ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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この時季に公開は偶然なのかベストタイミング!
感動まではいかなかったがロシア問題やむしろ庶民より政治家が今にも戦争が起きる様な危機を煽ってる今公開は偶然的なのか?欲を言えば相手側の視点や言い分もワンカット入れて欲しかったが彼等だって妻子を残しで皆強制的にやらされてる事は同じなので!
いい人の物語
韓国映画だと…
俳優さんの演技力、
特に桐谷健太さんと北川景子さんの演技力が素晴らしすぎて登場するだけで涙が出ることも。
最後の「おかえり」だけのフレーズの破壊力。全体的にカットが荒いように感じてなかなか余韻が少なくセットや映像もちゃっちい印象がありなかなか入り込めなかったが「おかえり」のフレーズだけで一気に込み上げてくるものがここで初めて感じた。
さらに寺尾聰さんの祝辞(?)シーンも圧倒的破壊力。最後の最後で初登場にも関わらず印象が強く終わりよければ全てよしな感じで締めくくららている。
【まとめ】
演技力は素晴らし過ぎる、戦争映画だけど重厚感が薄い、カットが雑な感じがして余韻ない、若干セットがちゃっちく見えるのがちょっと鼻について映画の中に入り込みずらい。
日本映画は資金面が他国と比べて薄いと聞いているが韓国映画ならもっと重厚感がある映画になったのかなと感じる。
わかっていても
ソ連の犯罪歴が今のロシアに繋がっている
第2次世界大戦の終戦直前に日本に対し参戦してきたソ連に、終戦後シベリアの強制収容所に連行された日本人捕虜たちは、冬には零下数十度となる厳しい気候、1日にわずかなパンとスープだけという粗末な食事をはじめ劣悪な環境のもと、長年にわたって重労働を強いられ、死人も続出していた。そんな中、山本幡男は日本に必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続けていた。山本の仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していき・・・という話。
ソ連の犯罪歴を知ることが出来た。戦後11年も日本人を強制労働させてたなんて、信じれなかった。この体質が今のロシアに繋がっているのだろうと容易に想像できる。
山本役の二宮和也も良かったが、山本の妻・モジミ役の北川景子が良かった。遺言を伝えられた時の演技で涙が出た。
松坂桃李、桐谷健太、安田顕など、捕虜仲間も良かったし、彼らとの信頼関係を築いていた事で遺言が妻子に届いたんだと納得した。
素晴らしい作品だった。
感想
"戦争映画"と言う人もいるけど、私はシベリア抑留を題材にしたヒューマンドラマだと感じました。事実も伝えつつ、あくまで山本さんを筆頭とする抑留者や日本で待つ家族の言動や感情に重きが置かれていてすごく良かったです。辛いシーンがいくつもあるからこそ笑顔がとても輝いていて、何気ない幸せに感動しました。
遺書は特に子どもたちに向けられたものにグッと来ました。その後現代のシーンに繋がったり主題歌をミセスが歌ったりしてることで、これは昔話ではなく今を生きる人たちへのメッセージのように私は思いました。
満点から0.5点減点なのは予告映像が好きではなかったからです。
人としての生き方を問う作品
鑑賞後、実在の人物をモデルにしていることを知り感動が深まりました。
極限状態に置かれた時に、その人の本性が現れる。
そして本当の強さとは何か?
人としてどこまでも誠実に生きて行きたい、と思わせてくれた映画です。
割とありきたりな戦争物語
人間が生きるということがどういうことか
第二次世界大戦後、厳冬のシベリアに抑留された方のお話。
収容所(=ラーゲリ)で、人としての扱いを受けず、気力も奪われている中、
周りのみんなに希望を持たせ、人々に生きようと思わせてくれた山本さん。
万葉集や俳句をみんなで勉強したり、一等兵呼ばわりに対しては、
「山本です」と抵抗して見せたり。
書き物を残してはスパイ行動とみられ没収、それでも希望を持って、
未来へ向かって、書き記す。
そして家族あての最後の言葉は・・・4人の戦友が記録ではなく記憶して・・・
時折目をそむけたくなるシーンもありましたが、いい映画でした。
そして、人間としてかくありたい、と思えるとても素敵な人物像でした。
二宮君は頑張ってるなぁ〜感を思わせた処…。
大した人物がいたものだ
シベリア送りの車中で『愛しのクレメンタイン』を歌う姿に楽天性を感じ、仲間たちや家族にも影響を与えていく経過は良かった。ロシアが好きなはずなのに、と矛盾を指摘される場面は、なるほどと思った。ロシア語を解し、戦争終了後の抑留や軍秩序の継続の不当性を理解しながら、自分を陥れた上官への包容力には感嘆する。主人公を嫌っていた上官まで診察要求のストライキに参加し、遺言を覚えて家族に伝えるほどに感化力を強めたというのは大したものである。
ところで、映画の上映に先立って、たまたま隠岐西ノ島を訪ね、映画の上映予定と主人公の顕彰碑をみていたが、映画には西ノ島ではなく隠岐の島が出るのみだったのが、拍子抜けだった。
二宮和也氏が旧満州国を舞台とした別の作品にも出ていたような気がして調べてみると、『ラストレシピ』というのがあった。そういう縁もあったのかな。
「会話」
盛りすぎてしまって残念。
ダモイというワード、この映画を観て始めて知った人も多いだろう。ダモイ=帰還。子供の頃からよく耳にした言葉。亡くなった伯父はシベリア抑留者。肺を悪くしてダモイした伯父からシベリア収容所の凄まじさ、ソ連兵の非道ぶりを聞いているので今回は原作も読み映画も観た。芸達者のニノは流石。(戦争ってイヤですねえ)と鬼気迫る演技に脱帽。脇を固める俳優陣もいい。特に松坂桃李がよかった。こちらも流石。感動的なんだけどラストで色々盛りすぎて折角の映画の良さが台無しになった感がある。ワンコは可愛いけど必要だったかな?唐突な寺尾聰さんの回想シーンも??毎日のようにミサイルが北から飛んでくる昨今、憲法9条という免罪符を持ってきた日本の行く末はどうなるのだろう?等と色々考えてしまった。せめて一人でも多くの若い方に極寒のシベリアで沢山の日本人捕虜が亡くなったという事実を認識してほしい。
日本人は好きなはず...DNA的に
映画がいいけど…
暗いだけの話じゃない映画
泣けました
希望。道義を持って生きること、感動した。
シベリア抑留という極限の状況下で生きることを余儀なくされた登場人物たちの人間模様に、自分の生に関して示唆される部分が多かった。
こうした悪辣な環境でも、希望を捨てることなく、 生きる人間を見ると、自分の日常における些細な悩みなど、取るに足らないように思える。
むしろ、この人たちのように、もっと覇気を持ち希望を捨てずに生きてみようという気持ちになれた。
特に、終盤の遺書の内容はよかった。
遺書の子供に宛てた部分、「最後に勝つのは誠であり、道義であり、真心だ」というくだり。
泣かせようというあざとさを感じる部分も多かったので、冷静に冷めた目で傍観しようという気持ちも起こしたけれど、感動したし、観てよかったと思えた。
よい作品。
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