余命10年のレビュー・感想・評価
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実際に病気で亡くなった方が書いたお話なので悪くは言いにくいのですが・・・
実際に病気で亡くなった方が書いたお話なので悪くは言いにくいのですが、正直そんなに面白い話ではないです(男性目線です)。
小松奈菜、坂口健太郎の恋愛関係もあまり盛り上がらないまま最後に突入しますし・・
(というか、何年も単なる友人関係って、草食系男子にもほどがあるぞ。あまりリアリティ感じない)
あと、医者から塩分控えるように言われたのに、飲み喰いしまくるヒロイン。なんだかなあ。
素敵な彼氏に愛されながら死ぬのならいいと思う女性の方には魅力的な話かもしれないのですが、いまひとつピンときませんでした。
とはいえ、撮影に時間をかけていて、季節の移り変わりが綺麗に描かれていたのは良かったです。
実話とフィクション
余命10年て長いんだか短いんだか。そう私も思っていました。
この映画は実話のフィクションであり、フィクションの実話でもあのですね。
予告通り、思っていた通りではありますがとても良い映画です。
大好きな藤井監督、
大好きなRADWIMPS、
大好きな小松菜奈、
他にも好きな俳優さん多数、
そりゃハードルも上がる。
予告動画だけで泣けそうです。
ハードルは上げすぎないほうが映画は楽しめますが。
オープニングからちょっとうるっとくる話。
何度も泣いてしまった。
嗚咽寸前というところ。
私は父親とお姉ちゃんの辺りがやばい。
何ヶ所か、セリフが切なすぎて、「そんなこと言わないで」と涙。
RADWIMPSのサントラでエンディング。
そりゃ壮大なMVといわれてもしょうがないけど、それでも良いものは良い。
藤井監督の絵もとても良い。
こだわったと思われる映像美と、カメラアングルだけで日常の見え方もも変わります。日本の四季は綺麗だ。そして桜もとても綺麗。
あとは小松菜奈ですね。
今回は、カツ丼と天ぷらに続いて、唐揚げと焼き鳥とピザとポテトフライ。と言って良いものか。
あんなに痩せてしまって、完全に茉莉のようでした。
あのシャワーのシーンやベットのシーンの為に、7キロも痩せたとか。感服です。
私の母も最期はは親戚に囲まれて「頑張れ〜」と励まされていました。が、看病してきた私は1人心で「よく頑張ったね」と思ったのを思い出してしまった。
小松菜奈にも「よく頑張ったね」と言ってあげたい。涙腺崩壊。
もちろん、原作者の小坂流加さんにも。
是非映画館で
限りある命の大切さと有効活用を学ぶ
切なすぎる恋愛小説を映画化したラブストーリー。藤井道人監督で主演・小松菜奈であれば感動すること間違いなしと思っていましたが期待通りの内容に仕上がっている、共演者も目移りするような豪華なキャスト陣で作品をより一層引き立てている印象。
途中で少し端折って強引になった展開もあったが上映時間の関係もあり仕方ないでしょう。それでも終盤は上手く纏められていて納得の出来映えです。
限りある命の大切さと命の有効活用を学ぶことが出来る貴重な作品であり、最後は感動し涙腺崩壊しました。
2022-47
作内で説明が不足しているかなぁ…。
今年60本目(合計333本目/今月(2022年3月度)2本目)。
まず、元になる小説を小説にしたのであり、もとの小説も実際に起きたものを小説化したものである以上、あることないこと書けないのであり、その点で多少不自然かなと思える点があるのは仕方がないというところです。
ストーリーの内容については他の方も書かれていますので、同じことを書いても仕方がなくそこはばっさり省略します。
映画内で説明が抜けていたり、わかりにくい点について触れます。
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(減点0.2)
・ 映画内では、多数の薬を飲むことになるシーンが登場します。実話ベースだからです。ただ、いわゆる「過剰摂取」(オーバードーズ)を想定するシーンまでは存在しないものの、「薬の管理ができるはずなのにしていない」という点は気になったところです。
