死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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阿部サダヲの瞳に吸い込まれそうになる
白石監督が好みなので観に行きましたが、ドンピシャで面白かったです。 特に役者陣は最高。阿部サダヲがサイコパス特有の二面性を、高い演技力で見事に演じていて、思わずこちらも心を奪われそうになります。黒カラコンの求心力が凄い。 岡田健史の武骨で人付き合い苦手そうな感じも上手いと思った。ただ、「孤独な大学生は1人でスカッシュせんやろ!」や「Fランの割に探偵役として優秀すぎんだろ!」というツッコミを入れたくなりましたが。 あと個人的に、飲み会で「情報交換なんてするわけねぇだろ!」と絡んでくる大学生がダサくて好きでした。 「阿部サダヲに洗脳されてみたい」っていう人にオススメ!
グロと虐待はもう、イイかな
グロいシーンは目を覆います。実際に画面に出さなくても、余白で見せることってできると思うんですよね。カット繋ぎとかで。 まあ、そういうシーンが売りの監督なんでしょうけど。 あと、この地方って、そんなに人口多そうでもなかったけど、虐待多いんだな、て思った。 取り上げられることが多い虐待、わざわざ金払って見たくないって。
そいつは信用出来るのか?それとも信用出来ないのか?
はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。 さてと・・・阿部サダヲ主演のサスペンス映画ですか。 阿部サダヲって不思議な存在ですよね。大人計画の繋がりで宮藤官九郎脚本で良く見るなあ・・・でも絶対に主役にはなれねえよ! イケメンじゃねえし、背も高くねえし、いまいちキャラが定まってねえし。ずっと脇役だよ!が・・・ ごめんなさい。何回も謝ります。土下座して謝りますから許して下さい。謝罪の王様なみに。なんと本作は堂々の主演。(正確には岡田健史とのW主演) テレビドラマの「マルモのおきて」からだと思います。しかしねえ・・・正直言って・・・ ひでえ芸名だよ‼️ これを読んでいる方はご存知だと思うんですが、昔、愛人のポコ◯ンをちょん切った、阿部定が元だよ。芸名って結構大事だよ。大人計画の主催の松尾スズキが遊び半分で命名したんだね。が・・・最初の芸名はさらにひでえんだよ!これがまた!なんと・・・ 死体写真‼️ 阿部隆史(本名)は阿部サダヲになった時どう思ったのだろうか?私だったら、嫌だ!欅坂46の平手さんばりに叫んでグレちゃうよ。もうね、夜の校舎、窓ガラス壊して回っちゃう。 ・・・はやめて。せいぜい歩道の空き缶を蹴飛ばすくらいかな。 話は飛ぶんですが、浅草キッドの玉袋筋太郎もひでえ芸名だよ!下ネタにも程があるでしょ。相棒は水道橋博士ですが、当初の芸名は・・・ 二代目 亀頭白乃介‼️ いやね、芸名の話しなんで下ネタではございません。ちなみに玉ちゃんは公共放送の時は知恵袋になります。色々本人達はネタになってるんで良かったんでしょう。 まあ今時だとコンプライアンスがうるさいんで考えられないですね。関係ないけど、ぱいぱいでかみちゃんもでかみちゃんになったしね。 さてと・・・大したことのない枕は終わりです。まずは簡単にストーリーを。 Fランクの大学に通う筧井雅也(岡田健史)の元にある日一通の手紙が届きます。差出人は稀代の殺人鬼、榛村大和(はいむらやまと 阿部サダヲ) 榛村は高校生ばかり24人を殺害しています。なんとも胸くそ悪い。 榛村はパン屋です。地域の人の信頼を得ています。しかし・・・殺人鬼。「悪の教典」の蓮見と同じカテゴリー 知能は高いけど他者への共感性はゼロ。虐待された人間の気持ちにはならない。胸くそ悪い。精神的な疾患を抱えているんでしょうね。