LAMB ラムのレビュー・感想・評価
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呪い返し師が大登場
これは、、、呪い返し!?
他のスクリーンでやってる呪い返し師なのかと思った(洗脳されそうで観てないが)
宗教とか現地の民話絡みとかだとまぁ全然わからないのだけど、最期は因果応報ということだろうか。
「子供を奪われ、配偶者を殺される。」
前半にしたこと(仔羊を奪い、母羊を射殺)が、後半同じ目(アダを奪われ、旦那が射殺)に遭っている。
色々な解釈ができる作品だが、自分的にはこれで納得できるかな。
弟は思いとどまったから助かった。という事なのかな?慈悲を与え、慈悲を与えられているように思う。
セリフが少ない映画で、無言のシーンが長く、やや飽きる面もあるが、ジワる感じは良いのかも。
じわりじわり、来てます。
禁忌の神秘
「LAMB ラム」衝撃かつ不条理な結末を見届けて、たぶん神話や民話...
あえて描かない怖さと不気味さ
狂気に満ちた前半は圧倒的に好き。
あえてストレートに描かない演出手法は逆に興味を持続させ、怖さがジワジワと忍び寄る結果となり秀逸。
自然の美しさや動物たちの生々しさ、主人公たちの簡素な生活描写も素晴らしい。
中盤から後半にかけて物語に変化がつき、特異な雰囲気は薄れるものの、このパートがなければ耐えられなかったかもしれない。
最後は投げっぱなしのように見える驚きの展開だが、決して見終わった後の印象としては悪くない。
閑散とした風景が夫婦の心情とリンクして何とも言えない情景を味わえる...
なんこれ
クリスマスに生まれた?クリスマスに受精したのか
時間旅行のくだりは男はこのままで幸せだと思ってるけど、奥さんはそう思っておらず、亡くなった子供のことを思い返しているということだろうか?
アッダはキリスト的存在なのかな?クリスマスにひっぱられすぎかな?
一章でアッダが生まれ
二章で夫の弟が、あの時弟に何が合ったのだろう。アッダに猟銃をむけていた。あの猟銃は羊の化け物取られたのか、渡したのか。
考察見る前と見た後
あまりにも狂気に満ちた映画でした。
チンプンカンプンでしたが考察を見る前に思ったことを残したい。
まず弟の存在は一体…。
こいつもいなくてもなりたった気も。。。
羊娘は終始無表情なため何を感じたのかが分からないはずなのに、愛おしい仕草もするのでなぜか感情が伝わるのが面白かった。
半身人間の羊は翼がついていれば西洋で悪魔の表現に用いられるから、その引用?なのかも。しかしその辺りの背景が分からずミスリードしているかも。
ラストの表情は何を表しているのかは全く分からず。そもそも妻があまりに無表情だったが、文化の違いなのか演出なのか分からず。
久しぶりに最初から最後まで分からない映画を見た。羊は可愛かった。
(考察閲覧後・・・)
半身が羊の神はサテュロス、パーン、ファウヌスといるようだが西洋画を見ると角や足が羊化していて顔は人間のままのため、ギリシャ神話に明るい現地の人がどのように感じるのかは結局分かりかねた。
生まれてきたときにあまりに自然に受け入れた一方で、弟の「あれは何だ?」というセリフや、「神からの授かりもの」的な表現があったので異常なものであることは認識しつつ、日本人にはなじみがないが、ギリシャ神話に明るい人は神の化身に近い感覚で見ていたのかもしれない。
最初は悪魔かなと思ったら、悪魔(バフォメット)はヤギでした。とんだ勘違いをしていた。
サテュロスは性の象徴でもあるようなのでその辺りも分かると弟が登場する必要性がわかるし、ラストの表情は懐妊を感じた演技と思えばさらに説得力が増す。
「子羊がもし普通の人間の子供だったら」と想像すると、自分の色々な思考の矛盾に気づかされた。
なぜ人間を食べてはいけないか、みたいな一般的なお題もあるが、動物が持つ愛情と人間が持つ愛情の違いは何か、という問いにも本質的な要素がありそうで、この映画はそのテーマを言葉数少なめに、動物ではなく神(サテュロス)として表現して伝えたのかなと感じた。
映像はとても綺麗だった。半身羊の子供が普通に生活している様に狂気を感じたものの、上記テーマを問うために必要な要素だったのかもしれない。
戸惑いながらもスクリーンに魅入られた
予告編ではだいぶもったいぶっていたけれど、牧場で生まれた羊と人のハイブリッドを育てる物語ということはわかっていた。ただ、どんな展開になるのかが気になって鑑賞することにした本作。
冒頭、人間の言葉がまったく聞こえてこない。牧場で羊を飼っている夫婦が出てきても会話がない。このままセリフなしでどこまで行くんだ?と不安になるくらい。アイスランドの山々と霧がかかる風景の下、淡々と進む話は若干退屈になりがちだが、個人的には飽きずに観ることができた(隣の人はわかりやすく船を漕いでいたけど)。だってこんな話好きだから。
羊っ子のアダの姿や成長具合、何ができて何ができないのかを観察してしまう。でも、アダの心情に思いを馳せていたところで起きる急展開。あれが何なのか全く説明がないまま、一気にラストまで持っていかれた。観終わった後は正直戸惑いが強かったのだが、結局最後まで集中してしまったのだから面白かったということ。
期待しすぎたかな?笑
予告を観て期待しすぎていました。
上映している映画館が少ないので少し遠征して観たがその価値はないと思ってしまった。
内容がよくわからないし、第3章まで分けた意味もわからなかった。
セリフがすごく少ないし謎の濡れ場
R15なのは濡れ場せいか??って思うくらいの内容。
ツッコミがどころ多数あり期待して見ない方がいい。
カテゴリーを超えた独自の世界観を持つ作品
第74回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」受賞のアイスランド映画ということに惹かれて鑑賞。
日本語のキャッチコピーは、「禁断のネイチャー・スリラー」子羊を我が子として育てるという荒唐無稽な設定ながら、この軽々しいコピーとは程遠い、全編現実味を帯びた描写でストーリーは進む。
アイスランドの荒削りな大自然に囲まれ、人里離れた山あいにポツンと建つ家と羊小屋。そこに住む夫婦。雄大ながら寂寥感のある寒々しい景色と巧みな演出の中、俗世から切り離された夫婦を描いたドラマに没入していく。
そこには、義弟、羊の他に一緒に暮らす牧羊犬や猫が脇役として登場。この脇役たちが、ストーリーを更に盛り上げていく。そして衝撃のラストへ。
アイスランド映画ならではともいえる不思議な空気感は、自身のこれまで見てきたどの映画とも被ることがなく衝撃的。カンヌで問題作と評価されたこの映画には、カテゴリーを超える独自の世界だった。
スリラー、ホラーとは異なる、奇妙で重厚なドラマ。羊好きにとっては、微妙な映画。
結局、許されなかったのか…。ある夫婦がつかんだつかの間の幸せ。
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