シルクロード.com 史上最大の闇サイト

劇場公開日:2022年1月21日

シルクロード.com 史上最大の闇サイト

解説・あらすじ

違法ドラッグや殺人依頼を匿名でやりとりできる闇サイトを立ち上げた天才的頭脳を持つ若者を、パソコンも使えないアナログな捜査官が追い詰めていく姿を、実話をもとに描いたサスペンス。天才的な頭脳に恵まれたロス・ウルブリヒトは、自由な世界を求め、表では絶対に買えない違法物を匿名で売買できる闇サイト「シルクロード」を立ち上げる。瞬く間に熱狂的な支持者を集めたシルクロードは、警察にもマークされるが、ロスは絶対に身元がバレない強固なシステムを築いていた。一方、はぐれ者の捜査官リック・ボーデンは、問題行動を起こして麻薬捜査課からサイバー犯罪課へ異動させられていた。アナログ人間のリックはサイバー犯罪課では足手まといな存在だったが、周囲も驚く独自の捜査方法でロスとの接触に成功し……。ロスを「ジュラシック・ワールド」のニック・ロビンソン、捜査官リックを「ターミネーター:新起動 ジェニシス」のジェイソン・クラークが演じた。

2021年製作/117分/PG12/アメリカ
原題または英題:Silk Road
配給:ショウゲート
劇場公開日:2022年1月21日

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映画レビュー

3.5 世界を変えようと思ったら、自分が変えられてしまった青年

2026年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

本作は、「世界を動かしたい」という不遜な野望を抱き、史上最大の闇サイトを創設した青年の実話を基にした物語だ。結論から言えば、世界を変えようとした彼は、自らが“怪物”へと変えられてしまった。

物語は、完全な自由を求めるリバタリアンの青年ロスと、ネットに疎いベテラン捜査官の対決を軸に進む。匿名性の闇の世界に飲み込まれ、追う者も追われる者も次第に倫理を踏み外していく構図で進む。

本作が突きつけるのは、法や巨大企業に管理される現代のネット社会における「自由」の危うさだ。ロスの行為は決して許されないが、規制でがんじがらめの表のネット社会に生きる私たちは、彼が夢見た自由を完全に否定しきれるだろうかと自らに問いかけることになる。

しかし結局のところ、彼は革命家の器ではないナイーブな若者に過ぎなかった。分不相応な夢に飲みこまれ、道を踏み外していく姿は哀れでもある。世界を変えようとして自分が変えられてしまわないように。己の誘惑や世界に振り回されず生きることの大切さが身に染みてくる作品だ。

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杉本穂高

3.0 実話にしては変

2024年11月9日
Androidアプリから投稿
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オチアイ

3.0 題材はよかったけど…

2024年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 4件)
める

4.0 アメリカ人の本音

2024年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

近代世界の社会問題を描いた作品。
自由が脅かされる時代は今に始まったことではないが、ネット社会がもたらしたものは自由を与えておいて奪うことだったのかもしれない。
15年くらい前に読んだ科学雑誌「Newton」の記事には、5年後さえも予測不能になったことが書かれていた。
この物語そのものは今から少し前の出来事だが、自由を詠いながら規制ばかりが促進される社会で、人々のフラストレーションは溜まる一方なのかもしれない。
規制…
あたかもそれが正しいとする吹聴をマスコミが流すことで、人々、特に日本人はそこにハマってしまう。
さて、
この実話をもとにしたフィクションは、人々、特に若者の考えた新しいビジネスを国家を上げて潰しに来た物語となっている。
確かにそのコンテンツには問題はあった。
ロイはそのことを「シルクロードは人々に自由と選択を与えた。しかし人は暴走する」と言い残した。
彼の言う暴走には、彼自身は含まれていないのだろうか?
彼は従来のアメリカ人の象徴かもしれない。
収監施設ですれ違うロイとリック
ロイにはリック(ノブ)が暴走したと見えたのだろうか?
つい先日、ヤバイデンがかなりヤバい法案にGoを出した。
それは、大統領の判断でアメリカ軍がアメリカ人を射殺してもいいという法律だ。
覚えているだろうか、我が国の首相暗殺
調べて見ればわかるが、翌日の大手6社の新聞の見出しは、一字一句まったく同じ文言だった。
これは、この国がすでに何者かによって統括されていることを示唆する。
それを、「エコノミスト」と同じように、あの同一文言で我々に示したのだ。
暴走しているのは、どっちだろうか?
少し脱線した。
さて、
フィクションとして描いたこの物語。
リックは麻薬取締官のボスとサイバー攻撃対策官のボスに言いたいことがあった。
しかし誰も相手にしてくれなかった。
リックはロイを逮捕するための仕掛けを作り罠にハメた。
自分自身もリスクとなるこの手法
最初はロイとのチャット履歴を処分しようとした。
ロイはそれを保険として残した。
このことがリックの腹を決めさせたのだろう。
このあたりの描き方はロバートレッドフォード作品と似ているように思った。
この物語の大どんでん返しとなっている。
心変わり… これがこの作品のレトリックだろうか。
ビットコインの匿名性から痕跡を追うのは難しいのと、捜査官側の目的が十分に達成したことが伺えることで、リックの作戦は見事に成功したのだろう。
しかし、
実際の事件から作った物語だったが、何故かどこか古臭さを感じてしまった。
ロバートレッドフォードを感じるからだろうか?
ただ、
最後にロイは裁判官に「奪わないで」と言う。
この言葉こそ、いまアメリカ人が思っている本音かもしれない。
同時に、
リックが娘に言った「正しい選択」とは、誰かに愛を与えることなのだろう。
その手段を選択できた彼は、とても満足している。
アメリカ人の中にはこの終わり方に共感できる人とできない人に別れるような気がする。
でもここがこの作品の新しさなのかもしれない。
ただ、
チャットという手法と少しお間抜けなロイという人物設定
これとリックとの対比は良かったが、シルクロードが世界的な問題となっていることとの対比に差があり過ぎていたことが惜しいと思った。
少し角度が変わればミスタービーンになってしまいそう。

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R41

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