機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のレビュー・感想・評価
全180件中、21~40件目を表示
ガンダムの姿をしたイビツな何か。
ガンダムファンを30年以上やってきました。これまで全ての映像作品を見てきました。
なので本作も見ました。
感想はタイトルの通りです。
ビジュアルこそハイクオリティな現代風作画になっていますが、褒められる点はここだけ。
他は目も当てられないほど酷い改変がなされていました。
そもそも論として、ククルス・ドアンという作品はTVアニメ15話の時点で完成した作品です。
それを本作は映画化にあたり、回想シーンや戦災孤児とヤギのギャグシーンで無理矢理108分まで引き伸ばしています。
その為とにかくテンポが悪い。ダレます。
加えて過剰な劇伴の多用、無駄に多いスローモーション、大仰な演技をするキャラクターの芝居によってとにかくクドい。
序盤の戦闘シーン以降、蛇足としか言いようが無いパートが1時間以上も続きます。
この構成にはストレスを感じずにはいられませんでした。
次に問題なのが本作のタイトル。
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」
このタイトルだと、まるで富野由悠季監督によるいわゆる"ファーストガンダム"の1エピソードのリメイク作品のように見えますが、現実には異なります。
上映前にこのようなテロップが表示されます。
「この映画は1979年に放映された機動戦士ガンダムの15話を"翻案"したものです」と。
翻案…というのは"内容を別の作品に書き改める事"を指します。
そう、本作は富野監督によるファーストガンダムのリメイクではなく、安彦良和によるジ・オリジンなのです。
この点を伏せたタイトルには違和感を感じずにはいられません。
「劇場で最新のファーストガンダムを見れる!」
そう誤解してスクリーンで見た多くのファンは、既にリュウさんが他界しスレッガーがジムに乗っているホワイトベースの様子に混乱した事でしょう。
初対面でタメ口をきく安彦版アムロや、ポンコツな安彦版スレッガー、エースパイロット化した安彦版ドアンに疑問を抱いたはずです。
ここまで改変されたククルス・ドアンの島は果たして我々の知る「機動戦士ガンダム」と言えるのでしょうか?
否、絶対に違うと私は断言します。
これはあくまでも、安彦良和による独自解釈のオリジンユニバースなのです。
他にも不満は数え切れないほどありますが。酷評が延々と続きそうなのでこのあたりにしておきます。
生理的嫌悪感にも似たストレスを感じたガンダム作品は後にも先にも初めてでした…とだけ言っておきます。
安彦さん、ガンダム成功における貴方の功績は非常に大きいものでした。それは疑いようのない事実です。
とはいえ、ファーストガンダムをこれ以上の改変するのはやめていただきたいです。
やるならオリジン名義でお願いします。
そしてファンの方、特に富野由悠季作品を愛するファンには視聴をオススメしません。
ガンダムを知らない層にもオススメしません。
いっそ水星の魔女を見てください。
宇宙世紀に触れるのはアナザーを見てからでも遅くなんてないのです。
ちょっと古くささを感じる
初代ガンダムが動くのは良かったがしかし
面白く無く、ストーリー的にもイマイチだけど、愛すべきガンダム作品
映画としては40点。
ガンダム作品としては20点。
だけど、安彦良和さんのキャラデザ(監督も)で、古谷徹のアムロと、古川登志夫のカイシデンが楽しめるんだから、ファン心理として70点。
といった感想。
うまく説明できないけど、面白さとか、ストーリー的に(戦況的に)辻褄が合わないとか、そんなんどーでもよくて、動く安彦ガンダムが楽しめた、それだけで満足なんだよ!
ファーストガンダムって神聖化しちゃっているから、下手に話をイジることができない。唯一、イジることができるのは、監督の富野さんと、作画監督の(THE ORIGINの作者の)安彦さんぐらいなもの。
でも、富野さんは全然イジってくれないし。一方で安彦さんはファーストガンダムを色々描いて、良くも悪くもファーストガンダムワールドの幅を広げてくれるので、助かる。
ってか嬉しい!!
1stガンダム以外は
ファーストリアル世代への映像特典
TV版「ククルス・ドアンの島」を観た人なら、
観る前からどう映画化されたか大体想像が付く。
そして大体、思ったとうりの作品だった。
内容的には少々古臭く幼稚。可もなく不可もなく。そして長過ぎる。
そしてキャラ達の性格も富野的ではなく、安彦的になっている。
同一人物であって、同一人物ではない感じ。
あと、どうしても納得いかないのは、アムロがドアンに負けた事。
時系列的にスレッガーが居るという事は、ジャブローの後な筈なので、
その時にはもうアムロは、ニュータイプとして覚醒しており、
あのシャアですら、歯が立たぬ程の無敵状態な筈なのに、
全く何も出来ずに、圧倒的に負けるなんてありえなくない?!
