「再現率」バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
再現率
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1と2を合わせたような作品だろうか。
当時をしこたま思い出した。
どう言えばいいのか、オリジナルへのリスペクトに溢れてるのか、そもそもオリジナルのカット割が秀逸すぎるのか。再現度も高ければ、再現率も高かった。
ボンヤリとした記憶が呼び覚まされる感じ。
あ、このカットあったなとか、この流れ覚えてるとか、そんな事が過る時が無数にあった。
そして既視感があるくせに、結構怖い。
刷り込まれた何かなのか、鮮度の高さなのか。
なのだが、ホラーとかスリラーかと聞かれれば、ちょいと即答しにくい。
確かに怖くはあるが、ベースの話がおとぎ話ではあって、あくまでゲームというジャンルなので。
趣きのある洋館だとか、彷徨うゾンビだとか、荒廃した街やユラユラ揺れるブランコやら。かなり高得点なギミックを配置していても、フルCGの脳みそ男が現れたら気も削がれもするだろう。
元々が観る為の作品ではなく、playする作品なので。コンセプトが違うものなのだ。
にも関わらず、ここまでの再現率を感じてしまうとは。改めてバイオハザードというゲームの優秀さに感嘆し、原作をプレイしたくもなった。
ちょっとした原点回帰を促すような役割もあったりするのだろうか?視覚から入る映画という作品を経て、その世界観を体感するゲームの世界へと。
バイオハザードを知らない世代も増えてるだろうしなぁ。
増えるといいなぁ。
名作である事は間違いないもんな。
完全な仮想空間なのに、ドアを開けるのをホントに躊躇し、10分近くドアのグラフィックを見つめながら、コントローラーのボタンを押せずにいるなんて。
バイオハザードが初めての体験だったなぁ。
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