ラストナイト・イン・ソーホーのレビュー・感想・評価
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サスミスホラータイムリープのち現実?
この作品のジャンルを表現するとこんな感じでしょうか。田舎町から憧れのロンドンにやってきた霊感がある少女エロイーズが、夢と現実を行き来しながら壮絶な体験をするお話。舞台は1960年代のロンドン・ソーホー。最初にエロイーズが小路を抜けて現れる繁華街のセットというか、撮り方はど迫力。当時の音楽と衣装とダンスがよく表現されていました。寝ると現れるサンディという女性ダンサーの幻影を見る内に、助けようとするエロイーズ。それも、夢なのか現実なのか霊感なのか。最後まで不思議な感覚で観ていました。結局ラストで犯人が分かるので、やっぱりこの作品はミステリーと言えるのでしょうか。でも、予想できた人はいたでしょうか?やっぱり人間が1番怖い。あと、皆んなタクシーの前にすぐ飛び出すから。気をつけて‼︎
作品に酔える
綺麗なネオンと選曲が合わさって、それぞれの時代にすっかり陶酔してしまう作品だった。ジャンルはホラーだが、恐怖描写は驚かすというよりかは雰囲気で気味悪く感じるイメージであり、映像に頼らず、練られたストーリー構成で観客を怖がらせる作品だ。ホラーにしては115分という長尺の本編だが、より世界観を思う存分味わう事が出来る。
なんと言っても本作のポイントは主人公がある女性の追体験をする事になる60年代のロンドン。
煌かなネオンが照らす街並みが印象的だが、明るい一方、暗い闇が覆い尽くす暗黒の面もある。それは現代も同じで、どの時代にも光と闇が存在するというメッセージと取れる。
サイコホラー、ミステリーなどあらゆるホラージャンルで構成されたような本作は、思わぬ方向へと舵を切る。それで今まで恐怖の対象として描いていた物が一気に変わる所が非常にスカッとする。やはり、観客を喜ばせる様なポイントをしっかりと押さえているのだろう。美女2人に惚れ込むのも良いかもしれないが、映画ファンにはぜひ楽しんでもらいたい。
ベイビードライバーよりは下ですが、劇場で観ても損は無いと思います
結構楽しみにしてたんですけど、正直ベイビードライバーを下回りましたね
凝った映像は楽しめたし、画作りだけに関しては前作を上回ったかもしれません
しかし、前作はこのストーリーだからこその画作り、1+1が2にも3にもなってた気がしましたが、今作は凝った画作りとこのストーリーがかけ算になってる気がしませんでした
別にちがう演出でもよくない?と疑問がよぎってからは、もう普通のストーリーだなと
母親の幻覚は、主人公が幻覚を見るという説明でしかないし、母親が死んだ経緯はストーリーに絡んできません
そして、本筋のストーリーは主人公の人生ではなく別人の人生です
60年代ファッション好きとか大家と住人ということにして事件と主人公を出来るだけ絡めましたけど、結局は刑事ドラマの刑事役でしかありません
刑事ドラマは主人公の刑事よりもゲスト犯人役のドラマがどうしても上回ってしまうんですよね
それが主人公への感情移入を邪魔するので、主人公目線でストーリーを追うのがだるくなります
事件の謎も、正直ミスリードがあるに決まってるから結果はある程度予想出来たし、主人公のドラマが薄いなら、そっちの謎解きで、ラストのドンデン返しでもっと驚かせて欲しかったです
テーマは今時っぽかったですけども、60年代が女優の卵が娼婦みたいに扱われていた時代だったなら、主人公は60年代ファッションを嫌悪してデザイナーには成れたけど敢えて成らない、というラストのほうが良かったような気もしました
60年代に女性が虐げられている悲しい事実があった、けど私は変わらず60年代ファッションが大好き、60年代ファッションのリメイクでデザイナーデビュー出来てハッピー、のラストはちょっとどうかと思いました
序盤は映像的にも見どころが有りましたが、尻すぼみな印象でした。 エ...
序盤は映像的にも見どころが有りましたが、尻すぼみな印象でした。
エドガー・ライト監督で若手女優2人の共演に期待してたけど、ちょっと残念な感じでした。
エンターテイメントって、こんな感じで良いのではないかとおもった。 ...
エンターテイメントって、こんな感じで良いのではないかとおもった。
3.5と4.0の間をつけたい。
気になるなら鑑賞を。
『シックス・センス』とか、『SAW』のように印象が分かれる作品なのでは。
開始30分以内で結末を予想し・・・→予想通りならツマラン。
普通にボケ〜っとしながら鑑賞したら・・・→やられた!
