ナチス・バスターズのレビュー・感想・評価
全29件中、21~29件目を表示
むしろ、夕陽のガンマン。
と言うか、マグニフィセント・セブン?
もう、完全に遊び入ってます。エンタメです。振り切りです。狙ってます。独ソ戦に飽き飽きして来た国民に向けた会心の西部劇。いや、ロシアじゃ西部劇撮れないから、独ソ戦にしちゃったよ。的な。
もうね。ラストとか完全に西部劇のノリw
いやー、T-34とも1941とも、全く被らない戦争エンタメ。と言うか、ソ連側は赤軍と言うよりパルチザン。小火器だけで頑張るところも、西部劇感に繋がってたりしますが。
戦車も戦闘機も出て来ない、陸軍歩兵戦と言う地味さを忘れるくらい面白かった。
赤い亡霊、でよくない?
1941年の冬、極寒のソ連に侵攻したドイツ軍兵士の間で、謎のソ連狙撃兵がドイツ兵を次々と射殺している、という噂が広まっていた。ドイツ兵はその正体不明の狙撃兵を、赤い亡霊、と呼び、いつ狙撃されるか分からない恐怖に怯えるようになっていた。部隊とはぐれてしまった5人のソ連兵たちが無人になった村にたどり付いた時、ドイツ軍部隊が現れ、5人は捕まっている味方を救出しようと戦いを挑むが、全滅の危機に陥った。その時、どこからか飛来した銃弾が次々とドイツ兵を倒していった。その銃弾は赤い亡霊が放ったものだった。さてどうなる、という話。
先日観た1941と時期がかぶる作品だが、あれほど大がかりではなく、銃撃戦だけ。
お決まりのラブストーリーも、今回は出産という形で登場。さすがロシア映画、って思った。
タイトルは、赤い亡霊、で良かったように思った。
ロシア製タランティーノ映画!
どこからか現れて、ドイツ兵を射殺していく”赤い亡霊”と呼ばれた狙撃兵。
部隊とはぐれてしまったロシア兵たちがドイツ兵部隊に囲まれてしまったとき、どこからともなく”赤い亡霊”がやってくる。
これ作ったのタランティーノだろ!って言いたくなるぐらい、シリアスとユーモアとワクワク感。
そしてストーリーの完成度が高い。
レニングラード・カウボーイズのようなトボケた感じも始終流れていて最高です。
そして感動のラストシーンへと!シビレます。
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』みたいな作品かと思いきや、泥臭くてエモーショナルなほぼマカロニウェスタンでした
舞台は1941年の冬、モスクワへ進軍中のドイツ軍の手に落ちたヴャジマ近郊。そこでは次々にドイツ軍の兵士が射殺される事件が発生、兵士の軍服から肩章を剥ぎ取って姿を消すその狙撃手は“赤い亡霊”と呼ばれていた。同じ頃部隊とはぐれてしまいパルチザンと合流しようと何日も雪の中を歩いていたソ連軍の兵士達は無人の民家に辿り着くがそこにはドイツ軍の罠が仕掛けられておりブラウン大尉率いる部隊が迫っていた。絶体絶命の事態に彼らは死を覚悟して立ち向かうべきか躊躇するが・・・。
ロシア製なので『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のような作風を無意識に期待していましたがそれは全然見当違いで、戦争映画というよりもほとんどマカロニウェスタン。管弦楽にフォルクローレを織り交ぜたゴージャスな劇伴はもう完全にそっちのノリだし、舞台もほとんど民家の周りだけで大掛かりな兵器も出てこないしほとんどCGも使われておらず、50年前に作られた映画だと言われたらそのまま信じてしまいそうなくらいオーソドックス。マカロニなので薄汚れたイイ顔のオッサン達が大活躍する爽快感がハンパない痛快な作りになっています。一方的にナチを殲滅する話かと思いきや敵対するドイツ軍兵士の描写が意外と多面的、冷酷で勇敢なブラウン大尉周りに細かいギャグも散りばめられていて何気に多彩。非常に単純なストーリーに厚みが加わって華やかさがどこにもないのに実にエモーショナルな作品となっています。ちなみに『T-34〜』と一部主要キャストがカブっているので、『T-34〜』を観た人は余計に楽しめる仕様となっています。
もう少し説明がほしかった
・舞台も規模も丁度よくて面白かった。烏合の衆?の人達が強すぎるのが何故なのかがわからなくて、ドイツ軍に対して人数少ないのに粒ぞろい過ぎるなぁっていうのが気になった。赤い亡霊並みに強かったし。