そのうち一人は冤罪ってね・・・どうでもいいわ! そんな事を言ってはいけませんね。話しになりません。で、筧井は小菅拘置所まで会いに行きます。待合室に謎の男。長髪。 はたしてアクリル板越しに対峙します。あれ?これってあれだよね? 「羊たちの沈黙」 多分だが、みんな言ってる。(まだ皆様のレビューは読んでません) そして筧井は個人的に捜査を始めます。それより・・・ 勉強しろよ‼️ なんかね、原作者(櫛木理宇)はシリアル・キラーのマニアなんだなあと、感じました。あのエピソードは大久保清からあのシークエンスは愛犬家殺人事件から、あそこはベラミ事件から、etc… 帰ってからパンフレットを読んだら、真性のシリアルキラーマニアだった。執筆活動の前にシリアルキラーのウェブサイトをやっていたんだと。なるほどね。 秩序型殺人鬼、テッド・バンディをモデルにしたらしい。ただね・・・ ザック・エフロンと阿部サダヲは違いすぎ! 榛村の人たらしのテクニックも凄いね。まずはラポール(心理的距離)を掛ける為のミラーリング(動作を真似る) バックトラッキング(相手の言葉を繰り返す) 手練手管を使うんですね。 と、知ったような事を言ってすいません。ユーミンの「まちぶせ」の一節も思い出しました。 他の人がくれた ラブ・レター見せたり 偶然を装い 帰り道で待つわ 人って偶然が繰り返されると必然と感じちゃう生き物。ユーミンの洞察力は凄いよね。 そして監禁、拘束、虐待、殺害。いやあ胸くそ悪い。 原作や映画では語ってないけど性的な虐待もあるらしいですよ。原作者はそう言ってます。まあシリアルキラーは全員そうだよね。胸くそ悪いけど。 ストーリーの続きですがあんまり言っちゃあだめなやつ。この映画は。意外な登場人物が絡んできたり、筧井のアイディンティを揺るがす出来事があったり飽きないで最後まで観られました。 あとね、岩田剛典、ウェディング・ハイに続いて良くこの役を受けたな。イケメン、ミスター慶應、老舗靴店の御曹司、EXILE. モテ要素しかないじゃん!ポーカーならエースの4カードだよ。こっちは月に吠えるだけ!ワン! それからね、映画ってファンタジーなんで正論を言うのは無粋なんですが・・・24人を長期間に渡って殺害するのは無理です。今は監視カメラだらけだからね、それこそ佃煮にするくらいあるんだよ。言葉の言い換えで今は監視カメラじゃなくて防犯カメラらしいが・・・ うるせえよ‼️ なんとも長文の上にとっちらかったレビューとも言えないレビュー。ほぼ余談、または雑談。ごめんなさいね。 読んで頂きありがとうございました。またお暇な時にお付き合いして下さい。
暗鬱な作品で、悪い邦画です…
GWだったので、勢いで映画館に入ったのですが30分程観て、はて…この感じは○枝監督作品だったかと、非常に後悔しながら観ました。(ただの雰囲気映画と言いますか…(*´Д`)) 見終わった後も、足早に劇場を出たのですが、監督がまさかの白石監督!!邦画のこのテイストが、なぜ毎回f**kなのか分かる方教えて下さい。 唯一、良かったのは脇役の俳優さん達でしょうか。オチの女優さんが、割と上げられてますが…私的に理解不能です。役がとんでるだけで、そこらの道系アイドルでもでき… と、誰か訪ねて来そうなのでここまで。 胸糞映画が好みの方は好きだと思います。是非ご観賞下さいませ!
物語は一級のサスペンススリラー
物語は一級のサスペンススリラー。阿部サダヲさんの怪演が秀逸過ぎて怖すぎる、白石和彌監督ワールドの恐怖演出も流石。 自分のように残忍シーンは顔を伏せて見ればある意味の名作。観終わった後決して気分はよくないけど天才俳優、岡田健史君の名演も含めて映画としての観点としては素晴らしいと言わざるを得ない。 ラストの阿部サダヲさんと岡田健史さんの心理戦は超見所。
今度は心へのバイオレスか!
