「面白いし悲しいし」ラストナイト・イン・ソーホー nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いし悲しいし
冒頭、芳根京子みたいな女の子の夢いっぱいのダンスと歌から始まります
彼女の成功体験のミュージカルかと思ったら・・・
予備知識無しで映画を観るのはほんま楽しい
その女の子以上にワクワクです
しかし、題名のソーホーってなんなん?
地名だったんだとわかってググりましたよ
かつては芸術家やデザイナーが多く住む町として知られていたんだそうな
って知ってんのインテリか海外出張してるエリートだけやろ
いっつも変な邦題つけるくせに、怠慢だよ、タイマン
仕事しろ
彼女は夢を見るんですが、突然セクシーなおねえさんになっている
場所は同じでも、憧れの60年代のようです
化粧したらこんな顔になるんか、ほんまコワいわとまじまじ見ると目の大きさがあまりにも違う
人形みたいに大きな目だから、キレイな白目がアニメを観ているようです
な、なんと”スプリット”で僕達を魅了した、目の離れた魚系美少女、アニャじゃないですか
美しくなりましたねえ
じゃあ、別人なんだと混乱
タイムスリップ物なんか、死んだお母さんやろかなんて、ほんま退屈させません
なるほどダブル主演なんだぁ
地味目と派手目の美少女の共演とはなんと贅沢ななんて浸っている暇なくサスペンスやらホラーやら話がグルッと回転していく
久々に推理が全部ハズレたけど
とても面白かった
とくにラストのどんでん返しは真逆の大ハズレ
おかまだと思ったんだけどな
ひねりすぎというか、現代に毒されすぎ
だと反省
スッカスカの”ヴェノム”もこれくらいの脚本があればね
なんか、腹立ってきた
ただね、最近も芸能界の枕営業が話題になったけど
なんか嫌だねえ
周りに、みんなやってる事だよってけしかけられて落ちていくんだな
大人が子供をくいものにしちゃあ世も末だ
トーマシン・マッケンジーは”ジョジョ・ラビット”にでていた美少女だったんだ
子役時代の印象はキレイな女の子くらいで顔も覚えていなかった
美人だし今回は印象に残りました
アニャ・テイラー=ジョイは特徴のある美少女だったので印象に残りますよね
出演していれば彼女だとすぐわかる
ドラマでも活躍しているようだし、この2人の共演は後にプレミアになるかもしれない
他に”コレクター”のテレンス・スタンプなど懐かしい俳優達が出演しています
感慨深いのはかつてのボンドガールの遺作となった事です
一人は”女王陛下の007”のダイアナ・リグ
もう一人は端役でしたが”ゴールドフィンガー”のマーガレット・ノーラン
時の流れは残酷です
ご苦労さまでした