こんにちは、私のお母さんのレビュー・感想・評価
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#03 中国的ノスタルジー
冒頭の「1980年代は映像は白黒だった」という部分を聞いて、中国がいかに今に至る経済的発展を遂げたかがうかがいしれた。
そしてその裏にはこの主人公のお母さん達のように労働者達の犠牲があったんだ。
映画のストーリーとしては泣けるし良い話なんだけど、今の中国政府のことを考えると心から楽しめなかった。
中国の国民が真の意味で自由を手に入れられることを望みます。
逆バック・トゥ・ザ・フューチャーか〜ざんしーんと思っていたら号泣
大好きなお母さんを喜ばせようと奮闘して暴走する『バック・トゥ・ザ・フューチャー』meets『ハッピー・デス・デイ2U』
何をやっても母を失望させてしまう主人公が自分が生まれる前にタイムスリップして結婚前の母をとにかく喜ばせようと奮闘して暴走するというドタバタコメディ。小学生が喜びそうなハゲネタや下ネタ、BTTFの“魅惑の深海パーティ”に相当する舞台コントのダダ滑り、散々爆笑させられた末に訪れるBTTFリスペクトとアンチテーゼを滲ませた展開に胸を抉られ、終幕後に本作が提示した全く新しいオチにBTTF的なオチの進化形を見て驚愕する凄まじい作品。元々はコントだったネタを3年かけて映画の脚本にしたという監督・脚本・主演のジア・リンの研ぎ澄まされた才能に開いた口が塞がりませんでした。全然ジャンルは違うもののタイムリープホラーコメディ『ハッピー・デス・デイ2U』と肩を並べるバカみたいに泣けるコメディです。
油断していたらラストで化けた。
19歳には到底みえないってw
自他共に認めるうだつのあがらない落ちこぼれガールが、20年前にタイムリープし、結婚前の母親と会う話。
母親と自転車を二人乗りしている際に事故にあい、母親は重体、自身はほぼ無傷という状況から、気が付くと1981年!?となって巻き起こって行くストーリー。
81年の中国ではTVは希少だし、写真もまだ白黒が主だったんですか?とちょっとビックリ。
母親が違う人と結婚したら自身のそんざいは??と思いつつも、自虐な主人公が母親と工場長の暴投息子をくっつけようと奔走する展開で基本ドタバタコメディ。
次から次に笑いネタを打ってくるけれど、ちょっとノリが自分とは合わず。愉しげな空気感はあるんだけどねぇ。
ラストもそれで気付く?というなんか良く判らない察し方だったし、そこからの流れも何でそう考える?という感じだったけど、中国ではそういう文化的何かあるのかね?とイマイチ釈然としなかった。
そしてエンドロール前のテロップと写真…結局のところ監督、脚本、主演を務めたお方が、母親の為と自身の為に作った作品という感じなのね。
号泣映画と期待してたけどそうでも無かった。
みんな誰かの子供
ヤバい…
わかりやすい笑いとひとひねりある展開で涙
単なるタイムリープではない
予告映像を見て単なるタイムリープものかと勝手に思いこみ、ありがちなストーリー展開かと思いきや、何と何と「そう来るのか!」やられたーというのが感想です。
特に、開始後1時間半ほど経過して以降の展開は主人公とお母さんの気持ちが徐々に解き明かされ、微笑みながらも頬伝う涙が止まらないという心に染みるものでした。
半面、導入部分が冗長な割に登場人物の相関関係が分かりにくかったかな?でマイナス1ポイント、試写会に来ているのに熟睡モードでイビキが聞こえてきた辺りは、その影響かと。
舞台は1981年の中国、TV(しかも白黒)を買うのがステータスのようだなんて、当時の日本とは経済状況などに雲泥の差が有ったのだな、と時代背景にも感じる物がありました。
バレー部大会の商品がラストの方に映り込んでいるのも良かったな。
ベタギャグ満載の母親賛歌
中国で国民的人気コメディエンヌというジア・リンが、若くして亡くなった母に捧げたタイムスリップコメディ。
間違いなく『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の影響を受けているが、違うのは、主人公の女子高生が自分が生まれなくても構わないから、母に幸せな人生を送ってほしいとあれこれ奔走する点。撮影時39歳のジア本人演じる女子高生は正直無理あるだろと思うも、童顔だからまぁなんとか見れなくないといったところ。もっとも極楽とんぼの山本っぽくもあったけど。
メイン舞台が1981年だが、同じ中華圏でも香港とは明らかに文化の発展が遅い。ちなみに81年の香港ではジャッキー・チェンやホイ兄弟の映画が隆盛を極めていたけど、本場中国では彼らの存在を全く知らなかったらしいから驚く。
元々コントから着想して生まれたストーリーとの事で、至るところでギャグ要素を盛り込んでいるが、これがかなりベタ。チャウ・シンチーもベタギャグが好きな人だったけど、中国人の笑いのセンスって一貫しているのだろうか。
ジアを含め、登場する俳優たちが皆イイ味出していたのもチャウ・シンチー作品に通底。特に工場長のドラ息子を演じていた男優が容姿も存在感もまんまムロツヨシ。あと何といっても若き母を演じた女優さんが可憐。彼女のライバル役だった子も可愛かったけど。
クライマックスのオチは予想していなかっただけに、正直してやられた感。鑑賞後は、誰でも母親を大事にしようと思うに違いない、"母親賛歌"映画。
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