劇場版 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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ムズムズ キュンキュン
この映画版が、しっかり観た最初だったのですが、キャラの関係性がシンプルで分かりやすく、入り込めました。
その上で、かなり良かった。
テレビシリーズでは数話で断念。
「恋心を認めろや西片、小学生か!」
「いいから早く告白しろ、高木!」
というあたりに、観ていてストレスに近いものを感じて、リアルタイム視聴の時は見始めて5分くらいでスイッチを消しちゃった記憶。
こちとら、第1シリーズの『金八』「十五歳の母」シリーズのリアルタイム視聴者でしたし、現実世界でも自分含めて中学生の男なんて「やりたい盛りのガキ」ばかりだった記憶があって、今ひとつノレなかったんですね。
本作も前半は「なんだよテレビと変わらないじゃん」みたいな展開でして、眠かったのですが……
ところが、中盤に子猫が出てから、無為に見えた前半が活きて、映画をやった意味が出てきました。
構成が上手かった。
丁寧な作画、演出も好感度が高い。
これならば、初恋の頃を思い出して、ムズムズキュンキュンできましたわ。
また、本作を足がかりにするなら、原作まんがも、テレビシリーズも遡ってちゃんと観られるかもしれません。
もっと見たい
中盤の子ねこの話が切なすぎる 心洗われる青春映画だ
高木さんといえば、高木ブーぐらいしか思いつかない初心者です。
まず、特典なのか、特製コミックがもらえました。かなりのサービスです。ガンダムとはえらい違いだと思いました。
そして、映画でまず感じたのが、高木さんや子ねこがめちゃくちゃ可愛いのです。風景がとても綺麗で、常に流れている音楽が場面を盛り上げます。
中盤の子ねこの話で、ある事件がおきます。
この場面が高木さんの表情を含めて、何とも切なすぎるのです。おそらく、この場面がこの映画の最大の見せ場だと思います。ウルウルしました。
エンディング曲に明日への扉を使ったのは、とてもうれしいですね。
エンドロール後のオマケ映像も忘れずに。ほっこりします。
心洗われる素晴らしい青春映画でした。
思春期の1ページの記憶
やはりヒロインは1人がいい
5年近く続いた祭りも…
テレビシリーズからの続きで、今作は1期から3期までの集大成だと感じた…
中学生最後の夏…
中学3年生といえば高校受験や卒業…
中学生最後の年を迎える訳だが…
映画の内容は2部構成に区分けされてる。
前半は中山千枚田の虫送りを二人で参加するところ…
そして後半が今作のキーワードとなるハナとのふれあいのエピソードになってる…
ハナとのふれあいによって西片と高木さんの二人は擬似家族のような感じになって尊さを感じたけど…
最後のシーン…
ハナとの別離がきっかけとなって西片は高木さんに「幸せにする」と告白する…
自分はこの告白やエピローグとして描かれた元高木さんのシーンをもってテレビシリーズは完結するのかなという気持ちになった…
とても寂しいことだが西片も高木さんも帰るべきところに帰っていったのかなあって…
いや!
元高木さんという大きな祭りも控えてるかもしれない。
自分は元高木さんという続編を期待してレビューを終えます。
通常運転だが、やや独自性が薄い
劇場版とはいえ、内容はあくまでTVシリーズの延長なので、派手さはありません。
ただ、細やかな表情の機微や風景(アバンの水の表現が良かった)など、作画はしっかりクオリティが高かったです。
個人的には、仔猫のエピソードは夫婦のような二人が微笑ましくも、『この作品ならでは』というものではなく普通のラブコメみたいだったかなぁ、と。
でも首輪を買った(物が残った)状態での喪失はより辛さを引き立てていて切なくなった。
西片が告白通り越して(ほぼ)プロポーズしてたのは驚いたけど、それにしては高木さんのリアクションが落ち着いてるなぁ、とか、北条さん(を演じる悠木さんの演技)がもっと見たかったなぁ、とか、色々あるけど、まぁそこそこニヤニヤ出来たので満足です。
鳴き声だけで水瀬いのり使ってたのも豪華だった。笑
公開時期が作中に合わせて来月だったら、もっと雰囲気に浸れてたかも。
「10時間」
変わらないこと
西片が男前すぎる。
アニメ第一シーズンから観てるファンとしては最後の展開でもう評価爆上がり。
それにしてもボブネミの3人に泣かされるとは思ってなかった。
ファンなら観に行って損はないです。
西片に違和感
原作は3巻まで。テレビは3期まで視聴。「元高木さん」も2巻まで読了。その状態で劇場版が出ると聞いて不安を感じてました。一つ一つ短いエピソードを積み重ねた原作とテレビシリーズのテンポが、短めとは言え、映画の尺を稼ぐためのオリジナルキャラ、ストーリーで台無しになる気がして。
