「潜水艦バトルを存分に堪能した!」スティール・レイン kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
潜水艦バトルを存分に堪能した!
潜水艦バトルのある映画はハズレが少ない。派手な爆発とかでは誤魔化せないからかもしれない。本作も、潜水艦同士、もしくは潜水艦と哨戒機の戦闘が大迫力だ。特に潜水艦は目では見えていない状況でどのように動くのか(どのように指示するのか)が重大なポイント。緊張感があっていいバトルだった。
朝鮮戦争の平和協定締結直前に北朝鮮でクーデターが起こり、南北朝鮮とアメリカの首脳が拘束されるという話は、荒唐無稽なんだけど全く非現実的とも言い難い。3人の首脳がそれぞれ実物よりも少し(かなり)カッコよくなっているのが映画的。
ここに中国と日本が絡んでくるのだから話が若干複雑になってしまうのも仕方ない。さらに、各国間の政治的な問題はフィクションとして流さないとダメな映画。対立していた男たちが友情でむすばれていく映画として楽しんだ。
ちなみに原題は2と書いてあったので改めて説明を見たら「鋼鉄の雨」という作品の続編扱い。チョン・ウソンとクァク・ドウォンも出演していたが、前作とは別の役柄のようだ。続編にする必要あったのか?あ、でも前作を観たくなってしまったのだからその効果がないわけではないか。
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