「はなびら?」死刑にいたる病 Miyuさんの映画レビュー(感想・評価)
はなびら?
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原作がミステリー小説ということもあり、殺人の動機ややり口などの展開は面白く、あっという間の128分だった。
しかし、シリアルキラー(サイコパス)の2面性や異常性・殺人鬼としての葛藤とそれに取り込まれかける単なる大学生の対比構造に、そこまで惹かれるものはなかった印象。
殺人をせずには生きられないシリアルキラーの、内なる罪悪感(のようなもの)との葛藤は、演出や阿部サダヲさんの演技も通り一遍なもので、新しさが感じられなかった。目はすごかったです!
段々と追い込まれ、自身の中に入り込み鬱屈していく岡田健史さんの演技はとても良かったが、ラストシーンで涙する部分の流れに違和感があった。
また、亡くなった胎児を燃やすシーンだが、胎児を映す必要があったのか。なかなか受け入れることができなかった。
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