「予備校メイト スジンの一途な純愛。4/26(火) 再鑑賞。DVD発売記念らしい。」雨とあなたの物語 風の又三郎さんの映画レビュー(感想・評価)
予備校メイト スジンの一途な純愛。4/26(火) 再鑑賞。DVD発売記念らしい。
《キツネにつままれたような?》
◆ピュアで一途に愛したのは予備校メイトのスジンだ。
『 ヨンホはコン・ソヨンに会えないから (愛してないけど) 手近なスジンと寝 た(´ω` )zzZ 』で間違いない。
だけど、多くのレビューが 「ヨンホの一途な純愛に感動」 となっていて、「ヨンホは二股かけて許せない (`へ´*) 」 というレビューは少ない。
一体どうなってるのだ。私の見たのは違う映画だったのか? ヨンホが2人いたのか? まるでキツネにつままれたようだ。
こんなことになってしまった理由は、ベッドシーンがなかったからだ。2人がからむ場面は、微笑ましかったり、キュンとすることが多かった。 だから、みんな二股に気付いたけど、美しい青春の1頁、せつなく淡い恋の想い出として見ていて、二股してる感覚で見なかったのだ
カン・ハヌル君のさわやかホッコリ感も大いに影響している。
もしベッドシーンがあれば 「カン・ハヌルのヤロー、ぶっ○ばしてやるう」 なんてレビューが増えただろう (そんなレビューは私だけか ^^)。
脚本どおり演じただけなのに、ブッ○バサレテはたまらない。カン・ハヌル君にしたらイイ迷惑だろう。
《さらに二股の追及》
◆いったいヨンホはスジンと寝たことを文通相手のコン・ソヨンにどう説明するつもりなのか?
「文通してるだけで自分は君と付き合ってるわけではない」とか、「本当に愛しているのは君だけど、会えない寂しさに耐えられなかったんだ」とか、「言い寄ってきたのはスジンの方だ」とか言うのだろうか?
べつに二股バレてないから説明しなくてもイイんだけど♪ヽ(´▽`)/ 。
◆ヨンホが文通相手ソヨンのことをスジンに伝えた場面はないけど、その時もしスジンが 「私は二股でもかまわないから」って言ったらヨンホは二股掛けてもOKなのか? それではスジンは、ただのナグサミモノではないか。
《ということは置いといて、さすが韓流泣かせる》
◆この映画、姉のコン・ソヨンの「生きたかった想い」を描いたところとか、スジンの “図書館での別れ” や “オーロラの傘の場面” とか涙なくしては見られない。さすがは韓流泣かせるなあ。(スイマセン、ホントはまったく泣いてない ^o^ )
《なぜホンワカ物語になったのか》
◆この映画0以下のような理由で雰囲気に流され“ ホンワカした物語 “ という形に押し切られてしまった感がある。
◎まず基本カン・ハヌル君ファン ◎カン・ハヌルくんのホッコリ感 ◎バックで流れる穏やかなピアノのしらべ ◎生きる希望を“ヨンホの手紙“ に見いだすコン・ソヨン の描写◎姉を思いやるソヒ の描写◎スジンの片想い ◎ヨンホとスジンが実際抱きあう場面はなく仲良し場面のみ。
そして、いつの間にか雰囲気に流されて『待つことの物語』になっていた\(^^)/
◆2003年と2011年を行ったり来たりするが、コリすぎて分かりずらくなっただけ。一回も混乱しなかった人はいないだろう
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私はスジン推しなのであとはスジンの話
【スジンの恋】
◆ 2003 春。ヨンホとスジンの出会いが笑える。ヨンホが1人でおでんを食べてるとスジンが隣に来ておでんを食べ始め「お金がないからおごって」と言う。スジンが「私を覚えてない?」と聞くがヨンホは無言で答えない。スジンは勝手に飲み食いし、歩き食い用のおでんを手にして1人でサッサと店を出る。『サニー』の姉御っぷりは健在だ。スジンがヨンホをナンパ(?)して2人の関係が始まる。
