報復 かえしのレビュー・感想・評価
全4件を表示
赦すことは……
娘を殺された男(津田)殺した男(佐野岳) 10年服役し出てきた。お互いキリスト教の信者
娘を殺され妻も自殺して孤独な男 初めは殺した男を赦すと言っていたが……だんだんと
心の奥深いところでは罪を赦す事の難しさ
どうしようもない怒り。キリスト教の信者も神はいるのか。神は何処にもいない!
殺した男にも同じ思いをさせて復讐を果たす
やるせない思いがある
些細なことで事件を起こした男。服役しても人生をやり直すことが出来ないのだろうか。
亡くした人は何年服役してきたとしても亡くなった人は帰って来ない。気持ちはいつまでも赦すことはできないと思う
この作品を観る前に松たか子主演の 告白を観た。同じ様な復讐劇ですが殺された側は普通に生きている人。でも亡くした悲しみから狂喜な行動にでる。怒りはいつまでも消えない 誰にでも起こり得る事だと思った
近藤芳正は本当に悪役が似合う
【んー、だいぶ惜しい気がする】
※ 前・後編作品の一気見公開。
作品の紹介文にあるようなクライムサスペンスというより、人間ドラマだった。
愛する人を失ったもの同士が、どう対峙するのか、神の救済などないと考えながらも、結局は神の教えに縛られ、自ら命を絶つことが出来ないジレンマと向き合い、どうするのか、終盤...というより、最後は見ごたえがあったと思う。
ただ、人物背景がステレオタイプっていうか、強引すぎるように感じるところもあって、中盤までイライラするところが少なくなかった。
もし、犯罪被害者のご遺族が観たら、これ、どう感じるんなだろうかと心配にもなる。
人物背景などは観る側の想像力に任せても良いんじゃないかとか、そしたら舞台の方がしっくりするのかとか、余計なことまで考えてしまって、これも含めてマイナス。
なんか、骨子は良いのに肉付けか良くない、だいぶ惜しい作品だった。
神は赦しても人は赦さず
高校生の頃同級生をレイプ未遂の上殺し服役したた男と、彼の出所後の所在地を知ってしまった被害者の父親の話。
娘の死を受けて嫁は自殺、被害者と寄り添う会とかいうただの団体は余計な御世話の賑やかし、教会の神父は能天気、なことを言うそんな状況で焚き付けられた様な形で巻き起こっていくストーリー。
単に赦した気でいた父親と、加害者の男の物語かと思ったら、加害者の男本人は大人しいながらもヤクザと絡んでいるし、町は腐敗した警察官が牛耳っているしとドロドロドロドロ。
展開がちょっとやり過ぎだったり荒過ぎるのは否めないけれど、胸クソ悪さとやり切れなさがぐっちゃぐちゃぐちゃに入り組んでどこに感情移入すれば良いのか…。
希望的観測も含め、観賞しながらある程度の落としどころは思い浮かぶけれど、どう転んでも誰も掬われないし幸せにならない展開で、そして、その中ではマイルドな方向に進んだし、中途半端なところもあったけれど、黒く悲しく面白かった。
一応エンドロール後にちょっと続きがあるけれど、そんなんじゃなんの掬いにもならないって…。
全4件を表示