・小さな村?の毒入りの食事やサウナ?があったり当時の雰囲気がああいう感じなんだろうなぁって思うと良かった。
・赤い亡霊が本当に亡霊で次々とつながっていくのが噂通りの亡霊だったのが良かった。
・冒頭で捕まえた若者?は一体どういう状況だったのかなと思った。ロシア語が流暢ならロシア人って事にならないのかな、と思った。
・T-34を超えるものを勝手に期待してしまい、そこまでじゃなかったので心構えを間違えた。
【”ロシアの赤い亡霊・・。ここは俺の土地だ!-ロシアの民は、独ソ戦を決して忘れないのである。ー”ロシアに侵略してきたナチスに命懸けで抵抗するパルチザン、民の姿を描いた作品。】
ー 第二次世界大戦の1941年から1945年にかけて延々と行われた独ソ戦の、ソ連側の民衆も含めた死傷者の数は、第二次世界大戦に参加した国の中で、最多と言われている。ー
◆感想
・冒頭の、ロシアの役者夫婦が、ドイツ軍に捕らえられ、銃殺寸前まで行った時に、突如現れた”赤い亡霊”の、忍者のような素早い動き、正確なスナイパーとしての腕に期待値が上がる。
・だが、その後の展開が、イキナリだれる・・。
パルチザンと思われる、ロシア人達が漸く民家に到着するが、そこには毒の入った料理が置かれていて・・。
- 展開が粗いなあ、と思いながらも独特の泥臭い雰囲気に釣られ、観賞続行。-
・身重の女性を残して、男達は家を出るが、そこにナチスのSSのブラウン大尉が率いるドイツ軍部隊がやって来て・・。
- 男達は、身重の女性を救うため戻るが、多勢に無勢。赤ちゃんを産んだばかりの女性の命が危うくなって・・。-
□今作は、ここからのパルチザンたちの命懸けのドイツ軍との戦いのシーンが見所であろう。
飛び交う銃弾、ドイツ軍の砲撃、たった5人で応戦するロシアパルチザンの姿。
そこに、”赤い亡霊”が再び忍者の如く現れて・・。
<死闘は、多大なる犠牲を払いながらも、パルチザン側が勝利。
そして、ラスト、死んだ筈の”新しい”赤い亡霊が再び現れ・・。
あれは、ロシア民族は決して、他からの侵略に屈しないというメッセージだろうと、私は解釈した。
シーンの繋ぎも粗いし、ストーリー展開も前半はやや粗いが(大分、カットしたのかな・・)ロシア民族が、ナチスドイツに屈せず闘う姿は、印象的だった作品である。>
けっこうよかった
時折ふざけていて、それが大して面白くないし、スリルをもうちょっと追及して欲しいのだが、けっこう面白い。少人数で大勢を相手に戦う様子が嘘くさくない。赤い亡霊の活躍もそれほど超人的でないし、最終的に死んでしまう。しかし、代替わりして伝説的存在が継続するのがかっこいい。先代は誰だったのか語られないままだ。
殺し合いの場面で指を噛まれるのが本当に痛そうだ。想像しただけで恐ろしい。
敵のナチスの中にもお人よしの兵士がおり、憎めない。せっかく焼いた豚を食べずに死んでかわいそう。
そもそもあの主人公チームがどんな集まりなのか不明なままだ。なんてことない単なる避難民なのだろうか。説明があったのかもしれないが把握できなかった。それほどトレーニングを積んでいる感じも、プロフェッショナルな感じもしない。塹壕に攻め入った時に、瞬殺できず手帳でナイフを防がれたりしてモサモサして逆にやられそうだった。
時間が短くて充実していて面白い。こういうのが増えるといい。
西部劇テイストのロシア製戦争映画
近年続々と公開されているエンタメ度の高いロシア製戦争映画の中でも、本作はVFXも使ってない上に戦車や飛行機も登場しない。無人の村を舞台に、少数のロシア兵と多数のドイツ兵の戦いが繰り広げられるという、規模的にも予算的にもかなりミニマムな出来。
登場人物に極端にクローズアップしたカメラショットや、エンリオ・モリコーネ風の劇伴など、かなり西部劇を意識した作りなのが特徴。またダイアローグの多さも相まって、『ヘイトフル・エイト』の影響も感じる。『T-34』のようなド派手な爆破、破壊シーンこそないものの、いつ撃つか撃たれるのかの神経戦はなかなか見せてくれる。
謎のロシア人スナイパー"赤い亡霊"役の俳優が、スティーヴ・マックイーンやダニエル・クレイグに似たルックスなのも印象的。というか邦題も、原題通り『レッド・ゴースト(Red Ghost)』にすればよかったのに…
全29件中、21~29件目を表示