劇場公開日 2022年5月13日

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流浪の月のレビュー・感想・評価

全390件中、181~200件目を表示

3.5李相日らしいと思った

2022年5月26日
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まずは広瀬すずがやっぱり良いと思った。
セリフがないシーンもすごく好き。
原作を読んでたから最初から肩に力が入ってしまった。

ちょっと意外だったのが2人に恋愛感情があったという事。
私の本の感想としては普通の恋愛感情とかではなく行き場のない孤独な2人が初めて心安らぐ相手に会えた、、、って感じだったんだけどな。「愛ではない。けれどそばにいたい」
だから本質は当事者しか分からないのも理解してたんだけど。
映画は愛が強く出てると思った。うーーん、、、

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kyocool

4.0面白い

2022年5月26日
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なんだかんだ面白かった。
客はほとんどいない。
良作なんだけどな

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まえあき

1.5パトラッシュ(この手の話は)もう疲れたよ・・・

2022年5月26日
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最初は、
「広瀬すずがかわいそう・・・つらい・・・」
だったのが、不幸系の話にありがちな展開が続き、
「この映画、深さで言うと足湯くらいやな・・・つらい・・・」

つらさのタイプが変化する一粒で二度おいしいグリコキャラメルのような映画でした。

松坂桃李がポーの詩集を朗読するとロリが落ちる謎の法則は結構好きです。

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denden

4.5原作を超えた素晴らしい作品

2022年5月26日
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この作品は、小説で読むと部分部分で展開に無理感があり、現実感が伴わない。想像力が足りないと言われるかもしれないが、小説といえども、違和感が拭いきれず、没入できないことは弱点と感じた。だから、映画で何処まで表現できるか疑問だったが、この映画はその弱点をかなり克服している。それは演技であり、音楽、画像、脚本を含めた映画の総合力の賜物だが、小説を上回ることのできたことは間違いなく、監督の手腕によるものだが、もしかすると映画にすることが難しくとも、磨きがいのある作品であるのかもしれない。

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すすーむっち

4.0その悪意と善意の知ったかぶりが二人を深く深く傷つける

2022年5月26日
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 唯一の秘密を共有する二人なのに、手を携えて”ふつうの男女”の形を取りることは叶わない。そして何より、”悪意ある、親切な世間”がそれを許さない。
 要所で挟まれる濡れ場シーンが禁忌感に満ちて痛々しく、終盤にその謎が明かされて、二人が背負う十字架の重さに観ているこちらも打ちひしがれます。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

4.0こういったちょっと暗い感じの役は松坂桃李がハマりますね。減量もした...

2022年5月26日
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悲しい

こういったちょっと暗い感じの役は松坂桃李がハマりますね。減量もしたのかな。広瀬すずも難しい役どころを見事に演じてると思いました。きっと原作では、二人の心の動きや様々な場面の背景も、より細かな描写がされてるのでしょう。原作も読んでみようと思いました。映像も美しかったです。

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Yoshi K

3.0話題性はあるけど・・・。

2022年5月26日
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鑑賞方法:映画館

広瀬すず・松坂桃李・横浜流星等と人気と実力のある俳優でのキャスティングでしたので、映画として成立はしていますが、原作が難しい内容ですので、あまり期待せずに観た方が良いでしょう。
抑々、映画化すること自体の難易度が非常に高い作品ですから、この手の作品がお好きな方には良いかもしれません。

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yuki

4.0自分のことを人に伝えたい人ばかりではない、という事

2022年5月25日
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鑑賞方法:映画館

何故ちゃんと説明しない?何故否定しない?
作品観賞中、何度かそう感じたシーンがあった。但し、自分だったら・・・とは容易に考えられない、心にあまりに深い傷と闇を抱えた二人だから想像が追い付かない。死ぬほど知られたく無いこと、というよう事をフミは言っていた。敢えて説明しなくても2人は互いが抱えているその闇の存在を理解し、そっと思いやる事が出来た。事実を明らかにし適切な判断を下す、というのがいつも正義とは限らないのかもしれない。他人に避難されても、大切な人の心を守りたい、そんな切ないシーンが幾つかあった。自分にはそんな選択が出来るかはわからないが、そういう人もいるのかもしれない、と考えさせられた作品だった。

