劇場公開日 2021年12月3日

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「今までの北とは違うわけで……」スティール・レイン ケビタンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0今までの北とは違うわけで……

2021年12月9日
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アメリカ大統領、韓国大統領、そして北朝鮮委員長が、北朝鮮軍のクーデターにより潜水艦内に監禁され奮闘する奇想天外な物語。
まずなかなか受け入れないのが北朝鮮のトップが若く細身の青年であり過激な行動及び言動が無いこと。クーデターを起こした護衛司令局長が過激で荒々しく、図体もまさに北の将軍様の雰囲気で見てて多少だが混乱して錯覚をおこす。
前半は地上劇で3つどもえの政治的駆け引き。中盤は潜水艦艦内で監禁された3首脳の少しコミカルなやりとり。そして後半はようやく潜水艦艦内のドンパチとアメリカや日本の潜水艦とのバトルとなる。
前半60点中盤40点後半90点という感じだ。
先にも述べたが北のトップを悪人として描いてなく、後半の北朝鮮内のクーデター軍から将軍様を守るべく対戦する側の兵士はどちらかというと善人として描かれている。
そしてその流れは潜水艦のバトルでも継承され敵国の潜水艦にホントに攻撃していいのか?躊躇する兵士が多数いたりする。
と、いうわけでこの韓国映画は、北朝鮮を悪人として全く描いていない。
どちらかと言うと竹島を巡るシュチュエーションで日本が悪者になっていた。
イメージと違う北朝鮮だったので、困惑した(ストーリー的に期待通りでなかった)ということでこれに関しては残念だった。

ケビタン