ある男のレビュー・感想・評価
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さくらが一番苦労した。
なんだかんだで安藤さくらが一番苦労している。そして男どもより強い。子供も辛い思いをしながら逞しく生きていけそう。いやそう願いたい。差別問題などのテーマも絡んでやや?もあるが私はストーリーに引き込まれた。満足です。
差別と過去に立ち向かう
別の人物になる
石川慶監督。
勧められて、なんとなく観たけど、めちゃくちゃ面白かった。
色んな理由で戸籍も変えて別の人物になり、別の人生を歩みたい人の話。誰もが想像はするなー
殺伐とした話なのかと思ったらなかなか考えさせる終わり方で話の伏線もきっちりしてた。
柄本明の不気味さが際立ってた。
ラストのオチの意味は
映画の評価は、時によっては、作品の内容云々よりも、自分が想像していたストーリーでない時は評価が下がったりもするものだ。
そして本作の批評は、オイラにとってはまさにそれ。
ミステリーでの謎解きを期待したが、そういうものではなかった。
【以下、思いっきりネタバレ注意】
そして、ラストのバーでのオチ。みなさんのレヴューを読んでいると、失礼ながら勘違いされている方が多いのでは?
弁護士の城戸は、「私は、伊香保温泉の次男坊で……」と、谷口大祐を連想させて終わるわけだが、あれは、あくまでもそう擬似的に語ってるわけで実際はそうではありませんよね?
何故って、城戸が事務所で書類を叩きつける温泉の兄と谷口里枝と3人で話しをしてます。
大祐なら兄は、当然気が付きますよね?
(オイラの勘違い?)
確かにそれならそれで、恐るべき偶然の確率ではあるもののミステリー好きのどんでん返し作品としては、もしかしたら成立するかもですが。笑
それにしてもやっぱり妻夫木聡は素晴らしい。
しっかりした作品
演出と役者の力で圧倒された
出自・家系、血、民族、過去、自分自身というドロドロ系ミステリー。
『蜜蜂と遠雷』でも見せた、過度に説明せず、淡々と事象を積み上げる石川慶監督の演出技法に感嘆。
役者の力も加わって、圧倒されました。
私は人生で、何回、柄本明に驚かされればいいのであろうか?
僕がはなちゃんに話す!
究極のアイデンティティ
これは他人の人生を辿りつつ、自分探しをする男の物語だと解釈しました。よく「自分探し」とは云いますが、結局よく解らず終わりそうなもんです。だって、もともと何もないんですから。何もないところから生きる意味を見つけたり紡いだりするもんじゃないのでしょうか。
主人公「城戸」は在日であることにコンプレックスのようなものを抱き、形式的な幸福を手に入れているように見える。しかし、偽「谷口」(←曾根崎←原)の正体を突き止める過程で自分が本当はどう生きていきたいか薄々気付き、嫁の不倫LINEを偶然見てしまうことで、自分も自分を偽りながら生きていたのではないかという事実を突き付けられてしまう。偽「谷口」は「谷口」になることで短いながらも穏やかで充実した人生が全うできた。本当の「谷口」は「曾根崎」になり一度は人生をリニューアルするものの、恋人が会いに来ることでどうしていくのだろうか…まだ旅の途中である。
「誰」が「何者」であるかという定義付けは主観と客観いずれも正しいものである。自分で感じたもの、他人が感じたもの、全てはどれも紛れのない事実なのだから。
重い…ただただ重い
重厚で見応えのある作品
ん?そっち
“感動”だけでは終わらない、秀逸作
とても面白かったです。
根底には差別問題があり、身元不明の男「大祐」(窪田正孝)が長い間囚われていた苦しみが描かれています。
妻夫木聡演ずる弁護士の城戸と一緒に、物語が進むにつれ、まるで自分の足もとが揺らいでゆくようでした。
里枝(安藤サクラ)とその息子との爽やかな結末とは他所に、家に帰ってから、ラストカットの意味(おそらく)に気づいて震えました。
期待しすぎました
予告のわりには期待はずれ
それなりに楽しめるけど、映画やドラマ慣れしている人には、期待はずれのよくある筋書き。
また、内容にあまりリアリティが感じられない。死刑囚の子どもとして自分を責めているのに、家庭を作り女の子までもうけている。また、男の子を可愛がるのは、自分もそうしてもらいたかったからなのか?自分のことに精一杯の人間が、他者を思いやる余裕がそこまであるのか?
死刑囚の子どもとしての葛藤や苦しみ、また、おそらく父から受け継いだであろう激しい性格や、幼い時の子育ても含めた心のトラウマの面が描ききれていない。・・それが、映画の迫力を削ぎ、嘘っぽくさせている。
キャストの素晴らしさ
ヒューマンミステリーなので静かな映画だったが
窪田正孝さん、安藤さくらさん
そして妻夫木くんよ
妻夫木くんはこんな感じの静かだが内面に爆弾持ってるような役やらせたら天下一品やわ
話が進むごとに
榎本明さんや清野菜奈さん、仲野太賀さん、でんでんさん…
出るわ出るわ
名演オンパレード
小籔とかもちょうど良い息抜きポイントで
苦悩のあった人生だったけど
戸籍を変えることで
別人として生きる事で
家族、血縁の暗い部分は捨てれたのだろうか。
安藤さくらとの三年数ヶ月は幸せだったのだ。
血は切っても切れないと悩む大祐だったが
安藤さくらの息子、悠人と血の繋がりはなかったが
親子以上の関係を築けたことに
血より愛が優った。
妻夫木くんの奥さんがね。。。
この監督らしい終わり方だと思ったなー
私とは何者なのか‼️❓極限の果てに見るものは❓‼️
原作では、弁護士の配分が多く、ある男と五分五分くらい、のようですが、映画ではほぼある男。
戸籍ロンダリングですが、如何にして、よりも、なんのために、です。
ある男は、ある意味わかりやすい、加害者遺族が生い立ちの負から逃れるため、人間性が素晴らしい、のに、とゆうことで。
ただ、あれほどクリソツなら、死にたくなるだろう、でも、子供ができてから鏡の呪いは逃れたのかな。
ある男はシンプルなので、実は、興味のほとんどはイケメン韓国人3世弁護士にある。
人種差別に激昂し、妻や子、姑との距離感がとても不安定で、これぞミステリーなんて思う。
ロンダリング囚人との会話と最後のバーの話はリンクしてるのだろうか。
ならば、バーのでの子の話は上は今の妻との子で、下の子は、妻を成敗した後の、ロンダリング後の子とゆうことか、なら、弁護士でありながら性格が不安定な理由もわかる。
想像を掻き立てるミステリー、是非。
ただ、差別問題としては、やや、時事的に、不釣り合いな気がします。
平野啓一郎の最新分人主義を知るために、どうぞ。
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