BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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五感が喜ぶ映画
すごく良いとは聞いていたけれど、
そんなもんじゃなかった。
良過ぎた。
音楽はもちろん、でてくる人たち
ひとりひとりの感情が伝わる画も最高だったし、
興奮で自分の毛穴がひらくような感覚、
息を呑む瞬間、全身を使っての鑑賞体験だった。
音楽ってすごい!
アニメってすごい!!
映画ってすごい!!!
そんな熱くて激しい感情で
いっぱいになりぐちゃぐちゃに泣いた。
今回もひとり映画のつもりだったが、
行くことを話したら抜け駆け!と
妹がついてきた。
引くほど泣いたのでとなりに
妹がいてくれて心からよかった。
ひとりで爆泣き女になるより、
爆泣き姉妹の方がマシな気がする。
妹は今度、轟音上映なるものに行くらしい。
応援上映は知っているし
行ったこともあるけれど、
轟音上映は初耳だった。
今後は何上映が出てくるのだろう。
ますます映画鑑賞人生が楽しくなりそうで
とても幸せだ。
10代の3人がジャズを通して重なり、離れていくまでの刹那の輝き。 ...
10代の3人がジャズを通して重なり、離れていくまでの刹那の輝き。
話に目新しさがあるわけでもない、後の不穏も予感があるので驚きがあるわけでもない、だけど分かっちゃいるのになぜか泣いてしまう。
すごいパワーを秘めた作品。
宮本の背景がわからないとか演奏のCG部分がどうだとか色々粗はあるものの、それぞれのパッションと雪折のそれまでのことなどが重なると
自然と涙が溢れてしまう。
玉田を陰ながら応援している老人にも色々持っていかれてしまった。
アニメ「坂道のアポロン」やチャゼルの「セッション」好きな人は好きかも。
以下余談
2/28「荻上チキsession」より。
音楽評論家、柳樂光隆さんによる石若駿解説。
石若さんはドラマー玉田役の演奏部分を担当(過去にはアニメ「坂道のアポロン」の川口役のドラム演奏も担当)最初は「下手」な設定だからわざと下手に叩かないといけなかったところ、(本人曰く)上原ひろみさんに「上手すぎる」と怒られたらしい。
全ての方に!(特に若者へ届け!)
俺たちには、JAZZしかない!
ジャズ界の大谷翔平
主人公の宮本大は野球に例えるなら 大谷翔平級の才能なのでしょう。
野球漫画ならその凄さを表現するのは割りと容易くて、165キロのファストボールを投げさせればいい。
でも音楽映画でそれをするとなるとハードルが一気に高くなるのは「BECK」でのクライマックスシーンが無音になったのを見ても周知の通りです。
そのハードルを一気に飛び越した上原ひろみの楽曲と、馬場智昭の演奏がこの映画最大の白眉なのではないでしょうか。
「19歳の大谷翔平」という演じやすいのか演じにくいのかよくわからないテーマを、パワフルかつアーシーなテナーの音色で、アラフィフ親父の涙腺を崩壊させた名演は、金では買えない体験だったと思います。
劇中に登場する日本一のジャズバー「SO BLUE」のミュージックチャージが一万円とのこと。
それを鑑みれば、レイトショーの1500円の料金で、鳥肌が立ちまくり、息をするのを忘れるほどのライブ体験はコスパ良すぎ。
蛇足ですが高校球児だった私の息子が、練習試合で花巻東三年時の大谷翔平から三球三振を食らったのはいい思い出です。
とにかく玉田
原作ずっと気になりながら未読。
CGが…というのは事前に色々な人が言ってたので覚悟して行ったので衝撃はそこまでではなかったもののスラムダンクの超絶CG観た後だったんでどうしてこんなに差が…とは思ってしまった。
他にもやたらと泣いてる観客など泣かせを意識した演出が好みでないと思ったもののとにかくドラムの玉田にまんまと泣かされてしまった。観客皆常連お爺さんと同じ気持ちにさせられる熱さが最後のライブにはあった。ので余計に泣いてる観客は要らなかったな〜と…
とはいえ音楽はさすがだし観た後良かったーーーーという気持ちにさせられる良い映像化だと思う。そして音響が良い大画面で観るのが大正解なので少しでも気になる人は公開中になんとか劇場に観に行って欲しいと思った作品。
レビュー
オシャレ&カッコイイ♪
それぞれの目指す場所は違うけど・・・大、雪祈、玉田、3人で組んだBANDの名はJASS、JASSの演奏を見た色々な者達を虜にしてく男3人のストーリー。
一軒目に入ったJAZZ BAR、BARの女性マスターがレコード選ぶシーン、選らんだレコードに対し、大のセリフ「今日の天気の気分な選曲・・・」女性マスターの「何で天気の気分でこの選曲って分かったの?」というシーンが印象的で作品に一気に引き込まれる!
大が演奏するサックスに折れた枝と空き缶でリズムをとる玉田、合わせて演奏する楽しさを知りドラムを始めるきっかけに。
経験者二人に必死に追いつこうと頑張る姿は良かった!
頑張ってはいるがつり合えてない演奏時の関係性。見る人が見たらわかる演奏の腕。そんな未熟な玉田だけど、そんな彼にも応援してくれるファンが。
豆腐屋のオジサンなんだけど2回目?3回目?のライブ終わりに「以前より良くなってるよ」の一言は印象的で泣けた。
雪祈の代理のピアノのソロ、JASSでの片手が怪我しながらのソロは涙止まりませんでした。大のサックスソロ、あと心の強さ、引かないで前へ進もうとする姿勢は熱いね!!
