沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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期待が大きすぎた・・・
ドラマ全て鑑賞済みで前作の映画も劇場で鑑賞。
予告を見て本作は前作以上に大いに期待したが、期待を大分下回ってしまった。
これは感動間違いなし、涙腺崩壊か?と思っていたが、そうはならなかった。
真相に至るところが急展開過ぎるというか、強引過ぎるというか、腑に落ちないというか。
まず、何故奥さんに辿り着いた?店でのあの発言だけで?あの男を知らない訳がないから、
知らないと言ったのがおかしいという発想?
旦那さんが嘘を言うのは奥さんの為に決まっているという着想?
にしても、公園でのあの一悶着まで推理できる?
公園での一悶着も強引というか、結婚もしてないのに、あのような状況にありながら無計画に妊娠する(させる)カップルに見えない。
そんないい加減な人間ではないだろう。
いきなりプッツンして、奥さんにあんな発言するのも違和感。
それでカッとなって突き飛ばして、頭打ってというのも稚拙過ぎるというか何というか・・
そして、あの男だが、真相が金目的の犯行というのであれば、15年前の少女殺害と結び付かなくなってしまう。
サイコパスの変態野郎で歌手の卵少女を殺したというのであれば、15年前の少女殺害も同様な感じでやった犯人だとなるが、今回が金目的だと15年前の動機は何?
サイコパスでないなら動機が無くなってしまう。真犯人不明になってしまう。
まさか、殺人して黙秘して無罪になって、その賠償で金儲けだ!なんてバカな動機はないだろう。
15年前の事件でも犯人とするなら、今回の殺害はサイコパスの変態犯罪でなければならなかったはず。
あと根本的なところで、本当にそれで無罪になっちゃうの?そんな無茶苦茶な。
音楽も含め、前作に軍配。(まあ前作も、それって正当防衛で行きゃ良かったんじゃ?と思ったが、それを塗りつぶす程の素晴らしいストーリーだった。)
でも、最後までガリレオワールドを楽しめたから3点!
沈痛
実に…重々しい。
被害者遺族をも描いているから当たり前なのだが。
色々と込み入った物語で、思考のベクトルが一方向ではなく、多発し多岐に渡る。そう言った内容でありながらも、1つに集約していく様は流石というべきなのだろうか?こういう状態を指す言葉も、きっと物理学にはあるのだろう。俺は知らんけど。
導入が見事だった。
ヒロインと言ってもいいのかな?高校生の女の子なのだけど。実に魅力的に描かれていて、清々しい気持ちになってきた所で、一転、呆然とし愕然となる。とんでもない理不尽が突きつけられる。そこからが本編の始まりだ。
正直、村上淳さんに惹かれて観にきたと言っても過言ではない。彼が今回のターゲットで、彼を崩して行くのだろうと思ってた。だから、村上氏のファーストカットの眼差にゾクゾクしてた。
これば一筋縄でいかないぞ、と。
だからこそ、彼が殺害された時、椅子から転げ落ちそうなくらい衝撃的だった。「え、嘘…彼と対決するんじなないの??」
中華のコースを頼んだ3品目に、突如パスタが出てきた上に、今まさにチーズをガリガリと削り出さんとする店員が「どのくら削りましょうか?お客様」と無言の圧力で、目を覗き込まれてる時くらい狼狽えてた。
もう、ここからは苦痛の連続だ。
娘の死という耐え難き理不尽に見舞われた「なみきや」側の人々が容疑者として扱われる。
なみきやの人々はとても仕上がっていて、とてもとても素敵で、飯尾氏を筆頭に皆様絶品だった。
だからこそ、痛々しい。俺はおそらく北村氏に感情移入してたのだと思う。
15年前に起訴できなかった容疑者の再犯。完黙で不起訴なんてルールはホントにあるのだろうか?