「孤狼の血」シリーズで “日本で一番バイオレス演出がエグい監督” (当社比)の 白石和彌監督作品。 いつもが殴る蹴るなのに今作は 心をぶん殴……いや、ネチネチネチネチネチネチ… こんな 心の暴力 ありますか? 物語の展開も そっちの方向に行くってわかってるのに 普通に行かせない。 フラグの回収と、意図的な置きっ放しも素晴らしい。 そしてキャストが秀逸。 全く無駄が無い。 メインは言うまでも無いけど 宮崎優さん! グラビアも頑張る丸顔女優! 可愛かったです(^_^;)
生理的な不快感とストーリーテリングの快感を同時に味わえる稀有な映画
先の読めない展開に引き込まれる。「なるほど、そういう話か」と分かった気になるたびに、まんまと裏切られる。やがて、自分も、主人公と同じく、連続殺人鬼の手のひらの上で踊らされていることに気付く。 誰からも好かれる感じの良い人と、極悪非道なサイコキラーを違和感なく演じる阿部サダヲが圧巻である。彼独特の「生気のない目」が存分に活かされ、一見すると有り得ないような犯人像に説得力を与えている。投獄された後も、獲物を定めて、心を操り、いたぶり、もてあそぶ犯人のキャラクターは、阿部サダヲの怪演とも相俟って、日本映画史に残るものになるのではないだろうか? ただ、犯人が14歳の時の犯行と20歳の時の犯行、そして現在の犯行の「手口」や「嗜好」がそれぞれ異なり、一貫性に欠けるのは気になる。どんでん返しの仕掛けを作るための、後付けの理屈のようにも思えてしまったのは残念であった。
実にハラハラした。
昨日鑑賞してきました。 この作品は、主人公の雅也君が榛村に引き込まれるのか?否か?の危うさが特にドキドキしました。榛村に関しては殺人行為が『自分が生きる上で必要だった』という風に語るわけですが、これは以てのほかな意見で、このフレーズだけ聞くと多くの人はその理由に引き込まれて、自分の判断を失いやすい。例えばムシャクシャして人に当たるという行為も、『自分の怒りを消化するためには必要な行為でした』と語る事が出来る。人は、その都度、自分の人生において、何を選択するかが大変重要であって、榛村はその選択をまるで自分の選択ではなく『そうせざるを得なかった』とも受け取れる表現をしている。その点では、雅也君は、最終的に自分で判断しているところが、榛村と決定的に異なる点でした。中々面白い作品だと思います。が、痛々しいシーン苦手な方は最初の方でギブしそうなのでご注意ください
阿部サダヲの怪演が素晴らしい
予告編だけで面白そうなので見てきました。 期待以上に怖い作品で面白かったです。 真面目な高校生17歳か18歳たちに狙いを定め、次々と餌食にしていったサイコキラー榛村大和から大学生の筧井雅也(岡田健史)に手紙が届き刑務所に面会に行くシーンから息詰まるサスペンス劇が盛り上がっていきます。 主役の阿部サダオの怪演が素晴らしく、昼間は真面目に働くパン屋の店員、裏では縛り付けた少年少女を冷静に観察し爪を剝ぎ痛ぶって殺す狂気の男。 ラストの留置所の面会室のシーンの張り詰める緊張感とオチもなかなか良かったです。 「孤狼の血」の白石和彌監督の力量は邦画界では一級です。
自らの手を汚さぬシリアルキラー
二十四件の連続殺人を犯し 死刑判決を受けた『榛村(阿部サダヲ)』から突然送られて来た手紙。 そこには九件目の殺害だけは自分の犯行ではないとしたためられていた。 小菅の刑務所に面会に行き、 その言葉に信憑性の高さを感じた大学生の『筧井(岡田健史)』は 独自に調査を開始する。 地元の宇都宮でパン屋を営んでいた『榛村』の店は 当時中学生だった『筧井』にとって駆け込み寺のような場所であり、 そこで優しく接して貰ったことに恩義を感じている過去もあった。 調べを進めるにつれ、やがて その稀代の殺人鬼がどうやら嘘をついてはおらず、 他に真犯人が存在する可能性に行き当たるのだが・・・・。 その真犯人にしても、物語の流れにしても、 ある意味想定通りの展開であり帰結。 もっともそれは自分が慧眼と誇っているわけではなく、 いみじくも劇中の科白にあるように、 冷静に物事を見れば自ずと導かれる設定。 ただ本作が巧みなのは、至る所に「red herring」をばら撒き、 鑑賞者の思い込みも利用した幾つもの仕掛けが奏功していること。 