流浪の月のレビュー・感想・評価
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今更か…広瀬すずさんの魅力。
スクリーンがエンドロールになったと同時に拍手を送りたくなった。舞台が終わった後のように。
原作の雰囲気をそのままに1番観たいところを凝縮したシーンの連続に頭は冷静なままなのに、違う…違う…と心はどんどんと引き込まれていった。
これまで広瀬すずさんの出演されてる映画を何作か観ているがあまりしっくり来ることがなくてどうしてそんなに人気なのか分からないままだったが、今回の作品で彼女の印象がガラリと変わった。更紗本来の天真爛漫さを纏いつつも、抗うことの出来ない数々の試練に真摯に向き合う姿は感動的だった。
松坂桃李さんの魅力は存じ上げているつもりだったがまだこんな表情もあるのか。底知れない俳優さんだ。
更紗と文の放つ台詞が心に刺さり、現実とは離れた世界の話であるようで根底の部分にあるテーマはとてもシンプルで且つ手放しちゃならないものだと実感する作品だった。
久しぶりに映画熱の上がる作品でした。ありがとうございました。
帰りに原作本を買って読んでしまいました。
幼児誘拐は絶対にいけない事です。
ただ、この物語は少し違い形は誘拐のようだけど心がきづつき生きること、まわりに合わせる普通と言うことが出来ない、したくないと思っていた青年と、少女の話でおく深く良かったです。
切なくて悲しい。
映画だと少しわかりにくいところがあったので原作を読みました。
役者さんがとても丁寧に演じ、リアルさも感じられました。
だれにも感情移入できないけど、ひきつけられた映画でした。
文の母内田也哉子さんが初め誰かわからず…でも存在感凄くて、少しの出演時間なのに印象深かったです。庭で木を抜く姿は怖いです。
いいね
いやぁ、良いですね、素晴らしかった。もうね、良いなんてもんじゃないね、Fです。E超えちゃってFです。わかります?Fランクって意味じゃないですよ?バリバリSランクですからね。あの、アルファベット順に並べるとEの次がFでしょう?だから、良い(E)を超えてますよって、そういう意味です。くだらないですね。でも、こんなくだらない事言えちゃうくらい、興奮してるってことなんだよね。伝わってるかな、これ。伝わってほしいな。原作読んだ人も、読んでない人も、ぜひ観てほしいです。自分の正義は本当に正しいのか、常識に飲み込まれてはいないか、そんな風に自分を見つめ直すきっかけになってくれるんじゃないかな。原作読んだ人は「もうオチとか知ってるし…」って思うかもしれないけどね、映像として見せられる、いや、"魅せられる"とね、また違った世界が見えてくるんじゃないかなって思いますよ。失望させられるってことは、まず無いだろうしね。原作に忠実に作られてるよ、とても。愛を感じる。あと、高校時代、僕に無理やり読まされたよって人達もね、五等分の後とかで全然いいからね、ぜひ観に行ってほしいな。あ、でもね、これは忠告なんだけどね、カップルでは観に行かない方がいいと思うな。いや、これはね、1人で観に行った寂しい男の妬み・僻みとかでは断じてないですよ。断じて。心優しき男の善意100%の忠告です。まぁ、なんでかって言うとね、after talkがね、絶対に盛り上がらないと思うんですよね。まぁ〜〜〜弾まないと思いますよ、話。テニスボールかと思ったら泥だんごでした!ってくらい。もうね、ゼロバウンド。卓球で言うゼロバウンドですよ。「あのシーンめっちゃ感動したよね🥺」とか「あそこの○○くんめっちゃかっこよかった〜🥰」みたいなの、全ッッ然無いですからね。ただひたすらに重い、暗い。まぁ唯一話せるとしたら倫理観的な話になると思うんだけど、これはね、やめといた方がいいと思う。