テレビシリーズはムズムズ、ニヤニヤする日常エピソードに、時折高木さんが食らう、西片からの無意識な強烈カウンターに、いい年した大人達がキュンキュンするのが良かったはず。案の定劇場版はストーリーの起伏が無くて、序盤はこれまでと似たようなエピソードが続き、ちょっと退屈。仔猫が出てきて嫌な予感。安いアニメのパターンで「死」か「別れ」で泣かせようとするだろうなって思ったらそのとおり。そういうのはドラえもんとかクレヨンしんちゃんの真面目回でやって欲しい。
この作品のテーマは中学生男女の「不器用」な愛情表現を観てヤキモキ、ニヤニヤする事だったと思うのですが、最後に腕掴んでの告白(?)シーンには違和感しか無かったです。不器用なはずの西片の告白が急にレベルアップしすぎて「好き」を通り越してプロポーズになってたし。仔猫エピソードは、いつも強気の高木さんの涙を見た西片が、これまでとは違う意識で高木さんを見るきっかけとすればよい。そこから微妙に距離感が変わっていくエピソードを入れたあと、花火大会でぎこちない告白という流れが自然なのではって思いました。
あのプロポーズの言葉はもっとずっと後で、しかも2期、3期のエピソードにもっと胸キュンする強烈なエピソードがあったのに、それを全く超えてない、映画のための無理矢理感が拭えませんでした。
テレビシリーズを観ながら「こいつらいつ恋人同志になるんだろう」「結婚確定ならどんなプロポーズになるんだろう」みたいな妄想みんなしてたと思うんだけど、中3の夏休みに不器用な告白すっとばして立派なプロポーズってどうなんだろう。
評価見ると違和感を感じたの人は少なかったみたいだけど。出来たら原作やテレビシリーズでは「甘酸っぱくて不器用な告白シーン」を見てみたいと思うのは少数派?
良くも悪くもない
アニメの延長って感じでした。
75分くらいの上映時間でしたので、アニメ30分を2回って感じです。虫送りとネコの2話構成と考えてもらえれば。
大事なとこは長く、虫送りの竹?を渡すシーンで急に西片をカッコよくするのはよく分からなかったです。実際そのシーンはあってもなくてもいい気がしました。エンディング後のやり取りのために必要だったのでしょうが、別にそれがなくても成立させることはできたと思います。もっと時間伸ばして欲しかった…
作画ですが、ここってとこで変えるので違和感ありまくりでした。いつも通りのタッチの方が個人的には好きです。100%片思いを綺麗にしたバージョンみたいで笑いそうになりました。高木さんは美人でした。
スローモーション高木さん、水中の高木さん、危うく膝枕で照れる高木さん、雨の中一生懸命な高木さん(タオルどこにしまってた)、泣いちゃう高木さん、ちーちゃんが見れただけで十分でした。内容はいつも通り。付き合ったんか?幸せにするとは言ったけど好きとは言ってない。でも2人が幸せならOKです。
学校からあそこの神社って正直中学生が歩いていける距離では無い気がしますがそこはご愛嬌。エンディング曲はなんか予想通りって感じ。むしろこの曲に合わせてユカリたちを描いていたような気がします。
73分間に詰め込まれた田舎の中学あるあるにハートが雑巾搾りに遭う途轍もなく美しくて愛おしい青春譚
原作のクレジットに『からかい上手の高木さん』と『あしたは土曜日』の2つのタイトルが併記されているのでおかしいなと思ったのですが、高木さんが繰り出すテクニカルな匂わせスキルに惑わされていつもコテンパンにして揶揄われてしまう西片が高木さんにリベンジを目論みながらまんまと術にハマる夏休みと、ミナ、ユカリ、サナエの中3女子トリオがやりたいことを片っ端からやる夏休みを並行して描いた作品。73分という短い尺にパンパンに詰め込まれているのは田舎の中学あるある。小豆島の豊かな自然と伝統を全身で受け止めながら好き放題に遊び、ウジウジ悩み、イジらしい恋バナに身を捩る、そんなもどかしい堂々巡りがとにかく眩しくて何度も何度も涙が溢れました。そしてただでさえ微笑ましい物語をさらに芳醇にするのが迷子の子猫ハナ。そのキュートさに誰もが心を奪われます。
とにかくどこまでも美しくて愛おしい物語はエンドロールの後まで続きますので、途中退席はしないように。そういえば私にとっての高木さんである山本さんは今どこで何をしているんだろうかと遠い目になりました。
⭐️5でも足らない
高木さん完結編でしたね。
完璧です。
高木さんが西片を好きな理由がわかります。
女の子を泣かせない男の子、それが西片くんなんですね。
最高の告白でした。
高木さんも幸せになるよ、僕が幸せにする。
仔猫が自分達のもとを去り涙を流す高木さんに。
ここで涙腺崩壊しました。
良いものが観れましたよ。
あとは、元からかい上手の高木さんのアニメ化に期待です。
満足度100%
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