「支配欲という病」死刑にいたる病 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
支配欲という病
なかなかの気持ち悪さでした(苦笑)。相手を支配したいという欲望は、身の回りでも自分の中にもいろいろな場面で日常的に出くわしますが、しかし、度を超すとこんなことになってしまうのかって凍りつきました。自分を信じさせてからじっくりいたぶる快楽…。桜の花びらみたいに美しかったですね…(汗;)。とても気さくで優しい人であり、底知れぬ冷酷さを秘めているサイコパスな主人公を違和感なく、むしろ自然な感じで演じている阿部サダヲの演技の幅に驚嘆しました!極端な人間に対峙してどう反応するのか、却って難しそうな役柄を演じる岡田健史もよかったですね。宮崎優のキュートさがまた、・・・よかったですね~。
みかずき様
コメント、ありがとうございます。
>我々観客も阿部サダヲの会話の術中に嵌って、彼の言うことが全て真実であるかのような感覚になりました。
実社会にこういう人間がいたら、取り込まれて支配されてしまいそうです。
いや~、まさにそうですよね。疑ってかかっているのに知らないうちに支配されているという…(苦笑)。
>2段階目を用意したのは、作り手がサイコに拘った結果だと思います。
結果として、不気味な幕切れになり、サイコ作品らしさが際立ったと推察します。
なるほど、そうですね。私は、この2段階目があってよかった派です(笑)。ホラーとかでもゾッとするのは、一件落着と安心させておいて、実はそうではないよというエンディングですよね。後味が悪いのに、なぜ、好きなのか我ながら不思議です。
みかずきさんにオススメいただいた映画.comに少し慣れてきました。今後ともよろしくお願い致します。
赤ヒゲでした。
こんばんは、赤ヒゲさん。
みかずきです。
お久し振りです。
コメントありがとうございます。
阿部サダヲの幅広い演技力に圧倒される作品でしたね。
面会室での筧井との会話が多かったですが、
我々観客も阿部サダヲの会話の術中に嵌って、彼の言うことが全て真実であるかのような感覚になりました。
実社会にこういう人間がいたら、取り込まれて支配されてしまいそうです。
ラストシーンは2段階式だと思いました。
1段階目で終わった方がスッキリしますが、
2段階目を用意したのは、作り手がサイコに拘った結果だと思います。
結果として、不気味な幕切れになり、サイコ作品らしさが際立ったと推察します。
では、また共感作で交流しましょう。
-以上-