この点は、実際に当事者(私もそう。手帳上身障2級もあれば、難病とそう変わらない)も気を付けているところで、いわゆる「お薬袋」などで飲み忘れなどがないように薬を整理するのが広く行われているところで、それは身障者・難病に限る範囲ではできることです(←知的障害を伴わない、という意味)。
※ 一般的に内部障害の方だと、少なくても3種類、多ければ作内でもあるように8~10種類くらいの薬を飲みますが(どこの内臓の障害でも、抗生物質など必要になる薬はだいたい同じ)、本人すら飲み忘れたり二重に飲んだりすることがあるので(そして、それが副作用を起こして怖いので)、本人自ら自衛して飲み忘れや二重飲みがないようにしているわけです。
作内ではこの部分の描写がないため、みんなそうなのかなと思われても困るし、かといって原作がある以上、あることないこと書けないのも事実で、減点幅もかなり難しいところです。
(減点0.2) 映画内では「フロセミドの量を増やす」という内容「だけ」が登場しますが、「フロセミド」はさすがに説明がいるのでは…と思えます。
内臓障害であれば、どこの内臓でも、内臓を悪くすれば腎臓にきます。その結果、体内の水分バランスが崩れて浮腫(むくみ)が発生します。これを回避するために、腎臓に働きかけて尿の量を増やし、体から水分を取り除くことでむくみを取ることがあります。ここで使われるのが、このタイプの薬(利尿剤)です。
ただ、この薬は利尿剤の中でも作用が強い部類に入るので、そう簡単に処方はされません(私も数回しか飲んだことはない)。まして、健常者の方が処方されることは極めてレアであり(そもそも、日本は保険適用が前提なので、保険適用できない薬はそもそも論で処方できない)、この部分は「何を述べたいのかわからない」のではないか…と思えます。
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映画としては実話をベースにしている以上、この映画で内部障害や難病などの方への理解が深まれば…というところです。
自分の人生を振り返させられる
難病ものか〜。泣かせにくるやつって構えてしまって苦手なんだよな。
と思っていたため、観るかどうか悩んでいた。
出ている演者が好きな人ばかりなのと、他に特に観るものがなかったので観た(ごめんなさい)。
なるほどと思った。
主人公の難病との闘いのストーリーでもあるのだが、これは自分の人生を振り返させられる映画だった。
あの時の自分は、あの時の自分は、子供の頃の自分は、今の自分を見たらなんていうだろうか。
そんなふうに己を振り返っているうちに主人公や彼女を取り巻く人々に自然と入り込み、涙がボロボロ。
明日に希望を持ちながら劇場を出ることができた。
原作者の方に、こんなふうに受け止めましたよ、と、心の中で語りかけました。
原作の意図を受け継いだとても良い作品でした
ストーリー自体は平凡なメロドラマ。でも、小松、松重(背中で演技で...
出会わなければ、出会ったからこそ、
どうしようもないことと、人はどう向き合うのか。それを達者な演者を揃え、広がりのある美しい映像と劇伴、血の通った丁寧な台詞のやりとりで描いた。「次なんて、ない」げんさんのこの言葉が強く心に残った。繰り返し描かれる、短くも美しく咲き誇る桜は茉莉の生きる姿と重なったり。
主人公のふたりももちろん素晴らしかったけど、リリー・フランキー、井口理、松重豊が相変わらずめちゃくちゃ良い。井口さん、あんなにアーティストで成功してるのに、ときどきスクリーンにちょこっと出てきてめっちゃ存在感示すのズルくない?😂wこの「ちょこっと」がめちゃくちゃ効果的なのよ。
正直、病気の描き方とか終盤のふたりの「選択」に疑問がなくはないんだけど、全体的にとても丁寧だし、皆さん上手いから納得させられてしまう感じ。
余命10年って長いの短いの?意外と恋愛映画じゃないパラレルワールドを生きている
「全人類から10分ずつ寿命をもらい君の中どうにか埋め込めやしないのかい」
野田洋次郎が歌うこの歌詞に家族や愛する人を失ってしまう者全員が祈るであろう切なる願いがある。
映画「余命10年」はこれまでの余命悲恋お涙頂戴モノとは一線を画す出来である。
①まず余命10年って
私だって平均寿命まであと健康で生きられるのはあと20年あるかないかだ、とつい昨日考えていた。
それって長いの?短いの?