悔しかったのだと思う。あらゆる状況証拠は犯人である事を示しているにも関わらず落とせなかったのだろう。
自分が捕り逃がした犯人。その犯人を殺した容疑で、その犯人に殺されたであろう身内を容疑者として取り調べる。…ゲボ出そうや。
北村氏も熱演であり、好演であった。
タネが明かされてみれば、なるほど素人が考えたにしてはよく出来てる程度の事なのだけど、そこに至るまでの葛藤や経緯が尋常ではないのでトリックなどどうでもいいやと、ミステリーにあるまじき感想を抱く。
1つ気がかりなのは、二酸化窒素を使って酸素濃度を低下させるなんて事を誰が考えついたんだろうと。しかもあんなボロ小屋で密閉もされてないような倉庫でも可能だなどと…ある意味、ここはガリレオの見せ場でもあって常人では辿りつかない仮説であるべき程の知識を、あの面子の誰が発案したのだろうと疑問を抱く。
ともあれ殺害に至る構図は悲痛であり、それに関わる人々に悪人が皆無なので、見てて辛い。
北村氏はよく逃げなかったなど思う。壇さんと対峙するまでのHSはとても見応えあった。
結局のところ村上氏は「警察が産んだモンスター」で偽りなく、サイコパスな奴だった。
そして、湯川教授は歳を経て、それなり成長したのだなぁと思える。落とし前の説明が多かったから、通常運転に戻る湯川教授を描けなかったせいもあるのだろうな。
沈黙のパレードってのは秀逸なタイトルだった。
観終わって思うのは葬列ではあるのだけれど、被害者遺族の目線を加味すると、途端にやるせ無さに苛まれる。払拭しきれない感情があり、やり場のない怒りとか、後悔から無言にならざるを得ない状況がありながらも、時間だけは進む。
その時間に押し流されるが如く人生を歩み続けなければならない。
自分達以外の人は、人生を謳歌するべく進んでいく。そこに馴染んでいかなければ、表面上だけでも取り繕わなければという思いもあるのだろうと思う。
その辺りをなみきやの人々は痛烈に表現してくれてた。
実のところ、壇さんが自供しだした時に若干萎えた。正確には突き飛ばした回想によってだけれど。
…血も出てないのなら、何を根拠に殺しちゃったって思ったんだろうか。殺しちゃったと思ってなかったらあんなに取り乱しちゃうには無理があるように思う。
公園に戻って彼女が居なかった場合…死体がないって思った根拠はなんだろう?血痕も残ってないなら、自力で帰ったって事にもなるだろうにと。
血痕、拭いたのかな?
…ちぃと座り心地が悪い。
東野圭吾作品!!ww
テレビドラマから始まった映像化ですが、本作品は劇場作品でした!!
東野圭吾作品として大道のストーリー展開にて映像が続いて行きますが、映画で楽しめるレイアウト、画角、映像美と共に、出演者たちの立ち廻りとがあいまって…。
THE 東野圭吾作品
&
湯川教授=ガリレオ
的なとても楽しめました映画でした。
個人的には並木夏美(妹役)の出口夏希さんの笑顔で心癒されました。ww
主役は誰
物理学者・湯川学が難事件を解決していくガリレオシリーズは娯楽作品としては期待を裏切らない。
今回作品もなかなか犯人が分からず最後に一捻りあるところがいいけどこの作品の主役は、福山ではなく北村一輝だと思った!
相変わらず、騙された!
映画の前2作同様に、色々と騙された作品。
沈黙、、、この作品の題材だが深い。予想の裏の裏を書いてきていてどうなるのかとハラハラしながら見ることが出来た。相変わらずに出ている人達は演技が上手いし、これまでの「ガリレオシリーズ」に負けず劣らずで面白い!ただ、毎回のごとく少し悲しい気持ちになる。
エンディングの今までの所を流す場面はすごい良かった! 今回だけ見ても楽しめる作品。皆さんもぜひ!
想像以上に残念な作品
映画版ガリレオシリーズは、気分良く終わってはいけないとのポリシーがあるのだろうか。
と、言うより今回の作品は中盤からずーっと気分悪く進行し、またしても誰も救われない結末へと辿り着いた。
沈黙を貫いたモンスターを湯川ならではの方法でやり込める事ができたなら、もう少し面白かっただろう。
彼を殺してしまったら、その後誰が犯人になろうとも悲劇だし、どんなに入り組んだ謎を解いたところで、助けにならない。
そして一番解き明かさなければならない謎は、湯川の推測のみで実証は何もなく、謎のままで気分が悪い。
彼を生かしたまま、17年前の事件さえも解き明かす事ができたなら、大いに拍手したのだが。
実際は真実は闇の中になり、うわべでドタバタした人達のやったことだけが明るみに出るという。。。
この脚本でよく映画作ったな。
初めから最後まで人が苦しむところを見せられて、簡単に言えばつまらない。
もし次回作を撮るのなら、一度くらいは痛快な結末にしたらどうか。モヤモヤしたものを心に残したり、救いのない現実を表現するほうが高尚だと考えているなら、とても残念だ。
東宝なので客の入りがイマイチでもキャパの大きなスクリーンを使っているが、この映画に大きなスクリーンは必要ないだろう。
友人には、AmazonPrimeに出てから観れば充分だよと伝えよう。
綿密に練られたドラマ
今観てきました。時間も2時間超、テレビでノーカットで放送したら恐らく2時間半になるでしょうね。予算もたっぷり掛けているようですし、さすが劇場版はテレビとは一線を画しています。映画は1人の少女が登場して歌うという平和でなんでもない所から始まるのですが、その後の展開もしっかり綿密に練られた内容となっており期待を裏切らない良い作品でした。
湯川学が居れば 警察は不要?
