LAMB ラムのレビュー・感想・評価
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え?何が言いたいの?
何がしたかったのか。。。。
何もかもが中途半端で理解できない。。
これって面白いの?
もしかして奥深い哲学的な何かがあるの?
全くわからなかった。
理解できないその1
羊の顔をした子供がいたら通常色んな問題が起こりうると思うのだけど
全てスルー?なんで?
理解できないその2
あの不倫は何?いるの?おっさんがやって来たことでなんかトラブルがあるのかと
思いきや何もなし。。いらなくね?奥さん無意味に嫌な女だし。羊のお母さんを殺しちゃうのも
なかなか残酷だよね。理解できないこともないんだけど、親羊を殺しつつなんか不倫っぽいことして、、、
理解できないその3
羊男の登場、唐突じゃない?自分の子供だから連れて行き、奥さんを殺されたから
その復讐?わからない。。なんか羊男とか捻りも何もなくて。裸だし。。
これは奥さんに対する因果とかそう言うこと?
子供の羊が一番哀れじゃない?人間の親に育てられ、人間の文化で暮らしたのに
突然現れた本当の父親が育ての親を殺し、子羊を人間の文化から切り離す。
何だか何をしたかったのかマジでわからん。
ダラダラ何も起こらないし、静かだし。。
何か訴えたいことがあったのかもしれませんが、僕には全く読み取ることができませんでした。
羊たちは沈黙しない、復讐する
第一章
羊から生まれた半分羊・半分人間の生命体。観客は見た目の異様さに引きまくるところだが、主人公の夫婦は感動して泣き出すほどにこの新しい生命の誕生を奇跡だと喜び、喪くした娘アダと同じ名を付けて育てることを決意する。しかしアダは無意識のうちに羊たちや自然の中に還ろうとしてしまう。
第二章
夫の弟という第三者の登場により、やっと観客と同じ感覚の持ち主が現れる。邪魔者の母羊を殺すほどの妻の入れ込みっぷりを目撃し、夫にはほっといてくれと言われ、二人を正常な状態に戻すためにアダを殺そうとするが、アダの目が羊のもの(瞳が横長)ではなく人間のものであることに気付き、受け入れる
第三章
本物の父親が現れ、羊たちが代々受けてきた仕打ち(描かれてないが屠殺だろう)の報復として夫と犬を抹殺。アダを連れ去る、というか連れ帰る。最後はこの父親がおそらく妻を犯し(妻の表情と息づかいが夫とセックスしているときと全く同じ)、新たな生命の誕生が予感されるところで終わる。
めちゃくちゃ面白かった。弟が現れるまで台詞はほとんど無いし、白夜の中の大自然なので場面もほとんど同じ。それなのに画面がずっと緊張している。
何か不穏なことが起こりそうな気配満々の前半、からの和やかな家族団欒の中盤、そして一気にネタバラシというかこの生命体の正体が明かされるクライマックス。アダの誕生は奇跡なんかではなく、代々この土地で殺されてきたであろう羊たちが人間に復讐する機会を得るために自然が遣わしたきっかけだったんじゃないかな…
ちなみに夫婦は牧羊犬としての犬とペットとしての猫を飼っているが、本物の父親に殺されたのは牧羊犬だけで猫は無事だった。この辺りにも、代々虐げられてきたであろう羊たちの恨みつらみを感じて、背筋が凍った(そして猫ちゃんが無事で安心した)
アダちゃん可愛い♡
prime videoにて字幕版鑑賞
一言でいうと、とっても面白い!
まず、羊の出産シーンが凄い! そして、私がマリアなら「えっアンタまさか羊と…」と旦那を疑います(笑) 産んだ瞬間に我が子を奪われた羊のお母さんの気持ちを思うと切ないし、本当にマリアの行いは許せないですね。羊男はちょいちょいあの羊舎に通ってたみたいですが、そこで数多くの羊の中からあのお母さん羊と恋をして、愛の結晶が生まれたのか…と思うと感慨深いものがあります。 ただ羊男の生い立ちの描写があればもっと良かったですね。あの男は「人間と羊の子」なのか、他にも沢山の羊人間がいるのか…
ラストシーンでは、マリアに対して因果応報ザマーみろと思ってしまって、羊の方に感情移入しっぱなしでした。アダちゃん可愛いし、他の羊たちもとっても可愛くて、動物園で羊と戯れたくなりました。
(夫婦のSEXシーンはただのサービスカットかな!?笑)
アダちゃん可愛かった。
予告編から引き込まれました。
羊から生まれたソレを気持ち悪がる事なく育てる事を決めて、そこには幸せしかなかった。
途中で現れた弟も疑問に思うも最終的に受け入れた。
特に怖いと思う要素はなく、逆にアダちゃんカワイイって思って観てました。
たまにある謎を残して終わる映画でした。
結局何だったんだろう??
