劇場公開日 2018年11月24日

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「未開ベネズエラでの苦難の描写をもっと」恐怖の報酬(1977) よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0未開ベネズエラでの苦難の描写をもっと

2023年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

油田で発生した火災。鎮火用のダイナマイトを運ぶ仕事を請け負った4人の苦難を描く物語。

1977年フランス製作のサスペンスアクションです。古さは感じますが、ストーリーも映像もしっかりとして楽しめた映画だと思います。
母国での失敗で、未開のベネズエラに逃亡潜伏する主人公達。彼等は、一攫千金を目論見、危険な仕事を請け負います。
密林、整備されていない道路や橋、そしてゲリラ。色々な種類の苦難も用意されていて、緊迫感を煽ります。

マイナス面で言えば、イントロダクションが長く感じます。主人公達の母国で失敗のエピソードを映しているのですが、不必要だったように思います。
それよりも、ベネズエラでの苦しい生活を活写した方が、危険な仕事を請け負う展開にスムーズに繋がったように思います。
もう一ついえば、ダイナマイト爆発の危険を、もっと視覚的に描写しても良かったかもしれません。頭の中で「トラックのアクシデント=ダイナマイト暴発」なのは理解していますが、視覚描写も加えた方が、より緊迫感が深まったように感じます。例えば、荷台でダイナマイトの箱を身を挺して守る・・・みたいなシーンがあれば、視覚的な緊迫感も上乗せ出来たように思います。

私的評価は普通にしました。

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よし