感じてしまってこれが無くても充分感動どころなのにちょっと冷めるなと思ってしまいました。やっぱライブ見てる間はプレーヤーを1番見てたいじゃんみたいな。
原作読んでから見たほうが絶対良かったんだけど、劇場公開中に間に合った事の方が重要でロングランに感謝です。
アニメは演奏シーンがモーションキャプチャなので、リアリティあるのですが線画の味を求める人はちょっと違和感あるかもです。線画と3Dそれぞれのデフォルメの境界線が見える感じで私はちょっと気になりました。
あと最初から安定してリズム刻める玉田がすごい。
大の演奏スタイルは斬新
2月公開で5月13日現在も公開中で、しかも満席ですよ。立派な大ヒット作だと思います。
他の人のレビューを見ても音楽を絶賛している人が多い。
そう、私も音楽は大絶賛です。
でもストーリーもアニメーションもそこまでではない気がします。
何て言うか「もっかい見たい」とは思えないのよね。
観て良かったとは思います。ライブ感溢れる演奏も良かったです。でもそれ以上の好意的な考察とか振り返りとかあんまりできないのです。
何ていうか我武者羅な天才のサクセスストーリーてだけなんだよね。主人公の大はほぼ葛藤も挫折もなし。自分を信じ目指す頂点へ一直線。上手いとか下手とかじゃあない。自分の感情を音楽に乗せて吐き出す。それを周りが認めどんどん突き進む。
本当に頂点を目指す奴はこんな風に突き進んで行くんだろうとな思う。
ジャズだけでなくどんな世界でも。
雪の降り積もる河原や巨大な橋の下で練習している大を描いていたけど、彼にとってあれは努力でも頑張りでも何でもない。好きでやっていること。やれる場所がそこしか無いからそこでやっているだけ。好きだからやっているだけ。努力してるんじゃない。好きな事をやりたいようにやった結果が評価されているだけ。
でもね、あんな風に野外で練習していれば冷やかしや嫌がらせとかありそうなんだけど、そういう描写はないでしょ。そういうのがちょっとシラケる。
しかしライブ中の大の吹き方はなかなか斬新だとおもう。ダサカッコイイみたいな?
作中で「ジャズは瀕死」みたいなセリフがあったと思うのですが、そりゃ黄金期からすれば瀕死状態かもしれないけど、他のクラシック音楽や演歌や民謡とかピークは過ぎたけどずっと続いている熱い音楽文化と同じだと思うのですよ。
ジャズは死なない、と思う。
なんか不評っぽくなってしまいましたがそんなことはありません。
ジャズを感じる良い作品だと思います。
原作未読ですが。
友人が原作をめっちゃ推していて気になっていた作品で、迷いに迷った末に映画の評価も良さそうなので上映終了間際に滑り込みで観て来ました。
・タイトルは『 BLUE GIANT』
・「岳」(未読)を描いていた作家さんが描いてるJAZZがテーマの作品。
・主人公は男性で、サックス奏者。
其れだけの前知識でした。
特にJAZZについての見識もなし。
音楽がテーマの作品だからどうせなら、音響的にも劇場で観るべきよねって感じで。
結果、とても良かったです。
仙台から高校卒業後にテナーサックスをお供に深夜バスで上京する主人公。
住む所も働く所も、何なら具体的な目的地も決めてない。
東京の大学に通う友人の家に凸って転がり込む…えぇぇぇ( ´A` )?
と、思ったのも束の間…物怖じしない真っ直ぐな行動力、極太で全然ブレない芯の強さ。18歳で…どえりゃぁ極太ですね…。
もっとね、迷ったり、壁にぶち当たったり、凹んで泣いて立ち上がって…って言うのを………存分に見せてくれたのは、ピアニストの雪祈さんと素人ドラマデビューの玉田君でした。
其れを支える屋台骨の主人公。。。
ビラ配りでチラシをうっかり受け取っちゃったサラリーマンも、ヘッタクソなドラムの成長をずっと見守ってたおじさんも…開店休業なJAZZBARのママさんも(多分原作ではもっと何かありそう…。)、その他袖触れ合った人々が魅了されて、寄り添って、遂に夢の舞台へ…!