衝撃
結局アダの正体は一旦なんだっかのか。
北欧の神の一種なのか?
最初から最後まで不気味極まりないけど、グロさや気味悪いシーンはかなり少ない。
でもなんかずっと怖い。
不北欧の美しい風景がさらに怖い。
でもかなり好きな感じの映画でした。
思ってたよりも可愛いかった!
すごく楽しみにしていてやっと観れたので嬉しい!
ミッドサマーと同じ監督って聞いてたから、どんな気持ち悪い(褒め言葉)映画かとおもって身構えていたら
アダが想像の数十倍かわいくて気持ち悪さはなかった!
ずっと薄暗い天気で、話の流れに起伏もなく
しばらく誰も何も発さない時間もあって、表情の変化とかも少ないし、静かな映画だなという印象でした!そこも不気味で良かった……!
人の形を部分的にした羊なんか産まれたら、もっと慌てふためくとおもうけどな!?
何も言わずに室内に持ち込んで、何も話し合わずに当たり前かのように育ててて不思議だった……どうしてそんなにすんなり受け入れられるんだ……奇妙……良い……
表情の変化も発言もあまりしないとおもいきや、着いてくる親羊に対して「来るな❗️」
ってすごい形相で叫んだのはびっくりしちゃった笑
「おい風呂のぞいてんじゃねえぞ❗️」って冗談で言ってたら、そういう関係で「あ、」😌
お酒入った状態でも、拒めててすごい!えらい!!……真実の愛だね~
冒頭から「ズシン、ズシン、」って現れる『何か』は悪魔かなにかかな~と思っていたら……!!
羊たちの角をみていたら「こういう悪魔いるよな?」って途中で映画止めて調べたりしてたら、調べてたやつまんま出てきて笑った😌しかもこれ、人殺す時は銃つかうんかーい!
でもこれは親羊と同じ運命みたいな意味もあるのかな??
犬は最初に出てきた瞬間から「死んだらやだな🥲」って考えてたけど、やっぱり殺された……あぁ。。
アダの親羊ってオスだよね、、?角生えてるし
この羊はメスでも角が生えるのかな?とも考えたけど、
(羊飼いの知識がないけど)子供を産む羊は腰あたりに黄色い印をつけられてるみたいだし。。
人型の羊が産まれたこと以前に、オスが子供を産むって言うこと自体、奇妙で本来は指摘するべきなのかな……
(追記)羊ってオスとメスも角生えるの……?!
『何か』に怯える羊とか、異変を察知する犬とか、動物の演技(?)(魅せ方?)がすごいなと思った!!人間じゃないから言葉で「こういう演技をして」とか出来ないのに、どうやって撮影してるんだろ…
あと、夫とその弟似すぎ!笑
釣りして「詩は好きか?」って話してるところ、本当に夫だと思ってて、時間軸どうなってんだ??って混乱した笑
章で構成されてる映画はじめてみたな!なにかモチーフとかがあるのかな??基礎知識がなくて検討がつかない🥲
色んな考察を読んでみたいとおもっています!!
