ほんとうのピノッキオのレビュー・感想・評価
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キモチワルイ
粗筋程度だけれど、よく知ってるお話だ。
絵本とかで、よく読んだ。
そして、絵本以外にしちゃダメだと思った。
なんだアレ?
児童文学とかのジャンルがあるなら、代表的な作品だとは思うのだけど、外見をリアルに寄せただけで、途端に悍ましい物語になる。
いや、元々が悍ましい物語だったのだろうか?
それを誰かがデフォルメした、が正解なのかな。
とにかく、自分の子供に絵本は見せても、この作品だけは見せまいと思った。
不条理劇も甚だしいし、人間に希望も持てるような話でもない。なにせ、登場するキャラ達が軒並み気持ち悪い。それは外見だけではなく内面も、だ。
…脳内の大海原には何が蠢いていたのであろうか?
おとぎ話にリアリズムを。
元々、両極端な両者なのだから、こんな悪ふざけはこれっきりにしていただきたい。
ほぼほぼノンジャンルだよ。
元々は活字だったのだと思う。長編なのか短編なのかは知らんが、原作は「活字」の状態だ。
その活字を連ねるにあたり、作者自身が描いたイメージ。作者の脳内で展開されているであろう映画的な空想…つまりは、他を介さないダイレクトな作者の中身だ。
原作に忠実なのは元より、原作者に忠実だったような作品に思う。
思いの外…
良くも悪くも色んな思いの外が詰まってた作品でした。「ドッグマン」好きだったのだけどなぁ。
日本のアニメの印象が強く、ディズニーのは雰囲気程度にしか覚えてない。原作は結構大人になってから読んでみた記憶がチラリ。だもんで、出てくるキャラ出てくるキャラに「あぁ♪」「おぉ♪」と童心に返らせて頂きましたが、ジェペットさんが、ね…。個人的には受け入れられなかった。存外に素直で良い子なピノキオや、幼少期の美しさがまさに妖精な妖精さんなんかは凄く良かっただけに、爺さん(ここではパパ)もう少しちゃんとしてても良かったのでは…なんて。話もなんだかずっとふわふわしてる感じだし。退屈にはならなかったのだけれども、「ん?」な所が多過ぎて、最後の最後までピンと来ませんでした。残念。
素直な良い子ではナイって事なのかな…。
大好き!
マッテオ・ガローネの世界、たまりません♡
この「ピノッキオ」、すべての登場人物、すべてのシーンが愛おしい♡
メイクも衣装も素晴らしいし、暗さと面白さと美しさのバランスが絶妙すぎてたまりません♡
ピノッキオ役のフェデリコは、毎回何時間もメイクに時間がかかったという。CGでは出せないあのかわいらしさとあぶなっかしさがたまらない♡
フェデリコ、ちいさいのにエラピね〜♡
女の子が不在の世界
妖精以外、学校でも女の子が1人もいない。
悪童の話だから、女の子は考えられなかったんだろうか?
女の子だって悪ガキはいるぞ?
それとも、女の子に勉強させない時代とか?
男の子だけの世界にする事で、自由奔放で、親の言う事を聞かない、手の焼けるピノッキオが出来た。
最後はいい子になるとは言え、あれだけお爺さんを困らせても、許され愛されるピノッキオは幸せ。現実はそうはいかない。
これでいいの?