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まっちゃまる

2.5観たあとの嫌悪感

2022年5月25日
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反対の意見、お叱りの反応に
なることを覚悟で投稿します。

役者がうまい、画像が綺麗。
いい映画なんでしょう。
でも、見終わった後の、
嫌悪感が今まで見てきた映画の中で
最大値。

広瀬すずの役者の成長を
見させられてるような、
プロモーション映画の要素が
激しくてまずは辟易。

多様性への理解、多角的視点を
問いたいのは充分理解しました。
しかし、映画を見終わったあと、
何も楽しい、幸せな気持ちになりません。

深淵なことが理解できない人と
いわれても、
やはり映画を観に行った観客としては、
少しでも幸せや楽しい気持ち
心を温かくする要素がほしいのですが、
この作品は全編に辛い要素ばかりで。
観ていて悲しく辛い気持ちにばかり
なり、見終わったあとの暗くなる気持ち。
ただ一言、見なければよかったとしか
思えませんでした。

映画自体は、綺麗にできた作品だと
思いますが、今日一日、憂鬱に。
邦画ってこういう志向なの?
だったら近づかないようにしようと
思ってしまうぐらい
嫌悪感のある作品でした。
個人の感想です。

映画としてはよくできてるので、
年末のショーレースで
主演女優、男優賞をとれる
作品だと思います。

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rin0000

5.0監督脚本・原作・キャスト、いずれも最高レベルの出来で、自分が詳細に...

2022年5月25日
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悲しい

知的

監督脚本・原作・キャスト、いずれも最高レベルの出来で、自分が詳細に論評するレベルの作品ではないというのが感想です。

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ヨスト

5.0点数つけられないほど、、です

2022年5月25日
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嗚咽が止まらなくなるほど、久しぶりに刺さりました。オープニングで男と女の「音」の描写にリアル過ぎて少し戸惑ったのですが、それは一瞬のことで初めて観るというより、聴くということに集中して声や足音、自然の音、生活の音全ての音がすーっと体に染み込んでいく感じ。何より音楽が一番素晴らしく好きでした。女の子は彼のいる世界でしか生きられなかった。それゆえに生きる喜びを知ってしまったから、求めてしまう。彼のバックボーンが少し弱かったんだけど映画という枠では仕方なかったのかな。原作読んでみよう。白鳥玉季ちゃんは最優秀賞だし、樹木さんが確かにいた。

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☆まぁ☆

4.5あの公園で雨が降らなかったら…

2022年5月25日
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鑑賞方法:映画館

池袋グランドシネマサンシャインにて鑑賞。

偶然に出会った青年と少女の長年にわたる物語であるが、150分にわたって心揺さぶられる李相日監督の力作。

まずオープニング場面が素晴らしい撮影。…ブランコに乗る少女の「揺れ」に同期して揺れるカメラが素晴らしい。
その後は、過去と現在が交互に描かれていき、居場所のない少女が公演で傘を差しのべてくれた青年(松坂桃李)から「ウチに来る?」→少女「行きたい」という形で青年と少女のささやかな幸せ時間が続く。
しかし、世間はこれを「少女誘拐事件」として報道しており、警察に二人は引き裂かれる。
15年後、事件を背負いながら生きてきた二人(松坂桃李と広瀬すず)が偶然再会する。
そして様々な出来事が起こっていく物語。

この映画で「たいしたものだ!」と思ったのは、広瀬すずの同棲男(横浜流星)との激しいディープキス場面。コロナ禍になってから、これほどのディープキスは映画で観ていない気がする。素晴らしい役者根性。
また、ちょっと下世話な話になるが、広瀬すずは彼に乳揉みされるあたりも「大人っぽくなってきた感」あり…(笑)

印象的なセリフは沢山あったが、広瀬すずの「湖の時、手をつないでいたのを覚えてる?あの感触をずっと頼りにして生きてきた」なるセリフは、一人の女性の人生を背負う言葉として素晴らしい。

劇中の過去パートで青年が少女に見せている映画がチラッと映るが、『東京ゴッドファーザーズ』(or『パプリカ』)だった。李監督の今敏監督へのリスペクトが感じられた。

李相日監督の映画は、『69 Sixteen Nine(2004)』・『フラガール』・『悪人』・『許されざる者』・『怒り』など…付き合いの長い映画監督の一人であるが、本作は「眼を見張らされるショットが多かった」気がする。
交差点を映した俯瞰ショット、DV受けた広瀬すずが街中を彷徨う移動ショットなどなど。