で、1級(フラグ)建築士の雪祈さん。
(雪祈って名前、めっちゃ素敵やん…)
あの瞬間、周囲の座席から女性の息を飲む気配、年配男性の涙を零す気配、演奏に音に飲まれる気配…劇場内に満たされる気配がとても良かった。
上映終了後、近くの席の若い男性2人組が「JAZZカッコイイな!」って言いながら愉しそうに帰る…「映画館で観る良さ、醍醐味」を存分に満喫出来ました。
そう言う体験も込み込みで、本当に良い映画でした。
強いて難点を上げるならば…演奏シーンのCG…アレ…だったら普通にアニメーションで良かったのでは…。
音楽と映像は満点!
正直興味はなかったが、あまりにいろんな方から勧められたので、まずは漫画を拝読。
一瞬で引き込まれ、めちゃくちゃ感動した作品。
第一部(全10巻)を映画化すると聞いた時点で、ストーリーは期待せず、映像と音楽を楽しみに映画館へ。
その二つは、予想を遥かに上回る躍動感と感動が!
ストーリーはやはりだいぶ端折っているが、初めての人が最低限作品の世界観を理解できるように工夫されていて悪くない。
そこに一味。
まさかのオリジナルストーリーが終盤入ってきたのは驚きました。
賛否あるかもしれないが、個人的にはアナザーストーリーとしてはとても良き!
原作ファンも、知らない人も一見の価値ある作品だった。
音楽に魂が込められていました☆
アニメ映画か💡と最初は思ってましたがアニメだと忘れてしまうぐらい、主人公の少年たちの演奏に緊張感と臨場感があって最高でした☆
また、ジャズミュージックは上原ひろみさんも演奏している曲でした😆✨個人的に大ファンなのでとても嬉しかったです🍀
ジャズチームで個人の能力を最大限にお互いが高めていきながら、チームでプレーしていくのも部活みたいで学生のときの思いの強さを感じました🥰
映画を見ると、誰もがジャズのファンになるし
楽器を演奏したくなってしまう作品だと思います😆✨
jazz聞かなくても
普段jazz聞かない人でもこの熱量には感動するんじゃないかな。
音楽映画のあるあるなのか、なぜか大事なライブ前に誰か怪我するかなにかで当日バタバタします。
今回は交通事故。片手で弾けるはこの為の伏線だったとはね。
まぁ音楽部分は良として、ストーリーとしてはもう1つだったのが残念。
本来の漫画はもっと細かく描写してるのかな?映画サイズにする弊害ですかね。
さすが上原ひろみ!
ただの音楽好きが、原作は読んでませんが評判を聞きつけて観に行ってきました。
オリジナル曲、かっこいい!
今までたくさん色んなライブに行ったけれど、感動するライブってアーティストと観客が一体になる…みたいな感じがあるけど、アニメの映画でここまでそんなライブの一体感とか熱量を表現出来ていることにほんとに感心しました!
ちょっと画像が大袈裟だなぁと感じてしまうところもあったけど、実際のライブではない以上、視覚に訴えるには必要な手法だったのかな?
最後はまるでほんとにBLUE NOTEに行ったみたいでした。
原作を見ていないので、わからないですが、ラストのストーリー展開はドラマチックにするには必要だったのかもしれないけれど、ほんとに残念で。
居眠り運転はマジで良くない!!とか、色々考えちゃいました。
続編でなんとか奇跡を起こしてNYのBLUE NOTEの舞台に3人で立って欲しいなぁ。
あと、大くんはJAZZやるのにアメリカじゃ無くてドイツに行くんだぁ、とか、玉田くんドラム始めて一年ちょいで上手すぎ!って思って誰かに言いたかったけど、1人で観に行ったので、ここで書きました!
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