作画も良くも悪くもオリジナル当時より絵崩れをしており、
全体的に丸帯びた顔だったのに、皆、細くスラっとしてしまっている。
その点は安彦良和先生も、何時ぞや雑誌のインタビューで認めている。
見所といえば、ディティール、クオリティが良くなったくらいで、
過度な期待はせず、ファーストリアル世代への
映像特典くらいな気持ちで観た方が無難です。
アムロの視線
期待せずに鑑賞。
このストーリーのアムロは少年であり、
ククルスドアンが主役だった。
15話のストーリーを膨らませた内容なので、
戦闘がメインではなく、戦争孤児(ガンダム ではサブテーマか)ストーリー。
本編より、人間味のあるストーリーに改変しているので、1stガンダム独特の重さは感じなかった。
誰が敵なのか、誰が誰を守るのか、守る為には殺すしかないのか…キャッチーなストーリーの中にも考える事は出来た。
戦争の匂い…
それを感じることが出来るのはアムロだけか…
最後のアムロの表情と視線がなんとも言えない感じが伝わってくる。
どんなに皆が笑顔を見せても、
戦争の最中である事の切なさを感じた。
自分の中では
アムロの笑顔の記憶があまりない。
Amazon primeのお薦めより
二回目見たら感想が変わりました。
映画館で一回今回Amazon Prime Videoで二回目です。
結構評価低めの人も多く細かい評価の内容は人によって違いますが皆さんの言うことも分かる気もします。
私もファーストガンダムの映画が久しぶりに遣ると思って期待値は相当高かったですが実際見てみたら思っていたのとは結構違ったので拍子抜けでした。
戦いの場面も少ないですし特にガンダムの活躍シーンがほんの少しでしたしもっと戦いの場面が多いのかと思っていたので機動戦士ガンダムというよりドアンのファミリードラマみたいでがっかりでした。
なので映画館二回目見ようかと最初から決めていましたがヤメました。
ちなみにトップガンマーベリックは3回見に行っていますw
ただ改めて二回目を見てみたら機動戦士ガンダムのククルス・ドアンの回としてみると納得いかないものでしたが一つの物語としてみると悪くはないのではないかと感想も少し上方修正でした。
たぶん最初見たままだったら星3つもつかなかった可能性がありますが。
もともとククルス・ドアンの島の20分ちょっとの物語を五倍近くに引き伸ばして作った映画ですから無理が出るのも致し方ないですが其れにしてはよくまとめたかと思います。
ただファーストガンダムの映像化はこれで終わる可能性も高いですので出来ればアムロ・レイのガンダムでの活躍をもう少し入れてほしかったのが本音ではあります。
この俺さ
テレビシリーズでは、まだ未熟さが残る時の話ではあったが、既にアムロ・ガンダムが死神化している。井戸のシーンでの恐怖を覚えない姿は、既に生死を超越しているようにも思える。迷いなく急所を突く一太刀と虫のように踏み潰す様はガンダムの凄さより、この少年兵の乾きに思える。子供と和む彼とこの虚無の二面性について、掘り下げてはいない。
テレビシリーズの別の話と抱き合わされたドアンが自らに課した任務であるが、その任務によりドアンが隠遁したのか、それとも厭戦なのかが不明瞭になったように思う。ラストの名台詞がボヤける。
殺陣の面白さは大盤振る舞い。実に楽しい。男女見境なく斬り捨てるところは大いなる前進。それをやらなきゃダイバーシティに欠ける。しかし、あくまでも絵であるアニメーションとCGのアンバランスさは是非とも解決して欲しいところ。活劇さが失せてしまう。
予想外の名作
間延びと焼き直しの駄作
つまらない。
声優は全て借り物感が半端ない。
前任者に似せようとしすぎてイキイキ感に欠ける場面が多い。
安彦良和の絵柄は好きになれない。
そしてとにかく間延びしすぎ。
ドアンと嫁?のやり取りは、0083のケリーさんとパートナーのデジャヴュで、緊張感は完全に0083に軍配が上がる。
子どもたちのシーン過剰は迷惑。
アムロの探索描写も面倒くさい。
映画館に行かなくて本当によかった。
【追記】
こんな駄作を制作陣に作らせた、「シャレのつもりでククルス・ドアンに投票したファン」たちは反省すべき。
制作側は普通にジャブローとかア・バオア・クーを描きたかったと思うぞ?
スベってるんだよ・・・。
大人になってみる方がストーリーがきついな
子供の時は戦争は架空の話だったし、街の名前を言われても世界地図の何処かだったのだが、大人になって実際に戦争の映像を見る機会ができ、カサブランカも行ったことがあって、冒頭の戦闘シーンでまちが破壊されていく様子を見るのかかなりキツかった。
そんなこともある。
逆シャアより面白い
ドアンとアムロ、同じ境遇の兵士がロシアとウクライナに、、
本作公開初日の数日前に配信された、
オビワン・ケノービは六年生、
ククルス・ドアンは中一だった。
何も言う事は無いが、
ひとつふたつだけ。
ガンダム 発進時のバズーカ→ビームライフル→無し、
繋がり無視、
ドアンザクの顔が長い。
をやってくれへんのかーい、
そりゃそーかー、
それにしても、
ドアンの周りの子どもの人数が多い、
セリフ尻、
カット尻が妙に長かった、
公開と同時BD販売!
難しい事をアート映画に、
というマーケットは絶滅危惧種になっている理由は、
難しい事を→かんたんに→
かんたんな事を→おもしろく→
おもしろい事を→深く→
深い事をエンタテイメント映画に。
ように、
一色になってきているからかもしれない。
ベルファストに向かったという事は、
次回、
機動戦士ガンダム
「大西洋、血にそめて」
君は生き延びる事ができるか。
ジャカジャカジャン
アムローあむろー振り向かないで〜
全180件中、21~40件目を表示