沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
全520件中、81~100件目を表示
やっぱり柴咲コウと北村一輝
ガリレオのパート2から出演者が変わったが、やはり柴咲コウと北村一輝の二人がいいです。
話の内容から犯人が確定的になっているにも関わらず、ガリレオ先生が疑問に気づきどんでん返し…かと思いきや。
という感じのガリレオらしい展開は面白いと感じた。
ただ、あまりにも練られているせいか逆にパターンが読めてしまう点もある。
この映画での疑問を一つ挙げると犯人の動機がイマイチな点かな。
話の内容的にはとても面白いと思う。
アガサクリスティを彷彿
相変わらずのコンビのやり取りがまた良かった。
ある街で少女が殺された事により、街の人達の中で何かが生まれてしまった。
ある男が殺人犯として浮上する事になる。
その男に恨みを抱く人達が多くいた。
事件のストーリーがどこかアガサクリスティの「オリエント急行」を思わせるなと思っていたら、どんどん思わぬ展開に転がっていくところが面白かったです。
誰かの罪を被っても、その人の心が全て救われるとは限らない。
そう思うとなんだかやるせない気持ちさせられてしまうな。
ストーリーとしては、非常に面白かったです!
ぜひ、続編も期待したいです!
ガリレオのなかで一番楽しめなかった
最後の意外性だけは良かった。
設定や構造はよく出来ているし映像はキレイに撮れてるのだが、トリックとか動機と行動の整合性とか、被害者との思い出映像の散りばめ方とか、駄目な点が目立って楽しめない。
キレイな映像流すのにこんなに尺を振り分けずに、重要な行動に到る経緯を丁寧にするだけでもっと感動出来る良い作品になったんじゃないかと思う。
衝撃的だった…
死んでしまった歌手を目指した少女…。死に至った状況がとても辛く悲しかった。
あの時に関わった方が逃げなければとか色々な感情が観終わった後に複雑で悲しい気持ちで一杯だった。母を亡くした時のスレ違いで起こってしまった感情に似ていた。
内容を記載してしまうと先入観で見てしまうからこれ以上は語らないが、悲しいがいい作品。ガリレオはTVシリーズから見ているがハズレが無い。作者が良いのはもちろんだが、それを画像に起こす監督、演出、役者、それに関わる関係者の凄さによる作品。
冒頭から胸の痛むストーリー
数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる。(解説より)
久しぶりのガリレオシリーズ。
地元民に愛された女子高生の殺人を巡っての復讐劇。とは建前であるが実際は、、、
娘を持つ身としては終始観ていて辛い気持ちになった。
真犯人は特定されたものの、結局15年前の殺人の犯人は本当にあの人だったのか?やや未消化な部分もあったり、致命傷の前に通報すれば彼女は間違いなく助かっていたのに…というもどかしさを感じた。
ただ、中弛みなどなく、テンポ良いストーリー展開で総じて満足。
しかし変わらずのガリレオシリーズの面白さ、福山雅治&北村一輝のカッコ良さ、素晴らしいです。
次作は「透明な螺旋」でしょうか。
またいつか続編があることを楽しみにしてます。
友人のためなのかな
原作未読です。
ただ、ドラマシリーズ、映画シリーズは見ました。
湯川先生の科学者感が少なかったかな。
友人を助けるためにというような感じなのでしょうか。
全体的にヘビーなストーリーでした。
あの時救急車呼んでれば赤ちゃんも助かったかもしれないのになぁ。
ネタ切れ?
おなじみガリレオシリーズ、主人公が理系の研究者だからトリックは物理化学の凝ったものが定番、本作は液体窒素による窒息死だが納得がいかない。
先ず密室が条件だが同居人の増村でなければ部屋に閉じ込めて窒息死可能かどうかは思い浮かぶ筈が無いけど中卒で廃品回収員だから、湯川先生でもすぐには思い浮かばなかった液体窒素なんて考えつく筈もなかろう。2点目の疑問は被害者の血液のついた作業服が押収されている、これだけ確固たる物証があるのに黙秘だからと言って不起訴、釈放になるなんてナンセンス極まりない。尚且つ、犯人がわざわざ実家に遺体を持ち込むのも不自然、死体遺棄罪の時効を待ってから新村を強請る計画なんて手の込んだ計画を立てられる知能犯にするにはキャスト、演出共に無理がありすぎ。
東野圭吾先生もネタ切れなのか、編集者も大先生には言い辛かったのでしょうが、読者や観客を甘く見ていい加減な話を作るのはどんなもんでしょうかね。
仮想パレードは奇抜で面白かった、ロケは静岡県牧之原市、実際に祭りのパレードは地元でも人気のようで、ボランティアを募って撮影したとのこと・・。
物語と曲の世界観がマッチしていて切ない。
大好きなシリーズ最新作
相変わらず期待裏切らず、です。街ぐるみの‥という意味では99.9と被るなぁとか思ってたけど、99.9のレビュー見返したら真夏の方程式と被るって書いてあった笑 まさか妊娠した子供の父親って‥と残酷な事実を想像したけど、そこまで悲惨じゃなかった。奥さんももっと殺意が前からあって‥とかだったらもうちょっと面白かったかな。てゆーかこんな証拠揃ってるのに黙秘したら無罪になるって、、そんな事あんの?あるとしたら司法大丈夫??不安になったよ。飯尾がこれで賞を受賞したそうで。こんなに自然な演技ができるんですね。意外で見直しました。賞を取るのも納得。エンドロールで懐かしい映像も。それにしても柴咲コウ変わってないなぁ。福山と北村一輝は若っっ!!って思ったけど笑 当時から見てても変化には気づかないもんですなぁ。
そこまで
ガリレオシリーズ劇場版第3作。 劇場版は切ないストーリーばかりだが...