個人的には、「あの時、あの公園で雨が降らなかったら、どうなっていたのだろう?」と思わせられる「偶然」をきっかけに、見事で重厚、また現代における様々な問題(ネット上の誹謗中傷、DVなど)も描いた映画。
実に見応えのある作品だったが、(ネタバレは避けるが)オチがちょっと惜しい…(^^;
それでも全体的には、かなり頑張った佳作だと言ってよいと思う。

<映倫No.123108>

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たいちぃ

4.5やはり重厚感ある作品

2022年5月25日
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泣ける

悲しい

難しい

李監督の作品は『悪人』『怒り』と観てきたので
それなりに重たい話なんだろうと予告の時から思っていましたが…

やはり李作品❗️👏👏

人にはそれぞれ色んな過去があるけれど

150分と長いストーリーの中を文と更紗の人には言えない過去が行き来して…
追いかけていく中で、何度となく胸が詰まり泣かされる場面があった。
桃李くんの寂しげな雰囲気やセリフの間が余計そうさせた感じもあったのは、その過去をラストに知ったから余計に泣けた😭

子供の頃の更紗役の白鳥玉季ちゃんの目の演技や他の演技も素晴らしくて…👏👏
そのまんま すずちゃんの更紗役に自然と繋がっていていく感じも出ていた

広瀬すずちゃんも『ちゃん』づけが出来なくなったほどに素敵な女優さんのお芝居でした。

横浜流星くんは、あまり興味のない方でしたが(推しの作品重視なもので💦)狂気な感じが出ていて、素敵な役者さんなんだと感じました。

コーヒーを淹れる桃李くんの所作や中性的なか細い雰囲気も役になりきれていて…
『孤狼の血2』を演じた同一人物とは思えない程でした。素晴らしい👏👏👏

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usausako25

4.0世の中には自分が当たり前、と思っていても、他人にとっては全く当たり...

2022年5月25日
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鑑賞方法:映画館

世の中には自分が当たり前、と思っていても、他人にとっては全く当たり前ではない、
むしろ受け入れられない、という事がある。
人はみんなが同じ方向を向いてれば、それが当たり前と思ってしまいがちだが、
例えば少しのコンプレックスやトラウマなんかで、それが全く違った方向に向いてしまう人もいる。
多分、それは少なくないはず。

この物語はそんなものを心の奥深くに抱いた人たちの悲しくも切ない物語だった。
李相日監督が『怒り』で用いたような、「こういう話、進めば進むほど良い方向に行かないだろうな」と言った感じが随所に出ていて、ちょっとダークな撮影技術もそれを醸し出していた。

広瀬すず演じる更紗と、松坂桃李演じる文のいびつな友情を越えた愛がメインストリームだが、
実は横浜流星の役どころがこの作品の肝なのではないか。
横浜流星演じる亮という男もまた、偏ったパーソナリティがあり、支配欲のようなものが本能的にあり、それで恋人を支配下に置こうとする。この点を考察すると、更紗はやはり幼少期の悲惨な環境から、こういう男性を引き寄せてしまう何かがあるのでは、考えてしまう。

映画なので、綺麗に描いてはいるが、実際に事件なんかが起きても、伝わってくるのは上辺、もしくは社会的に是認されるように伝えているだけで(要は悪は悪としておく)、このようなストックホルムシンドロームを少し変換したような関係は世の中にあるはず。多くはないだろうけど。

2時間半、あっという間とは思えなかったが、重苦しい空気が続いたので、逆に緊張感が途切れず観れた。

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じーたら

4.0熱量の凄い映画

2022年5月25日
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鑑賞方法:映画館

無音の画面からも伝わるメッセージが溢れ出す、長い上映時間も気にならない密度の濃い映画でした。

至る所に水がテーマのように出てくるけれど、水は転機を顕していたのでしょうか?

ただ、難を言うと、話が若干ご都合主義な点も。

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ゆうすい

4.0誘拐犯??