社会人になった今この話を観ると、子どもに働かせる無職の親って残念だなと右斜め上の感想を抱いてしまった
おとぎ話らしいビジュアルは綺麗、特にピノキオが人間になる場面は絵画的で感動する
だが、それ以上に何か得られたかと言えば…微妙
子どもであれば多分素直にストーリーに入っていけると思う
私は大人なので考え過ぎてしまいまして…果たして人間になってしまって、この先良い人生が歩めるんだろうか
貧しく平凡な人生のルートにこの子も乗っかっていくのかなと思うと、正直このオチで良かったのかなと思ってしまいます
ダークファンタジーなのに心が温かくなる。
たった今『ほんとうのピノッキオ』を観てきました。人間のダークな部分がバンバン出てくる。ピュアなピノッキオはしょっちゅう巻き込まれていく。
だけど乗り越えた先に、、ラストは秘密。
映像と特殊メイクがすごい。うまくできてるなぁ。
号泣する作品ではないけど、ダークファンタジーなのに観た後は温かい気持ちになる作品です。
圧巻でした
公開前からずっと気になってた本作品を先日観てきました。予告から漂うダークファンタジー感に気圧されつつ、きたいしつつ。
総合的な感想は『何も包み隠さず語ったピノキオ』ていう感じでした。まさにほんとうのピノッキオ。
ディズニーのピノキオは見たことありますが、嘘つくと鼻が伸びるとか鯨に飲み込まれるとかそういう要点を覚えてただけでほぼ忘れてるので初見状態。
初っ端からジェペットの元を離れていくピノッキオ。『人に従いたくない』という彼に一体何があったのかはわかりませんが、生まれて間も無くなかなかのヤンチャボーイだなと思いました。
その後、ジェペットが嘘をついてまでして手に入れた教科書を、人形劇を見るために同じ店に教科書を売るピノッキオにはぞわっとさせられましたね。それと同時に今後の成長への期待も膨らみました。
作中で一番衝撃的だったのはやはり子供達がロバに変わっていくシーン。"おもちゃの国"で思いっきり自由に遊んで楽しむ子供達、しかし翌日にはそこが"ロバの市場"になるなんて。思わず息を呑んで口を手で覆ってしまいました。
そしてサーカス団に引き取られたピノッキオは火の輪を潜るショーをさせられて足を負傷したせいで海に沈められる。予告でも見た水中に沈むロバの周りを漂う魚の群れのシーンは美しくも残虐でまさにダークファンタジーの権化のようなシーンでした。
そして色々あってクジラに飲み込まれるピノッキオ。と、思いきや飲み込んだのはサメ。ここも子供向けとして作られたクジラのストーリーではなく、サメを出してきたのは"ほんとうの"ストーリーだったからなのかなと考えました。
漸くジェペットと会えたピノッキオ。その見た目では計り得ないほど奇想天外な冒険をし、経験をし、成長してきた。
人に嘘をつき、信じてくれた人を裏切り、信じた人に裏切られ。一概には言えませんが人間の子供も同様にこういった経験をしていると思います。だからこそただピノッキオが優しい性格になる物語ではなく、人の汚い部分を知り得た上で成長したからこそ"人間"になれて、ジェペットへの本当の"優しさ"を得られたのではないかと解釈をします。
あまりこういった感想は書き慣れないので読みにくい部分はあったかとは思いますが、とても素晴らしい作品でした。
ただ一つ最後に言うのなら、イタリア語の巻舌すごい。
ビジュアルは素晴らしいけど、お話が…
ディズニーアニメの印象が強いピノキオをダークファンタジーで描くという本作、予告編の映像が美しくグロテスクな雰囲気を纏い好みのタイプだったので観賞しました。
映像面では、ロケーションや美術、衣装、キャラクター造形全てが素晴らしく、細かなところまで世界観が行き届いており、まさにヨーロッパの絵本が動いているようで最高。映像美と雰囲気に浸れて満足でした。
ただ、ストーリーは「美しくも残酷な」というキャッチとは異なり、いつものピノキオのお話で拍子抜け。もっと本当は残酷でグロテスクで、ある種の嫌悪感を感じるようなお話を期待していたので、ちょっと残念。原作のストーリー自体が既に結構恐ろしいので、もっと振り切って欲しかったです。
実写化は成功しているけど、作品の意図が明確でない。
原作を読んでいないので、はっきりと批評することができない。美しいイタリアの農村風景や特殊効果は素晴らしい。なぜ、ピノキオは人間になりたがるのかやジュゼッペ爺さんの愛情はわかるが、ピノキオの爺さんに対する愛情が今ひとつの感じがする。もともとの原作がそうなのか、読んでいないので何とも言えない。007の最新作でボンドが橋からダイビングする街がここでも使われていた。
大人になりきれていないあなたへ
ピノッキオはもともと木の精の子どもなんですかね。それが材木として切り出されて人間界へ行ったので、妖精やカタツムリの精が助けてくれたり応援してくれたりするのかな、と思いました(原作を読めばわかりますね)。
それにしても私もピノッキオみたいな子どもでしたから、身につまされます。ロバになると知っていても、おもちゃの国は楽しそう!に見えました。なぜか男の子ばかりで女の子がいなかったけど。
ロバになっても、やり直せるところがいいですね。
最後にキツネとネコがまた出てくるんだけど、容赦なくて、教訓的な話ですけど、この映画には魅了されました。
ただし小さい子どもにはこの映像は怖いでしょう。
造形の素晴らしさ!