予想しやすいトリック+共感しがたい動機=スッキリしないミステリ
終盤二転三転するので、筋が読み切れる訳じゃない。
ただ、街の人々が犯行に関与しそうな事や、パレードの山車が犯行に利用されそうなことは、事件発覚の前から察しがついた。ガリレオの売りである筈の液体窒素の件も、ドアの隙間を見せた時点で予想がついてしまった。
流石に、現在の実行犯が作曲家な事や、動機が妻の殺人未遂(傷害)だった事までは予想つかなかった。ただ、意味ありげに手を握りあうのが伏線がなら、あまりヒントが不十分。湯川が語る「真相」も、後半は証明が困難そうで、可能性の1つに過ぎない感じる。
加えて、作曲家の妻が妊娠を告白した女の子を、気を失うほど突き飛ばしたのはやはり酷い。直後に自殺未遂したとしても、同情の余地が無い。
てな感じで、終盤になるほどスッキリ釈然とせず、作品の評価が低めになった。
面白かった!
スピンオフとして描いて欲しかった事件
少女殺人事件の重要容疑者を巡る謎に迫るガリレオの活躍を描く物語。
9年ぶりのガリレオ劇場版です。福山雅治演じるガリレオの魅力、柴咲コウ演じる内海との掛け合いの面白さ、全体を通して楽しめたと思います。
ただ、この作品、ガリレオがいる意味を感じません。映画冒頭でガリレオ自身が言っている通りで、天才物理学者が首を突っ込む事件ではなく、無理やりを感じてしまいます。
この作品の主役は北村一輝演じる草薙刑事。草薙の苦悩をより前面においた方が、物語としてはより深みがでて無理も感じなかったかもしれません。
私的評価は普通にしました。
凶悪な犯罪者は前半で死んでしまい、その犯罪者を始末したのは誰か、と...
いかにもTV的な、視聴者受けを狙ったオチのオンパレード。
原作未読。
改悪しているのかと思ったら、原作通りなんだそうな。かなり分厚い原作を”うまく”整理して、薄っぺらくしたと、他の方のレビューで知った。
初ガリレオ。ドラマも、映画前作・前々作も未鑑賞。
ガリレオのファンなら、主要3人の掛け合いを楽しめるんだろうな。
いつもの設定のひねりに歓喜したり。
最初ののど自慢の歌唱から、少女を取り巻く人々のアンサンブルに引き込まれたはずなのに、
機内鑑賞。映像も音響もよくないところで、かつ、疲れとお酒、高度が相まって、途中、寝落ち。
あ、と、とび起きたら、事件の真相解明していた。
ここだけ見ると、間が抜けていていてもついていける。
他の方のレビューを読んでいると、ミスリードが多くてと書いている方もいるが、そうか、ミスリードを知らない分、ついていけたんだろうな。
とはいえ、
前半、大げさにふった第1の殺人の真相究明はどうなった?フリだけでスルー?
ふてぶてしい蓮沼の態度でもむかつくが、”真犯人”と決めつけるには、疑問が。寝ている間に解明されていたわけではないし。
他の方のレビューを読むと、ある登場人物の行動に繋がっていくらしいのだが。
『64』のように、その方の地道な行動で、少しでも証拠が集まって真相に近づけたならまだしも…。
この映画だけで言うならば、蓮沼と言う人物のエピソードがなおざりなので、第3の殺人のトリックのために必要だった設定に見えてしまう。
そもそも黙秘すれば起訴されないって。
袴田事件は”自供”があっても、”証拠”で覆る。つまり、口を割らせられなかった責任じゃなくて、証拠を集められなかった責任?それを、”警察が生んだモンスター”って、言われても…。
立件できなくて臍を噛んでる刑事ドラマや検察ものをTVや映画でよく見ている身には、これだけの描写ではこのあだな、納得いかない。
警察官だった父との確執から、蓮沼の人格形成がこうなったことを言いたいんだろうけれど、舌足らず。映画だから表現足らずか。
第2の殺人の真相解明も、一見証拠があるようだが、憶測だらけ。
しかも、ここがこの話の肝なのに、人間性・人間関係が描かれていないから、なんだそれとシラケてしまう。
実はと展開した時の犯人。なのに、その後も何喰わない顔で、あの”場”に顔を出して笑っていられるのかが、一番信じられない。本気で”失踪”したのだと心配していたのだろうか。でも、現れれば、自分のやったことが仲間にばれるのに。その葛藤をきちんと描くだけでも、見ごたえあるドラマになるのにおざなり。
だから、その後の実は…は、カタルシスを生まない。視聴者受け狙いの設定にしか見えなくて…。
原作はもっと丁寧に積み上げているんだろうなあ。
でも、映像なら、小説でそれ相当の字数を要する表現でも、一瞬で魅せきることだってできるのに。
第3の殺人の真相究明は、鑑識・科捜研で良くない?
そして、湯川博士の登場の仕方のご都合主義さ。
インタビューにあるように二人の友情が織り糸ならば、他のレビューに書かれているように湯川博士の人間味成長譚なら、もっと違う登場のさせ方の方が納得するのに。
『沈黙のパレード』というタイトルに、心理戦の応酬と期待してしまったのも悪いのだろう。
”沈黙”はたんなる”黙秘”だし、”パレード”はお祭り。その二つは並列。肩透かし。
寝ていた部分を再視聴すれば、
もっと映像・音響環境の良い場所で再鑑賞すれば、
また、違った感想になるのであろうか。
でも、時間の無駄に思えてしまう。
全520件中、81~100件目を表示