「そいつは信用出来るのか?それとも信用出来ないのか?」死刑にいたる病 masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
そいつは信用出来るのか?それとも信用出来ないのか?
はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
さてと・・・阿部サダヲ主演のサスペンス映画ですか。
阿部サダヲって不思議な存在ですよね。大人計画の繋がりで宮藤官九郎脚本で良く見るなあ・・・でも絶対に主役にはなれねえよ!
イケメンじゃねえし、背も高くねえし、いまいちキャラが定まってねえし。ずっと脇役だよ!が・・・
ごめんなさい。何回も謝ります。土下座して謝りますから許して下さい。謝罪の王様なみに。なんと本作は堂々の主演。(正確には岡田健史とのW主演)
テレビドラマの「マルモのおきて」からだと思います。しかしねえ・・・正直言って・・・
ひでえ芸名だよ‼️
これを読んでいる方はご存知だと思うんですが、昔、愛人のポコ◯ンをちょん切った、阿部定が元だよ。芸名って結構大事だよ。大人計画の主催の松尾スズキが遊び半分で命名したんだね。が・・・最初の芸名はさらにひでえんだよ!これがまた!なんと・・・
死体写真‼️
阿部隆史(本名)は阿部サダヲになった時どう思ったのだろうか?私だったら、嫌だ!欅坂46の平手さんばりに叫んでグレちゃうよ。もうね、夜の校舎、窓ガラス壊して回っちゃう。
・・・はやめて。せいぜい歩道の空き缶を蹴飛ばすくらいかな。
話は飛ぶんですが、浅草キッドの玉袋筋太郎もひでえ芸名だよ!下ネタにも程があるでしょ。相棒は水道橋博士ですが、当初の芸名は・・・
二代目 亀頭白乃介‼️
いやね、芸名の話しなんで下ネタではございません。ちなみに玉ちゃんは公共放送の時は知恵袋になります。色々本人達はネタになってるんで良かったんでしょう。
まあ今時だとコンプライアンスがうるさいんで考えられないですね。関係ないけど、ぱいぱいでかみちゃんもでかみちゃんになったしね。
さてと・・・大したことのない枕は終わりです。まずは簡単にストーリーを。
Fランクの大学に通う筧井雅也(岡田健史)の元にある日一通の手紙が届きます。差出人は稀代の殺人鬼、榛村大和(はいむらやまと 阿部サダヲ) 榛村は高校生ばかり24人を殺害しています。なんとも胸くそ悪い。
榛村はパン屋です。地域の人の信頼を得ています。しかし・・・殺人鬼。「悪の教典」の蓮見と同じカテゴリー
知能は高いけど他者への共感性はゼロ。虐待された人間の気持ちにはならない。胸くそ悪い。精神的な疾患を抱えているんでしょうね。そのうち一人は冤罪ってね・・・どうでもいいわ!
そんな事を言ってはいけませんね。話しになりません。で、筧井は小菅拘置所まで会いに行きます。待合室に謎の男。長髪。
はたしてアクリル板越しに対峙します。あれ?これってあれだよね?
「羊たちの沈黙」
多分だが、みんな言ってる。(まだ皆様のレビューは読んでません)
そして筧井は個人的に捜査を始めます。それより・・・
勉強しろよ‼️
なんかね、原作者(櫛木理宇)はシリアル・キラーのマニアなんだなあと、感じました。あのエピソードは大久保清からあのシークエンスは愛犬家殺人事件から、あそこはベラミ事件から、etc…
帰ってからパンフレットを読んだら、真性のシリアルキラーマニアだった。執筆活動の前にシリアルキラーのウェブサイトをやっていたんだと。なるほどね。
秩序型殺人鬼、テッド・バンディをモデルにしたらしい。ただね・・・
ザック・エフロンと阿部サダヲは違いすぎ!
