「全く関係なさそうなことを調べました」死刑にいたる病 劇場の天使2さんの映画レビュー(感想・評価)
全く関係なさそうなことを調べました
劇中主人公の家の玄関正面の書が一瞬映りました。
讃美歌162番
あまつみつかいよ、イエス御名の
ちからをあおぎて、主とあがめよ
と書かれていたような気がしました。あるいは讃美歌164番だったか。時間にすれば1秒?もう一度観ればはっきり確認できるのですが、再び観るのは生理的にも精神的にも辛い映画なので無理です。もし観たとしたなら阿部サダヲ演じる残酷な大量殺人を犯した死刑囚に取り込まれてしまうような気がします。
この讃美歌162番の聖書箇所は次のようなものであるらしいです。
詩篇24章第1節
地とそこに満もの
世界とそこに住むものは、主のもの
詩篇89番2章
主の慈しみをとこしえにわたしは歌います。
わたしの口は代々に
あなたにまことを告げ知らせます。
黙示録19章16節
この方の衣と腿のあたりには、「王の王、主の主」という名が記されていた。
もうこれを調べている時点で阿部サダヲに取り込まれているのかもしれません。飾られていた書が本当に讃美歌162番なのかどうかわからないのに。そこに深い意味があったかどうかも定かではありません。クリスチャンらしい人は一人も登場しませんから単にロケ用に借りた家に元々飾ってあっただけなのかもしれません。
映画の登場人物のほぼ全員が阿部サダヲに自由に操られていたというのがオチといえばオチ。ただ映画として明快に示されたかというと今ひとつはっきりとしない部分もありました。残酷な表現や描写が多く正視できない場面が多かったです。迂闊なことに三代目 J Soul Brothersの岩田剛典がどこに出ていたのか最後まで気がつきませんでした。