男女で倫理観の話なんてしたらね、99%雰囲気悪くなりますからね。別れる原因に十分なり得ると思いますよ。まぁ、これに関しては、「あいつ意味わかんない!」ってお互いに愚痴り合ってればいい部分だと思いますね、私は。あと、もう1つの理由としてはね、広瀬すずちゃんがね、ちょっと魅力的すぎるんだよね。あまりにも。あれはいくら彼女ちゃんのことが好きでもね、目を奪われちゃいますよ。おっふしちゃうの。おっふ。僕なんてさっきから余韻おっふが止まらないからね。こうなるとね、隣にいる彼女ちゃんにはね、嫌でも伝わっちゃうと思うんだよね。女の勘は鋭いってよく言うし。やっぱりこれも別れる原因に十分なり得ると思う。まぁ、その他諸々の理由で、カップルで観に行くのはあんまりお勧めしないかな。家族と、友達と、あるいは1人で観に行ってみてはいかがでしょうか。んー、まぁ、こんなとこですかね。あんまり語られても見る気失せるだろうし。あ、待った、あと1つだけ。この映画ね、すごく良いんだけど、観る側が推測で補わないといけないシーンがちょっと多いんだよね。最後に関しては、映画だけじゃ完全に理解するの不可能だと思う。だから、観終わったら図書館か書店で最後の30ページくらいをパラパラって読んでみてほしいな。そうすれば全部わかると思う。はい、これまで。映画のレビュー書くのくそおもろいやんけ。
重いのに飽きることない見事な作品
ちょっと見終わった後のインパクトがすごすぎて言葉にするのが難しいくらい圧倒されてしまいました。
松坂桃李の磨きがかかりまくったカメレオン俳優ぶりはやはり目を見張るものがありますが、本作では特に感情の振り幅が凄まじく、彼の抱えていた思いが明かされていく場面では強く心を揺さぶられました。広瀬すずと横浜流星の演技も凄まじい役作りの末に作り上げたんだろうなぁと思わず感嘆してしまうほどで、恵まれない境遇のなかで生きているキャラクターとして説得力のある演技でしたね。
話としてはとても重いのに150分という時間が一瞬に感じられる素晴らしい作品でした。
すず様ファンとしては
いきなりベッドシーンで、ファンとしては悲しいね。
で、すず様出演の映画は、内容よりスクリーンですず様を観られるから観に行くって感じです。
内容は、どうでもって思って観てますが、この作品は引き込まれてしまいました。
2時間半の少し長い作品。あっという間に終わった感じです。
つまらない作品の2時間は長く感じますが、流浪の月は面白かったです。
内田也哉子さん、樹木希林さんにそっくりで味のある役やってました。
濃〜い内容をこの2人で…
不思議と観終わった直後は,一寸あまり心地好い想いは殆ど生まれずに、あ〜ぁ,何か釈然?スッキリしないなぁ〜⁈ 何て想っていたが… 面白い事に,わりと好きな松坂桃李の怪しさと、間違った事を言っちゃっていたらすみません。 お姉ちゃんの方が先に出ていたのに,私的には勝手に妹の方が人気出てきていやしないかい⁉️(広瀬すずの事)と想っていた中で、かなり時間が経つに連れて,趣旨自体はあまり綺麗?じゃ無いが、ドンドン気になる作品になってきちゃったヨォ〜♪( ´θ`)ノ
横浜流星の脱皮
何だろうなぁ
あまり刺さらず
ただ、これほど長ーい映画を飽きずに最後まで観れたのは
松坂桃李くん、すずちゃん、横浜流星くん、などの演技のたまものです。
流星くんのラブシーンがエロ過ぎて萌えました❤️
君の瞳が問いかけているの時の
純粋なラブシーンとはうってかわって
大人〜
そう言う意味では
こんな役柄を見れたのは良かったかな。
原作読んだならもっと理解できるのだろうか
一瞬の出番でしたが
お母さん役の内田也哉子さん
樹木希林さんに面影があるなぁも見てたら也哉子!!!