それは目から耳からの両面で、 あっさりと手管に巻き込まれてしまう。 なによりも、語り手の一人称で全編が通されている構成が大きく寄与。 作り手サイドの意志が、かなり効果的に反映されている。 勿論、その流れに身を任せ、 終盤に向け手に汗握る姿勢もあろうが、 ここはやはり頭をフル回転し、 サイコサスペンスに挑むのが正しかろうと言うもの。 何故なら、タイトルそのものが指し示している如く、 答えは最初から眼前にあるのだから。 先ずはシリアルキラーは人転がしでもあり、 向き合った人間の懐にすっと入り込み、 いとも容易く手玉にとることができるとのテーゼがあり。 次いで、親からの強い抑圧下で育った子供には 必ずつけ入る心の隙が大きく空いているとの要件が満たされる必要が。 しかし、そうした人間があまりに多く登場し過ぎると、 胡散臭さとやり過ぎ感が漂う。 物語は白けたものになってしまい、 本作は相当そちら側に踏み外しているよう。 主要な人物の巡り合わせも、 あまりに都合よく出来過ぎている。 一方、長い年月を掛け周到に張り巡らされた罠の構成は、 これを発案した原作者のアイディアを褒めるべき。 異常な心理的欲求を持つ人間は 過去に人を殺めた記憶を反芻するだけでも快感を得、 また他人をコントロールすることにも同様の快楽を感じるとの背景。 よもや『榛村』は殺人をやりつくし、 意図的に逮捕され、刑が施行されるまでの長期間を 人を動かすことで新たな楽しみを得ようとしたのでは、と 勘ぐりたくもなるが。 常であれば饒舌で多動の『阿部サダヲ』が ここでは一転、ほぼ動かず、静かな口調で人々を誑かす。 その静かなたたずまいと、底が見えぬような暗い眼差しで魅せる演技は出色。 異なる境地と感心する一方で、 『筧井』を演じた『岡田健史』は主に人物の造形に首を傾げることが多々。 家庭内の軋轢だけで、果たしてこのような性格が出来上がってしまうのか、 どうだろうか。
サイコサスペンスファンタジー
白石監督にしては全体的に大人しい作品だった。新しさを感じられないよくあるサイコサスペンス映画。殺人鬼役の阿部サダヲの狂気的な演技が話題になってるけど、主人公の母親役、中山美穂の演技が凄い。ミポリン要素が一切ない。スクリーンに映るのは人生に疲れた中年女性。「死刑にいたる病」は残酷な描写はあるけど、「凶悪」の方が圧倒的に怖い。現実で起きてる凶悪事件を超えてない。フィクションなんだからもっとやっていい。警察が無能な世界なため映画全体がファンタジーになってる。色々おしい映画。
裏切られるのは信頼していたから
阿部サダヲのサイコキラーっぷり、独特な闇のオーラに包まれた雰囲気が超ハマりそうで超楽しみにしていた本作。監督はなんと白石和彌監督。期待しない要素がありません。5月で1番期待していた本作ですが、流石白石監督。期待を裏切らない面白さでした。 なんといっても阿部サダヲ。 温厚で優しそうなイメージしかない彼が狂気的な連続殺人鬼なんて演じれるのかと思っていたけれど、予告以上にやってくれてました。感情を失った目にグイグイ引き込まれる。巧みな話し方で観客までも阿部サダヲ演じる榛村に心を許し、好きになってしまいそうになる。阿部サダヲはもうどんな役をしても恐ろしい殺人鬼というイメージが付きまといそう。最高という枠にハマらないほど素晴らしい演技を発揮してくれました。拍手喝采👏 他の登場人物もキャスティングが完璧で、岡田健史も岩田剛典も新人・宮崎優も大きな爪痕を残していました。岡田健史はこういう役を演じるのが多いイメージ(望みとか)だけど、毎回違った良さを出していていい役者だとしみじみ思っちゃう。榛村に再会したことをきっかけに変貌していく筧井にゾッとしたし、人間の恐ろしさを目の当たりにした気がした。ほんと、白石監督は役者の良さを見出すのが上手いこと。 「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」の白石監督という印象が強いため、ちょっと今回は物足りなかった気はした。もっと丁寧に殺人の様子を見せて欲しかったし、榛村が抱える彼なりの美学みたいなものをちゃんと描いて欲しかったな〜と思った。インパクトに欠けるというか、ちゃんと面白いんだけどもう一回見たいと思える映画ではないかな。 でも、どんどんと狂っていく主人公の筧井を小説では表せない映像ならではの手法で見せていたのはお見事。カットが多めになったり、カメラが安定しなくなったり、読んでいないからハッキリとしたことは言えないけど、原作よりも恐ろしさは増した気がする。映像として体感した方が圧倒的に怖いかと。 人間ドラマを描かせるなら白石監督におまかせ! 日本映画界に必要なのはやはりこの監督。まだまだ過去作は見れていないので、これから見ていこうかな。あー、いいもの見た。。。この満足感、たまりません。