ピノキオっていうと、〝嘘をつくと鼻が伸びる〟っていうことしか思い出せず、実はどんな話だったかよく覚えていない…
そんでもって、ピノキオじゃなくピノッキオなんだね 笑 知らなかった…
今作のピノッキオは、かなりの問題児で悪童っぷりが半端ない 笑
見た目の可愛らしさとは裏腹に、ジェペット爺さんの無償の愛など知るかとばかりに、奔放な悪戯の限りを尽くすピノッキオ…苦笑
離れ離れになってしまったジェペット爺さん探しの旅は、ピノッキオの無知故に一進一退で非常にもどかしい
まさか、首を吊られたピノッキオを観ることになるとは…笑
俳優陣の素晴らしい芝居や、神秘的な雰囲気MAXのセット。
そして何より衣装や造形の秀逸さに眼を奪われる!
妖精さんの何と神々しいこと!
おしゃべりコウロギやカタツムリおばさんの何と可愛らしいこと!
悪役のキツネ野郎とネコ野郎の何と憎めないこと!
登場するキャラクター全てが魅力的で、フィギュアでも発売してくれないかな?
きっと全キャラ集めたくなること間違いなしだ!
美しい夢を見ているような映画
ピノッキオの世界を現代の技術を駆使して表現した、美しい夢を見ているような映画。原作の持つアイロニーとペーソスに満ちた優しくも切ないストーリーが充分に再現されている。子どもの成長物語であり、すべての人の心の救済でもある。人間臭いカタツムリやコウロギの造型、月夜にマグロに乗っていくピノッキオとお父さんの姿、すべてが素晴らしい。お父さん役のベニーニも抑えた、いい演技。ワンカットだけ007の最新作に出てくるのと同じ町でのロケと思われるシーンもあった。時間とお金があれば何度でも見たい。
純粋に面白かったです
童話としての教訓的なテーマはともかく、ピノッキオが破天荒なままに冒険していく物語の進行が純粋にとても面白かったです。映像はとてもリアルで少しグロテスクとも見れるピノッキオのリアルな見た目や、映画の最初の頃の悪童っぷりが苛立たしい感じもしましたが、だんだんと学んでいく姿をみて最後にはとても可愛らしく思えました。
ピノッキオの世界をとても素晴らしい衣装や背景の映像で最後まで物語に入り込んで楽しんでいました。
さらに、見る前は知らなかったのですがあのlife is beautifulのロバルトベニーニがピノッキオのおじいさん役だったことに驚きつつまたデニーニを映画で見れてとてもよかったです。
まあ、子供だし木だし、そりゃあ何も分かっちゃいないよね。自分の興味...
まあ、子供だし木だし、そりゃあ何も分かっちゃいないよね。自分の興味のある方向へ行っちゃうよね。
色々と騙されつつも、結局良き人の善意に助けられて生き延び人間になってハッピーエンド。
メイクと衣装が個性的でなかなか良かった。
邦題に『ほんとうの』と付ける意味があったのだろうか?笑
ピコリーノの冒険
どら猫とぼろ狐のルックスとキャラクターが最高に笑える
あまり脈絡のないエピソードの積み重ねの中に時折「えっ⁉︎」となる展開が待っている
目的に向かう道行きこそが人生
蚤の市のガラクタの奥で密かに輝きを放つ宝石
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