存在感が。。。
繊細な演技
桃李くん、流星くん、すずちゃん、3人とも難しくて、パブリックイメージを損ねかねない役を、よく受けたなぁとおどろきつつ感心しました。
しかも、すごく繊細な演技は引き込まれてよかった。
カメラワークや色遣いと相まって、悲しみの深さがよく表現されておりました。
桃李くんがギスギスに痩せなきゃいけなかった理由は、観ても分かりにくいのですが、たまたま自分には知識があったので納得できました。
ネットに残った過去の事件……いわゆる「デジタルタトゥ」による、無関係な第三者の、元受刑者への差別と嫌がらせの描写は、フィクションとはいえ、なかなか嫌なものがありました。
ただ、後になって冷静になって考えると、現代の疑惑に対するいろいろな反応がおかしくないだろうかと。
週刊誌が本人への裏取りなく誹謗中傷記事を載せていることと、子どもの親の被害届もなく裁判所の逮捕状もなしに、警察が任意同行ではなく逮捕して連行しているあたりがどうにも違和感があり。
映画の表現だとそんなところが気になって、原作を読みたくなってしまいました。
たぶん、小説なら瑕疵はないんじゃないかorこのモヤモヤが解消されるんじゃないかと期待して。
引き込まれる
映像が綺麗です
李監督っていつも音から引き込まれる
原作未読ですが、
DV描写がキツいかなぁ
そこが苦手な方は辛いかも
横浜流星が怖い
松坂桃李君が髪が長いせいか、まん丸い目のせいか、一瞬別人に見える
女の子みたいな
広瀬すずちゃんは子役とのリンクしていて良かった
リカちゃんママは帰って来たのだろうか
母役は内田也哉子さんなのかとびっくり
周りには理解し難い二人のストーリー
キレイな月ですね
間もなく50歳になりますが、「愛」がどんなものなのかは分からずにいます。
が、更紗と文が終盤に至った感情や空気には、これが「愛」なのかと思わせる雰囲気がありました。それが愛だとしたら、やはり愛にはいろんなかたちがあるんだと改めて気付かされました。二人の関係もその一部に過ぎないんでしょう。
散々な悪態つかれた亮に対し「これまでありがとう」と言い、唯一の拠りどころである文に対し「迷惑かけてごめんなさい」と口にする更紗が印象的でした。
「親ガチャ」の影響を受けた二人が「社会ガチャ」とも言える環境に流されていく。最終的にそれを受け入れられた二人は羨ましくも見えました。そんな存在と出会えた二人、キレイな月を一緒に見上げられた二人はある意味幸せですよね。
「二人」の関係は他の誰が理解、評価するものではないし、自分の想いを大事にすることが何より大事であることを再確認しました。
最後に、この映画は難役をサラッと表現した広瀬すずさんの存在がなくてはありえない映画でした。
人生に絶望し、あきらめてきた二人が見つけた選択
15年前の誘拐事件。当時の被害者と加害者は再会を果たす。
心に傷を抱え、人生をあきらめてきた更紗と文二人でいる時こそ、自分らしさを出せている。
しかし、世間が許さない。全く言うことを聞いてくれない警察、悪意に満ちたマスコミ、一般人の攻撃。
再会して本当によかったのか?