静かで丁寧な描写に脳筋オチの落差
ラストが唐突ってのは聞いてたけど、2時間たっぷり安易なジャンプスケアも使わずに丁寧に静かに不穏な雰囲気を作っておきながら、ラスト5分で脳筋みたいなオチに笑った。確かに理屈は通るかもしれないけどそうじゃない…。納得してしまったけれども。
ジャンプスケアが苦手なので、女神の継承の前半やこの作品みたいに、静かに会話少なめに描写で不穏さを表現するのが好きで、猫や犬や羊たちが目で語る演出がすごく良かった。
特に犬は表情豊かで、猫はニャルソックしてる行動(視線の先)が良い。
登場人物も、善良で真面目だけど狂ってしまった夫妻と、クズだけど正常な夫の兄の対比が良い。
このクズ兄は絶対金のためにいらんことするぞ…とか、この夫婦に子供ができて、その子供はまんま羊の姿をしてるオチじゃね?とか、逆に普通の子供が生まれたあとのアダがどうなるか…とか、この夫婦が宇宙人で羊は人間牧場的なものっていうことでは…?とか色々ラストを想像してたのに、まさかのオチたった。あの2時間は何だったのか…。
羊の娘のアダの造形は絶妙。
頭と右手が羊、他は人間。結構生々しい。コミュニケーションはできるようだが言葉は話せない。
頭だけかと思ったら右腕も蹄なので、どこまでを人とするかということを考える時に絶妙。人魚は人寄りだけど魚人は魚寄りとか。
食事シーンでもこの頭と両手が見えるのが良い。
食事シーンも多いので、ヤン・シュヴァンクマイエルのオテサーネクも彷彿とさせられる。
読後感?は全く異なるけれど。
不思議な雰囲気の映画
セリフが少なく、映像で語るタイプの映画。
海外の土地のせいもあるが、どことなくホラーな雰囲気がずっと続く。
しかし、特に何も起こらず淡々と進んで、唐突にオチがくる。
オチは好きだが、もっと振りがあるか、もう一展開あれば評価が上がったと思う。
全体的に何かちょっと足りない感じがした。
欧州の幽玄
命は生まれいずるというけど、
次々、無限に生まれてくるのではなくて、
もしかすると本当は限られた数の命を、
アチラ側とこちら側で取り合っているだけなのかもしれない。
ふと思った。
マリアたちはその境界のすぐそばに住んでいたせいで、
きっとあっけなく失い、そして奇跡のように得、唐突にまた失った。
だからか、あの世とこの世の境、
日本で言うところの「幽玄」をほうふつとさせるアイスランドの景色が
この世の果てのようで強烈な印象を放つ。
この物語の主役は人でも、アダでもなく、
そんな自然の、あの土地が持つ「幽玄」にも似た雰囲気そのものではなかろうかと感じている。
代用の仕様なく、あの場所でしか撮れない作品。
有るようでなかなかないだろう。
予備知識なしで鑑賞し、今も感想を書いているが、
とにかく一番衝撃的だったのは本編が終わった瞬間で間違いない。
思わず「えー!」と、声が出そうになった。
いやー、映画ってなんでもありだ。
脱帽。
でもって、どこが15Rだったのかも謎。
トップが映っていたからかな。
グロシーンがあるのかと、めちゃくちゃ構えていたの、ソンした。
ミッドサマーが陽なら、こちらはミッドサマー陰版とも思ってみたり。
自然の驚異に飲み込まれてしまった夫婦の姿
シュールでナンセンスでブラックな怪作。
オープニングから得体のしれない”何か”の主観映像で始まり、完全にホラーテイストで開幕する。しかし、実際に物語が進行すると、単純にホラージャンルに括ることが出来ない、独特のタッチを持った作品であるとことが分かる。
そもそも、このアダとは何なのか?その正体については様々なメタファーが込められており、観た人によって解釈が分かれそうである。
自分は、この物語は人間に対する自然の驚異を描いた寓話と捉えた。いわゆる日本昔ばなしのような訓話である。
子供がいないマリアとイングヴァルはアダを自分たちの子供にするために、ある大罪を犯してしまう。これは自然を搾取する人間の業を端的に表していると思った。最終的にその罪はマリア達に返ってくるのだが、その因果に自然の驚異という教えを見てしまう。
もちろんこれとは違う解釈をする人も当然いるだろう。母親の名前がマリアであること、アダの誕生がクリスマスの夜だったこと、羊飼いはキリスト教では聖職者を意味していること等。これらを併せ考えれば教義的なメッセージを見出すことができるかもしれない。
いずれにせよ、本作は説明ゼリフのようなものは一切なく、主要な登場人物もたったの3人という少なさで、作中には多くの”余白”が用意されており、そこを観客はを色々と想像させなければならない。そのあたりを楽しむことが出来れば、大変歯ごたえが感じられる作品である。
監督、脚本は本作が初長編の新人ということらしい。
物語の舞台を活かした幽玄的な大自然を捉えた映像が非常に印象的で、それがある種ゲテモノ映画的な側面を持つ本作に一定の風格を与えていると思った。抑制された演出もシーンに上手く緊張感をもたらしており、アダの全容を容易に見せない焦らした演出も観客の関心を惹きつけるという意味では中々上手いやり方だと思った。
また、本作には羊や犬、猫といった動物が出てくるが、その調教もよく行き届いていて感心させられた。
ただ、終盤のビジュアルに強く訴え出た演出は、それまでの静謐でミステリアスな語りからするといささか凡庸に感じた。丁寧に積み上げられた階段からストンと落とされたような、拍子抜けするようなオチである。
不思議な映画
「なんだか怖い感じ」を出している映画だった。
オープニングから、吹雪の中での喘ぎ声と歩みの音。見えてくるものは何?群れ!そうだ、馬の群れ。何かに怯え、振り向いて逃げていく馬。
こんな感じで、なんだか怖い。吹雪を背景に流れる国歌。
第1章
静かな中で、夫婦二人にとっては、なんの違和感なく存在する羊の頭を持つ子供。観ているこちらには違和感ありまくりだが。
第2章
俺たちと同じ視点である、夫の弟が登場し、ようやく(観客の代弁者として)おかしさを夫婦に伝える。元に戻そうとする。しかし、そうならない。このあたりから観ているこちらもなんだか不安定になる。これでいいんじゃないの?