◆ バス停に向かうヨンホにスジンが声をかける。「私の名前知ってる?あなたはありふれた名前ね」と聞くがヨンホは無言。どうやら知らないようだ。「2年も引き合わされるのは運命かも」と言うがヨンホは「2人とも受験に失敗しただけ」とつれない。スジンは「運命の偶然を信じれば人生は変わるのに」と言う。どうしても “運命の出逢い“ にしたいらしい。別れ際ヨンホは 「君の名前だって平凡だ」と言う。ヨンホはスジンのことを知っていたのだ。スジンの笑みがこぼれる。
◆ 2003 春 予備校の屋上。「あなたに空を見る魔法をかけます」という手紙をヨンホ読んでいるとスジンがやって来る。スジンが言う「宇宙が私たちに仲良くしろと言っている。宇宙の奇跡だ。一緒に空を眺めているこの瞬間は2度と訪れない」 。スジンは2人が今奇跡の瞬間を共有してることにしたいらしい。スジンとヨンホは一緒に空を見る。
◆ 2003 夏 予備校の屋上。ヨンホが「海の近くを通った」という手紙を読んでるとスジンがやって来る。2人は海へ行き干潮の海を裸足で歩く。スジンが言う「宇宙の海のある星でハダシでいる確率は?」 。 スジンは “2人ではだしで海を歩くこと“ を限りなくゼロに近い確率にも関わらず訪れた素晴らしい出来事にしたいらしい。「どうして僕に親切なの?」と聞くヨンホにスジンは「少しマヌケだけど汚れがないから」と答える。スジンとヨンホは泥だらけになって笑い合う。
◆ 2003.4/1 レスリー・チャンがなくなった日。スジンが「朝まで一緒にいたい、今日なら日付を忘れないから」と誘う。「受かったらオーロラを見に行こう、アイスランドでだきあうの」と言うスジン。
◆ 2003 秋 予備校の屋上。ヨンホが「予備校を辞める」と言って去ってしまう。残されたスジンは突然のことに呆然とする。
◆ ヨンホのアパートの下。スジンが電話で「今すぐ会いたい、2度寝ないと遊びだけの関係になるから」と言うが断られてしまう。帰ろうとするとヨンホが出てくる。2人は以前小学校だった公園へ行く。ここはヨンホがコン・ソヨンに会おうと言った所だ。
◆ 図書館。スジンが勉強しているとヨンホがやって来て「あした日本へ行く」と言う。スジンが「連絡して」と言うがヨンホは「今年頑張れよ」としか答えない。スジンはもうヨンホとは会えないのか?
スジン 「教えて、私と彼女は何がちがうの?」。
ヨンホ 「君は星のようで彼女は雨のようだ」
ヨンホ 「君はまぶしくて彼女は安らぎをくれる」。
スジン 「雨の降らない星はなぐさめにならない」。
ここでヨンホに少し怒った。何でヨンホは今さら「君は僕にはもったいない高嶺の花だ」みたいなことを言うのだ。それなら出会った頃に「君は僕のタイプじゃない」とか言って断れよ。「彼女(ソヨン)は安らぎをくれる」だと? スジンも「星はなぐさめにならない」とか言うなよ。2人でおでん食べたり、雲と空を一緒に眺めたり、海で泥だらけになって笑いあったり、公園を歩いたり、オーロラを見に行こうと言ったあの日はなんだったんだ。スジンにとっての思い出の日々はヨンホには安らぎやなぐさめを与える日々ではなかったのか? 「スジン、こんなヤツは回し蹴りでも食らわしてこっちからサッサとサヨナラしろー」。スジンがあまりにも可愛そうだ。だけどヨンホは去ってしまう。
ベランダからスジンが叫ぶ
「私達も文通しよう。面倒なら返事はいらない、住所を教えて」
「からだに気をつけて元気でいてね」。
さっきまでは客観的にスジンに同情して「こっちからサヨナラしちまえー」なんて思ってたのに、もうこの場面、スジンの悲しみとさみしさに共感して完璧にスジンに感情移入、いきなり世界が色あせて号泣だよ。
これで終しまいと思っていたらまだあった。さすがは韓流こんなんで終わるわけがないのか。驚いた!Σ( ̄□ ̄;) 次のオーロラの傘☂️☔の場面もだいぶ略すがすごくイイ。
◆2011 ヨンホの傘工房ぽたぽとり。スジンが2度目に訪れた時。内側にオーロラが描かれた傘🌂の話。スジン 「笑顔がもの悲しそうだから」 とかレスリー・チャンがなくなった日の話が間にはさまれたりして泣くしかない。
2022/2/6(月) ☀️ 吉アップリンク
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