「白石和彌監督向きではない映画かも……」死刑にいたる病 ベッカムさんの映画レビュー(感想・評価)
白石和彌監督向きではない映画かも……
クリックして本文を読む
ネタバレです。
とにかく鑑賞した方はわかると思うのですがミスリードを何度も誘う映画です。
花びらが本当は爪だったり、阿部サダヲさんを岡田健史さんの父親にミスリードさせるような中山美穂さんのへんなセリフだったり、岩田剛典さんを殺人犯にミスリードさせたりと。
なんだか原作批判ではないけど日本で24人も殺人って可能なのか?とか疑問に思ったり、本当に冤罪でもう一人殺人犯がいた方が面白かった内容になるのでは?と思ってしまった。
あと岩田剛典さんはミスキャストだと思う。ほとんどセリフないし、長髪で顔は隠れてるし、痣で特殊メイクしてるし……柄本佑さんか柄本時生さんとかの方が向いてたような……
岡田健史さんの父親役の人も母親役は中山美穂さんなのだから、あれだけ出演シーンも多くてセリフもあるのだからもっと有名な俳優さんを使って欲しかった。益岡徹さんとか光石研さんとか向いてたかも。
やっぱりヤクザと汚職刑事が出なくて暴力シーンが少ない映画は白石和彌監督だとちょっと物足りなさを感じました。
ラストの落ちはそっちを描くのかーと思いました。
自分はてっきり岡田健史さんが闇堕ちして彼女を殺して爪を剥がすのかと予想して外れました。
コメントする