なんとも言えないが、人生に絶望し、諦めてきた二人の最後の選択にどうか救いがあればと思った。
心に傷を抱え、被害者として上辺の同情と可哀想のレッテルを貼られ生きる更紗の不憫さ。
他人とのやりとりで見せるぎこちなさが上手い。
それと横浜流星の新境地。
更紗を束縛・支配しようとする面と裏切ってほしくないという心の弱さを持つ二面性。
中盤、再登場するシーンの姿には少し鳥肌がたった。
あまり魅力を感じない2枚目俳優だと思っていが、見事にやられた。
李相日×種田陽平作品
作品の内容については、皆さんの素晴らしいコメントがたくさんありますので詳細は書きませんが、ストーリー、演技、映像とも良い作品でした。
個人的には、ロケ地(松本市)の建物や、セットなどの美術がとても良いと思い、エンドクレジットを確認したら、美術は種田陽平さんでした。李監督とは“悪人“でも組んでいますが、今回も文の周囲の物や色の少なさからも、文の孤独や寂しさや純粋さ、いろいろな意味で繋がりへの感情が表現されていたと感じました。
月はどっちに出ている
「レオン」がアウトの時代にこの関係性を肯定的に描くのはどうなんだろうと思いながら、観ていたけど、ラストまで観終わると、この映画のテーマのひとつである、人は物事を見たいようにしか見ないということに自身もはまっていたということに気づいて、呆然とする。
解釈はそれぞれだろうけど、誰からも必要とされず肯定もされなかった2人の人生も祝福されるべきだという物語だと思う。
ドラマ版「新聞記者」では持ち味が生かされてなかった横浜流星の鬼気迫る演技が高く評価されているけど、この映画はやはり松坂桃李だよね。リスキーな役に挑み続ける彼がまた新たな領域にたどり着いた。驚愕。
切なすぎる
最初から最後まで
どこも手抜きをしてない
切なすぎて、もどかしくて
最後は
あぁ、良かったなぁと少し救われました
諸手を挙げて良かったとは言えないですが
お互いが心の支えになれる関係になるなら
見守りたいです
俳優陣も凄かったです
松坂桃李は全般物静かでしたが
池でぎゅっと手を握り締めたところ
裸でうずくまったところの感情がたまらない
泣いちゃいましたね〜
横浜流星のクズっぷりも最高でした
まるっきり亮でした
救急車に乗る前に手を振りほどくところは
グッときてしまった
さらさのお二人にも感情移入しちゃって
映画の長さは全く感じなかった
心に残る場面は書ききれないくらい
たくさんすぎて困る
また、じっくりと見たい作品です
追記
先日、テレビ番組で
三浦友和が 流浪の月 良かったよ
と横浜流星に言ったとの事
同じ感想だったんだーとちょっと嬉しい
2人を取り巻く人々の微妙な機微と本音、徐々に露わになりぶつかり合う...
2人を取り巻く人々の微妙な機微と本音、徐々に露わになりぶつかり合う様に心打たれた。
全員側から残す事なく描いているから、それぞれの事情が頷け、誰が悪い訳じゃないからこそ切なくて苦しい。
こんなジレンマに襲われながら観る最後には、嘘をつけない本当の気持ち。
人間やっぱり本音で生きないとね、なんて思う。
ポップコーンを買わない方がいいです。
未だにラストの衝撃が頭から消えない。
汚れも裸も関係ない女優魂 広瀬すず
芝居を超えた眼の表現 松坂桃李
一分一秒全てに意味と価値がある名作。
実景ひとつ取っても無駄がない。
李相日 監督 × ホンギョンピョ 撮影監督は
邦画の垣根を越えアジア映画となった。
重く苦しい世界観のまま行く事に
血の気をひきながらも
それを楽しんでたのですが、
ラストの衝撃は
このジャンルとしては異例で
一歩間違うとコメディになる。
これをこの演出した
李監督の凄さがたまらない。
本当の真実なんて本人しか知らない。
これだけ苦しいのにまた観ます。
あ、静を楽しむ映画でもあるので
ポップコーンすら
「あれ?食べてていい?」
って気になります(^_^;)
天晴!広瀬すず
役者の演技が最高。
特筆すべきは広瀬すずと横浜流星の演技が鬼気迫る迫真の演技でスクリーンに釘付けだった。
今年の映画賞では主演、助演は固いのでは。
広瀬すずは少し影のある女性を演じると光ものがあるとつくづく思う。
ラストの方は世間体関係なく2人をそっとして欲しいと胸が締め付けられる気持ちになる。それくらい役者と作品がマッチしていたと思う。
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