劇場公開日 2022年1月7日

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「単なるタイムリープではない」こんにちは、私のお母さん ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0単なるタイムリープではない

2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

 予告映像を見て単なるタイムリープものかと勝手に思いこみ、ありがちなストーリー展開かと思いきや、何と何と「そう来るのか!」やられたーというのが感想です。
 特に、開始後1時間半ほど経過して以降の展開は主人公とお母さんの気持ちが徐々に解き明かされ、微笑みながらも頬伝う涙が止まらないという心に染みるものでした。
 半面、導入部分が冗長な割に登場人物の相関関係が分かりにくかったかな?でマイナス1ポイント、試写会に来ているのに熟睡モードでイビキが聞こえてきた辺りは、その影響かと。
 舞台は1981年の中国、TV(しかも白黒)を買うのがステータスのようだなんて、当時の日本とは経済状況などに雲泥の差が有ったのだな、と時代背景にも感じる物がありました。
 バレー部大会の商品がラストの方に映り込んでいるのも良かったな。

ニコラス