超つまらない
好きな人には申し訳ないけど、つまらないです。所々ギャグかと思いました。 でも阿部サダヲの真っ黒な、心のクレバス(裂け目)を表したかのような目はCMからすごく良かった。監督自身も、阿部サダヲのその目を撮りたかったらしいし良かったのではないかと。
どんでん返しオチのために伏線ばら撒きを優先してつまらない展開が続く映画
原作者の改変オッケーもらえて映画製作者の意地を見せたくなったのか、映画は原作とは違ったオチが待ってました ただ、そのオチに向かってストーリーの軌道を持っていくために阿部と岩田のやりとりが結局正しくは何だったのかが最後まで意味不明です 意味は分かるんですけど、辻褄が合ってない気がして何か引っかかります 手紙があるだけで岩田の証言が正しいとは限らないし、そもそも岩田はそこまで阿部の思い通りで言いなりになるものなのか…… しかも、この結末だったら阿部も17、18歳以外のターゲットも殺すことになるし、だとしたらこのストーリーの語り手としてウソをついていることになるから、結局主人公が犯人だった的な信頼できない語り手のクソ創作ジャンルに収まる駄作だと思いました 映画製作者はどんでん返しを見せたいから複雑な展開をさせますが、阿部を実在する人間だと考えた時にこんな複雑な手口を決行する必然性が全く感じられないし そこまで殺したいなら主人公が17、18歳の時に殺しておけばいいのに 殺せなかった理由も描かれてないし あの同級生も安部の手紙だけで主人公を殺すように行動する理由が分からないです 白石和彌監督は孤狼の血が素晴らしかったですけど、結局は脚本家の手柄ですね 孤狼の血の脚本家は優秀で、今作の脚本家は無能で、そもそも脚本がダメなら白石和彌監督がホンを直してクオリティを上げることは出来ないレベルの監督なんだとハッキリしました 安部と主人公の面会シーンがどう考えても単調なカットバックになりやすいんですが、それを色んな撮り方して飽きないように頑張って演出したのは伝わって来ました ですが、本来は脚本の段階で冗長な面会シーンを短く短くしないとダメなんですよ 主人公が関係者に会いに行って新たな証言を得る、回想で観客に説明する、その繰り返しで伏線撒いて脚本家のご都合で結末に向かっていきますが、その構成からしてダメな刑事ドラマと一緒で最低なんですよね 一時間の刑事ドラマを薄めて二時間の映画にしたみたいな内容でメチャクチャ退屈でした あと、主人公が阿部の言いなりになって事件を捜査し直す動機が、秘密が明らかになる途中までありません 主人公にモチベーションが無いまま、脚本家のご都合で捜査して情報がばら撒かれるだけなので途中までストーリーとドラマが無いですよね 本当に酷い脚本でした この脚本家は映画界では売れっ子のようですが、本当にレベルが低いです これからこの名前が脚本にある映画は見ないようにします
ちょっとグロい、最後まで予想不能
白石監督っぽい暴力とグロさ。テレビでは放送出来ないかも。目を背けたくなるシーンと見入ってしまうシーン。 阿部サダヲと岡田健史の怪演も良かった。 特に阿部サダヲは狂気。サイコパス。でも魅力的。 前情報なしで見はじめて、たぶんこういうことなのかな?と思いながら見ていました。その通りの部分とまったく予想外の所とバランスが良かった。そして最後は、、、どうなるのか。 退出時、いろいろなところで、こういうことだよね?という声がたくさん。こうなる映画は好き。 原作は読んでいませんが、小説のネタバレサイト読むと分かります。原作と同じ話のようで違う話でもあります。絶妙なバランスのような気がします。特に「灯里」の辺りは映画の方がゾクゾクします。 さすが白石監督。
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