劇中の合間に流れてたJAZZのBGMもオシャレでカッコ良かった!
エンドロール終わっての大が雪祈へ言ったセリフ「俺が一番のファンだから」は、勘弁してくんないかな!(笑)
泣いて劇場出れないよ~
てかこの作品ホント観て良かった!!
ラストシーンはさすがの感動
激アツアニメ
映画館にてDolby鑑賞
漫画の頃から好きでアニメ化は気になっていたが、個人的にはテレビアニメなどでやる方が向いている作品の気はしてたので少し見るか迷ってた作品
結果としては映画館で見て大正解だった😄
選べるならDolbyをお勧めする
JAZZのライブ観がすごい🎷
漫画でもずっと言われるJAZZが激しいというのをちゃんと再現している
ただ高校時代の話とかはあまり絵が描かれないので少し説明たらずに感じる
やはり時間的に2時間に押し込むには少し無理があるかなぁ
またライブ時のCGがぬるぬる動いている感が慣れるまで少し時間かかる
スラムダンクの時も結構気になったが、もうヌルヌル無しのアニメ映画はないんだろうか💧
最後のユキノリのシーンは涙なしでは見れない😭
しかし改めて映像で見ると
轢かれた直後くらいやから左も痛くて動かんやろと思ってしまう
結構ぬるぬる身体揺らしてたし笑
前編にわたり熱い音楽と熱量に満ち溢れてる映画館なのでスポ根好きな方やJAZZそんな好きちゃうよっていう方もぜひ見てほしい映画です🎬
青い炎。
ジャズといえば大人の音楽、通が楽しむ音楽といった具合に敷居が高いイメージがある。そのせいかジャズのファンは減り続けているという。
本作はジャズのその高い敷居を下げ、老若男女にかかわらず多くの人に門戸を開くことをコンセプトに製作されたのだろう。本作はその意味で大成功と言える。
天才的なサックス奏者の主人公大、若くして熟練者レベルのピアノ奏者の雪祈、そこにまったくのど素人の玉田をドラム奏者としてバンドメンバーに迎える。
馬鹿げてるという雪祈に大は言う。誰だって最初は素人だと。まさにこのストーリーからして本作のコンセプト通りだ。
素人同然の玉田は初めて夢中になれるものを見つけてめきめきと上達する。そしてやがて三人のライブは評判を呼ぶようになり、夢である日本一のジャズバーでのライブを勝ち取るのだが...。
三人の少年それぞれの熱き想い、挫折と成長を繰り返す青春物としても出色の出来。惜しむらくは肝心の主人公が初めから最後まで挫折もしないし成長過程も見れなかったのはちょっと物足りないが。
しかし、評判通りの圧巻の演奏シーンにはジャズにさほど興味のない自分でも心をわしづかみにされた。
本作をきっかけにジャズに興味を持った人、あるいはジャズをやってみたいなという人は増えたのではないだろうか。
大の大冒険
納得の音
ただの原作漫画のアニメ映画化にあらず
ラジオの映画紹介で聞いて普段はアニメ映画は気に止めないのだが、Jazzを題材にした原作の映画化だと聞き、またこのサイトのレビューがビックリするほど高かったので観に行くことに。
以前からジャズには興味があったのだが敷居が高い感じがしていてのめり込んでなかったが、紹介された通り原作の漫画を読んでなくても、ジャズを知らなくてもこれがジャズなのかって感動すら覚えます。
しっかりストーリー、サクセスストーリーはあるけれど、ジャズピアニストの上原ひろみさんが製作協力、演奏もあってジャズのライブを観てるようでした。
個人的にはアニメ映画は今流行りの声優の声が苦手で個性がなく作品が薄っぺらく感じていたが、この作品は主人公初めメンバー3人が俳優が演じてるので違和感なくて良かったです。
昔は逆にアニメに俳優が声優をすると違和感があったのだけれど、現在は俳優が声優をしたほうがしっくり来るというか、今の若い声優の人気は昔よりも凄いが個性のなさを危惧するのは私だけでしょうか?
音楽の、ジャズの力強さを体感
歌詞もモノローグもないジャズ音楽のみのライブシーンに心動かされます。
ただし、音楽のインパクトにアニメーションが追い付いていないのが非常に惜しいです。
主人公たち3人はそれぞれがジャズの高みに上がるため、懸命に健気にぶつかり合い磨き合っていきます。
その真骨頂がライブシーンです。
壁をぶち破る、いま超えた!が音楽でわかります。彼らの情熱が音楽で伝わってきます。
ライブシーンの音楽がすばらしいので、よい音響設備のある劇場での鑑賞をお勧めします。
見せ場のライブシーンですが、アニメーションに違和感を感じられることがありました。
技法に詳しくありませんが、2Dと3Dを組み合わせたアニメーションのようです。
2Dパートと3Dパートが一連のシーンになると一体感がなく、音楽のエネルギーが途切れてしまうと感じることがありました。
しかし、音の視覚化をいろいろに試行錯誤された様子がうかがえます。
目を見張るような惹き込まれる表現もあります。
もし次回作があるならば、主人公たちのように今を超えてくるだろうと予感させてくれます。
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