ナイトメア・アリーのレビュー・感想・評価
全221件中、121~140件目を表示
怖いもの見たさに群がる一員として
伏線の予測変換が作動しだすが、良い意味での裏切りを期待しつつ見たけれど やはり…
ケイト・ブランシェットとトニ・コレットの役としての色気のなんと凄まじきかことかな。
エンドに流れるラフフェイクな「スターダスト」が
締めのデザートにぴったり。
ブラッドリークーパーの演技!
自らの欲望に翻弄され、皮肉な運命をたどる男の物語。
近代の泥濘
この作品の時代背景は1939年頃である。近代という時代が人間の欲望を目覚めさせ、近世までの牧歌を駆逐し、人を欺いてまで欲を満たそうとし、戦争を繰り返す泥沼の時代だ。その欲望に突き動かされて主人公は父を殺し家を捨てて街に出てくる。そこで彼を待っているのは激しい雨と泥濘(ぬかるみ)である。私の子どもの頃までそうだったが道路や地面はまだ舗装されていなかった。雨が降ると砂利の敷いてないところは泥濘になった。主人公は泥にまみれて見世物小屋の天幕を畳む手伝いをする。そこに泥にまみれた傷だらけの獣人もいるのだ。「宿命だ」と最後に声を振り絞って自嘲する主人公を通して描かれたものは虚飾の泥濘にまみれた近代の断末魔の姿なのだ。
重いけど好き
スタン、恐るべきペテン師と思いきや
これまであまりギレルモ・デル・トロ監督作品には縁がなかったが、先日のアカデミー賞にもノミネートされていたので、見に行ってみた。
ブラッドリー・クーパー演じるスタンと言う読心術を操る男の成功と失脚の話で、その手口たるや、ペテン師。華やかな栄光を目指すも、その過程で落とし穴に落ちて、どうにもならない様が、巧く描かれていた。
注目点は女性だった。ケイト・ブランシェット演じる心理学士(だったかな?)、サーカスショーで知り合い恋に落ちたモリー、そして最初に嵌めようとした判事の妻など、殊女性がポイント。
ジーナという女性もそうか。
彼女たちを手玉にとれるようなら、完璧なペテン師になりえたスタン。しかし、その彼の翻弄され具合がこの映画の面白いところ。
音楽や雰囲気が、ちょっとオカルト映画かなと思ったが、人間の心理描写を巧く描いた作品になっている。最後のシーンですべてが集約されていたと思う。
観ていてドキドキする、楽しい、というより、今こうやってレビューを書いていると『なるほど』と思い出すところがあって、余韻を楽しむには良い作品だった。
メンタリストの危険な賭け
因果応報。
アリーちゃんは出て来ません。
小路:alley だからね。
真ん中に中黒入れるのは如何なものか、、。
さて、クリーチャー出ないけど見せ物小屋の話だからフリークスとデルトロの傷口フェチも炸裂。
ある意味話の結末は中盤に主人公も観客も知るんだけど、そこに向かってわかってても突き進んでしまう人間の欲望というか、主人公の因果。
デルトロは「エノク」という奇形胎児の液浸標本を何度も象徴的出してる。主人公の偽千里眼、偽降霊術のメタファーだろうか、、、?
ウィリアムデフォーとロンパールマンは何時も通りだから影薄い。周りがえぐいので今回ルーニーマーラは清純派。トニコレットとケイトブランシェットの二本柱が主人公に絡む。特にケイトブランシェット、これはまり役だと思った。彼女以外考えられないわ。
主人公も最後笑顔だったような気がするんだけど、観てた自分も何故か笑顔になった納得の結末2時間半。
メッチャ面白かったー!自分的には結末が2回あった感じで大満足(笑)
前情報一切無しの鑑賞がお勧め。
本作の監督のアカデミー受賞作。
清掃員が半魚人に恋する作品の世界観が好きで期待して観賞。
本作の世界観も良かったけど何よりもストーリーがとても良かった!
ブラッドリー・クーパーさん演じるスタンが「謎」の読心術を使い金儲けするストーリー。
読心術と霊媒師的な事をしながら金持ちから金儲けする展開。
精神科医リリスのポイントが高目。
謎の読心術が雪だるま式にどんどん深みに嵌まって行く展開にドキドキハラハラ。
後半のどんでん返しに見事な結末!
このどんでん返しに伏線があったのに全くノーマークだった自分が悔しい(笑)
と、思ったらその先に新たな結末があった(笑)
本当の結末がお見事!
これで満足度が益々上昇⤴️
ラストに喋るスタンのセリフ。
「あっぱれ!」を差し上げたい(笑)
亡霊を召還するシーンは流石に無理が有りましたね( ´∀`)
ダークな世界に魅入ってしまう
夢であって欲しい世界
サーカス🎪の残酷な部分を知らなかった子供の頃はサーカスが好きで,楽しみに親に連れて行ってもらってました。
見る者に不思議や夢やドキドキを与えてくれる特別な時間と空間。それがまさに映像の中に美しく残酷に描かれていてドキドキしました。
前半のサーカス内で助け合いながら仲良く生活しているところまでは満足でした。
成功を掴んだ傲慢さが導いた破滅へのアリー。
ラストがまさにナイトメアでぞっとしました。
また、どうしてもケイト・ブランシェット様がドスのきいた声を出されるとロードやホビットのガラドリエル様に見えてしまって恐ろしかったです。
ルーニー・マーラ、大好き。
ブラッドリー・クーパーもハンサムさん。
ウィレム・デフォーの変わらない癖の強さも魅力的です。
豪華で綺麗な映像とケイトの美しく怖さを満喫できた作品でした。
怪獣じゃないデル・トロ
世界観いい&衝撃エンディング
ケイトの底の無さ
欲望にその身を焼かれていく、因果応報の物語。
少し丸みが出た気もしますが、ブラッドリークーパーの色気は健在。
そしてケイト・ブランシェットがまた物凄い雰囲気を出してくるんですよ。
この二人のせめぎ合いが実に見応えがありました。
今までのデルトロの作風とは一転、とてもシリアスな人間模様ですが、カーニバルの不可思議な空気にはやはりダークファンタジーを感じさせます。
途中で結末が何となく見えてはくるものの、その転がり方が見応えありました。まさに転がり落ちるよう。
そしてラスト、これは見事な締め方でしたね。
またブラッドリーの笑顔が最高なんですよ。このカットで何だかこの作品全部に納得できるようでした。
改めてケイトの底の無さとブラッドリーの演技の幅、それとデルトロの作風の広がりを感じた作品でした。
斬新で奇抜な悲劇的ミステリー
ダークな映画
結局 最後は こうなるのか
レトロな雰囲気で ずーーっと二時間見入ってしまいました
妖艶な ケイト ブランシェット でしたが、 やはり怖い。
因果応報とは こういう事を 言うのでしょうか?
物悲しい 久しぶりに 映画らしい映画を 見た気分で 良かったです。
全221件中、121~140件目を表示