「目は口ほどに物を言う」死刑にいたる病 あさんの映画レビュー(感想・評価)
目は口ほどに物を言う
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予告編の阿部サダヲの目に惹かれて鑑賞しました。
結論として、俳優陣はよかったのにストーリーと演出がちょっと自分は合わなかったなと。
W主演の岡田健史、阿部サダヲの目の演技力は素晴らしかったです。
阿部サダヲの恐ろしいほどの演技力と目力にゾワッと鳥肌が立ちました…。
明るい人柄を装ってても、まばたきの回数も少なかったり、目のハイライトが消えていたり。この些細なアンバランスがとても気味悪かったです。
岡田健史は最初は陰キャっぽくオドオドした目付き→自分が殺人鬼の息子かもしれないと思った時の興奮した目→全てを悟った目。結構起伏の激しい役だと思いましたが、それぞれ目で演じ分けられててすごいなぁと思いました。
ただストーリー展開が個人的にイマイチでした…拷問シーンはPG12でいいの?となるくらいグロ強め&被害者の叫びが本当に刺さる。グロ苦手な人や敏感な人は苦手かもしれないです。
また、阿部サダヲの背景があまり掘られていなかったので、彼を彼たらしめる所以というか、そういう部分に触れて欲しかったです。
『もし最強のサイコキラーがいたら!』というエンタメの1つだったらそこまで深堀しなくていいかもしれませんが雰囲気がリアル路線だったので肩透かし食らった気分でした。
中盤の唐突な濡れ場シーンに興醒めしてしまい、以降の展開も急に雑な感じがしてどんどん映画の世界観から離れてく自分が。
ハマりそうでハマらない絶妙なラインの作品でした。普通に面白かったです
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