10年って長いように思えて年を取れば取るほどあっという間の月日だ。
70歳を超えた知人曰く「50歳を過ぎたら10年があっという間だから」。
だから思う。人は誰でも余命を生きている。それが長いか短いか、それは人それぞれ。
今作の場合、ヒロインがまだまだ若いということが悲しみを増幅させる。仕事したいし、恋もしたい、結婚もしてみたいし、子どもだって産みたい。そんな未来を夢見る年齢だからこそ、「余命」を言い渡されることで諦めなければならないことを考えるようになる。
「恋はしない」と。
恋をすれば互いに別れが辛くなる。5年後、7年後に死が訪れると思えば今この時も心から楽しめないかもしれない。が、それは同時に恋がしたい、という想いを掻き起こすことにつながった。だから出会ってしまう、ずっと一緒にいたいと思う相手に。
②意外と恋愛映画じゃない
確かに恋をして蜜月を過ごし、成長していく2人を描いてはいるが、そこにどっぷりではない。どちらかと言うと家族の物語に重心が感じられた。
ヒロイン茉莉を取り囲む、お父さん・お母さん・お姉ちゃん。みんな茉莉を優しく見守っている。
特にお姉ちゃん役の黒木華ちゃんが巧い。病気だからって甘やかさない、ドクターとのやり取りを聞いて涙する際もひとりトイレに駆け込んで嗚咽を堪える。
似てない姉妹と家族だけど、家族の普遍性が随所に感じられて、ここはやっぱり藤井道人監督の凄さだよなぁ、としみじみ。
愛する人を失ってしまう喪失の物語は多々あれど、本作では「ただいま〜」と帰ってくる娘の姿、迎えに行こうか?という親父の心配が繰り返し映し出されることで茉莉亡き後のこの家族の心情を思い浮かべることになる。
もう「ただいま」を言って帰る娘はいないのだ、と。
私自身も癌を宣告された時、自分も(痛み)が辛いけど死んでしまった後の家族の痛みを思うといたたまれなかった。(幸い今は寛解して元気にしてます)
③桜の突風と幸せな未来
花の画面から始まり桜の画面に終わる。その中で2人で歩いた桜並木で急な突風に身をすくませるシーンが2度。これは神風?
パラレルワールドがあるのなら本当は2人が結ばれて子供を授かる幸せな未来への道があったのでは?と思わせる。けど、こちら側では茉莉が病を患いカズくんは1人でも強く生きる道を選択する。
姉の結婚式と茉莉の結婚式の2度の結婚シーンが描かれるがどちらもそのカメラの美しいこと!海辺のデートや御徒町の宝石屋、谷中ぎんざの夕暮れ散歩、上野公園の花見などセリフなし回想(?)シーンの光のあたり方が本当に綺麗できれいで泣けてくる。
まとめ
余命幾許もないお涙頂戴映画と思って見にいくとなんか違うから。
そこにあるのは家族の普遍性。生命の有り様だ。
それを揺るぎなく感じさせるのが役者陣の厚い演技力。原日出子よし、松重豊よし、リリー・フランキー何やらせても巧し!奈緒ちゃんや裕貴くんも隣に居そうな友だちや同級生。
でも、間違いなく映画を崇高に仕立て上げてるのが主演、小松菜奈の演技力。黒木華とは別の儚さと芯の強さを感じさせ、強いからこその脆さみたいなものを見事に体現している。
桜に泣いて、スカイツリーに、‼️❓
久々に映画で涙が溢れた 小松菜奈可愛い
普段映画で目頭が熱くなることはあっても涙が溢れることはないのだが、この映画を見てる時はちがった
覚えてる涙流したところ
歩道橋で「同窓会行かなきゃよかった」と茉莉
かず君との結婚生活の茉莉の夢
他にも何ヶ所か涙したところがあった
余命10年なら何をしようか
今を大切に生きたい
あと、小松菜奈可愛い
小松菜奈が良かった
単なる恋愛映画ではなく
心が震える
小松菜奈に☆5です
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