本当に 久しぶりの湯川学先生でしたが、 人間嫌いと思ってたけど 今回は違ってましたね。
毎回 湯川学の 一人推理で すすむのですが どうしても 初回の 『容疑者Xの献身』と比較してしまいます。
周りの 俳優さん とても安定した演技で 満足でしたが 堤真一の 悲哀溢れる演技を 残念ながら、越えられないかなぁ?
実に惜しい
ガリレオファンとしては、今までと違うと感じたところが、湯川がただの潜入捜査官になってしまっている所。苦渋の思いがイマイチ伝わってこない所。ただ、今回は草薙がその役を担っているのは解るが、湯川が淡々と冷徹に真相を解決している様な感じがしてしまう。
前半から中盤まではシリーズ最高傑作になるポテンシャルを感じましたが、真相に近づくにつれ、え?⤵︎と感じてしまいました。
とはいえ私は大のガリレオファンで待ちに待っていましたので最高に楽しめました。ありがとう、映画関係者様達!
良くも悪くもシリーズっぽい仕上り
原作未読で鑑賞しましたが、内容は理解しやすく、テンポ感もとても良い作品であると感じました。
湯川先生はやはりとてもかっこよく、好きにならざるを得ません、、、。
しかし、個人的にはテンポの良すぎる感は否めなく、少し観客は置き去りにされているような気がしてきました。なにか感情移入出来ない感覚に侵されていました。
また、画面も映画以降のテレビ画面での放映を見透かし作られてる為か、アップショットがとても多く、映画館で見るにしては迫力のある絵が連続していたような気もします。
なにせ、作品としては人に勧めることが出来、またシリーズ他作品を観ていずとも楽しめるものであることは事実でした。
犯人、犯行に違和感
これじゃないと中盤でつまづいてしまい、乗り切れなかった。
ガリレオの科学トリックはやっぱり興奮し、湯川と内海の掛け合いは微笑ましくて最高だった。
湯川が年を経て朗らかに他者とやりとりしたり、自由奔放におひとり様を楽しむ様子は渋かった。あの余裕が出せるようになりたい笑
内海の湯川に振り回される姿は変わらずで応援したくなった。
草薙の疲弊も作品のトーンを決定付けていて良かったが犯人と犯行がどうにも納得いかなかった。
よい映画
原作未読で鑑賞。
話に深みがあって、面白かった。
犯人について、こうだと思ってたら、実はこうで、みたいな展開が幾重に重なっていて、その辺りはさすが東野圭吾原作だし、映画としての魅せ方もよかった。
豪華キャストの演技も見応えあった。
ただ、やはり「容疑者Xの献身」が良すぎて、それを超える作品とは思わなかった。というか容疑者Xの凄さを再確認した。
あと、コミカルなドラマシリーズと違って、映画はかなりシリアスだから、まぁその方がぐんと映画らしいとは思うけど、ドラマでの湯川先生と内海刑事のかけあいが好きな自分としては、そういうの観たいなーと思ったり。
でも、総じてよい映画だと思う。観て損はない。
次回作あれば必ず観ます。
感情or仕掛け
シナリオを感情でうまく繋いでいる。
後半にかけて、
感情の流れを取るか、
ミステリーの仕掛けを取るか、
原作に沿ったのか、
あちらを、
選択していた。
止まってしまったなみきやの時間を、
血も涙もない湯川が、
物理的に動かしていく。
終盤の、感情or仕掛けの選択は個人的には減点だが、少数意見に過ぎないだろう。
面白かった
ガリレオシリーズは全部見ています。
今回のお話も面白かった。
でも、湯川先生は、今までこんな探偵みたいな事したかな?随分、自分の領域を超えた事をしている様な?
でも、楽しめました。
作者東野圭吾さんは毎回凄い才能だと思う。
福山さんと柴崎さんの演技はもちろん、Koh+の音楽も良かったです。
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