2022年5月25日
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家庭環境が複雑で帰りたくない少女を家に連れて行ってあげたら2ヶ月も住み着いたら誘拐犯に仕立て上げられちゃった。
うーん!なかなか複雑なドラマスタートでした。
そして、
15年後に偶然再会。
周りから見れば、被害者と加害者だけど当人同士はそういう感覚もなく当時のまま。
なんか、ありそうでなさそうな話だというのが率直な感想だし、裁判ではどうなったのかが少年院に行ったというくらいでその後のことはよくわからない。

松坂桃李さんが激やせして役づくりしたことが一目瞭然。更紗役の女の子の演技が素晴らしい。

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Fighters1110

4.5言葉が出ない

2022年5月24日
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鑑賞方法:試写会、映画館

悲しい

難しい

見終わったあとしばらく言葉が出ませんでした。劇場内も声を聞かれず。言葉を失わされる映画です。
何度も見ようとは思わないけど、またいつか見ようとする映画かも知れません。

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おっけ

4.0心に傷を抱えて生きる生きづらさ

2022年5月24日
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鑑賞方法:映画館

たまたま舞台挨拶中継付きの回でした。
松坂桃李さんは映画が公開されて沢山の方から連絡が来て、3人とも幸せになって欲しい、と言う感想が多かったと仰ってましたが、私の感想もまさしく。

大人の女性に興味が持てない青年、家庭環境に問題があった少女、そして彼女に執着してしまう男、みんなそれぞれの理由があって辛い気持ちを抱えて、それをどうにか消化しようと必死にもがいて生きてる様子が切なく苦しかったです。

出てる役者さんみんな演技が素晴らしく、150分とかなりの長尺ですが入り込んで観ることができました。

面白い、という表現はあまり合わず、深く考えさせられる映画でした。

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くまさん

4.5すごかった

2022年5月24日
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もう、すごかった。
これは役者がみんな素晴らしい。そしてそれを引き出した李監督。あっぱれ

松坂くんの技量、すずちゃんの底知れぬ演技力、流星くんのポテンシャルの高さ、そして多部ちゃんの計算と心理と合わさった一瞬の素晴らしいタイミングでの涙は正しく女優。

30前後の役者が揃いもそろって素晴らしい。

あとは子役時代と全く違和感がなかった。
どっちがどう合わせたのかはわからないが、雨の中で過去をフラッシュバックするかのような再会のシーンはすずちゃん演じるさらさが一瞬昔に戻ったようなすごいバランスでの芝居。子役のさらさも声に芯があり、子役っぽさがなくすごく良かった。

流星くんの登場シーン毎に段階を追って狂気になっていく様も全く違和感がない。この徐々にいく芝居は難しい。ちゃんとちょうどいい塩梅で段階を追っている。

多部ちゃん。登場シーンは少ないものの、ばっちり必要なタイミングと見せ場での去り際に流れる涙。女優過ぎる。さすがすぎる。

今回、キャストが素晴らしく、一つだけ違和感があったとすれば文の母親役の内田さん。最初、おとんだかおかんだか分からなかった。もうちょい違う方の方がハマったのかなぁーって。

アップシーンが多く、役者としては少しの表情の変化も全て画面に映るので神経使うと思うがお見事。

そして李監督だから、人間をすごく繊細に演出してくれるだろうと思っていたら、物凄く繊細だった。

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あおい 名前変えました

4.5いいもん見た

2022年5月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

久しぶりに映画らしい映画を見た気分。
「悲劇」なのに心温まり、「孤独」なのに強い絆があり、「弱者」なのに強い。簡単には表現出来ない物語の微妙な空気感。劇中さまざまな対比が繰り返し、単純な悲恋の物語とは一線を画した出来になっている。

家庭環境の被害者は、家庭は帰る場所ではなく、さらに社会の常識という色眼鏡に晒され、寄り添うこともできない。それでもなんとか自分の居場所を築くが、そこには自分の本心も無く、自由では無い。そうした嘘に耐えてしがみついても、ちょっとした弾みで一瞬にして瓦解する。

松坂桃李に広瀬すず、若手実力派2人に圧倒されっぱなしの150分。横浜流星が期待以上の活躍で、今後も楽しみ。多部未華子もしっかり根を下ろして、安心して物語に没入できる、盤石な世界を築き上げていた。中でも内田也哉子がどきりとするくらい、母親の面影があり、現実と虚構の境に居る存在感に迫力を感じた。

主演2人は、これでまた賞レースに名乗りを上げただろう。そうした評価を抜きにしても良い映画だと思った。

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AMaclean