第3章
唐突なエンディング。
最後までこちらを裏切る映画だった。いやあ、なんとも面白い。
レイキャビクに行ってみたい
アイスランド、北欧の小さな島国
首都レイキャビクの色鮮やかな家々が
建ち並ぶ可愛らしい町並みとは
とても同じ国とは思えないほどの
重苦しい曇天と山脈に囲まれた広い大地
陰気臭く、不穏な空気が終始漂い
期待度が上がる。が…🐏
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アダが産まれる前のそれこそ不穏さに
悪魔の存在とかを想像させられる。
羊たちの目がゾワっとさせるし
成長していくアダがそれこそ夫婦にとっての
「仇」になっていくのかと思ったけど
(うまい!!(爆)でもコレ日本語じゃんw)
そういう展開はなく、ただただ幸せな時間が続く。
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自由奔放な弟が帰ってきたことで
色々と事故が起こるのかと思いきや…
ん~。どうした、もっとかかってこい🤬🐑
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現れた者は想定通りだったけど
まさかそんなにがっつり姿を現すとは思わず
ちょっと笑ってしまった🤣
で、なぜそういう結果になったのかとか
そもそも何がしたかったのかがわからん。
期待度上げすぎは禁物🐑
ただ雰囲気は好き。でも雰囲気だけでは
評価あげられません🐑
身長と体重を教えてプリーズ
アイスランド・スウェーデン・ポーランド合作です。北欧ホラーと東欧抒情のコラボです。もう、この時点で内容が想像できます。不穏と気色わりー!で、嫌悪感ゲボゲボに決まってます。謎もオチも単純明快ですが、最後はゲボゲボしちゃうに決まってると。
で、トレイラーを見た後、予想を立てました。
1.その子の父親は「サタン」である
2. その子は「サタン」の生まれ変わりで両親を奴隷にする
3. その子は「サタン」のしもべで両親を惨殺する
もうね。発想の貧困をあらわにする予想しか出て来んから。サタンから離れれろよ、俺w
で、見事に予想は大外れでしたーーーー!
もうね。歩くと地響きがして、どすーん、どすーん、どすこーい、って言う感じじゃないですか。で、あの人、と言うか、アレって、そんなに体重あるんすか?身長3mとか?そうは見えないって。と言うか、その姿じゃ寒いんちゃいます?なんか、丸出しやないですか。毛に覆われてれば、あれですが。毛、無いやないですか。うっわぁ。なんか。何人か、どんな生物か知らんけど。ライフルを構えた姿には、ドキってなりました。
その一瞬のための映画でした。
と言うか。
てっきり「試合」ってのはサッカーだと思ったよw
面白かった。
常に付きまとう不穏な雰囲気が期待通りで。
人間の傲慢さ
起承転結のはっきりしないストーリーだし、分かりやすいオチもないけど、つまらなかったというわけではなかった
知り合いにも言われたのだが、私の映画の見方は分析的な方に寄っているらしい
だからなのかこの映画の感想はなかなかに難しかった、言葉で説明するよりも感覚に訴えかけてくるような作品だった
ラスト主人公がとれだけ泣こうがわめこうが既に母羊に同じことしてるからなあ、とどこか突き放したきもちになる
羊はもこもこで可愛いです
さぶいぼ、いや鳥肌がたった。異形(あくまで人間にとってだけど)の世界と日常の世界とが共存できるのはアイスランドの壮大な自然故か、映画のミラクルか。アダの視点から見ると哀しい物語...
