劇場公開日 2022年5月6日

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「羊たちの沈黙とハンニバル、役者は上手だが惜しい。」死刑にいたる病 ころんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5羊たちの沈黙とハンニバル、役者は上手だが惜しい。

2022年12月4日
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鑑賞方法:映画館

映像キレイです、役者も上手いです。ですが、惜しいかんじ。
タイトル通りなんですが、羊たちの沈黙とハンニバルを目指した?、印象でした。

脚本と原作、どっちの問題なのかな。
原作未読なので。
(最近は金融系の本を優先しているため、小説ほぼ読んでいないんだよな~、時間がほしい。)

阿部サダヲさん(我が家ではマルモと呼ばれています)、はすごく上手でした。
ほかの役者も素晴らしい!。

意外なところで、中山美穂さんの母親役も上手だな~と。
母親役で目立たない印象なのですが、それが役柄に合っていて(性格的にも地味な役なので)、上手だな~とか、しみじみ思ってしまいました。
映画終わってから、旦那に「あれ、中山美穂だよね?」と確認するほど、美穂さんだってわからなかったです。

グロさはハンニバル、ストーリーは羊たちの沈黙、かなぁ。
どっちも若き頃にDVDで見ました。

画はキレイなんですよね。
冒頭部分のマルモが立って花びら(らしきもの)を手から、ヒラヒラと散らすように落とすシーンなんて、画としては雰囲気も完璧だし、ミステリー洋画みたいで素敵なんですよ。

けどね。
ストーリーがね~、私としては今ひとつなんですよね~。
謎解きサスペンスとしては面白いですが、でも、それだけなんですよね。

謎解き、なぞなぞ、クロスワードパズル、のような映画は、一度見れば十分かなと。
テーマもよく分からないんですよね(脚本と原作のどっちの問題?)。
役者はみなさん上手です、だから惜しいな~と。

羊たちの沈黙、ハンニバル、については、もう一度見たいな~という気持ちがあるのですが、
この映画にはそれは無いかな~。

謎解きのためのストーリーと、話をつなげるための人物ありきの映画かなと。

テーマもあったかもしれないのですが、分かりませんでした。

冒頭のマルモが非常にかっこよく、洋画的に撮られていたので、すごく期待して見ていたのですが。

単なる謎解きストーリーで薄い印象でした。

謎解きストーリーとしては、よく練られているので、見ていて飽きません。

ハンニバルのようなグロさもあるので、苦手な方は見るのを控えた方が良いかもしれません。

久しぶりに、羊たちの沈黙を見たくなりました。

ころん