榛村の人たらしのテクニックも凄いね。まずはラポール(心理的距離)を掛ける為のミラーリング(動作を真似る) バックトラッキング(相手の言葉を繰り返す)
手練手管を使うんですね。
と、知ったような事を言ってすいません。ユーミンの「まちぶせ」の一節も思い出しました。
他の人がくれた ラブ・レター見せたり
偶然を装い 帰り道で待つわ
人って偶然が繰り返されると必然と感じちゃう生き物。ユーミンの洞察力は凄いよね。
そして監禁、拘束、虐待、殺害。いやあ胸くそ悪い。
原作や映画では語ってないけど性的な虐待もあるらしいですよ。原作者はそう言ってます。まあシリアルキラーは全員そうだよね。胸くそ悪いけど。
ストーリーの続きですがあんまり言っちゃあだめなやつ。この映画は。意外な登場人物が絡んできたり、筧井のアイディンティを揺るがす出来事があったり飽きないで最後まで観られました。
あとね、岩田剛典、ウェディング・ハイに続いて良くこの役を受けたな。イケメン、ミスター慶應、老舗靴店の御曹司、EXILE.
モテ要素しかないじゃん!ポーカーならエースの4カードだよ。こっちは月に吠えるだけ!ワン!
それからね、映画ってファンタジーなんで正論を言うのは無粋なんですが・・・24人を長期間に渡って殺害するのは無理です。今は監視カメラだらけだからね、それこそ佃煮にするくらいあるんだよ。言葉の言い換えで今は監視カメラじゃなくて防犯カメラらしいが・・・
うるせえよ‼️
なんとも長文の上にとっちらかったレビューとも言えないレビュー。ほぼ余談、または雑談。ごめんなさいね。
読んで頂きありがとうございました。またお暇な時にお付き合いして下さい。
masamiさん、毎度どうもです。
芸名のつけかたってのは昔から面白いものがありますよね~
小説家で言えば二葉亭四迷とか・・・くたばっちまえ~アーメン♪
今作では裁判ウォッチャーでもあるお笑い芸人「阿曽山大噴火」も出てました。エンドクレジットでも目立つわぁ・・・
masamiさん
相変わらずレビューの飛ばしっぷりが立派です。ユーミンからナイアガラまで…。
私は、岡田くんが酔っぱらいを襲う場面で、防犯カメラで見つかっちゃうだろうと思いました。
あと、被害者の高校生たちですが、薫製小屋で焼いたっていってませんでしたっけ?灰にして埋めたのかと思ったら、埋められてた遺体から…みたいな表現がありましたね。焼いた骨を砕かず埋めたのかな…
松尾スズキの慧眼には驚く。死体写真(笑)あの底なしの黒い目を見るとそう思いますね。
阿部サダヲはどんなとっちらかった役をやっててもどこか冷めた雰囲気を纏ってますよね。
今晩は
全然評判になりませんでしたが、”謝罪の王様”は私好きでした。”ぱしかに、パスカル、ラスカル・・、””とかヘルタースケルターをパロッタシーンとか‥。で、コミカル演技のイメージが強い阿部さんですが、「彼女がその名を知らない鳥たち」辺りから映画での芸風が広がった気がします。
アクリル板越しのシーンは、「三度目の殺人」を参考にしたかな、白石監督は・・、とも思いました。では。
mimamiさん、はじめまして。もーさんと申します(ペンネームで自己紹介するのって何か変な感じ)。貴方のレヴューを大変面白く読ませて戴きました。もう何年も前からパンフレットは買わないことにしているので、パンフレットの中身を教えて貰えてちょっと得した感じ。今後も楽しみに読ませて戴きます。よろしくお願いします☺
荒川良々とか皆川猿時とか、名前から「大人計画」の人、と知れてしまいますねー!阿部サダヲくんは「いだてん」第二部で堂々の主役!周りを引き立て巻きこむ系でだーいすきです。目がいい、早口いい、話し方いい、背が低いのがいい!