※2022.11.06 二回目の鑑賞。
①ホラーと言ってしまうとアダが可哀想だ。彼女?には罪はないのだから。それにアダは映画が進むにつれてだんだん可愛く思えてくる。
②半獣半人や、人間と人間以外のもの(神とか、妖怪とか、宇宙人とか)との間に生まれたもののお話は決して珍しくはない。ギリシャ神話ではケンタウロスやヘラクレスだし、鬼太郎だって犬夜叉だって半妖だし。ただ、神話やマンガ、アニメの世界なら違和感なく受け入れられるのに、日常風景の中で違和感なく実写化するのは難しい。それをこの映画は成功している。
③冒頭何かが羊小屋に侵入してくるシーンは確かにホラーっぽい。そして、“それが何だったのかという興味で最後まで引っ張っていくのも巧い。” 全編に漂う不穏な雰囲気は何処からか誰か(何か)が夫婦の生活を覗き見しているような視線から来ているような、そして衝撃的なラストでカメラの目が“それ”の目だったことが分かる。
④マリアは孕む筈のない羊が妊娠していることがわかって不可解な顔をする。そう言えば、何か分からないものに羊が孕まされたのはクリスマスの夜。処女懐胎ではないし、クリスマスはキリスト生誕の日でマリア(奇しくもヒロインと同じ名前)が孕んだ日ではないが、アダとイエスとをダブらせていると見るのは穿ち過ぎだろうか。
⑤羊犬の吠え声(“あれ”の気配にいつも一番早く気づいくのだが、それが命取りになる)で羊小屋に行った夫婦が孕むはずのない羊から生まれてきたものを見て厳しい表情でお互いに顔を見合わすシーン。あそこがこの映画では最も心理的瞬間だろう。あそこを失敗すると映画全体のリアリティが崩れてしまう。
大体どのような子が生まれてきたのかは察せられるが、第一章の終わりで初めて視覚化された時はやはりドキッとさせられる。
⑥この映画で最もホラーなのは、マリアが産みの母である羊を撃ち殺し埋めるところ。その前にもアダを追いかけてくる母羊に向かってマリアが鬼女さながらに怒鳴るシーンがあるが、アダは死んだ子供の代わりに授かったものだから邪魔物のその産みの母は殺していいのか(羊だから殺して良いと思ったのか)。異形なのは人の心の方かも知れない。
⑦巧いと思ったのは次のシーン。イングヴァルとピョートル(英語ではビーターですかね)とマリアがTVで何か(何のスポーツが二回目見ても分からなかったです)を見ているシーン、どこの国でも見かけるとても日常的な描写が巧い。アイスランドチームが負けてしまったので口直しにピョートルの若き日のMVをかけてみんなでダンスしている。そのごく日常的な風景の一方で家の外に出たアダが初めて実の父親に邂逅して(もちろん父親はまだ移さない)父親の真の姿を見てしまう。その後家の中に戻ったアダは鏡を見て自分のアイデンティティーに初めて気付くシーン。
⑧産みの母親を殺したのが育ての母親だったから、実の父親が殺さねばならなかったのは育ての父親であったという苛烈なラスト。死に行くイングヴァルに一緒に寝ていた時の様にすがり付くアダが哀しい。そして実の父親に手を引っ張られてイングヴァルと繋いでいた手と手(アダの方は“前足”だったけれど)が離れた時の哀切さ。
妻の幸せを守った故に犠牲となったイングヴァルの死体を抱いて泣き叫ぶマリアの胸に去来するものは何だったのだろう。
期待してたのに
好きなノオミさんが出られてるということで
しかも地方都市なのに奇跡的に劇場で観られるということで
期待したのに。
ゆっくり過ぎるほどの展開で眠気を我慢したけれど
オチが、それ?って。
であの客に下駄を預けたようなエンディング。
アイデアだけで終わらせ方が思いつかなかったのでしょうか?
ヘイ‼️❓ジン❓‼️ジン‼️❓ジンギスカン‼️❓
観る前は、ペツトセメタリー的なものを予想していました。
どうも、奥さんの妄想でした、精神障害でした、の解釈も捨てがたい、そう観ていたのだが。
遥かに想像を超える結末にしてやられました。
余談ですが、猿と人の交配は密かにやり遂げた科学者がいる、そんな歴史書を読んだ覚えがありますが、羊は流石にねー、豚ならより成功率が高いでしょうが。
羊男、シュールで、アバンギャルド、人魚と同じで、顔と体をどのように合成するかで、テイストが違いますから。
これも余談ですが、日本ではラムといえばラム肉のことで、生きてたらシープですよね、題名で誤解しそう。
レビューの題名は、食べるジンギスカンから、昔世界の音楽で流行した歌、ジンギスカンを夢想したものです、テイツトツクで病みつきです。
でも、この映画では羊の姿でも脳は人のようですね、安部公房の小説を思い出して、夢に見そうです。
眠れない人は、是非
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