って感じかな。
こんな作品なので、「あー」だの「こー」だの書けません。
でも、前半の何気ないセリフとかが、ラストに繋がる手法は、『ドント・ブリーズ』シリーズ同様、お見事。
気になるなら、作品の評価やら批評などは見ずに、劇場へどうぞ。
ちなみに関係者ではありません。(笑)
個人的には、久々にやられました。
『サマー・オブ・ソウル』と同じで、1200円は安すぎました。
観た甲斐がある楽しい映画
実に楽しく面白く、すげぇ映画と思いました。
エドガー・ライトらしく全編いたるところに歌と音楽があり、現代の娘と過去の娘のくるくる入れ替わるビジュアルの美しさも素晴らしいし、幾層にも組み立てられたテクニカルなシナリオも見応えあり。
ネックは、幽霊が見えちゃう能力に明確なルールがなく、割と「作りたいシーンのために」能力の定義・ルールをコロコロ変えちゃうのを「ご都合主義」に感じがち。
またその霊たちや、忠告してくれる家族、友達、警官らの声を一切聞かず、思い込みだけで怖がったり暴れたりという主人公の性格によって、事態をひたすら悪化させていく姿に、イラッっとすることたびたび。
これで、好みが分かれるかもしれません。
ただ、そういった粗の部分を差し引いても、観た甲斐がある、楽しい映画だと思いました。
思ったより凝った作りで楽しめました
アニヤ・テイラー=ジョイはもう貫禄さえ感じます。主役の人も田舎娘が垢抜けてさらに病んでいく変化が上手でした。主人公が最後に見た悪夢がミスディレクションというか嘘で、ミステリーなら反則ですが、これはそういう映画ではないので良いのでしょう。ラストのどんでん返しはもっと伏線があったら良かったですね。でも意表をつく展開で楽しめました
サイコ・ミステリーとしては楽しめる
割と評価が高いので、あえて辛口なことを申し上げます。60年代のロンドンの雰囲気が味わえるかと思って、期待していたのですが、正直なところ、そこまでではなかったです。何年か前に公開された、ドキュメンタリー映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ』が秀悦だったので、それと比べると、今時に作った映画なんだなぁと思いました。音楽も版権があるのでしょう、そこまで懐かしいというほどの曲はありませんでした。
サイコ・サスペンスとしては、お話もよくできていたかと思います。結末もおおよそ予想の範囲内でしたが。
女の子が可愛かったです。それと、テレンス・スタンプが出ていたので、嬉しかったです。
とびきりオシャレな悪夢に酔いしれる
トーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイという注目の女優2人を、監督の拘りが詰まりまくった撮影手法で煌びやかに怪しく描いた本作の見どころは、とにかくビジュアル。60年代のロンドンと現代を表裏一体で描く表現方法は面白く、ファッションやカルチャー、音楽などもとにかく素敵で、世界観に酔いしれることができます。
また2人の主演女優はどちらも個性的で美しくて危うくて、とても魅力的。役柄にもピッタリで素晴らしかったです。
ストーリーに関しては、そこまで大きな仕掛けや驚きはなく、設定の面白さや凝ったビジュアルと比較するとやや凡庸な印象。退屈とは言いませんが、もう一捻り欲しかったかな。
2人の女優が放つ輝きと60年代ロンドンの光と影を映像面で堪能する作品としては満足です。
怖さ < 華やかさ
ホラーの要素もありますが怖さより60年代ロンドンショービジネスの衣装やダンスなど華やかな映像が印象的です。
音楽もヒロインのふたりも素晴らしかったですし、スリリングなストーリー展開も目が離せずにとても面白かった。ラストはそうきたかぁ~。
魅入ってしまいます
普通、この作品はメジャータイトルでもないので
選ばないと思うのです
しかし、見始めるの映像美と話の展開で
どんどん取り込まれてしまいます
これは何も見ずに、情報は入れずに
見た方良いかと思います
まぁ、映画なので仕方ないですが
ラストがご都合過ぎするかな?とは思います
見た方が良い作品です
おもしろかった。途中、ちょっとダルくなったけど…4/5くらいのあた...
おもしろかった。途中、ちょっとダルくなったけど…4/5くらいのあたりはも少し縮めても良かったんでは。オチがついてからの60年代側をもっと欲しかった。
古き良き時代なんて無いということね。
おしゃれな悲劇
まあ何しろヒロイン二人が素晴らしい。
予告編ではエリーが田舎くさい女の子に見えてたけど、どっこいサンディに引けをとらない存在感に魅了される。
ホラーというよりは「ミステリー仕立てのダークファンタジー」って感じでその手の作品が苦手な私でも楽しめた。
カッコ良くて可愛くておしゃれな映像と音楽にのせて描かれる悲劇。
物語は少し気になるところもあったけど、やはりラストへの畳み掛けで引き込まれてしまった。
先に謝っておきます。
現在注目の若手俳優の共演。そして、着実に面白い映画をみせてくれるエドガー・ライトの作品ということで楽しみにしていました。
今回の見どころは何と言っても60年代ロンドンの音楽とファッション。ちなみに、観終わってすぐにApple Musicでサントラを探すと、残念ながらアニヤによる楽曲以外はすべて「現在、この曲はお住いの国または地域では入手できません。」となっております。。
それが祟ったわけではありませんが、なかなかレビューに何を書こうか浮かんできません。(ネタバレしないで書くのが難しい。。)
十分に楽しめましたが、やや期待が大きすぎたか?或いは、予想よりもシリアスでホラー要素も強めで、結構真面目になって観ていた感じです。
60年代にタイムリープするエロイーズ(トーマシン)が、現代でも未だに解消されない「男性中心主義の社会における女性の生きづらさ」を通じてサンディー(アニヤ)へ徐々に共感していく(そして、ゆくゆくは彼女自身の成長につながる)展開、そして驚きの結末は見ごたえ十分。
それにしても、アニヤ・テイラー=ジョイの美しさは言わずもがなの「折り紙付き」ですね。まだNetflixオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット(20)』を観られていないので、そろそろ取り掛からないと、、と考えております。
ああ、、まとまりのないレビューで申し訳ありません。。今回はこの辺で。。。
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